とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

2-6

最終更新:

kinsho_second

- view
だれでも歓迎! 編集
土御門の声を聞いたか、他のメンバーがそこに集まる。
青ピ「土御門はん、だめやないかー、これしきのコインでやられてしもては。」
白井「まったく、おかげであの類人猿の行方がわからなくなりましたわ。っ!!!!!!」
青ピ「どないしたん、白井はん」
白井「・・・土御門さんでしたか、間違いなくあの類人猿がこれを?」
土御門「にゃー。見事にこめかみにクリーンヒッ・・・・。」
白井「ぎゃあぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!」


突然白井が絶叫する。
青ピ「ど、ど、どないしたん?」
白井「こ、これは、お、お姉さまのコイン・・・いつもスカートに忍ばせてらっしゃる・・・・・おのれぇぇぇ、あの類人猿がぁぁぁ!!お姉さまになんて事をぉぉぉぉぉ!!!!」



ただ単に上条が美琴と同じコインを(偶然か、必然か)持っていただけなのだが、白井の一言で場の空気が一変する。
そう、今までの【半分遊び】から【真剣、絶対殺す!!】へと。
白井「土御門さん、あの変態はどちらへ!?」
土御門「あっちだにゃー。(おのれカミやん、ついにスカートにまで手をつけよったか!)」
青ピ「みんな、追え、追うんだー。」 ついに大阪弁を忘れてしまった。青ピ
全員「「「「「おう!!」」」」」



そのころ上条さんは木立の中に逃げ込んで一息ついたところであった。
上条「はぁ、はぁ。ここまで来れば・」
「根性ってモンが足りてねえな、兄ちゃん、男だったら正々堂々勝負したらどうだ!?」
上条「だっ、だれだ?」
「よくぞ聞いてくれた、俺こそが学園都市のレベル5、7人の内の7番目、ナンバーセブンの削板軍覇だ!!しかしそんなことはどうでも良い!今ここで論じるべきは貴様のその不甲斐の無さ、根性の無さだぁぁぁぁぁああ!!!」


上条「勝手に盛り上がっているところスミマセンが相手は100人くらいいるんすよ。」
削板「ムムム、100人で1人を追い回すとは!根性が足りてねえのはあっちだったか!!よし、兄ちゃん!ここは任せて早く行きな!!!」
上条「100人相手にどうするってんだよ!!??」
削板「だから根性を見せるんだよ根性ってやつを!!」
両手を大きく広げ、背中を弓のように反らし、天に向かって吠えるように叫ぶ削板もしくはミスター根性。どういう理論か不明だが彼の背後がドバーン!!と爆発して赤青黄色のカラフルな煙がもくもくと出ている。
それを呆然と眺めながら上条は
(あーもう この人相手が1000人でもつっこんでいきそー。てかレベル5だから大丈夫か。)そしてふと気が付いた。
「どうしてナンバーセブンさんがこちらにいるのでせう??」
「ウム、我が身を鍛えんと、天狗に弟子入りしておったのだよ!!!」
「嘘だー!!おまえは牛若丸かー!!ただ単に山ごもりし・・・」


青ピ「いたでー、カミやンんはこっちやー!!」
上条「くっ」
削板「どうやら話す暇はねえみたいだな、兄ちゃん。行きな!俺がここで防いでやる。縁があったらまた会おう!!」
上条「す、すまねえ」
走り去る上条、それを見届けたナンバーセブンは寄りかかっていた木からゆっくりと身を起こす。
削板「さて、根性見せてやりますか。」
愛と根性のヲトコ、削板軍覇の戦いが、今、始まる!
青髪ピアスを先頭とする上条討伐軍。
その前に突如として煙をもくもくと上げる不振人物が現れた。
その人物はてこでもそこを動くつもりはないらしく、
土御門「誰ですかにゃー。髪の毛つんつんしたヤローを追っかけにゃーにゃらんからそこをどいてほしいんだぜい」
青ピ「悪いことは言いまへん、どいてーな。」
白井「そこをお退きなさい!」
と言う説得に対してただ一言。


削板「断る。」


土御門・青ピ・白井「「「なっ」」」
削板「おめーら大勢で1人を追っかけるとは根性が足りてねえな。それともあれか?近頃よく聞く『スキルアウト』か?・・・・って無視すんな!俺の話を聞けー!!さもなくば我が屍を踏み越えていけー!!!!」
上条討伐軍「「「「「では。」」」」」
おのおの得物(木の棒・ロープなど)を持って愛と根性のヲトコ、削板軍覇に襲いかかる。
しかし全く効かない。
「痛っ!?木の棒で殴るなロープで首しめんな石を投げるな痛たたたたたたたたたたこの根性なしども!!!!」
まさに冗談みたいな光景だが2時間ドラマなら100本は軽く撮れそうである。
むろん全員でやるわけにもいかず(狭くて100人全員でやれない)一発やったら上条を追うというローテーションが出来上がりつつあったその時だった。
「だァァァァァらっしゃァァあああああああああああ!!!!!」
きれたナンバーセブンを中心とする謎の爆発。上条討伐軍の50名が空を飛んだり飛んできた味方になぎ倒されたりした。
「さっきから自分たちだけ楽しくやりやがって!!もう我慢ならん!!!本物の根性のなんたるかを今から見せつけてくれるわーっ!!!!」
残った50名。その内の誰かが言う。
「集まってたらただの的だ!!散れ!散るんだー!!」
三々五々分離する上条討伐軍。しかし
「すごいパーンチ」
どっかーん!!
「もういっちょ、すごいパーンチ」
どっごーん!!
「まだまだ!!すごいパーンチ」
ずごーん!!


「にゃー!!何なんだあの野郎!!」
そうしている内にも見る見る上条討伐軍は減っていく
「男の約束、なめるなよ!おまえらは1人たりともここを通さん!!!」


結果。
山の中に逃げ込んだ上条をおって山に入った上条討伐軍。
大半が「すごいパーンチ」に吹っ飛ばされ白井や土御門など一部の人だけが直撃をさけたのだが。
土御門「・・・ここは通れないにゃー」
白井「・・向こうに何があるか分からない以上、テレポートで向こうに行くのは無理ですわ。」
彼らの前には巨岩がゴロゴロ。
ミスター根性の念動砲弾で小規模な崖崩れが発生。上条を追うルートが遮断された。
土御門「帰ろ。ばかばかしいにゃー。ここで死にたくはないぜい。」
白井「全くですわ。あの変態にはあとで灸を据えましょう」


ぞろぞろと破壊された道を必死にかき分けて帰る上条討伐軍を見て
「・・、約束は果たしたぜ。フフッ いい鍛錬になった。」ヲトコは木立に消える。


そのころ上条さんは道なき道をかき分けて一足(結果としては1時間以上)お先に旅館へと戻っていた。
とは言ってももう夕方に近い。
確か今晩はキャンプーファイヤーだったなあと思いながら上条当麻は傷だらけの体を引きずって帰還する
禁書目録「なんか最近あいさ並に影が薄くなっている気がするよ」
と、いいながら紅葉饅頭(3箱目)を食べている


御坂「うふふふふ~ん。アイツとキスしちゃいそうになっちゃった」
と、いいながら幸せそうに寝ている


神裂「恩人にまた怪我をさせてしまった、恩人に恩を返さなくては・・・」
と、いいながらうなされている


打ち止め「これおいしいねー、とミサカはミサカはまたアーンをしてみたりー」
と、いいながら一方通行にスルーされる



キャンプファイヤーまであと2時間
上条は何とか帰ってきた。
その少し前に目を覚ました美琴はその格好をみて絶句した。
「ちょっ!あんた、一体全体どうしたらそんなにぼろぼろになるわけ!?」
「・・いや、何でもない。」
弁明する上条だが、そのぼろぼろな格好では全く説得力がない。
美琴の声を聞いて奥の方で新聞を読んでいた災誤先生もやってくる。
災誤「ははーん、また土御門たちと派手にやったみたいだな。・・お嬢さん、気にしなくていいよ。こいつにとっちゃいつものことだから。」
上条「くー、いつもの事とか言われたー!!否定できない自分が悔しー!!!!」
御坂「・・・いつもなんだ。」
災誤「そう、いつも。くだらないケンカばっかしてね。・・っといけねえ。これから教職員会議があるんだった。二人とも楽しみにしてろよ。今晩のキャンプファイヤーではこの西郷先生が・・・・いかん、まだ内緒にしておくんだった。・・とりあえず、お楽しみに!!」


他校の、それも常盤台の生徒がいるからかかなり言葉遣いのきれいな災誤先生。
(あの先生も人間だったんだー。)という感想を持った上条だったが。


御坂「アンタ、いつもケンカばっかしてるとは思ってたけど、『そうそういつも』とはねぇー。」
上条「ちょっと、御坂サン!?何諦めた顔してバチバチ言ってるんでせう?」
御坂「こっちは心配してやってたのに・・・・くだらないケンカばっかだったんだ…(心配してたこっちが馬鹿みたい)・・・・死ねぇー!!!!!」
バチバチバッチーン!!
上条「ひぃぃぃぃ!!やめてください御坂さん!」
御坂「はぁ。まあいいや。」
上条(???やけにあっさりやめたな。まぁいっか)「ちょっと休むぞ。」
御坂「どうぞ、ご自由に。1時間後に起こすわ。」
上条「頼む。・・・・・Zzzzzzzzzzz」
御坂「・・・昨日も思ったけど、こいつ寝付きよすぎじゃない?(約5秒)・・にしても気持ちよさそうに寝てんなあ。」
じぃっと上条の顔を覗き込む美琴。
御坂(・・・・・・・ホントいい顔・・・ってなに居心地よくなってんのよ私!!??)
あわてて上条から離れて首をブンブンと振る美琴。顔は真っ赤である。


この様子をドアの外から見ている人物がいた
(上条ちゃんったら・・、もしかしたらホントにあの子(打ち止め)は上条ちゃんの子供かもしれないのです。・・・それにしても、良さそうですあの二人)
月詠小萌。上条当麻の担任にして彼を古くから知る良き理解者である。理解しているからこそ、彼女の心境は複雑である。(勘違いなのだが)まさに息子を婿にやる親のような気持ちであっただろう。
と、そこに
黄泉川「月詠先生、何してるじゃんよ?」
月詠「わゎ、黄泉川先生っ!!」 あわてて口をふさぐ。
黄泉川「ムグ、ムググ」
月詠 小声で(なんでもありませんから早く会議に行くのですよ)
黄泉川(アンタが来ないから探してたじゃんよ!・・んじゃ行くじゃん)
黄泉川も何となくは気が付いていた。いつもはどう見ても子供にしか見えない月詠の顔が、 その顔が、 そのドアをのぞいているそのときはまるで子を心配する母親のようであったことに。
しかし大人の女性を自認する黄泉川は決してそこには踏み込まない。
知らない顔して月詠を支えるのみだと思っていた。


そっとドアを閉め、ついでに【今寝ています、起こさないでください】のカードをさげた月詠。
上条当麻と御坂美琴の・・バトル?もしくはラブコメ? はたまた何か別の事態?が今、始まる。
とりあえず投下


上条一家+1はキャンプファイヤーがある広場に来ていた。
キャンプファイヤーもうすぐ開始するため他にも人がいた。
上条「早めに来たけどあと15分くらいどうするんだ?」
御坂「テキトーに雑談しとけば良いんじゃない。」
(さりでにアイツの好きなものとか聞こうかな・・・)
打ち止め「そういえば外で爆発音が鳴ってたけどなにかあったの?ってミサカはミサカは質問をふっかけてみたり」
上条「それはだな・・・どういうわけか学園都市レベル5の第7位のナンバーセブンがいたんだよ」
一方「あァ、あの意味不明熱血野郎か」
御坂「そ、それってどんな能力者なの?」
打ち止め「念動砲弾(アタッククラッシュ)って言って不安定な念動力に刺激を与えて爆発を起こす能力者だよ。ってミサカはミサカはネットワークから知った情報を教えてみたり」
上条「そんな能力者なのか。っていうかレベル5にしてはスケール小さくねえか?」
そのとき、また遠くでドカーンという音がした。
上条「・・・いや、やっぱすげえや。レベル5」
御坂「あなたの両側の二人もそうなんだけど・・・。」
一方「レベル5ってぇのを教えてやっても良いンだぜ?」
上条「っ!!!あ、あ、アクセラレータさん?手がスイッチに伸びてるのは気のせいじゃ・・無いですよね。スミマセン申し訳ございませんレベル5のすごさはよ~く分かっておりますのでここは平にご容赦をぉぉぉぉぉ!!!!」 
打ち止め「ダメ!ってミサカはミサカはあなたの能力を奪ってみたり。」
崩れ落ちる一方通行。
打ち止め「目を覚ませ、少年!ってミサカはミサカはキリストのような奇跡を演じてみる」
一方「チッ、しょうがねぇ。ラストオーダーに感謝するンだな、最弱。」





この様子を近くの茂みからのぞく怪しい陰が。
「にゃー。カミやんのやつ・・・」「・・件の常盤台の子やなー」「おっ、おっ、おねえさっ!!・ムグ、ムググ」
土御門「にゃー。この子すぐに『お姉さまー!!』って絶叫するぜい。黙っといてもらわんとじっくり観察もできないにゃー。」
青ピ「で、土御門はん、どないすんの?ベストタイミングに突入にゃーとか言うてましたけど。」
土御門「にゃー。キスしようとしているときがベストだぜい。」
白井「ムググー!!!」
土御門「その時を見計らって突入だにゃー。カミやんの桃色空間を一斉に破壊するんだぜい。いいかにゃー、野郎ども。」
そして続けてらしからぬ真面目口調で言う。
「我らは今までカミやんに旗を立てられ続けてきた。その苦しみは今日終わる。あの野郎をガールフレンドの前で徹底的にボコして彼女を失望させて旗を回収し、(破局させ)もう二度と旗を立てられない体にするんだぜい。いいな、皆!!」
青ピ・白井「「おおっ!!」」
上条討伐軍、多くは戦意喪失し、残るはこの3名。
しかし、窮鼠猫をかむというように人は往々にしてこのようなときに限って驚くべき作戦を思いつき、獅子奮迅の働きを見せるのである。
そうとは知らぬ上条一家。
御坂「そう言えば、あんたって何か趣味とかあんの?喧嘩してるか病院で寝てるとこしか知らないんだけど。(実際そうなのよねー・・はぁー)」
上条「ん?いやおまえとしてる回数が一番喧嘩のなかでは多いぞ。」
御坂「・・・・・そう、だっけ?」
上条「うおぃ!!自覚なかったんかい!?」
御坂「それはそうとして趣味何なのよ趣味!」
上条「んーと・・・・・・・おいしい料理を求める。とか」
御坂「・・・何でそんなに家庭的なのよ。普通他にもあるでしょ」
上条「他には・・・勉強?」
御坂「なんでそこは疑問系!?」


上条当麻はインデックスや記憶喪失のためいつの間にか趣味が分からなくなっていた。


上条「じゃあお前の趣味は何だ、御坂」
御坂「え・・いや(漫画の立ち読みなんていえない)す、スイ-ツを食べたりおしゃれをしたり・・」
上条「意外と普通だな」
御坂「あんたには言われたくないわね」
上条「んで、残りの2人は?」
御坂(もう終わり!?)意外と話がはずんで楽しんでいたので名残惜しかった御坂嬢。
一方「俺はコーヒーとファッション雑誌だなァ」
上条「そ、その服でか・・・?」
だまってスイッチに手をやる一方通行
上条「スミマセンデシタ!つい口が!」
打ち止め「私たちミサカシリーズではゲテモノメイドシリーズが流行っているよ、ってミサカはミサカは意外とおかしな趣味を話してみたり」
上条「それってどんな・・・ハッ!!!」
突然頭を抑えてうなり始めた上条さん
打ち止め「急にどうしたの?ってミサカはミサカはパパの心配をしてみたり」
上条「ナニモハナサナイデクダサイ。ココロニハイッテコナイデクダサイ。コレイジョウエグラナイデクダサイ!」
御坂「何があったー!!??」
意外と楽しんでいる上条一家を横目にあの土青白は・・・



青ピ「ヤバイ!カミやんの近くを丸太を持った奴が通ろうとしとるわー!!」
白井「あの旗男なら奴が振り返ったときに丸太で頭打っておっ、お姉さまに抱きつくことが用意に予想される!」
土御門「その丸太ストップにゃー!!!」
だが旗起爆機(マルタ)は他にもあった。
白井「あ!あれは危なーい!」もはや旗起爆機は上条の後ろ3メートルしか猶予がなかった。
青ピ「その丸太ストーーーップ」
土御門「ダメだにゃー!(丸太が)振り返っちまうだろうが!」
振りかぶった丸太は本当に見事に上条の後頭部に当たった。
そこで作戦発動!!!!!
①まず白井が土御門と青髪ピアスを飛ばし、上条が倒れるのを防ぐ
②次に白井自身がテレポートして御坂を遠ざける(ついでに抱きつき)
③その後土御門と青ピが上条を遠くの方で制裁&磔の刑に処す!
これが旗折作戦(フラグクラッシュ)だ!


土・青「待ったーーー!!!!!!!」
一方「なんだァ!??」
上条「うぐっ!」
土青白(第一段階成功!)
白井「お姉さまー!危ないところでした!お姉さまの貞操に
もしものことがあったら私黒子は死んでも償いきれませーん!」
御坂「あんたらどッから沸いたー!?(せっかくこっちに倒れこんでたのに!)」
土青白(第二段階成功!!)
御坂「いつまで抱きついてんだー!離れろ!」
白井「ああぅん」


しかし倒した先にはデルタフォースがいるところ、そして親の遺伝(超フラグ)発動!
突き倒されたり、足がもつれたり、殴られたりで結局御坂さんがいるところにDIVE!
ウィキ募集バナー