とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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10090号「決議第178号に参加中の御坂は速やかに先頭配置につけっ!!」


15072号「まああの浦上とやらが逃げ回ったおかげで五和とオリジナルの接触時間が少し遅れました。とミサカはちょっとだけ裏切り者の肩を持ちます。」


16548号「緊急報告!!」


20000号「何ですか騒々しい。とミサカは16548号への不快感をあらわに・・・・・・」


16548号「それどころではありません!とミサカはあの暴食シスターが遊園地方面に向かっていることを緊急報告しますっ!!」


15072号「なぜあのシスターがオリジナルの位置を?とミサカは疑問符で頭がいっぱいになります。」


16548号「察するに肉食動物などの『捕食者のカン』ってやつでしょう。とミサカは発言します。」



かくて五和vsシスターズの幕が切って落とされるっ!!
五和「いったい全体、あなた方は何者ですか?」バッチィン!!!!五和の声と電撃音が交錯する。


10572号「シスターズです。あなたを行かせるわけには参りません!」バチバチバッチインンン!!!!


19人のシスターズは遊園地の外にでて五和を止めるべく入れ替わり立ち替わり電撃&サブマシンガンによる遅延作戦を展開していた。その連携は天草式顔負けであった。まあ一つの巨大な脳みたいなものだから当然だが。


ただし。


当初「殲滅作戦」という恐ろしげな名前だったのが電撃&狙撃をことごとくかわされた上、シスターズの2名を捻りつぶされた結果(ドンだけすごいんすか五和サン!)遅延作戦に変更を余儀なくされたのであった。


五和「全く、あの世間知らずな貧乳中学生に鉄槌を加えようときたら全く同じ顔した20人に襲撃されるとはシャレになりませんねえ。」口調がおかしいですよ五和サン!


20000号「襲撃者はあなたです。とミサカは冷静につっこませていただきます。」


五和「しかし、もうそれも終わりですっ!!!!」


シスターズ「「「「「「「「「「「「「「「「っ!!!!!!?????」」」」」」」」」」」」」」」」グシャッ!!


19人の戦士たちは息をのんだ。


体が動かない。


のみならず何か攻撃をされたわけでもないのに建物の上などで踏みつけられたようにうつぶせで自分たちが倒れていることに恐怖を通り越して疑問すら感じた。


「広域拘束術式。」五和は言う。
「不本意ながらちょこまか動き回ることになりましたからね。ついでに仕掛けをさせていただきました。見境無く動けなくする術なので市街地では本来御法度ですがあなた方の派手な動きで一般人もなし。感謝しますよ。」


この騒ぎの仲でも五和の表情は変わらない。


五和が去って暫くして拘束は解けた。


20000号「これからどうしましょう。とミサカはあの襲撃者に追いつくのはもはや不可能であると指摘します。」


10572号「大丈夫です。計算通りならオリジナルは今頃観覧車を降りている頃でしょう。とミサカは請け合います。一般人の多いところならあの襲撃者も無茶はしません。逆にお二人は人の多いところでの先頭に慣れてますから。とミサカは一安心します。」


10035号「きっ、緊急事態です。とミサカは慌てて報告します。」


20000号「今度は何ですか10035号?とミサカはもう何があっても驚かないぞと返事します。」


10035号「お二人の乗った観覧車が故障で停止してますっ!!!!」


シスターズ「「「「「「「「「「「「なっ、なんですってぇええええ!!??」」」」」」」」」」」」
驚かないと豪語していたシスターズも驚く報告であった。さらに報告が続く。


10035号「どうも上条さんとの時間を少しでも楽しみたいと思ったオリジナルがしでかしたようです。とミサカは報告します。」
一瞬の沈黙。


シスターズ「「「「「「「「「・・・・・・・あのおのろけ馬鹿オリジナルが・・・」」」」」」」」」もはやオリジナルのデレッぷりにあきれるしかないシスターズであった。



神裂「ステイル。何をしているのですか!?しゃきっとしなさいしゃきっと!!」


ステイル「はっ!す、すまない。」彼の手には噛みちぎられたカード。


ステイル「一応噛み切られないように最大限強化したはずなんだが。」


神裂「さっきの歯磨きが聞いているんでしょうきっと。……はっ!それどころではありません!!あの子を追いますよステイル!!」


ステイル「了解!」
二人は駆け出す。
シスターによる人肉食を防ぐために。



そのころ
打ち止め「真っ暗なのはやだよーっってミサカはミサカは言ってみたり。」


一方「しゃあねェだろうがよォ。」


結標「全く停電なんていやねえ。」


ショチトル「こうも暗いと、ねえ。お兄ちゃん。」


海原「と、いうより御坂さんたちはご無事でしょうか?って痛い!!」


ショチトル「この状況でまだ言うか?」




件の上琴空間では・。


上条「さすがに停電はまずいんじゃねえか。」


美琴「だってさーもうちょっとこうしていたいじゃん。」現在彼女は上条の左側にいる。
上条からの信頼もしくは愛のあかしなのだが、結果として電撃を防げないことになった。


美琴「それに暗いと町明かりがこう、…ロマンチックじゃない?」


上条「まあ確かにな。…さっきの続きでもするか?」


美琴「う、うん」チュッ
乗り込んでからというもの頂上を待たずしてのり付け中のお二人なのであった。





神裂「ステイル、急ぎなさいっ!」


ステイル「分かってるさっ!………っ!!神裂、危ない!!!」


神裂「っ!?うわっ!!」神裂は何かに足を引っ掛けそうになった。


神裂「危なかった、ステイル、感謝しますよ。ところでこれは……??」それは地面に倒れる、五和とインデックスであった。


インデックス「シ、刺激が強すぎなんだよぉ……」かろうじて意識はあるが目を回している。


五和「も、もう駄目ぇ………」こちらは何やらゴニョゴニョいって、気を失っている。


神裂「大丈夫ですか二人とも!?なぜこのようなことに?」


ステイル「フム、これが原因らしいな。」その手には五和の横に落ちていた『赤外線暗視装置付き望遠鏡』がある。


ステイル「これで何を見たんだろうね?」言うと彼は五和とインデックスが頭を向けて倒れていた方向へ望遠鏡を向ける。


ステイル「ちっ、暗くて見えやしない。えーっと……このボタンで暗視装置とやらが作動するのかな?……よいしょっと」カチッ


暗視装置が作動した。
と、同時に!
ステイル「う、うーん……駄目だ、僕にも刺激がぁ……」


神裂「スッ、ステイル!?おのれ、ステイルまで気絶させるとはいかなる術か、この目で見てやるっ!!」言うが早いか彼女はステイルが見ていたものを望遠鏡で見る。


さすがの神裂氏もこの距離この暗さでは直視できないらしい。


神裂「っ!!!!!」その神裂もふらついた。しかし18歳にしては老けた精神年齢の賜物か、それとも聖人であることが幸いしてか彼女は倒れない。


そしてつぶやく。


神裂「あのバカップル、もはや見たものを気絶させるほどにまでなったのか………」




そう、そうなのである。
現在絶賛大人のキスを堪能中のご両人。
それを見たものはあまりの衝撃にその二人に近しい人間を気絶させるに足る破壊力(?)を有すに至っていた。


10572号「『愛は偉大なり』とはよく言ったものです。とミサカは感嘆します。」


20000号「我々はあの方をあきらめたはずなのに。とミサカは心中の苦悩を吐露いたします。」


10032号「………」バタッ


10035号「やはりこいつが一番最初にダウンか。とミサカはばっさりと切り捨てます。」


10842号「私の隣でも一人倒れているのですが。とミサカは打ち止めに何人倒れているかを尋ねます。」


20001号「ざっと1/3のミサカが倒れちゃってるよっ。ってミサカはミサカはネットワークを通じて流れてきたオリジナルの姿に頬を染めてみたり。」




結標「そういえば、この子にはネットワークが有ったのよね。」


一方「クソッ、目隠ししてもい目がねェじゃねェかよ。」


ショチトル「まあエツァリが見なかっただけ良かったとしよう。」


海原「皆さん何の話を!?ハッ!!まさかあの糞上条が御坂さんに何か!?」


一方「いまさら行っても間にあわねェよ。」


海原「うぎゃぁああああああ!!!!!!!!」


ショチトル「まだ言うかっ!?」ボコッドゴッ!!


ショチトル「あの槍がない時のエツァリなんてちょろいもんさ。」


結標「……あの海原を瞬殺だなんて。」(*気絶しただけです。)


一方「やるなァ、コイツ。」何だかんだ言って一番現状を楽しんでる一方通行であった。
当麻「お前…いきなりすごいキスするな…。」


美琴「だって…当麻の味知りたかったんだもん!」


当麻「そんなことを力説されても…。」


美琴「当麻…私とこういうキス…イヤ…?」


当麻「そんなことない…とてもおいしかった…。」


美琴「よかった…私もおいしかった…だからもっと…して?」


当麻「喜んで…」


チュロレロレロ…


二人の時間はアツすぎる…



建宮「グハ!!」バタ


浦上「なんちゅうでぅぐでばは!!」ばた


二人のキスは強烈過ぎる…。





かくて二人のデートは終わる。
仲良く二人して歩いて行く二人だが……。
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