八月の詩 3
午前4時55分、珍しく不幸なこともなく常盤台に着いた上条。
待ち合わせが寮の前なので、待つ上条。
ふいに、後ろから声が掛か反応する
上「はい、ええっとあなたは?」
寮「私は、常盤台寮の寮監だ。寮生からは、“寮監”と呼ばれている。外で立ち話もあれだ。とりあえず中に入ろう。」
2人は、常盤台の中に、入っいった
寮「ところで、アルバイトの内容は、覚えているか?」
上「はい。寮の清掃ですよね」
寮「1割正解だ」
上「1割って何それ!?」
寮「10パーセントのことだ」
上「わかってますよ!何で清掃じゃないんですか!」
寮「1割は清掃だ、9割は寮生の相談、パシリ、雑用などだ」
上「そんなの聞いてないですよ!!」
寮「土御門は、話したと行ってたぞ。大方酒でも飲んで忘れたんだろう。」
上(そうか、だから朝なんか忘れてる気がしたんだ!)
寮「それと、土御門からの伝言で、“このバイトやめたら仕事3倍だぜいかみやん”とのことだ」
上「チクショウ!!どうせやめるだろうと思ってるな!土御門!こんな事でやめてられるか!」
寮「それよりも仕事内容の確認だ、朝5時に団体用の便所掃除をし、6時に、
朝食、それ以降、個室にある便所と風呂の掃除、12時に昼食、その後は
パシリ雑用、相談などをしろ。」
上「分かりましたけど、パシリとかってどうゆう事ですか?」
寮「寮生からの希望で今回、試験的に採用されたそれと今日は団体用の便所掃除はやらなくて良い」
寮「それと、今日の朝食の時に自己紹介をしておけ」
そして、やることの無かった俺は、時間まで待つことにした。
美「そういえば黒子」
黒「何ですの?お姉様」
美「今日から特別に夏休み終了まででバイトが来るらしいわよ?」
黒「存じ上げておりますの。そもそもお姉様が漏電なんてしなければこんな事にはなりませんでしたのに」
美「うるさいわよ黒子!それよりもうすぐ朝食よ、いくわよ黒子」
黒「はーい、ですの」
上「えー、今日から夏休み終了までバイトさせていただく上条当麻です、呼び方は、別に何でも良いです、よろしく!」
美「……」
黒「これまた残念なやつが入ってきましたわね」
寮「と、いうわけだ、今回要望があったパシリを試験的に実行する。但し上条が雑用を終えてからにするように、以上だ」
そして、定番のあれが始まった(これから脇役は“脇”とします)
脇「上条様はどこの高校なんですか?」
脇「何部に所属しているんですか」
……ガヤガヤ、ザワザワと質問をされる上条。
美「ちょっとーー何でアンタがココにいるのよーー!!!」
上「何だ、御坂かーどうした」
美「なんだじゃないわよ!何でココにいるのよ!」
上「何って、そりゃ~バイトだ」
美「だから、何でココなのよ!」
舞「それはなー私が教えたからだぞー御坂」
美「土御門!アンタ、こいつと知り合いなの!?」
舞「知ってるもなにも、兄貴の家のお隣さんだぞ~?」
美「土御門アンタ、兄弟いたの!?」
舞「まあなー」
湾「あ、あの~御坂様」
美「?どうしたの湾内さん?」
湾「あの~お二人って去年の夏に寮の前で逢瀬してましたよね?その~付き合ってるんですかっ!?」
美「え!?わ、わわわ私はこここいつとなんてつ、つ付き合ってなんかないわよ!」
上「御坂口調がラップになってるぞ?」
湾「では、なぜ2人は、寮の前で逢瀬なんていたのでしょうか?」
上「それはなーそのころ海原光貴とかいうやつにまとわりつかれてて、それが嫌で、切り抜けるために俺を利用したんだよ御坂は」
湾「でもそれってある程度親しくないと出来ませんよねやっぱり仲が良いんじゃないんですか?」
美「そ、それは……」
寮「その辺にしておけ、仕事を始めろ上条」
上「は、はい分かりました」
こうして上条のバイトが始まった!!
美「あー、つかれた」
黒「まあ、あれだけ質問攻めになればそうもなりますの」
美「あー、黒子~私シャワー浴びるわ~」
黒「分かりましたの、では私は風紀委員の書類を提出してきますの」
美「分かったわ~、行ってらっしゃーい」
黒「いってきますのーーー」
“ヒュンッ”と、音を立てると黒子は姿を消した。
美「さて、私もシャワー浴びるかなー」
そういって美琴はシャワーを浴びに浴室に入っていった
上「さってとー最後はこの部屋かー」
そういうと上条はノックをした。“最初はノックをしないではいったら着替
えの最中だったもんなー”なんて思い返しながら、真っ赤になった頬をさす
る。
上「あれ?返事がないな?入りますヨー」ガチャッ
上「あれ誰もいない?まぁいっかそうじを始めよう」ガラッ
上&美「………………」
美「キャアーーー何であんたがここに・『し、失礼しましたーー!!!』
美『逃げたっ??!』
美(私…裸見られた?小さいなんて思われたかな?ってなにかんがえてるのよ私!!とりあえず着替えないと!)
上「びっくりした~、思いっきり見ちまった」
上(にしても綺麗な肌だったな、白くて雪みたいだったなーー)
上「ってなにかんがえてるんだ俺!!とりあえず部屋に戻ろう」
こうして上条は、部屋に戻っていった。
上&美「あっ!」←出てくるのが全く同じだった2人。
上「えーとあの、そのー済みませんでした!!私上条当麻消してやらしい気持ちがあったわけではございません
煮るなり焼くなりして結構ですから平に平にご容赦をーーー!!」
美「すごい肺活量ね、いいわ許してあげる」
上「本当ですか!?有りがt 美「但し、今度の土日開けておきなさい、分かったわね」
上「分かりました、美琴さん、私上条一生この恩は忘れません」
美(い、今私のこと美琴っていったわよね?)
美「それともう一つ、私のことをこれからは美琴って呼びなさい私はアンタのことを当麻って呼ぶから』
上「ハイ分かりました美琴タン」
美「今、バカにしたでしょ!!と、とととっ当麻!」
上「いえバカにしてなどおりません、みこにゃん」
美「やっぱりバカにしてるじゃない!まぁ良いわ、さっさと掃除終わらせなさい」
こうして仕事を終えた上条は家に帰ってからっぐっすりと寝たそうな
上条がバイトに励んでいるころ、関東のとある県では……
詩「そういえば美鈴さん、あの話は?」
美「バッチリよーん、詩菜さん、さっき美琴からもメールが来たし」
詩「そうですか、フフフ」
………怪しい話がされていた。