概要
52話で登場したセリフ。
WDCに参加していた「フォールガイズ」という3人組デュエルグループのリーダー、ウルフのセリフである。
かの悪名高い
デュエルコースターのルール(?)を悪用し、ターゲットとしていた
遊馬を3人がかりで袋叩きにしようとしていたフォールガイズだったのだが、そこに
ゴーシュや
アンナが唐突に乱入してこれを妨害、更にこれまた唐突に判明した
他人のモンスターを勝手にエクシーズ素材にしてもいいルールで遊馬が召喚した《隻眼のスキル・ゲイナー》によって返り討ちにあってしまった。
リーダーのウルフだけは
物理的に逃げるとかいうこれまたデュエルも何もあったものではない方法で助かってはいたのだが、彼のプライドはそれを許さなかったらしく、再び現れ《超電磁竜マグネ・ドラゴン》
とかいう融合しない融合モンスターで遊馬を襲撃。
しかし、これもアンナが遊馬の身代わりになったことで妨害されてしまっていた。
こういった失敗続きで自暴自棄になってしまった彼は、この直後に「正真正銘のダイレクトアタック」とやらを行うことになるのである。
色々と意味不明なことになっているが、要はこれ、逆走させたデュエルコースターでそのまま相手のデュエルコースターに特攻するという、つくづくデュエルも何もあったものではない行為であった。
デュエルコースターの逆走を可能にしていた大会運営の安全管理にも多大な問題がある。
しかも、このデュエルとは全く関係のないピンチを凌いだ方法が、毎度毎度都合よく存在したりしなかったりするレーンチェンジポイントにウルフのコースターが自動操縦(?)で勝手に退避するという、中途半端な安全管理(?)の結果でしかなかった。
レーンチェンジポイントがなければ普通にぶつかっていたのだろうか?
そして本来はここで困難を打開するために「
かっとビング」すべきであろう遊馬も、
相手のターンに攻撃を行ってウルフのライフを0にするというターンやフェイズの概念を完全に無視した1キル攻撃に終始するだけで、状況と行動が噛み合っておらず、自力で助かろうとする気が全くない。
その1キル自体も尺が足らなかったが故の御都合主義が非常に目立ち、ウルフは詳細不明のカードの効果でわざわざ自分のライフとマグネドラゴンの攻撃力を半分にしており、こんなことをしていなければ遊馬の攻撃も1キルにはならなかった。
というか相手のターンでもお構いなしに攻撃できるなら、ウルフの攻撃は自滅に他ならずアンナの身代わりも何の意味もない。
加えて、遊馬はアンナが犠牲になる前に攻撃することでアンナを救えたことになる。
内心ではアンナを厄介払いできて喜んでいたということなのだろうか?
結果として謎のバズーカの謎機能で助かっていたとはいえ、一歩間違えればアンナは転落死していたのだが……
そして何より、こんなことがありながら何事もなかったかのように大会が進行するのだから、もう本当に意味が分からない。
総じて、「ダイレクトアタック」というデュエル用語を使っていながらその内容はデュエルへの冒涜だらけという、
いつものゼアルらしいセリフである。
ただ、ゼアル
を持ち上げている自分だけは否定するわけにはいかない
ゼアル信者にとっては、前述した滅茶苦茶な展開の数々も
いつもの遊戯王であるらしい。
ARC-Vを放火対象として認識してからは
脚本担当者が同じであることに伴う更なる混乱と二枚舌が見られ、
「ARC-Vのデュエルが気にならないならデュエルコースターのルールも気にならない」といった、作品の時系列を完全に無視したブーメラン発言まで見られるようになっている。
余談
このお寒いセリフが世に出る前から、一部視聴者の間では「リアルダイレクトアタック」という用語が使われていた。
ルールもクソもない
召喚獣バトルで攻撃が行われた時や、十代が《E・HERO フレイム・ウィングマン》の炎と共に突っ込んでいくシーンや、遊星が《セイヴァー・スター・ドラゴン》と共に突っ込んでいくシーンなどに使われることがある。
毎度のことだが、ゼアル及び
ゼアル信者にオリジナリティというものはあるのだろうか?
「
ずっとおいらのターン」もそうだが、自己設定のレベルと発想のレベルが乖離している。
最終更新:2019年02月25日 19:43