とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

26-213

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

小ネタ とある夫婦の霜月祝日




上条「ただいま…ふぅ」
美琴「おかえり。休日出勤お疲れ様」


今日は11月23日。忘れられがちではあるが勤労感謝の日で祝日である。


上条「ったく、なんで部活顧問でもない俺が休日出勤なんでせうかね…」


体育教師 兼 警備員の上条にとって、珍しく休日と警備員非番の日が重なり
愛する妻(美琴)と娘(麻琴)といっしょに一日楽しく過ごせる…ハズだった。


美琴「そうよね…黄泉川先生もなんで当麻ばっかり使うのかしらね。
 私達(うち)の事情(コト)だってよくわかっているハズなのに…」


上条の母校 兼 今勤めている学校では現在、黄泉川が教頭をしている。
彼女の配慮によって部活顧問は免れているのだが、仕事の都合や
能力者の素行不良者が増えた等の事情もあり、彼女曰く「切り札」とされ
何かと問題が起きた時には急な残業や休日出勤を要求(おしつけ)するようだ。


上条「だよな…美琴が頑張ってくれているとはいえ、
 麻琴もまだ小さいし、少しでも家事(こっち)手伝いたいのに」
美琴「いくら当麻が頼りになるからって、働かせすぎよね…」


その後、上条は風呂へ、美琴は上条の晩飯を準備。


(数十分後)


上条「ごちそうさまー。いつもながら美琴たんの作るご飯は最高ですよ」
美琴「喜んでくれるのは嬉しいけど…一体いつまで『たん』言うのかしら?」
上条「あー、あまりに美琴たんが可愛いからつい…」
美琴「可愛ッ!?////…もうっ、当麻ったら////」


危うく今洗ってる皿が落ちるところだった。まったく上条は


上条「…洗い物、手伝うか?」
美琴「ッ!?////(ちょ…顔近い近い!)…大丈夫よ。もう少しだから」


突然優しい顔が近寄ってきて慌て、危うく今洗ってるコップを(ry


上条「しかし今日は誕生日でもない割に俺の好物が多めに入ってたな」


と嬉しそうな上条。洗い物を終えた美琴も合流。


美琴「そりゃ『勤労感謝』の日だし、それに…」
上条「“それに”?」
美琴「当麻にはもう一働きしてもらわなきゃだし…」


いったい何をしろと言われるのかと身構えた次の瞬間、


美琴「実は、麻琴が今日『弟か妹が欲しいな♪』って、ね////」


と言い、美琴が上条に抱きついてきた。











数ヶ月後、麻琴を含む一家全員が笑顔になるニュースが
病院から帰ってきた美琴から伝えられたそうな。








ウィキ募集バナー