逝去告白 1
とあるファミレスの中での出来事・・・
現在、美琴・初春・佐天が中にいる
佐・初「「御坂さん!!!」」
美「な、なに?」
いきなりのテンションにさすがにびびるレベル5
佐・初「「告白してください!!」」
美「ぶはっ!」
吹いた、そりゃ仕方ない気もする。なぜなら・・・
美「なななななんのこと?ツンツン頭とかは関係ないわよ!?」
このツンデレっぷり。自分で首を絞めてるのにも気づかない
佐(やっぱりこうなるか~・・・初春?)
初春の眼が語る「任せてください」と・・・
初「御坂さん!」
美「な、なに!?」
~~~10分後~~~
美「アイツはねぇ、すっごくかっこよくてやさしくてぇそれからねぇ・・」
レベル5、完全に堕ちた・・・
佐「・・・・口だけなら超能力レベルじゃない?これ・・・」
美「で・・・私はどうすればいいの?」
初・佐「「ズバリ!ですねぇー・・・」」
美「ズバリ・・・?」
初・佐「「御坂さんが死ぬんです!!!」」
美「・・・・・・ええええぇぇぇぇえええ!!???」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
舞台は変わって、いつもの公園
美琴は「アイツ」をさがしていた
美(・・・・いたっ!)
なんかキョロキョロしてるが気のせいだと美琴は考える
美「やっと見つけたわよ~」
上「おう、ちょうどいいところに・・・「危ないっ!」・・・え?」
パァッン!!銃声(体育祭とかのあれっぽいことには上条気づかない
上「・・・?なんなんだ?なぁ?みさ・・・か・・・?」
上条は見た。胸を真っ赤な血(という名のトマトジュース)で濡らしている美琴を
上「・・・み、御坂ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
美「ケガ・・・なかった・・・?」
微笑みながら静かに言う美琴
上「バカ!しゃべんじゃねえ!」
美「・・・私ね、気づいたんだ・・・」
少しの沈黙・・・そして・・・
美「やっぱり・・・私はアンタの事が・・・好き・・・なんだ・・・って・・」
上「・・・おい・・・嘘だろ・・・?なあ、目を開けろよ!いつもみたいに俺にビリビリしてこいよ!?」
返事はない・・・
美(近い近い近い近い顔が近いっつーーーの!!!!)
心はしっかり返事をしてるのだが・・・
~風紀委員支部~
初「ふふふ・・・面白くなってきましたね・・・」
佐「・・・初春、盗撮って・・・・」
すべては初春の手によって始まったのだった・・・
ここで説明しよう。初春の「逝去告白PLAN」とは
1、美琴死亡
2、その勢いで告白
3、上条の気持ちを探る
4、種明かし
という作戦であり、4つ目の項目については美琴の好きなタイミングでやることになっていた
それと、美琴は紅潮防止薬(入手ルート不明)のおかげで顔が赤くならない
一見すると穴だらけの作戦(息してるし)・・・だが鈍感マスターをなめてはいけない
上「うっ・・・うっ・・・御坂ぁ・・・」
見事にだまされてる。しかもマジ泣き
美(やばい!泣いてる!うれしい!そして萌える!)
ちょっと壊れてる美琴サン
上「・・・!そうか!人工呼吸だ!!!」
美・初・佐(((ええええええええ!!!????)))
上「・・・だ、駄目だ・・・死因が違うだろ・・・」
思考をとりもどしたらしい。とりあえず一安心
美(なんでよぉぉぉ!!!!)
・・・一人を除く
上「コイツ・・・俺の事、好きだったんだよな・・・」
美(そうよ・・・・)
上「・・・・よし・・・・ごめんな、おそくて」
上条の唇が御坂の唇を奪う
美(・・・・・・・)
初・佐・美(((きゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!/////////)))
上「・・・生きてる間にしてやりたかったなぁ・・・ちくしょぅ・・・」
美(生きてます!超生きてますから!)
上「・・・結局、告白できなかったし・・・・さき越されて、お別れなんて・・・!」
美(・・・コイツいま・・・え?もしかして・・・・え?)
上「ちっくしょぉぉ!!好きだった!ずっと好きだった!なのに、なのに・・・!」
美(・・・うれしすぎるっ!・・けど・・・)
じゃじゃーんドッキリでしたぁ→歯ぁ食いしばれよ超能力者・・・
になるのは目に見えている(いやたぶんないけど・・・)
美(・・・こ、こうなったら意地でもネタバレしない!!)
わりと残念な結論に至った・・・
上「・・・せっかくゲコ太の指輪買ったのにな・・・・ははは・・・・」
美「ゲコ太ぁぁぁぁぁ!?!?どこどこ!?」
上「・・・・・はい?」
美「・・・・・あ・・・・」
初・佐((御坂さあああああああん!!!!!!!!))
上「・・・・さてと・・・これはどういうことなんですか?御坂さん」
美「えと、その、えー・・・・あははははは・・・は」
上「目ぇつぶれ・・・」
美「え?・・・・」
上「いいからっ!」
美「は、はいっ!」
きちんと目をつぶるあたりが偉い(まぁ目の前に夜叉が立ってたら・・・ねぇ?)
初・佐((あわわわわわわわわ))
その時・・・
美「・・・・え?」
上条は美琴を抱きしめていた・・・・
美「ちょ、ちょちょっと、なななななにをしてんのよ!」
上「・・・・・った」
美「え・・・?」
上「生きててくれて・・・良かった・・・!」
美琴の耳に嗚咽・・・までとはいかないが確かな泣き声が聞こえる
美(・・・・泣いてるの?)
上「・・・なぁ、お前の一言・・・本気にしていいのか?」
美「・・・ええ、いいわよ別に」
少し強がって見せる。・・・目には涙が浮かんでいるのをお互いは相手に見せない
美「ねえ・・・当麻」
名前で呼んでみる。
上「どうした美琴?」
呼ばれてもみる。
抱き合ったまま、二人は会話し続ける
美「もし本当に私が死んだら・・・どうする?」
上「?何言ってんだ?・・・一度俺は泣いたんだ・・・それが俺を・・・強くしたんだ・・・だから・・・」
上条は力強く、けれども優しく言い放った
上「お前が死ぬなんて幻想は、俺がぶち殺してやるよ」
上条は笑った。美琴も笑う
美「どちらか先に死んじゃうじゃない」
上「一緒に死ねばいいさ」
美「じゃあ全部分かち合うのよ?」
上「全部って?」
美「優しさも喜びも苦しさも辛さも二人で分かち合っていきましょ・・・笑う時はバカ笑いして、泣く時は大泣きして、壁には二人でぶつかっていって・・・」
美「一緒に歩き始めよっ、新しい道を!」
上「・・・・そうだな」
この二人の道はまだつながったばかり、彼らはいまその道を歩き始める・・・
佐「うっ、初春ぅ~っ!涙がっ、涙がぁぁ~!」
初「ぐじゅん・・・だ、駄目でしゅよ佐天しゃん!今からDVDに入れるんですから!
佐「まじでっ!?初春、ぜったい頂戴ねっ!」
初「もちろんですよ~」
佐「・・・じゃああのキッ、キスシーンは・・・?」
初「撮れてますよそりゃあぁ」
黒「誰と誰のキスシーンですの?」
初「そりゃあ御坂さんと上条さんに決まってるじゃないですかぁ、なにいってるんですか佐天さん~」
初春、佐天の方を向く
佐天、泣きながら首を振る
初(・・・アレ?ですの、ですの、DESUNO・・・・・・で・・・す・・・の・・・?)
黒子、殺人鬼の目に変化
初「きゃぁぁあああああああああぁぁぁぁ!!!!?????」
黒子「ふ・・・・ふふふふ・・・・あの・・・・類人猿がああぁぁぁぁぁぁあああっ!!!!!!!!」
初・佐「「二人とも、逃げてええええええええええええええええええ!!!!!」」
美琴と上条の二人の道は、現段階をもって最大のピンチをむかえるのであった・・・・