とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part00

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家計簿をみていた上条は、不意に何かを決意したように宣言する。

「決めた!」

「何? とうま、何を決めたの?」

インデックスは突然あげられた声に驚きながらも、尋ねる。

「俺は、この冬休み、バイトをする!」

「え~っ!?」

上条は胸をはりつつ堂々と言い、インデックスは大袈裟なリアクションをとっていた。

「だから、インデックス。お前のご飯は作ってやれない。特に昼」

「そ、そんな! そんなことされたら私は飢え死になんだよ!?」

「そうだな。だが、これも未来のためだと思って諦めてくれ」

「ど、どういうこと?」

「ふっ……誰かさんの食欲のせいでいつも貧困な生活を送っている、わたくし上条当麻は、この冬休みにバイトでお金を貯めるのさ! これによって冬休みが終わる頃にはお金も貯まり、心身共に楽に生活を送れるようになっているということだぁ!」

「わ、私のせいだっていうの? とうま!」

「お前じゃなかったら一体誰のせいだと言うんだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

インデックスはガーン!!と表現出来そうな衝撃を受けたかのように石化している。
そこへ、さらに上条の追い討ちが襲う。

「だからインデックス。この冬休み、お前は小萌先生のところな」

「とうま!? 私を見捨てるっていうの!?」

「誤解を招くような表現すんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」





その後、いろいろ(噛まれたりとか、噛まれたりとか、噛まれたりとか!)あって、渋々インデックスは小萌先生のところへいくことになった。ついでに、冬休みの間は出入り禁止!(冷蔵庫漁りを防ぐため)という通達をした上で、合い鍵も返してもらった。

(インデックスには悪いけど、こうでもしなきゃ脱!貧乏生活!は不可能ですのことよ)

そう思いながら、上条はバイトを探して片っ端から電話開始。
3時間後、見事バイトはみつかった。

「まさか、よりにもよってあのファミレスとは……。なんだか不幸な予感!」

あのファミレスとは、夏のとある日にバイトしていた場所で、開始数時間でクビになったという、あのファミレスである。(ドラマCD参照)
なぜ雇ってくれたのかはわからなかったが、バイトが見つかったのでよしとすることにした。


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