第2章-09
「無能な味方よりも有能な敵のほうが役にたつ」という
言葉がある。
マキャベリの言葉である。
言葉がある。
マキャベリの言葉である。
無能な味方の恐ろしさを表現した言葉であるが、
次の言葉と合わせて考えると
さらに興味深い。
次の言葉と合わせて考えると
さらに興味深い。
「階層社会では、すべての人間がいつかは無能レベルに達する」
いわゆるピータの法則であるが、
上と合わせると、人には器があり、
どんな有能だった人間もいつかは無能というステージに
達するということである。
いわゆるピータの法則であるが、
上と合わせると、人には器があり、
どんな有能だった人間もいつかは無能というステージに
達するということである。
御坂美琴は、登り詰めた結果、自分が無能と思える
ステージに達してしまい、現状戦略的撤退を
行っているわけだが、今思えば、それも
よくある話だった・・というわけだ。
ステージに達してしまい、現状戦略的撤退を
行っているわけだが、今思えば、それも
よくある話だった・・というわけだ。
むろん、努力のかいもあり、学園都市の学生の
カースト内では、最上層に達したが、全人類
の枠では到底、最上層に達していない。
上層であるが、最上層でない、微妙な立場。
カースト内では、最上層に達したが、全人類
の枠では到底、最上層に達していない。
上層であるが、最上層でない、微妙な立場。
だから、いまは有能な敵を活用させて
いただくというわけだと。・・・
いただくというわけだと。・・・
上条の左腕を自分の右腕を組みながら、下校をしつつ、
常盤台の選択授業で受けた経営学の教科書を思い出す。
(ふふ今思えばもっと積極的に授業を受けておけばよかったわね。
まあ・・学校教育なんてとおもっていたけど、他のそう彼氏の学校じゃ絶対やらないわけだし)
しかしーまあ自分も変わったわ。。。
本当僧正に感謝しないとね。こうして素直に自分の弱さに
向き合えたおかげでこうやって楽しいこともできるわけだし。)
常盤台の選択授業で受けた経営学の教科書を思い出す。
(ふふ今思えばもっと積極的に授業を受けておけばよかったわね。
まあ・・学校教育なんてとおもっていたけど、他のそう彼氏の学校じゃ絶対やらないわけだし)
しかしーまあ自分も変わったわ。。。
本当僧正に感謝しないとね。こうして素直に自分の弱さに
向き合えたおかげでこうやって楽しいこともできるわけだし。)
だから、放課後デートというイベント中も、
PDAの画面を脳に直接出力し、有能な敵の動向に頭を巡らしている。
PDAの画面を脳に直接出力し、有能な敵の動向に頭を巡らしている。
そして、再度彼氏の表情をうかがう、
(こいつは今何を考えているのかしら)
能力を電磁レーダの拡張に移し、彼氏を
スキャンする。
(こいつは今何を考えているのかしら)
能力を電磁レーダの拡張に移し、彼氏を
スキャンする。
心拍数は平常よりやや高く、脳波は正常か。。。
こいつ・・・こんなかわいい女のコ
とデートしているのに相変わらず、強制鈍感モードか。
とデートしているのに相変わらず、強制鈍感モードか。
ははは。。まあこいつはそんな奴だったわ。
こいつ学はないくせに、地頭はいいのよね。
だから、足手まといになりそうな無能な味方は
無意識に排除するというわけね。
まあいいわ・・ここは・・こうしましょ。
こいつ学はないくせに、地頭はいいのよね。
だから、足手まといになりそうな無能な味方は
無意識に排除するというわけね。
まあいいわ・・ここは・・こうしましょ。
美琴は最低限の電磁レーダー以外の能力をすべて解除し、
意識をとなりの鈍感彼氏に向ける。いつものように背筋を伸ばし、
腹に力を入れ、臨戦態勢を整える。
意識をとなりの鈍感彼氏に向ける。いつものように背筋を伸ばし、
腹に力を入れ、臨戦態勢を整える。
美琴:本当、今日は無理に付き合わせてごめんなさい。
当麻:いやむしろ食材ありがとう。ところで・・
美琴:当麻 デートの最中に他の男をいうのはデリカシー
ないわよ。しかも
私の敵の兄よ。
当麻:悪い。俺は美琴ほど賢くないよ。つまんね事言ってな。
ごめん、で、怖いて何が怖いんだ?
サロメを能力者用監獄に送り込んだんだ。
今おまえになんかあるとは思えないけどな。
美琴:当麻にはわからないかも。私は右腕がないからね。
僧正やサロメを見た後では、正直しばらく枕を高くして
寝れないわ。
無敵の彼氏さんに守ってもらいたのよ。
当麻:そうか・・悪い。美琴から見れば俺は無敵の彼氏だもんな。
実際は違うと思えけど
美琴がそう思うならいいよ。でも俺の寮は狭いぞ。
泊まるなんて無理だぞ。
美琴:ふふふ だから・・私の部屋に泊まってくれない?
部屋なら十分な広さが
あるわよ。ちゃんと「3人分」ベットもあるわよ。
当麻:へ?泊まる?中学生・・あそうか美琴は
高校生になったんだな。でもさ・・
いいのか?それにインデックスはどうする?
美琴:私が無理を言うのよ。ちゃんと接待するわよ。最大限の
当麻:いや・・でもそうかわかった。インデックスに聞いてみるよ?
美琴:ええそうして、私も無理にお願いはしないわ。
本当 ・・・怖いのよ。助けて・・
(美琴は涙目で当麻を見つめる。)
当麻:わかった・・いいよ。
当麻:いやむしろ食材ありがとう。ところで・・
美琴:当麻 デートの最中に他の男をいうのはデリカシー
ないわよ。しかも
私の敵の兄よ。
当麻:悪い。俺は美琴ほど賢くないよ。つまんね事言ってな。
ごめん、で、怖いて何が怖いんだ?
サロメを能力者用監獄に送り込んだんだ。
今おまえになんかあるとは思えないけどな。
美琴:当麻にはわからないかも。私は右腕がないからね。
僧正やサロメを見た後では、正直しばらく枕を高くして
寝れないわ。
無敵の彼氏さんに守ってもらいたのよ。
当麻:そうか・・悪い。美琴から見れば俺は無敵の彼氏だもんな。
実際は違うと思えけど
美琴がそう思うならいいよ。でも俺の寮は狭いぞ。
泊まるなんて無理だぞ。
美琴:ふふふ だから・・私の部屋に泊まってくれない?
部屋なら十分な広さが
あるわよ。ちゃんと「3人分」ベットもあるわよ。
当麻:へ?泊まる?中学生・・あそうか美琴は
高校生になったんだな。でもさ・・
いいのか?それにインデックスはどうする?
美琴:私が無理を言うのよ。ちゃんと接待するわよ。最大限の
当麻:いや・・でもそうかわかった。インデックスに聞いてみるよ?
美琴:ええそうして、私も無理にお願いはしないわ。
本当 ・・・怖いのよ。助けて・・
(美琴は涙目で当麻を見つめる。)
当麻:わかった・・いいよ。
美琴:え?本当いいの。
当麻:恐怖に震える女の子を放置できないだろう。
インデックスも話せばわかるさ。
美琴:ありがとう。あ・・ついたわね。当麻今日はおねがいね。
当麻:恐怖に震える女の子を放置できないだろう。
インデックスも話せばわかるさ。
美琴:ありがとう。あ・・ついたわね。当麻今日はおねがいね。
そして・・・当麻はインデックスに事情を説明した。
そして3人と妖精1匹+猫1匹は
美琴のマンションへ移動する。
そして3人と妖精1匹+猫1匹は
美琴のマンションへ移動する。
当麻:へえ・・さすが・・美琴て本当はお嬢様だったんだな。
美琴:微妙に失礼ね。でも仕方ないか、自販機にけりいれたり、
コンビニで立ち読みじゃね。お嬢様には見えないか。
当麻:いや、美琴がさ世界でも有数のお嬢様学校卒は
知ってはいるし、学園都市でも最上層の才媛とは
知っているけどさ、こうやって見ると改めてスゴイナ。
美琴:ありがとう。じゃ・・まずは、ケーキを出すからちょっと待ってて。
美琴:微妙に失礼ね。でも仕方ないか、自販機にけりいれたり、
コンビニで立ち読みじゃね。お嬢様には見えないか。
当麻:いや、美琴がさ世界でも有数のお嬢様学校卒は
知ってはいるし、学園都市でも最上層の才媛とは
知っているけどさ、こうやって見ると改めてスゴイナ。
美琴:ありがとう。じゃ・・まずは、ケーキを出すからちょっと待ってて。
美琴は、冷蔵庫から見るからに高そうなショートケーキを6ケ出す。
そして、ポットから紅茶をカップに注ぐ。
そして、ポットから紅茶をカップに注ぐ。
カップそれ自体でも骨董品的な価値のありそうなマイセン
であり、上条にさえいかにも高そうなとわかる代物である。
であり、上条にさえいかにも高そうなとわかる代物である。
美琴は普段は誰にも見せない、
楚々とした態度で完璧なお嬢様のしぐさを
見せる。
楚々とした態度で完璧なお嬢様のしぐさを
見せる。
そして、美琴はいかにもお嬢様風に上品に言葉を紡ぎ始める。
美琴:当麻、インデックスそれとオティヌスさんには、特製陶器を用意してますので
どうぞ、それと猫さんにもお菓子を用意してますのでこちらへ
当麻:美琴・・いや正直びっくりですよ。いや美琴てどっちが本当なんだ。
でもありがとう。
美琴:どっちも私よ。お嬢様である御坂美琴も、お子様趣味で、がき大将みたいで
短パン装備の私もね、すべて含めて御坂美琴よ。当麻には、私のすべてを
見せるわ。
当麻:それにしても。。ずいぶん高さそうなケーキだな。
美琴:当麻に付き合ってもらうんだもん、奮発したわよ。
禁書:美琴ありがとうだよ。食材も含めてね。
美琴:じゃ・・当麻、インデックス食べていて、インデックス足りなければまだ冷蔵庫にある から食べていいわよ。これから食事だからあんまり食べないほうがいいかもね。
じゃ・・くつろいでいて、私は少し連絡事があるから、
カナミンのDVDもあるから見てていいわよ。
どうぞ、それと猫さんにもお菓子を用意してますのでこちらへ
当麻:美琴・・いや正直びっくりですよ。いや美琴てどっちが本当なんだ。
でもありがとう。
美琴:どっちも私よ。お嬢様である御坂美琴も、お子様趣味で、がき大将みたいで
短パン装備の私もね、すべて含めて御坂美琴よ。当麻には、私のすべてを
見せるわ。
当麻:それにしても。。ずいぶん高さそうなケーキだな。
美琴:当麻に付き合ってもらうんだもん、奮発したわよ。
禁書:美琴ありがとうだよ。食材も含めてね。
美琴:じゃ・・当麻、インデックス食べていて、インデックス足りなければまだ冷蔵庫にある から食べていいわよ。これから食事だからあんまり食べないほうがいいかもね。
じゃ・・くつろいでいて、私は少し連絡事があるから、
カナミンのDVDもあるから見てていいわよ。
美琴は立ち上がり、自分の寝室へ向かう。
そろそろ時間かしらね。
そろそろ時間かしらね。
はあ・・まさか向こうからかかってくるなんてね。
もしもし:・・・
美琴は、携帯情報端末の表示名を見ながらつぶやく
もしもし:・・・
美琴は、携帯情報端末の表示名を見ながらつぶやく
本当、有能な敵は無能な味方よりも役に立つわね。
よしよし狙い通り敵は一人減ったわ。
よしよし狙い通り敵は一人減ったわ。
さあ御坂美琴行動開始よ、
無能な味方は卒業したのよ。
無能な味方は卒業したのよ。