小ネタ 大掃除イベント(仮) 3
12月29日 -上条家-
美琴「おじゃましますー」
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美琴「へぇ結構いい部屋じゃないの」
上条「まぁ1人暮らしだと困らないんだけどな」
美琴「某サイトの情報によると独り暮らしの男性は大抵エロ本があるとか、ないとか」
ジィィ…とこっちを見る美琴。
上条「どこの情報だよそれ!偏見じゃねぇか!…御坂さん、上条さんはそんなのないですからそんな目で見ないでくだしあ」
美琴「まぁアンタには縁がないかもね。それであたしは何手伝えばいいわけ?」
上条「そうだなぁ…洗面所拭くとか…。手がしもやけになるか。うーん…」
美琴「掃除機とか物運ぶとかならできるわよ?」
上条「じゃぁちょっと掃除機かけてくれ。俺は…洗面所でも拭いとくか…」
美琴「了解~」
しばらく掃除タイム…
美琴「流石学園都市の掃除機、音がないわ」
上条「ん?お前普段掃除機とか使わないわけ?」
美琴「一応お嬢様ですから」
上条「お嬢様ねぇ…って俺はそのお嬢様に掃除させてるんだよな…俺って常識知らず?」
美琴「別に今回は私から手伝ってるんだから別にいいわよ」
上条「…(こうみると御坂はただの女の子なんだよな。掃除機かけてるとことか女の子らしいというかなんというか…)」
しばらく固まる上条。
美琴「どうしたの?おーい?もしもし? こうなれば奥の手…それ!」
軽く上条に触れて静電気を流す。
上条「うおッ!!なんだ何だ!?」
美琴「アンタがずっと固まってるから起こしてあげたわけ、目が覚めた?」
上条「むしろ目覚めが悪いです…」
美琴「で、さっきどうしたの?」
上条「別に…掃除してるお前がちょっと女の子らしいなと思っただけですよ…」
美琴「えっ!?(女の子らしい?)」
一瞬で顔が赤くなる美琴。
アピールできてうれしいのもあるがそれ以上に照れて恥ずかしいのだ。
上条「どうしたんだ御坂?顔が赤いけど…まさか風邪ひいたか?しんどいならベットで休んでろ」
美琴「えっ…べ、別に大丈夫大丈夫!…ってうわ!」
足元の袋を踏んで滑ってしまった。
それから上条に向かって倒れる。
上条「うわっ!」
支えきれなくなり倒れてしまう。
ズドーンという音が部屋全体に響いた。
現在の状況…美琴が滑り倒れる。支えようとした上条も倒れる。
上条の上に美琴が倒れている。少しでも体を動かすと唇と唇が触れてしまう。
上条「って…大丈夫か御坂…よいしょ…」
起き上がろうとした時、上条の唇が何か柔らかいものに触れる。
美琴「!!!??!?!?(え!?今アイツの唇が私のほっぺに?え!?キス!?)」
かなりパニックになる美琴。
上条「うわ!?ごめん、御坂。悪気はなかったんだ!」
美琴「べぇ、別にきにしてなんきゃいにゃいわよ…」ブルブル
実際、嫌というよりすごくうれしいのだが、やっぱり恥ずかしいのである。
美琴「にゃんで能力のコントロールができにゃいのよ…」バチバチ
上条「なんかやばいバチバチいってる!」
美琴「ふにゃー」