とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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kinsho_second

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神裂「??ステイル、あの子はどこに?」


ステイル「あれ?さっきまでここにいたんだが。…ん?何か置手紙が。」
そこにはこうあった。


インデックス『食べてくる★★』


神裂「ステイル…………。」
ステイル「神裂………。」
神ス「「えらいこっちゃぁああああ!!!!!!」」




そうとは知らぬバカップル。
美琴「あちゃー、門限過ぎちゃったなー♪」


当麻「そう言いつつ楽しげなのはなぜでしょう?」


美琴「いやー、毎度毎度黒子にごまかしてもらうのも悪いしさー……」


当麻「あー………(なんか見えてきたぞー。)」


美琴「明日って日曜だしー」


当麻「日曜ですねえー。」


美琴「泊・め・ろっ♪」


当麻「お願いじゃなくて命令!!??ちょちょ、ちょっと待て!!上条さん中学生を連れ込むのはさすがに気が引けるというかなんといいますかっ!!」


美琴「ど・う・な・の??」バチバチ


当麻「だぁーもう!!なるようになれだ!!泊まってけドロボーっ!!!」


美琴「いやっほー!!」


当麻「往来で言う事じゃありません!!!!」




すぐそばの物陰にて。
土御門「あっちゃーカミやん……」


青ピ「とうとう禁断のお持ち帰りタイムに突入やー……」


黒子「お、お、お姉さま…あぁああああぁああああ。」


白雪「うわーっ、美琴ちゃんって積極的ー。」


打ち止め「そりゃー今まで好きだったのに告れなくってヤキモキしてたからーってミサカはミサカはさらりと重大事実を発表したり!って痛たたたたっ!!!」


一方「ガキはちょろちょろすんじゃねえ!」


土御門「(おい、何でてめえがいんだよ?)」本日のグループの活動を知らなかった土御門が言う。


一方「(はン、テメエのリアルにゃーにゃーと振り回されっぷりを見るために決まってンだろーが。)」


土御門「(みっ、見てたのかっ!?)」


一方「(たっぷりとにゃーっ!)」


土御門「(人のしゃべり方まねんじゃねえ!!!ってかほかの連中は?)」


一方「(あのバカップルのデレっぷりに呆れて帰ったンだよ。海原は気絶してたけどよォ。)」


白雪「あら。一方通行さん今晩はっ!………ってか二人で何コソコソしてんの?」


一土「「何でもありません!」」この二人、女性にめっぽう弱い。


黒子「お、お姉さまがあのくそガキに懸想してたですと!?」


打ち止め「そうだよーってミサカはミサカは同室のあなたの鈍感さに呆れてみたり。」


黒子「くぅーっ!言われたぁあー!!かくなるうえはあ姉さまの懸想を守るための作戦オールナイトウォッチを発動しますのっ!!」


青土一打「「「それって???」」」


白雪「確か英語で『寝ずの番』だよね?」


黒子「その通りですの!土御門さんのお宅で皆であのケダモノが悪さをしないよう皆で寝ずの番をするのですっ!!!!」


青土「「な、な、なんですってぇえー!!!!?????」」


白雪「面白そうかも。」


土御門「えぇーっ!?月夜まで?」いつの間にかこの二人、下の名前で呼び合っている。


一方「くっだらねェ。帰るぞラストオーダー。ってン??」見ると打ち止めが目を爛々と輝かせている。(まさか…なァ)


打ち止め「面白そうだから一緒にしたいーってミサカはミサカはお願いしてみたりっ!!」


一方「ばっ、馬鹿言ってンじゃねェ!!」


黒子「ちょうどいいですわ。大人数なら交代で寝ることもできますわ。さあ行きますわよみなさん!!!!」


こういうことに積極的な女子とそれに振り回される男子という構図が出来上がっていた。
しかし彼らは知らなかった。 隣室でバトルが繰り広げられることを。
人肉食シスターと彼氏の女癖の悪さに怒る電撃姫との。






当麻「(何だかんだ言って連れて来ちゃったよ…)はい、どうぞーっ。」


美琴「おっ邪魔しまーす!!」手にはなにやらボストンバック。途中のコインロッカーで取ってきたものである。………どうもこの電撃姫、最初から泊るつもりで準備してきてたらしい。…恐るべし。


当麻「っ!?(イ、インデックスの靴があるーっ!!!!いつの間にロンドンから!!??)」見ると靴箱の上にはカギが。彼がインデックスにあげた合いカギである。


どうもインデックス、帰ってきたあとご丁寧に鍵をまたかけたらしい。


当麻「(じゃ、じゃあ奥の部屋の方から出てるこのまがまがしい妖気は勘違いじゃなくて本当にっ!!!!???)」


「とーーーーーーーーーうーーーーーーーまーーーーーーー」やはりそうであった。
奥の方から恐ろしい声がする。


美琴「な、なに?今の??」


当麻「(やばい、やばすぎますよこの状況!ダァもう不幸だぁー!!!!!)」


ポッと明かりがともされた。
すると上条の目の前に恐ろしい人肉食シスターが。顔はうつ向けていて見えない。それがさらに怖い。すぐに噛みついてこないのはさらに恐ろしい。


美琴「なんだ、あの暴食シスターじゃない………って!!!」ガシッ彼女は彼氏の腕を思いっきり締め上げる。


美琴「あ・ん・た・ら・ど・う・きょ・し・て・た・ん・だ★」


当麻「いやっ!!あのそのこいつは単なる居候の大食いぐらいの手伝いしない野郎でしてっ!なんか取り決めとかで学園都市にいなきゃいけないんだけどおれしか知り合いが…………」


美琴「問答無用!!!」ビリビリバッチィインンンン!!!!


上条「だから電撃はよせえええええ!!」あっさり無効化。


美琴「インデックスだったわよねえ。いつからこうなの??」


インデックス「気が付いたときから。」


美琴「ふーん。」そして上条に向かってこう言う。
「アンタってやつは!!記憶を失うほど何かこの子にしたのかぁああああ!!!!!」


当麻「何でそうなんの!?違う違う濡れ衣だっ!!」


その時インデックスが近づいてきた。
インデックス「二人とも…………」


その声の恐ろしさに痴話喧嘩をしていた二人も凍りつく。そして


インデックス「二人まとめて頂きます!!!!!!ごちそうさま!!!!」


美琴「ぎゃああああああああああ!!!!!!!」先にこちらが噛みつかれた。


当麻「みっ、美琴おぉおおおおおお!!!」その声にインデックスの租借が緩む。
その隙を逃す美琴ではない。


美琴「これでも喰らえええええええええええええ!!!!!!」ビリビリビリビリ!!!!
零距離からの電撃がシスターを襲う!


インデックス「うぎゃああああああああ!!!!!!!!!!」バタン…シューシュー


当麻「何やら焦げたような音がしてますよ美琴さん?」


美琴「問題なしっ!じゃあそれでは……」


バタム!!鍵をあけっぱなしにしていたドアから神裂が駆け込んできた。そしてインデックスを見つけて絶句する。


美琴「神裂さんだっけ?良い所に来てくれたわ。その子(インデックス)を回収してくんない??さもないと…」彼女の周りに帯電し始めたのを見てさしもの神裂も恐怖に陥る。


それも無理はない。
公称1億ボルトの御坂美琴嬢の周りはこの時1億4千万ボルトに帯電していた。


神裂「わ、わかりました。」バタム。


当麻「(え?なんで?どうしてこんなにあっさり修羅場が終わった??……ていうか美琴いつもよりかなり帯電してる気がすんだけど…………)」


美琴「さて、と」グルン!彼女は上条当麻を見やる。
人を殺せそうな笑顔で。


美琴「どういう事か説明してもらおうじゃないの!!!!!!!!!」


当麻「………分かりません…。」


美琴「分からない?どういうことよ?」


当麻「記憶喪失になって家に来た時に普通に居座ってたんです…」


美琴「じゃあなんで追い出さなかったのよ!」


当麻「記憶喪失の前にどういう関係か知らなかったからその場に合わせるしかなかったんだよ…」


美琴「じゃあ、今あの子との関係は?」


当麻「ただの大食い野郎と時々魔術関係の事件の時、知識を借りたりしてます。」


美琴「じゃああの子とは何の関係も」


当麻「ありません。俺はもう美琴しか愛せません。」


美琴「(////)こんな時にそんな嬉しいこと言うな!!」


当麻「隠していてすいませんでした。」


美琴「い、いきなり土下座とかするな!!別にあの子となんの関係もないならいいわよ。」


当麻「ありがとうございます。」


美琴「こういう時当麻がマジメだとなんかな…でも…」


当麻「でも?」


美琴「あの子とこれからどうするかよね…」


当麻「イギリスに帰ってくれると助かるんだけどな…」


美琴「そうよね…。」


不意に家の電話が鳴った。


当麻「はい、上条です。」


神崎「上条当麻ですか!?」


当麻「そうだけど…どうした?またなんか事件か!?」


神崎「事件といえば事件ですが…」


当麻「?」


神崎「インデックスが御坂美琴嬢の電撃を浴びて結構重体なんです。
なのでしばらくこちらが預かります。」


当麻「良かったらずっとそちらが預かってもらえないでせうか?」


神崎「?ああ分かりました。こちらも不純性行為にでなければ応援しますので」


当麻「ありがとうございます!!」


神崎「それでは」ブチ


当麻「やったぞ美琴おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


美琴「どうしたの!?」


当麻「インデックスがイギリスに帰ったあああああああああああああああああああああああああ!!」


美琴「マジ!?」


当麻「マジ!!」
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