とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part028

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第3章-08


本来なら惨事だった。
9.11を思い出してほしい。NYのツインタワー崩壊は周囲に莫大な
粉塵を巻き散らかし、余波で周囲のビルまで倒壊した。

ひとつの超高層ビルをプラズマに粉砕する莫大なエネルギーが、核兵器さえ
破壊できないビルを粉砕したエネルギーが周囲を巻き込まないわけはない。

だが、美琴は周囲の大気を操作し、爆発のエネルギーを磁場で包み、電流へ変え
大気圏外へ放出し、周囲の被災をほぼ0にした。
音さえほとんどしなかった。莫大な光が一瞬発生したが、それだけだった。

美琴はモニターを眺め、ため息をつく。
はあ終わったわね。殺人未遂罪、器物損壊罪、現住建造物等放火罪
懲役最低20年ね、本来なら。

だけど・・しぶといわね。
「人間」は・・やっぱりあれぐらいじゃ死ぬわけないか?

携帯に非通知の謎メールが届いている。
アレイスタ・クロウリーついにヤツを・
引きこもりを白日へ引っ張り出した。

さしで話たい・・

ごく短い文面。。それで十分だった。

私は、窓を開け、高層マンションの屋上からひょっと飛び降りる。
磁力を駆使し、数秒で指定箇所へ向かう。
アタッチメントでかさ上げした演算能力は、とてつもなく身体能力を
強化させる。

はは・・あの「人」ね。
    • 案外ふつうね。
もっと緊張するかと思ったが、暗殺されることさえ想定内なので以外にふつうに
対応できそうだ。

アレイスタ:残念だね。こんな形で会うなんて。オリジナル。
(アレイスタは突然胸倉をつかみ首を絞め始める)

美琴    :統括理事長閣下・・この私を殺しても意味ないですよ。
       ご存知でしょう?
アレイスタ:は・・ふてぶてしいな。
      まあ・・君の今の姿が本当の御坂美琴かどうかさえ
      定かじゃないか・・
      大して偉くなったな。たかが素体ごときが。
      まあ、いい。時間もないから要件を言う。
      アレを破壊できたことに免じて選択肢を与えよう。
      あ・・苦しいか?手を話してやろう。      
美琴   :げほ・・選択肢?
アレイスタ:簡単な話だ、私と手を組むか?組まないかどちらかだ
美琴   :組まない場合は殺すと?で組むとは何をすればいいのですか?
アレイスタ:木原唯一の代わりに命じる奴を殺せ。
美琴   :できませんね。いいですよ。一度は死んだ身です。
      殺してください。
      だけど・・いいんですか?
      上里さん 出ていただけます?
      暗がりから上里が現れる。

アレイスタ:何?なんで?奴がいる?

美琴   :上里さんしばらく待っていただけます。
      少し理事長と話しますので聞いてください。
      理事長 窮鼠猫を噛むてご存じですよね。
      私はそりゃ弱いですよ。だけど、弱い人間は弱い
      なりに準備するんですよ。
      アア・・そうそう理事長名の文書はすべて押さえていますよ。  
      テロリスト?はあ・・まあそうですね。だけど国際法違反
      のクローンを2万人殺す計画を承認した理事長閣下には
      私をテロリスト呼ばわりする資格はありませんよ。
アレイスタ:どうするつもりだ?
美琴   :そうですね。理事長携帯あります?
アレイスタ:何?
( 携帯の動画投稿サイトに一方通行とクローンの戦闘シーンが写しだされる。)
美琴   :今は学園都市230万人の携帯だけですけど、いつでも全人類70億人の
      携帯に繰り返し配信できますよ。
アレイスタ:身の程知らずの・・
美琴   :よく言いますね。ご自分の都合で何人殺しました?
      あ。。そうそう 当麻 終りよ。出てきて。
  上条当麻が鬼のような形相で現れる。

今世界を破壊できる4人が集まり、異様な緊張が走る。
世界の運命をかけた戦いが今始まる。

ふふ・・当麻おぜん立てしたわよ。あとは頼んだわ。

アレイスタさん
窮鼠は猫を噛むのよ。
覚悟しなさい 最弱の恐ろしさを
恋に狂った女の怖さを。









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