ゼアル信者「こいつは最強キャラのカイト、伝説上の生き物さ」
一般人「ふーん。……伝説って?」
ゼアル信者「ああ!」
ゼアル信者にとっての
カイトはかなりの強キャラであるらしく、各掲示板等ではカイトの持ち上げやそれを疑問視する意見の排斥に必死になっている
ゼアル信者も散見される。(
シャークがかわいそうになるくらいに・・・)
しかし、ゼアルキャラの例に漏れずカイトの実力者設定にも説得力が生まれているとは言い難く、最強キャラ設定が信者の脳内設定でしかないことを示すシーンはかなり多い。
具体的なことを言えなかったり、カイトを持ち上げるために他の遊戯王キャラを下げずにはいられなかったり、反論ではなく暴言やレッテル貼りしか返ってこなかったり、なんとかして相手を傷つけてやろうとしている時点で、その心中と精神年齢は察するに余りあるのだが。
いずれにせよ、カイトもある意味ゼアルスタッフや
ゼアル信者の被害者である。
ゼアルスタッフがカイトの実力をしっかり描写していれば、カイトの実力者設定が脳内設定になることはなかったのだから。
そしてゼアル信者がカイトを持ち上げることで得たかったのも守りたかったのも、カイトの実力者設定ではなく自分のキャラ設定であり、カイトは彼らの防衛機制に巻き込まれたにすぎない。
カイトを小馬鹿にするネタの多さも、それを証明していると言えるだろう。
自分自身を投影した見えない敵との戦いを終結させられる日が来ることを、切に願うばかりである。
前置きが長くなったが、このページではカイトの実力者設定に関する疑問点を記す。
下記の批評の根拠となる具体例に関しては
こちらや
こちらを参照されたし。
使用カードについて
まず、カイトの使用カードはかなり弱い。
パワーカードが全くないというわけではないのだが、全体的にカードパワーがかなり低いのである。
弱いだけでなくコンセプトも定まっていないため、デッキとしてのまとまりも生まれていない。
はっきり言って、カイトのデッキはただの
紙束である。
必然的にカイトのファンデッキも弱くなるため、「カイトは強キャラ」という設定の説得力は、
本来カイトのファンほど感じにくいのである。
これもまた、「
ゼアルが好きだから
ゼアル信者になるわけではない」ことを示す要素の1つと言えよう。
そして哀しきかな、ゼアル信者が偽物扱いしているARC-Vのカイトのファンデッキの方が、本物とやらのファンデッキよりも強いのである。
融合召喚や儀式召喚を中途半端に取り入れて迷走を繰り返していた本家と違って、偽物のデッキは「同名カードを活用する」というコンセプトも定まっている。
やはり、「監督がデュエルを知らない」ことの影響は、それだけ大きかったのだろうか?
このエアプ要素は、ARC-Vのカイトを雑魚扱いしながら他人をエアプ認定してくる
ゼアル信者にも当てはまる。
一応、本気でデッキを作るのであれば、カイトのファンデッキをそれなりの強さにすることも可能ではある。
例えば、《銀河眼の光子竜》《ディメンション・ワンダラー》《フォトン・トレード》《フォトン・サブライメーション》をガン積みして莫大な効果ダメージを狙うデッキなら、それなりに戦える。
尤も、この一発芸戦術は容易に対策されてしまう上に、これでは「銀河眼の光子竜デッキ」ではなく「ディメンション・ワンダラーデッキ」になってしまうのだが。
ついでに言うと、戦術の核となる《フォトン・トレード》と《フォトン・サブライメーション》はOCG化しておらず、《ディメンション・ワンダラー》もOCGでは弱体化している。
他にも、OCGオリジナルの「フォトン」や「ギャラクシー」を使うことでデッキを強化するという選択肢もあるにはある。
ただこれに関しても、カイトの使用していないカードに頼るデッキを「カイトのファンデッキ」とすることに欺瞞が生じてしまうのだが。
いずれにせよ、カイトを持ち上げる理由が好意や敬意にあるならば、カイトのことを理解しようとする努力やその弱いデッキを少しでも活かそうとする努力はできる、もとい、している筈であり、その存在が偶像と化すことなどないのである。
間違いだという指摘に対して暴言やレッテル貼りでしか返せない余裕のなさは、カイトの事実が自己陶酔を醒ます冷や水になっていることから生じた反応ではないだろうか。
プレイングについて
前項では
カードの強さについて記してきたが、もちろん、
カードの強さだけが全てではない。
たとえ使用カードが弱くとも、実力者としての描写が成されているなら何の問題もないのである。
むしろ、「弱い
カードをここまで活かすだけのプレイングスキルがある」という形で、逆に強さの説得力が生まれることもあり得る。
実際、遊戯や万丈目や遊星などは、寄せ集めのデッキを活かして勝利していたりする。
ただ、肝心のプレイングで度々ミスを犯している状態では、「カイトは強キャラ」という主張はやはり妄言にしかならない。
そしてその妄言に同調しない者を排斥しようとするゼアル信者が存在しなければ、こんな都合の悪いページが作られることはなかったという話である。
また、カイトのデュエルはエースモンスターの《銀河眼の光子竜》に依存しており、彼のデュエルで毎回召喚されている他、【カイトvsトロン】戦以降は初手で召喚され続けている。
実際、カイトのデュエルは《銀河眼の光子竜》を封じられると何もできなくなるものばかりであり、【遊馬&カイトvsⅢ&Ⅳ】戦では、《環状列石の結界》1枚だけで完全に動きを封じられていた。
そもそも《銀河眼の光子竜》は戦闘に多少強いだけで効果には基本無力なので、対策は極めて容易なのだが、何故かカイトはその対策に対して完全に無策であり、好き放題やらせてくれる相手にしか優位に立てていないのである。
そして、メタに弱い遊矢をボロクソに叩いていた
ゼアル信者は、この現実にどういう反応を示すのだろうか?
できることなら、現実世界で放送された
ゼアルを視聴してから反論してほしいものである。
他の比較対象としては、GXで行われた【カイザー亮vsカミューラ】戦も挙げられる。
このデュエルでのカミューラは亮の切り札である《サイバー・エンド・ドラゴン》を封じたことで優位に立ったと思っていたのだが、別の戦術に切り替えた亮に圧倒されていた。
この時に亮が呆れながら言った「舐められたものだ……俺のデッキがサイバーエンドだけだと思われていたとは……」というセリフは、カイトのデュエリストレベルの低さを如実に示していると言えよう。
もちろん、主力を封じられてもすぐさま別の戦術に切り替えたデュエリストの例は他にも多くある。
例えば、GXでは十代が融合封じを度々仕掛けられながらも別の戦術で逆転勝利しており、5D'sではシンクロキラーである機皇帝への対策をそれぞれが模索するというシーンがあった。
むしろ、カイトや遊馬のようにたった1つの行動を封じられただけで動けなくなるデュエリストの方が珍しいのである。
キャラクターの魅せ方について
カイトの強キャラ設定にはその魅せ方にも問題があり、カイトにプレイングミスが一切ないと仮定した場合でも、その設定に説得力が生まれているとは言い難くなっている。
というのも、ゼアルでは
カイトの対戦相手が露骨に弱体化する現象が起きているのである。
そのプレイングもまるでカイトに合わせたかのようなプレイングになっており、これではカイトを接待しているようにしか見えない。
かと思えば今度はカイトが弱体化することもあるため、妄想なしで
ゼアルでの強さの基準を語るのは不可能に近いと言える。
そしてこの
「一方を下げることでしか一方を持ち上げられない」という姿勢は、ゼアル信者もリスペクトしているものである。
また、他人(主に
遊馬や
アストラル)がカイトのプレイングをやたら褒めるのも問題と言える。
本当に凄いプレイングを褒めるのであれば問題ないのだが、
カードを1枚使っただけで褒めたり、酷い時にはプレイングミスを褒めたりすることもあるため、強さの説得力が生まれないどころかむしろ反発を生んでいるのである。
この件に限らず、
ゼアルでは「ねぇこれ凄いでしょ、感動するでしょ」という押しつけがましい魅せ方が非常に多い。
もちろん、そのような魅せ方は凄さが示せていないという自信の無さを本人が無意識化で自覚している証でもある。
脳内設定を100回連呼したり妄言に同調しない人間にレッテルを貼ったところで、妄想が現実になるわけではないのだ。
タッグデュエルについて
最強キャラカイトには、「タッグデュエルが苦手」という明確な弱点がある。
あまりにも酷いため、もはや苦手を通りこして介護が必要なレベルと言える。
これもまた「一方を下げることでしか一方を持ち上げられない」の一部なのだが、あえて強キャラ設定に合わせて考察するなら、その原因は
ハルト以外の人間に対して刺々しいカイトの性格にあるのだろう。
他人に対して尊大な態度をとるカイトがその他人から介護してもらう姿は、かなり惨めである。
もちろん、別にタッグデュエルが苦手なだけでカイトの実力全てが否定されるわけではない。
これも「1対1のデュエルは最強なのにタッグデュエルだけは苦手」という個性になっていたなら、キャラが立っていると言えた。
しかし、当のカイトは1対1のデュエルも酷いため、やはりただの雑魚にしか見えないのである。
戦績について
ゼアル信者の中には「カイトは無敗」とまで主張する者もいるが、もちろんそのようなことはなく、カイトも普通に敗北している。
場合によってはカイトの戦績を持ち上げたのと同じ口で遊星の敗北回数の少なさを叩くこともあるのだから、もう始末に負えない。
なお、対戦相手の魂を狩っただけの省略デュエルや、ルール自体が意味不明な
デュエルコースターでのデュエルを含めない場合、カイトの戦績は
14戦8勝1敗1引き分け。
これだけ見ると中々いい戦績に見えるが、なんと
中断したデュエルが4回もある。(約29%が中断)
ARC-Vの中断の多さを叩いている
ゼアル信者だが、その心の拠り所となるカイトも中々の中断魔と言えよう。
しかも前述したプレイングミスや介護要素、更には負けそうになった際に中断することもあるため、カイトの実力と戦績は乖離している部分が少なからずある。
【遊馬vsカイト】戦(2戦目)では、サレンダーしようとしたことまであった。
もちろん、たとえ戦績がよくなくとも実力者としても描写が成されているのであれば何の問題もないのだが、やはりその部分がどうにもなっていないのである。
むしろ実力者には見えないカイトの戦績だけがいいとなると、これも説得力ではなく反発が生まれるだろう。
最終更新:2022年01月03日 11:10