とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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占いで幸せになる二人




『水瓶座の貴方、今日のラッキーカラーはベージュ色です』

上条「ふーん、ベージュ色ねぇ・・・」

ごそごそ(部屋の中漁る)

上条「ねーな、おっこれは・・・茶色かよ!」
上条「まぁ、所詮は占いだしな。非科学的すぎるだろ。それに俺には幻想殺しがあるんだぞ・・・」

学校

青ピ「おはよーカミやん」
上条「おお、おはよー・・・ってなんだ青ピその格好は!?」
青ピ「いやーそれなんやけどな、今日の占いでラッキーアイテムがバニーやったんや」
上条「それで着てきたのか?お前、大丈夫か?」
青ピ「その甲斐あったで~。道中エロ本を拾ってきたんや。こんなにたくさん」

どさっ(机の上に山積みになってるそういう本)

上条「うお、お前バカ・・・人の机の上に置くな!」
青ピ「カミやんも欲しいんやろー、1冊やるでー」
上条「いらねーよ!」
青ピ「男やろ?無理しなさんな」
土御門「そうぜよ、カミやん?おっ、俺はこれを貰うぜい?」
上条「んじゃ、そういうことなr・・・」

吹寄「そこの三バカ!神聖な学び舎に何持ってきてんのよ!?」
上条「これには、深い事情がありまして・・・」
土御門「絶壁だにゃー。わーっはっはっはっは」
青ピ「アカン、いくら吹寄でもこの雑誌の女の子達を見てしまったあとでは、壁にしか見えへん!なぁカミやん?」
上条「なんで俺にふるんだよ・・・まぁ確かにそうだけどさ」

直後、3人の意識は断絶した。

帰り道

上条「痛ってえなー吹寄の奴。目が覚めたのついさっきだぞ。何のために学校に行ったのやら・・・」
土御門「大丈夫かにゃーカミやん?」
上条「明らかにお前の方が重傷だろ!そのアロハシャツに付いた血、絞れんじゃねーか?」
土御門「さすがに魔術をポンポン使うのはやめるぜよ」
上条「そうしとけ、本末転倒じゃねーか」
上条「俺、この後買い物してくるから」
土御門「じゃあな、カミやん」


スーパーの前

上条「あれ、御坂か、おーっす」
美琴「偶然ね、・・・アンタ、そのカバンから出てる本何・・・?きっちり説明してもらおうわよ」
上条「ん?げっ!なんでもないぞ、御坂」
美琴「女子中学生にそんなもん見せてきて、なんにもないことあるかあぁぁー!」
上条「わーったよ、これ実は戦利品なんだよ。占いのラッキーアイテムを身につけた友人が拾ったらしいんだ」
美琴「それ当たるの?」
上条「さぁな、・・・なあ御坂よ」
美琴「何?」
上条「制服脱いで」
美琴「死ねええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
上条「違うぞ?お前は誤解をしてる!俺の今日のラッキーカラーがベージュだったんだよ!」
美琴「だったら最初からそう言えや!この変態野郎おおおおぉぉぉ!!」
上条「ビリビリすんなあああああぁぁぁぁ」

上条「もういいよ、特売手伝ってくれねーか?」
美琴「フーフーフー・・・別にそのくらいならいいわよ。でもアンタ、そういうのすべて打ち消してるんじゃないの?」
上条「少しでも効果があれば・・・ってな」

数十分後

上条「うおおおおおおおおお、やったぞ!」
美琴「そんなに嬉しいの・・・?」
上条「これで上条さんは1ヶ月生き延びることができる」
上条「ありがとな、御坂」
美琴「占い当たったってことでいいのかしらね?」
上条「多分・・・」



翌日

上条「学校面倒くせえ」
美琴「・・・」
上条「御坂!?こんなところで何やってんだ?」
美琴「あ、あのこれ・・・」
上条「なんだこれ?」
美琴「今日のラッキーカラー・・・」
上条「?違えぞ、今日は緑だぞ?」
美琴「え・・・おかしいわね、確か今日は赤だったはず・・・」
上条「番組によっても違うんじゃないか?」
美琴「そ、そうか・・・!」
美琴「アンタが見てるのは何チャンネルの何時からの奴?今すぐ教えなさい!NOW!!」

こうして上条から情報を聞き出すことに成功した美琴は、翌日からラッキーカラーのアイテムを用意するようになった。
上条もそれを喜んで受け取り、日常にラッキーなことが起こるようになっていた。
相変わらず不幸な出来事もあったが。

こういうやりとりを重ねていくうちに、上条との距離感が近くなっていることを実感した美琴だったが、どこか物足りなさを感じていた。

もっと上条と触れ合っていたい。
もっと上条のそばにいたい。
もっと上条と・・・

ある日、美琴はある決心をし、ある場所へと向かった。


『とある高校に通うツンツン頭の高校1年生で”不幸だー”が口癖で水瓶座の貴方、今日のラッキーアイテムは常盤台中学2年のLv.5のエレクトロンマスターです!』

上条「・・・・・・これって俺限定じゃね?つかこのラッキーアイテムってほぼ間違いなく御坂のことだろ・・・」
上条「御坂か・・・・・・確かに御坂といると幸せを感じてる俺がいる・・・」
上条「うーむ・・・」

数週間後

美琴「あいつまだかなー」

約束の時間まで、後30分ある。
ご察しの通り、美琴は上条にプロポーズじゃないか?っていうほどの告白をされ、めでたく恋人になったのだ。

美琴「ちょっと!恋人じゃなくて婚約者!!フィアンセよ!こんな大事なこと間違えるな!!」

あっ、すみません・・・婚約者となったのだ。
余談だが、告白された日の美琴の日記は、その日だけで1冊丸々埋まったとか。

美琴「テレビ局に乗り込んだり色々大変だったけど、やった甲斐あったわね~」


上条「ふんふんふん~ふんふんふん~ふん~♪」

来た来た。
上条さーん、一つよろしいでしょうか?

上条「ああ、いいぞー」

今日のラッキーカラー&アイテムは?

上条「今日も、明日も、これからもずーっと美琴だ!」

            ende







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