とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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だれでも歓迎! 編集
当麻「観覧車?」


美琴「そ、遊園地の最後はこれでしょ!!」


当麻「定番だな。」


美琴「それに…」


当麻「?」


美琴「頂上でキスするの…」


当麻「定番だがもうどこでキスしても変わらないのでは…?」


美琴「だって、当麻とロマンチックなキスしたいんだもん(////)…」


当麻「…ったくしょうがねえなー!!んじゃいきますか!!」


美琴「うん!」



キスしなくてもこの二人は誰にも止められない。





建宮「ベタなのにあそこまでいちゃつけるとはなのよね…。」


浦上「ベタだからこそじゃないですかね?」





神崎「インデックス…、なぜそこまで歯を磨く必要があるんですか?」


インデックス「それはね、とうまと短髪を噛み殺すためだよ…。」


神崎「では、五和はなぜ海軍用船上槍を強化してるんですか?」


五和「そんなあたりまえのこと聞かないでください…勿論御坂美琴という
世間知らずのお嬢様をメッタメタのグッジョグジョにするために決まってるじゃないですか…。」


神崎(すいませんが自分の命は自分で守ってください…。)


神崎たちが着くまで、あと43分29秒…





上条「さすが、学園都市。」


美琴「何が??」 


現在二人は観覧車に乗ろうという所。
上条が感心しているのはある注意書き。
「こちらの観覧車は自動姿勢制御システムを採用しており、カップルの方が片一方に乗られても快適にお過ごしいただけます。」


とりあえず、科学的?な説明。
この観覧車のゴンドラには水銀柱などを組み合わせた『傾斜感知計』が付いている。
これが感知した傾斜に合わせて水が注排水装置よろしく移動し、ゴンドラを常に水平に保つ。


ちなみにこの水銀柱を使った傾斜感知は1944年ころ日本海軍が開発した「自動空戦フラップ」と同じ様なものだが、学園都市のものはさらに精度・コストパフォーマンスを高めてある。


美琴「うわぁああ……(科学ってやっぱりこういう事のためにあるべきよっ♪)」


上条「そんなに感激するもんか?」


美琴「あったりまえじゃん」ムギュ。




建宮「定番なのよな。」


浦上「定番ですね。」


建宮「しかし定番、ベタであればあるほど強力なのよ。」


その時、建宮の通信霊装が震えた。  プリエステスからの連絡。


建宮「(もしかして上条当麻の護衛と言って遊んでたのがばれた!?)」


浦上「(やっぱり遊んでたんですかこのバカ!!一緒にしかられるこっちの身にもなれってんだ!!)」
ヒソヒソ声であわてる二人だがプリエステスからの通信を無視できるはずもなく。


建宮「もしもし、プリエステス。私 建宮斎字は決して遊び呆けてたわけでは……」


神裂「良いですか建宮、落ちついて聞きなさい。」いや慌ててるのはむしろそっちの方ですよ、神裂さん。


神裂「今すぐ上条当麻から離れなさいっ!!」


建宮・浦上「「へっ?」」


神裂「五和があなたたちの位置を元に上条当麻、いえ御坂美琴の位置を割り出して襲撃しようとしています!ですから急いでそこから離れなさい!!」


建宮・浦上「「りょっ、了解ぃいいいい!!!!!!」」
彼らとて馬鹿ではない。 とくに建宮は教皇代理を務めたほどの男である。
3.5秒で撤収準備を完了。(早やっ!!)


スタコラサッサー と大の大人が二人して見えない恐怖におびえて逃げ出すさまは滑稽にも見えた。
しかし、ぶち殺しモードに入った五和の恐ろしさを知ってる二人は真剣そのものである。ここ重要。




打ち止め「わーい、パパママのデレデレが見られるってミサカはミサカは興奮してみたり。」


一方「まずいなァ。あいつらもいンのかよ…ん?」見るとショチトルが小声で話しかけている。


ショチトル「(大丈夫。たぶん我々の乗る所からあの二人の醜態は見えない。)」


結標「(もし見えたら、打ち止めの拘束お願いね一方通行。)」


一方「(テメェは何すンだよ?)」


結標「(もちろんショチトルのフォロー。海原を止めるのは2人くらいいないと心配よ。)」


ちなみに件の海原は現在放心状態。ショチトルからの逆告白(キス)と上琴のデレっぷりがよほど堪えたらしい。




建宮「い、五和ちゃーん?いつ日本におもどりかなー?」


五和「しらを切っても無駄ですよ建宮さん。」


建宮「なななんのことでせう?」


五和「当麻さんの護衛についてたのは知ってるんです。まあ建宮さんの場合、そう言って殆どグウタラしてたんでしょうけどー。」


うわっ、五和さんの言い方が辛辣だーっ!!ぶち殺しモードの最強ランク=レベル5に行ってるのよなーっ!! 良いからはきなさいこのツンツン頭!!!


という二人から少し離れた物陰。


五和から逃れた浦上が二人の様子をうかがいつつ、プリエステスに連絡中。


神裂「つまり、建宮は捕まったのですね。」


浦上「はいっ、プリエステス、助けて下さいましっ!!このままじゃ早晩建宮さんは陥落します。」


神裂「そうしたいのは山々ですが、いま噛み殺しモードに入ったインデックスをステイルと二人がかりでどうにか抑えているところです。……浦上、あなたが五和を止めなさい。では」通信は切られた。


プリエステスの命には逆らえない。
しかも天草式にとっても恩人である上条当麻の彼女を守るためである。


ここに浦上の特攻が決定した。
目標はぶち殺しモードに入った五和。勝ち目はない。
しかし男には負けるとわかっていても戦わねばならぬときがある!!


浦上は自分そう言い聞かせ、死を覚悟するのであった。
死を覚悟した浦上に天啓が舞い降りる。


浦上「1人では無理だが30人くらいいるという「あの子たち」の助力があれば?」
緊急決議第178号
「ミサカ全軍を挙げてのオリジナル援護を決意する。」


シスターズ「「「「「「了解。」」」」」」


15072号「現状報告を。」


20000号「現在決議177号後散会したミサカの一部は遊園地を退去せり。現在オリジナル援護に駆け付けられるのは21体のみ。それで十分か否か?」


16254号「21人ほどしか出せませんが、十分ですか?とミサカは尋ねます。」


浦上「21人ですか、微妙ですね。(て言うかこの人何ぶつぶつしてるんだ?体内に通信用霊装でも内蔵してるのか??)」


16254号「十分と言っています。とミサカは報告します。」


浦上「???いっ、言ってねええええええ!!!!」


10081号「こちら10081号。五和、建宮両名を確認。建宮が五和の尋問に屈した模様。現在オリジナルの方へ向かいつつあり。」


15072号「こちらも確認。現スピードにて20分ほどでオリジナルと接触す。」


10090号「オリジナルへこの危機を伝えるべきでは?とミサカは意見具申いたします。」


20000号「それは不可能です。とミサカは答えます。あの二人は現在観覧車に乗って頂上付近でのりづけ中。……おそらく窓に警告メッセージを載せても気づかないでしょう。」


10090号「オリジナルも恋には盲目と言う事ですか。とミサカはDNAレベルでおなじオリジナルの醜態に顔を赤らめます。」


20000号「20分という事は……ちょうどあの二人が降りてきたころです。とミサカは報告します。」


16254号「状況は極めて困難なり。しかしオリジナルへの恩返しのためにも退却は許されません。」
シスターズ「「「「「「ラジャーッ!!」」」」」」



だがしかし、浦上はあっさり敗北した…。


五和「さあ、二人とも吐いてください…。それとも死にます?」


建宮「わ、分かった!!でぅばでぱあ!!何するのよね浦上!!」


浦上「今ここであの二人の為にできるのは黙ることです!!」


建宮「しかしこのままでは…!」


浦上「天草式の恩人には幸せになってほしいじゃないですか!!その為なら
ぼくは肉片の塊になってでも口を割りません!!」


建宮「は!!そうだったのよね!!浦上!!お前の言葉で目が覚めたのよね!!」


浦上「そうです!!頑張りましょう!!」


五和「うるさいですよ浦上さん。まずあなたから死にます?」


声だけで殺せそうな五和、それはまるで死神に鎌を突きつけられた様…。
いま上浦には五和の海軍用船上槍が死神の鎌に見えた。


浦上「第6学区の遊園地です!!」


建宮「貴様裏切りおったなああああああああああああああああああああああああ!!」



インデックス「離すんだよ二人とも!!私はあの二人を噛み殺すんだよおおおおお!!」


神崎「ステイル!!まだ術式は完成しないのですか!!(拘束術)」


ステイル「うるさい!!あと少しなんだ!!」


神崎とステイルは絶賛奮闘中
16254号「ちっ、あの野郎あっさり陥落しやがった。とミサカはオリジナルの位置をはいた二人への失望をあらわにします。」
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