とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ レールガンとイマジンブレーカー 4


 
「なんかごめんね へんなメールして うん 気の迷いっていうか、私だって年頃なのよ? まわりに男がアンタしかいなかったら、そりゃ気になるわよ 
まして 私  アンタに何度も助けられたじゃない? たまにしか会えないし、アンタ何気に忙しいし 

ほんとはね 私  アンタに電撃あびせたくないの なんというかもっとふつうのことがしたいのよ 買い物したり 映画見たり 
夜遅くまでくだらない話ししたり ふつうじゃなくてもアンタの力になりたいのよ 恩返しっていうのもあるけど なんていうか ね わからない?
 もっとみてほしいのよ アンタに 私じゃ アンタの支えにはなれない?」

とか御坂から来た。先程のメールは携帯がバッテリーがきれてしまい、一時間くらい充電してから返信することにした。それでようやくつかえそうになって
返信しようとしたところに
めちゃくちゃ長いこのメールがきたわけだ。そして読み終わる間もなく、




「アンタのこと好きかもしれない」



とかなんとか。これならいくら上条でも、気づく。要するに告白だ。御坂から俺への...。

「なんで御坂が俺に...!???WHY!!!!??WHAT FOR!!!???? HOW MANY!!!?????」

とか天パリまくっていた。

「...う」

冷静に考えて、正直御坂は結構好きな分類の人だ。...というか一番かもしれない。性的な意味も知れない。高校生というある程度心が成熟して、落ち着きたいという
心の表れかもしれない。




が、上条の心はきまっていた。魔術関係があるし、戦争にも巻き込みたくない。やさしい彼女のことだ。上条がピンチなら、すぐ首を突っ込んでくるだろう。

だから





「俺 御坂の気持ちには答えられない だから 俺たち友達でいようぜ」



と、おくった。上条的にはかなりやんわりな返答だ。

「...」

まぁ、大丈夫だろう。あの御坂美琴のことだ。明日には 


ちょっと何よあの返事!真面目に返事しろー!!

とか言ってくるに違いない。

とりあえず首を縦に振るような返事ではなかったから次の返信はかなりのアフターケアが必要だろう。
上条は罵りの返事が来るのを待っていた。どんな返事をしてやろうかと。



一晩中





「なんでこないの...」







すでに時刻は、7:00を回っている。もともと、カレーパンの一件で疲れていたのに、この放置プレイ。さすがにきつい。
もし上条が冷静で疲れていなかったら、電話するなりなんなりして、思いが通じ合うようなパターンもあったかもしれない。だが今回はそれに該当しない。

「ねよ...」


もう限界だ。いくらなんでも頭が痛い。

(うう....また記憶喪失になっちゃうかも....)

とか考えて横になっているうちに寝てしまった。ふろにも入らず、髪も固い。





10:00

「う....」


たった3時間くらいしか寝てないので少しきつい。

(とりあえず風呂に入ろう)


髪をぱぱー洗って、制服に着替えた。制服はアイロンをかけたばかりなので気持ちがとてもいい。

ちなみに今日も補習なので学校に行かねばならない。



「とりあえず補習いこう... めっちゃ眠いし疲れてるけど...」


補習は昼からなので、まだ時間はあるが、こんなときくらい、うまいもんが食いたい。インデックスの飯は食パンにジャム塗れば何とかなるだろう。
家を出、鍵を閉め、

そしてなんとなくだがよく御坂とよく合うエリアに足を運んでいた。

会えないかな~とかのんきに思いながら。

告白された優越感も多少あった。

今の自分なら少しだけ美琴に対して胸を張れるような気がして。コンビニまであと100メートルの角をまがった時反対の歩道に






いつもよりよわよわしくそこらへんの不良相手にあっさり負けそうな、黙って殴られ続ける、息をかけただけで壊れてしまいそうな儚い御坂美琴がいた。

髪は濡れている上に、痛んでるように見える。クマも相当なものだ。よく見たら、泣いた...?みたいな跡がある。





なんだかそれがひどく...




それがひどくて、助けたいと思った。そして自分の下唇をかみちぎった。


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