「じゃあ行きましょうか」
「うん」
「うん」
新年一発目の修羅場みたいなものに身を投じる美琴とインデックス。
土白、青黒、浜滝、ステイルは二人の話を聞こうとこっそりと付いて行こうとするが、
土白、青黒、浜滝、ステイルは二人の話を聞こうとこっそりと付いて行こうとするが、
「お前ら、二人の邪魔をしたらどうなるか……言わなくても分かるよな? 大人しく寝ててくれ」
「「「「「「「はいっ!!!」」」」」」」
「「「「「「「はいっ!!!」」」」」」」
上琴新居における最強の当麻に凄まれ、素直に眠ることにした。
美琴とインデックスが自分達の寝室に入っていったので、当麻は二人の話が終わるまでリビングで待つことに。
美琴とインデックスが自分達の寝室に入っていったので、当麻は二人の話が終わるまでリビングで待つことに。
「さて、どこから話したらいいものかしらね? 言っとくけど私は当麻を脅してもいなし、洗脳もしていない。これだけは信じて」
「うん、それは今日の二人を見てて分かった、とうまとみことは両想いだって。五和の言うことを真に受けた私はどうかしてたんだよ」
(あの女……学園都市に戻ったらシメてやる)
「うん、それは今日の二人を見てて分かった、とうまとみことは両想いだって。五和の言うことを真に受けた私はどうかしてたんだよ」
(あの女……学園都市に戻ったらシメてやる)
美琴は目の前の少女に余計なことを吹き込んでくれたもう一つの悩みの種に制裁を加えることを決意すると共に、インデックスに頭を下げる。
「え? み、みことがどうして頭を下げるの?」
「最初、ええっと、当麻に告白されてすぐにこうすべきだった。あなたにとって当麻がどんな存在かもあいつから聞いた。ごめんねインデックス」
「あ、謝らないで欲しいし、そもそも謝ることじゃないんだよ。こうゆうことはとうまが決めることであって、私の一存でどうにかなるものじゃないもん」
「それでも、さ。やっぱり謝りたいのよ。私だって大事な人が他の女にいきなり掻っ攫われたら冷静じゃいられないもの」
「最初、ええっと、当麻に告白されてすぐにこうすべきだった。あなたにとって当麻がどんな存在かもあいつから聞いた。ごめんねインデックス」
「あ、謝らないで欲しいし、そもそも謝ることじゃないんだよ。こうゆうことはとうまが決めることであって、私の一存でどうにかなるものじゃないもん」
「それでも、さ。やっぱり謝りたいのよ。私だって大事な人が他の女にいきなり掻っ攫われたら冷静じゃいられないもの」
いつもと違い冷静で、大人な雰囲気を見せる美琴に途惑いながらもインデックスは彼女の言葉を聞いて、自分の気持ちと向き合い始める。
そんなインデックスを励ますように、美琴は優しく語りかける。
そんなインデックスを励ますように、美琴は優しく語りかける。
「あんたは私と付き合いだしたことで当麻が自分のことはもう大事じゃないって思ってない? だったらそれは当麻を過小評価してる」
「そ、それくらい分かってるもん! 本当は分かってるんだよ! 私のはただのワガママだってことくらい! 本当は祝福してあげたい、でも……」
「寂しいって思ったんでしょ? 分かるわ、私だってあんたと同じ立場だったら同じこと考えてる。でも当麻はそんな思いをさせるような奴じゃない。そうじゃなきゃ私もあんたもあいつのこと、好きにならないもの」
「そ、それくらい分かってるもん! 本当は分かってるんだよ! 私のはただのワガママだってことくらい! 本当は祝福してあげたい、でも……」
「寂しいって思ったんでしょ? 分かるわ、私だってあんたと同じ立場だったら同じこと考えてる。でも当麻はそんな思いをさせるような奴じゃない。そうじゃなきゃ私もあんたもあいつのこと、好きにならないもの」
今にも泣き出しそうなインデックスを美琴は優しく抱き寄せる、まるで子供をあやす母親のように。
「でもさ、あんたがそうしてると自分の幸せも掴めなくなるし、それは当麻が一番悲しむと思う。あいつは間違いなくあんたの幸せを願ってる。私を信じてとは言わない、でも当麻のことはは信じてあげて」
「……むぅ、みことはずるいかも。みことがもっともっと嫌な人だったら良かったのに。分かった。とうまも、それにみことのことも信じる。だから二人は幸せにならなきゃダメなんだよ!」
「ありがとうインデックス。私を、ううん、当麻のことを信じてくれて。……虫のいい話だけどさ、あんたとは仲良くしたいなって思うんだけどダメ、かな?」
「いいよ。みことは料理も上手だし太っ腹だし、私もみことと友達になりたい。二人まとめて祝福したいから。これからもよろしくねみこと」
「……むぅ、みことはずるいかも。みことがもっともっと嫌な人だったら良かったのに。分かった。とうまも、それにみことのことも信じる。だから二人は幸せにならなきゃダメなんだよ!」
「ありがとうインデックス。私を、ううん、当麻のことを信じてくれて。……虫のいい話だけどさ、あんたとは仲良くしたいなって思うんだけどダメ、かな?」
「いいよ。みことは料理も上手だし太っ腹だし、私もみことと友達になりたい。二人まとめて祝福したいから。これからもよろしくねみこと」
結局修羅場は起きず、美琴の心からの言葉でインデックスの心は動かされ、こうして和解を迎えるのだった。
当麻がリビングでウトウトし始めた頃、話を終えた美琴とインデックスが当麻を呼びに来た。
当麻がリビングでウトウトし始めた頃、話を終えた美琴とインデックスが当麻を呼びに来た。
「「当麻(とうま)!!」」
「ん?もう仲直りしたのか…」
「ん?もう仲直りしたのか…」
そっかそっか…と上条が頷いていると、
「あのさ、科学の力で当麻が洗脳されたって話があったわよね?」
「ああ、確かにあったな。」
「ああ、確かにあったな。」
「あれ、五和って人がこの子に吹き込んだんだって。」
「何!?五和がそんな事するなんて……失望した。」
「何!?五和がそんな事するなんて……失望した。」
今ここに五和がいたら死んでいただろう。
ちなみに、これは五和が吹き込んだ訳ではなく、五和の独り言だったりする。
ちなみに、これは五和が吹き込んだ訳ではなく、五和の独り言だったりする。
「時間も時間だし、そろそろ寝るか」
時間は既に2時半
「わっ!?もうそんな時間!?もう早く寝ないと!!明日母親達来るのよ!?」
「そりゃ大変だ!!あっ、インデックスはステイルと同じ部屋だから!!」
「そりゃ大変だ!!あっ、インデックスはステイルと同じ部屋だから!!」
「でもその部屋は何処なの?」
「ああ、案内するわよ。」
「ああ、案内するわよ。」
美琴がそう言っていたから上条は安心していたのだが、その幻想は見事に粉々になる。
「「キャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
「どうした美琴!?インデックス!?」
「どうした美琴!?インデックス!?」
すぐさま駆けつけたがもう遅かった。何故なら、
ステイルが黒焦げになってインデックスに噛みつかれているからだ。
ステイルが黒焦げになってインデックスに噛みつかれているからだ。
「はい?」
「理不尽だ……。」
「理不尽だ……。」
「…えーと、美琴サンどうしてこのようなことに?…って泣いてるぅ!!??」
「ひっく、えっぐ当麻ぁ~」
「ひっく、えっぐ当麻ぁ~」
「美琴、大丈夫か?」そう言って美琴を抱きしめる当麻。
「インデックス、何があったか説明してくれ。」
「インデックス、何があったか説明してくれ。」
泣きわめく美琴から聞くのは不可能と判断した上条は完全記憶能力者のインデックスに尋ねる。
「ステイルがね、みことのスカートの中を覗いたんだよ。」
ステイルを半分ほど咀嚼した人肉食シスターが答える。
「ステイルがね、みことのスカートの中を覗いたんだよ。」
ステイルを半分ほど咀嚼した人肉食シスターが答える。
正確には
先頭を行っていたインデックスがふらついて階段を踏み外し。
ステイルがそれを受け止める形になって踊り場で仰向けに倒れ。
その真上には………美琴のスカートがっ!!!
先頭を行っていたインデックスがふらついて階段を踏み外し。
ステイルがそれを受け止める形になって踊り場で仰向けに倒れ。
その真上には………美琴のスカートがっ!!!
なのだが、上条はそんなことを考えられるわけがない。
インデックスの咀嚼から解放されふらふらと立ち上がった赤髪ピアスの前に
『魔神』のような黒い陰が。
『魔神』のような黒い陰が。
当麻というこの上琴新居における魔神がステイルに制裁を加えようとしたがステイルの決死の弁明を聞き、何とか怒りを収める。
そしてステイルの人柄を理解してる当麻とインデックスは冷静になって、自分達の早とちりを素直に謝罪した(美琴はまだ当麻の腕の中で泣いている)。
そしてステイルの人柄を理解してる当麻とインデックスは冷静になって、自分達の早とちりを素直に謝罪した(美琴はまだ当麻の腕の中で泣いている)。
「「ごめんなさい」」
「いや、気にしなくていいよ。それよりどうやら無事に話し合いは終わったようだね」
「みたいだな。俺も美琴とインデックスには仲良くしてもらいたかったからさ。解り合ってくれて本当に良かったよ」
「いや、気にしなくていいよ。それよりどうやら無事に話し合いは終わったようだね」
「みたいだな。俺も美琴とインデックスには仲良くしてもらいたかったからさ。解り合ってくれて本当に良かったよ」
ステイルはインデックスの表情が晴れやかなのを見て、上琴との件は無事に片が付いたのだと感じ取る。
当麻は美琴を連れて自分達の寝室に戻ろうとするが、インデックスが美琴を離そうとしない。
当麻は美琴を連れて自分達の寝室に戻ろうとするが、インデックスが美琴を離そうとしない。
「あのーインデックスさん? 美琴は俺と一緒に寝るんだから離れてくれねーかな? 言っとくけど、変なことはしねーぞ」
「それくらい分かってるんだよ。今日のわたしはみことと一緒に寝たいんだよ。だからとうまはステイルと一緒に寝て」
「「じょ、冗談じゃないぞ!!」」
「それくらい分かってるんだよ。今日のわたしはみことと一緒に寝たいんだよ。だからとうまはステイルと一緒に寝て」
「「じょ、冗談じゃないぞ!!」」
インデックスの提案に当麻とステイルは当然ながら猛反対。
しかしそれは立ち直った美琴からの予想外の提案で却下されることになる。
しかしそれは立ち直った美琴からの予想外の提案で却下されることになる。
「まあ今日くらいはいいんじゃない? それに私もインデックスと寝てみたいなーって思ってたの♪ ダメ?」
「俺がお前の頼みを断れないって知ってて言ってるだろ。悪いなステイル、ここは潔く諦めてくれ。俺は美琴のおねだりには逆らえない!」
「何バカなことを自慢げに言ってるんだ! ……けどインデックスがそう望むのなら僕も受け入れるよ。甚だ不本意ではあるけどね」
「俺がお前の頼みを断れないって知ってて言ってるだろ。悪いなステイル、ここは潔く諦めてくれ。俺は美琴のおねだりには逆らえない!」
「何バカなことを自慢げに言ってるんだ! ……けどインデックスがそう望むのなら僕も受け入れるよ。甚だ不本意ではあるけどね」
こうして当麻はステイルと、美琴はインデックスと一緒に眠ることになる。
別れ際、美琴は当麻に抱きつくと正月一発目のあつーいキスを披露する。
別れ際、美琴は当麻に抱きつくと正月一発目のあつーいキスを披露する。
「こ、これが今時のカップルのあるべき姿なんだね……。過激だけどとてもいい感じなんだよ」
「いやインデックス、これは彼らが特別なだけだから。一般的なカップルはここまで人前でいちゃついたりしないことを覚えておいた方がいい」
「美琴、寂しいけどしばしのお別れだ。愛してるぞ♪」
「当麻、明日は二人で一緒に寝ようね。愛してるよ♪」
「いやインデックス、これは彼らが特別なだけだから。一般的なカップルはここまで人前でいちゃついたりしないことを覚えておいた方がいい」
「美琴、寂しいけどしばしのお別れだ。愛してるぞ♪」
「当麻、明日は二人で一緒に寝ようね。愛してるよ♪」
そして再度、キスを交わした二人は当麻とステイルは客間に入り、美琴とインデックスは上琴の寝室へと向かっていった。
客間のベッドに潜り込んだ当麻は、ステイルにインデックスの今後について尋ねた。
客間のベッドに潜り込んだ当麻は、ステイルにインデックスの今後について尋ねた。
「なあステイル」
「…何だい? 上条当麻」
「…何だい? 上条当麻」
ステイルはインデックスと寝れると思ったのに残念そうに歯を食いしばっている。
「インデックスにいつ告るんだよ?」
「ブハッ!?」
「…このパターン何回目ですか?」
「い、いや、だからだね!?僕達は聖職者としてだね…!!」
「ブハッ!?」
「…このパターン何回目ですか?」
「い、いや、だからだね!?僕達は聖職者としてだね…!!」
こっから先は男のツンデレタイムなのでカットさせてもらうとしよう(男のツンデレのどこが面白い?)。
そしてその頃の美琴、インデックスは…
そしてその頃の美琴、インデックスは…
「ねえ?みことととうまってどうやって付き合い始めたの?」
「え…♪言わないとダメ…♪」
「疑問文なのにクエスチョンマークがないんだよ…。」
「え…♪言わないとダメ…♪」
「疑問文なのにクエスチョンマークがないんだよ…。」
こうして、それぞれの夜は更けていくのだった…。