第3章-02
「千丈の堤も蟻の一穴から」という言葉がある。
普通は蟻の一穴とだけいう。
普通は蟻の一穴とだけいう。
ほんのささいなことから、局面が大きく変わり
大事になるということだが、私が、常盤台をやめたことは
果たして蟻の一穴なんだろうか?
大事になるということだが、私が、常盤台をやめたことは
果たして蟻の一穴なんだろうか?
私が常盤台をやめ、飛び級で彼の学校に入り、
その結果として、サロメは拘束され、木原
唯一は理想送りで送られた。
その結果として、サロメは拘束され、木原
唯一は理想送りで送られた。
思うに、アレイスタは相当の覚悟をもって、
木原脳幹を上里にぶつけ、木原唯一をすべての
木原を積み重ねた木原として覚醒させた。
それにも関わらず、彼女の偽装は私の
妨害により上里にばれ、逆に処刑されてしまった。
木原脳幹を上里にぶつけ、木原唯一をすべての
木原を積み重ねた木原として覚醒させた。
それにも関わらず、彼女の偽装は私の
妨害により上里にばれ、逆に処刑されてしまった。
私は、アレイスタから見て裏切りものなのか?
そんなことは知ったことではないわね。
そんなことは知ったことではないわね。
自分が私の妹を利用したいだけ利用して、
私になんら説明せずあの非人道
な実験を行った奴にとやかくいわれるすじあいはないわね。
私になんら説明せずあの非人道
な実験を行った奴にとやかくいわれるすじあいはないわね。
とはいえ私の行動により、彼の計画を阻害
されたことは間違いない以上、私に
なんらかのけん制があるのが自然だ。
されたことは間違いない以上、私に
なんらかのけん制があるのが自然だ。
最悪の場合には、いきなり枕元に現れ、瞬殺される
場合までは想定していたが
そんな事態は発生しなかった。
場合までは想定していたが
そんな事態は発生しなかった。
実際には、ただの古典的なメールだった。
一言「上里にはもう会うな」
一言「上里にはもう会うな」
はいえ昨晩は、いろいろあったんだな。これが。
学園都市始まって以来の電脳大戦がね。
最初は私はどんどん領土を失った。
わたしが支配していた多くの機器は、次次支配を奪われた。
表面的には、元に戻ったように見えただろうな。かれには
でも、今朝5時学園都市制のすべての電子機器に更新プログラム
が走りすべての機器の私の支配が回復した。
5時5分すべては終わった。
学園都市始まって以来の電脳大戦がね。
最初は私はどんどん領土を失った。
わたしが支配していた多くの機器は、次次支配を奪われた。
表面的には、元に戻ったように見えただろうな。かれには
でも、今朝5時学園都市制のすべての電子機器に更新プログラム
が走りすべての機器の私の支配が回復した。
5時5分すべては終わった。
はあきらめが悪い女なのよ。電子操作で私に勝とうなんて甘いわよ。
こうして、深夜の決戦は終わり最初の山は越えた。
学園都市230万人の住民は2人を除き何が起きたかまだ知らない。
あらゆる電子媒体をめぐって、怪物どうしの壮絶なバトルがあったこと。
その勝者が、一人の少女だったこと。
独裁者のプランが、支配が根底が揺らいだこと。
それらの事実は公表されないし、表には出ない。
独裁者にとって不幸なことは、木原が使えないことだったろう。
学園都市230万人の住民は2人を除き何が起きたかまだ知らない。
あらゆる電子媒体をめぐって、怪物どうしの壮絶なバトルがあったこと。
その勝者が、一人の少女だったこと。
独裁者のプランが、支配が根底が揺らいだこと。
それらの事実は公表されないし、表には出ない。
独裁者にとって不幸なことは、木原が使えないことだったろう。
アンダライン、ツリーダイアグラムⅡ、軍事サーバ、書庫
信号機運用システム、送電網監視システム、アンチスキル
指令システム・・etc
私の手ごまは無傷のまま、相手は丸裸、これは完全勝利よね・・
信号機運用システム、送電網監視システム、アンチスキル
指令システム・・etc
私の手ごまは無傷のまま、相手は丸裸、これは完全勝利よね・・
あなたが何をしようとも私には丸見えなのよ・・
いいわよ私を殺すなら殺しなさい。
この肉体のひとつやふたつアンタに上げるわよ。
いいわよ私を殺すなら殺しなさい。
この肉体のひとつやふたつアンタに上げるわよ。
御坂美琴はアンダラインを開放し、窓のないビルにいるだれかに
聞こえるように一人言を言う。
聞こえるように一人言を言う。
「御坂美琴のクローンなんて一体18万円でいくらでも
量産できるわよね・
私の魂なんて、天井がコピーしているわよね。
忘れたとはいわさないわよ。
私はね、何も知らない学生なんて卒業したのよ。
そうねアンタがさしで話す気があるなら聞かないわけではないわよ。
話会いましょ。上条当麻について」
量産できるわよね・
私の魂なんて、天井がコピーしているわよね。
忘れたとはいわさないわよ。
私はね、何も知らない学生なんて卒業したのよ。
そうねアンタがさしで話す気があるなら聞かないわけではないわよ。
話会いましょ。上条当麻について」
アレイスタさん
御坂美琴を殺せるなんて幻想は
私が吹っ飛ばして上げるわよ
でも、アンタが何もしなければ私は何もしないわよ。
私はねただ上条当麻を愛しているだけなのよ。
余計なじゃまはいらないわ。
御坂美琴を殺せるなんて幻想は
私が吹っ飛ばして上げるわよ
でも、アンタが何もしなければ私は何もしないわよ。
私はねただ上条当麻を愛しているだけなのよ。
余計なじゃまはいらないわ。