概要
言うまでもなく「鮫」を表す英単語だが、「貪欲に他人を食いものにする人・高利貸し」を指すスラングでもある。
ここから転じて、TCGにおいては「何も知らない初心者に対して不平等なトレードを持ちかける詐欺行為」を「シャークトレード」と呼ぶ。
もちろんデュエリストにあるまじき行為である。
カードゲームアニメの主人公側のキャラに付けるような名前ではないが、スタッフが知らなかったのか、不良である凌牙に合った名前として意図的に付けたのかは不明。
とりあえず、作中で凌牙がシャークトレードを行ったことはない。
尤も、凌牙にはシャークトレード以上の問題行動が度々見られるのだが。
トレードについて
遊戯王OCGは「トレーディングカードゲーム」であり、アニメ遊戯王シリーズはそれを題材にしているのだが、その割には作中におけるトレードの描写は非常に少ない。
カードの強奪という犯罪が度々描写されている一方で合法であるトレードが描写されないというのも不可解な話だが、クレーマー
にエサを与えてきた社会の現代においては、トラブルにも繋がりかねないトレードは描写し難いという事情もあるのだろう。
犯罪であることが明白な強奪と違ってトレードそのものには何の問題もないため、強奪以上に人間の悪意が表面化しやすいのである。
トレードが描写されていた原作においてもあまりいい印象は持たされておらず、城之内がトレードの場にすぐさま溶け込んでいる一方で、それを見ていた竜崎は自分のカードを信じられていないデュエリストの程度の低さを揶揄していたりもする。
ゼアルの
キャラクターにとっては
耳の痛い話である筈だが、やはりこれも
遊馬の耳に念仏なのだろうか?
カードとしての「シャーク」
異名に合わせてか、凌牙の使用カードには「シャーク」と名の付くカードや「シャーク」をサポートするカードが多い。
ただ、そのままだと面倒なことになるためか、OCG化される際には「シャーク」というカテゴリに関する効果が変更されている。
OCGあってのアニメがOCGを考慮していないのも酷いが、ゼアルだけに限定した場合ですら《
ビッグ・ジョーズ》等が涙目なカテゴリである。
そもそもの話、ゼアルキャラの例に漏れず凌牙のデッキもデザインや戦略が迷走しており、彼の使用カードには鮫以外の海洋生物をモチーフにしたモンスターも多い。
初期のエースである《
ブラック・レイ・ランサー》も、「鮫」ではなく「エイ」である。
また、カテゴリとは別の話になるが、凌牙が
運命に
流されるようになってから唐突に登場した《No.101 S・H・Ark Knight》(「サイレント・オナーズ・アークナイト」と読む)のカード名には、「Shark」が含まれている。
鮫を模したモンスターでもないのに。
思い付いたネタをよっぽど顕示したかったのか、そのカード名は見てのかなり強引なもの。
頭文字だけ取ったらSHAKですよね?
不自然な形の英語表記にせずとも普通に気付くと思うが、
ゼアル信者の頭ではこうまでしないと気付かないと判断されたのだろうか?
もしくは沈黙しきれないスタッフのオナニーか
余談
遊戯王シリーズで「シャーク」と呼ばれた人物は凌牙が初めてというわけではなく、遊戯王デュエルモンスターズの「KCグランプリ編」には、「イーサン・シャーク」というデュエリストが登場している。
磯野曰く「南海の人食いザメ」と呼ばれる実力者で1回戦を突破していたのだが、2回戦ではレオンのライフを全く削れないまま敗北していた。
デュエルの描写がなかったため、使用カードは一切不明。
他作品のパロディが非常に多いゼアルであるが、モブ同然の彼をパロっても構ってくれる視聴者はまずいないため、これはスタッフが配慮していなかっただけだと思われる。
なお、KCグランプリの大会参加者には名前が重複することになった人物が妙に多く、シャークの他に「レオンハルト・フォン・シュレイダー」「ジャファー・シン」「セルゲイ・イヴァノフ」が重複しており、参加者以外も含めるなら、「リック」も遊戯王シリーズに3人存在する。
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最終更新:2023年06月06日 21:56