(にゃー!!白井にとっつかまったら今度こそ星になってまうにゃーっ!!!)
そう思った彼は現在裏門に向かって全力疾走中だった。
の、だが。
その進路をふさぐようにコンクリート壁がトンっと着地した。
その3センチ前で急停止する土御門。
だが。それで済むはずがない。
「おまちなさい、土御門さん♪」
土御門を恐る恐る声のしたほうを向く。
そこにいたのは。
にっこりと笑った捕まったが最後、再起不能にする最悪のテレポーターだった。
彼女は言う。
「協力しなさいな♪」
土御門、今日は裏切りの連続である。
頑張れ♪
「いったいどうすりゃいいんだにゃー・・・」
「簡単ですの。あのお二人の恋を応援するんですのよ?」
「?お二人のお付き合いは反対だったんじゃないかにゃー?」
「ハワイのあのお言葉をお忘れですの?」
直後
「にゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!」土御門にとある衝撃が走った
「にゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!」土御門にとある衝撃が走った
「協力しなかったらどうなるか、わかってらっしゃいますわよね?」
「わかってるにゃー。これでも本業はスパイだにゃー。これは裏切りじゃないにゃー」
(ここでNOと答えたら、地中にテレポートだにゃー)
「??まぁいいですわ。それより今の状況は?」
「こっちに一方通行が向かってきてるにゃー。カミやんたちと打ち止めも一方通行と合流してこっちくるにゃー」
「ということはですの、追われている連中は全員ここに集まるということですの?」
「そうだにゃー」
「そういうことでしたら、まず私が○○(青ピ)さんと月夜さんを救出してきますわ」
「なんでだにゃ?」
「私に作戦がありますの。まずここに全員集めてくれます?」
「わかったにゃー。それじゃあよろしくだにゃー」
「わかりましたわ。でわ」シュッ
土御門は一方通行たちとの合流を目指す。
(待てよ。今一方通行と合流したら死亡フラグだぜい。ここはカミやんたちと…)
バーン!
という轟音とともに土御門の予定は消し飛んだ。
そこにいたのは、
怒れる学園都市最強の男。
「土御門クゥウウン!!!!さっきは裏切ってくれてありがとよォ!!!!!」
「にゃーっ!!!!!!!」
土御門絶対絶命。
そこへ最後の希望”ラストオーダー”が舞い降りる…
「やっちゃえーってミサカはミサカはちょっと応援してみる」
「ちょ、待つんだにゃー。白井さんからみんなをここに集めるように頼まれてるんだにゃー」
「大丈夫だァ。あいつらも来てやがるし、殺さない程度に殺してやるからよォ」
「にゃー!!」
「「「やっちゃえー!(てミサカはミサカはちょっと応援してみるpart2!)」」」
白井さん到着
「お待たせしましたですの」
「白井さんたすけるにゃー」
「○○(青)さん無事でしたか?」
「白井はん、心配してくれてんのか?何とか大丈夫や」
「まさかの無視ですたい!!」バキッドスッゴキッズサッドゴーン
「まぁまぁ、そこら辺にしてください。土御門君が・・・」
「しゃァねェな。今度裏切ったら覚えとけよォ」
「月夜、助かったにゃー」
「そんな別に/////」
ここでやっと、美琴が
「ところで、アンタ作戦って何なのよ?」
「そうだよ教えろよ」
「それは・・・」
「もうみんなで行って土下座するんですの」
「「「「「「「なんですとぉ」」」」」」」
「皆さん口癖忘れてますのよ。状況説明して土下座して終わらせましょう。ネタも切れてきたことですし」
「確かにそれが一番かもな」
「んじゃ、行くわよ」
「「「「「「「おー(ってミサカはミサカはry)」」」」」」」
屋上に全員集合
代表して当麻が
「みなさん、この度はご迷惑おかけして誠に申し訳ございませんでした」
「「「「「「「でした」」」」」」」
「事実は皆様のご存知のとおりでございます。」
「「「「「「「ます」」」」」」」
「お詫びとして、すべて土御門のおごりで焼肉パーティーに行きましょう」
「「「「「「しょう」」」」」」
「ちょっとま(ボゴッ」
「これにて一件落着!」
(この金も必要悪の教会から・・・いや、この前ちょっとやらかしたからグループから・・・)
「あァそうだ、お前の独断でグループの資金は使えないからなァ」
(読まれてるにゃー・・・もうだめだにゃー・・・)
「土御門君?私も半分くらいだそうか?」
「それはだめだにゃー。おニャのこには払わせるわけに行かないですたい」
「「「「「「「「「「焼肉!!イェーイ!!」」」」」」」」」」
土御門が犠牲になって、この件は一件落着になった。
またすぐに、あの男との事件があるのも知らず・・・