上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/さよなら常盤台/Part015 - とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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第２章－０５

正当行為という法律用語がある。
日本国刑法35条では、
「法令又は正当な業務による行為は、罰しない。」とある。

独裁者の片腕であろう、木原唯一はおそらく少々の非道では
処罰されない。
すべては、「正当行為」の一事で終り。全部大人の事情て
やつで終りだ。
木原唯一が、何も行動を起こす前に、彼女を打倒するなんてことは
学園都市の規範では私が悪として処理されるだけだ。

確かに、学園都市の設置目的が、「神ならぬ身で天上の意思を
つかむ」である
以上、その設置者の意をくんだ独裁者の片腕は正当行為を
職務として行う
public servantであり、それを妨害するものは、公務執行妨害
で処罰される。というわけだ。

だから、学園都市の一住民にすぎない私は、彼女を暴走させ、暴走
した現場を抑えるしかない。

正直な話、上条当麻と私の恋路さえ妨害しなければ、誰が
独裁者とか
その側近とかどうでもいい話ではある。

だが、「上条当麻」正確にはその謎の右腕（イマジン・ブレイカー）
を保有する彼はどうやら、独裁者の計画にかかせない道具らしい。

その道具に猛烈な思慕をいただいた私は、独裁者から見れば、攪乱
要員であろう。しかも、計画かなめのクローンの「オリジナル」
でインサイダーであり、最大の被害者。

しかも、身のほどしらずに、そんな彼に告白までしてしまった邪魔者。
いまは、上里というイレギュラーのせいで、放置されているが、
そのうち、アレイスタが私を排除するため干渉してくる
リスクを排除できない。

結局、「公務」という最強の大義名分を抱えた木原唯一という相対
することとなるだろう。

分が悪い。

ここで木原唯一に勝ったところで、反乱者として処刑されるが
関の山だ。

ふーん、

もう少し時間稼ぎするか？
でもそんな時間あるのかしら？・・・・
どうやら、僧正の到来以来プランとやらが加速度的に
進行しているふしがある。

ここまま自分が手をこまねいてみていれば、彼がどこか
自分の手の届かないところへ
行ってしまう。確信はない。
だが膨大な情報と自分の脳がそうゆう結果を導き
だしている以上、おそらく感にしかすぎないが、そうなる。
そうゆう未来が見えてしまう。

だが、いまはまだ準備が整っていない。

ここは。。。
御坂美琴はソファから立ち上がり、ここ2日で調べ上げた
携帯番号リスト
から1名を選択する。
さあてと、見知らぬ人間から電話がかかってきて上里君はどんな
反応を示すのからしね。
今は・・・どうやら食事中みたいね。アンダーラインの前には
プライバシーなんて
ないのね・・・恐ろしいわね。心しましょ。

じゃ・・電話しましょう。
ふふ・・楽しみね。

美琴：もしもし、初めまして、御坂美琴です。
　　　ええ、上条当麻の友人の。先日は、義理の妹のサロメさん
　　　にお世話になりました。
　　　多少行き違いもありましたが、今後とも当麻の友人として
　　　よしなにお願いします。

上里：ああ上条さんから聞いています。サロメが
　　　ご迷惑をおかけしましたね。
　　　まあ後で、謝罪に伺いますよ、第3位の御坂美琴さん。
　　　ところで今日は突然どうされましたか？
美琴：ええ実は、ちょっとお伝えしたいことがありましてね。
　　　直接お伝えしたいのでそちらの校門に16時に

上里：わかりました。

上里：ところで、御坂さん、私のとなりに上条さんいますけど、
　　　このまま電話していいですか？
美琴：ちょうどよかった。ちょっと変わってもらえます。
美琴：当麻・・・今日は放課後はできれば上里さと
　　　一緒にいてくれない？
上条：え・・まあ美琴のことだからなんか事情があるんだろう。
　　　じゃいいよ16時な？
美琴：ええお願い。上里さんにかわって。　
上里：本当御坂さんは心が広いんですね。私だったら許せない。
美琴：いいんですよ。不幸にはなれてますから。
　　　では16時にお願いします。

さあてと、上里、木原唯一をぶつける準備はできた。
後は、上条当麻しだいね。
そして、。。。。いよいよこれを試すのときはきたのかしらね。

木原唯一
復讐は何も生まないのよ。
あなたの化けの皮をはがしてあげるわ
覚悟しなさい。

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