デボ型電車とは、小林急の全身である稲津軌道が制作した路面型車両を1944年に車高嵩上げし生まれたバケモノである。
種車
1924年に、稲津軌道が617両を製造した。
抵抗制御でツリカケ駆動と当時の路面電車の標準仕様であったが、稲津軌道初の自動扉とボギー台車を採用した当時最新型電車だった。
抵抗制御でツリカケ駆動と当時の路面電車の標準仕様であったが、稲津軌道初の自動扉とボギー台車を採用した当時最新型電車だった。
改造経緯・内容
一番最初に、台車の嵩上げを行った。
叡電デナ21をベースとした台車(RHD103-M、北電製)に履き替えた。これにより車高が一気に3400mmに上がり、
南日本鉄道各線のホーム高に対応できるようになった。
続いて車体を13Mから15.5Mに引き伸ばす工事が行われた。さらに、排障器や電気連結器を設置され、デボ型が出来上がったのだ。
叡電デナ21をベースとした台車(RHD103-M、北電製)に履き替えた。これにより車高が一気に3400mmに上がり、
南日本鉄道各線のホーム高に対応できるようになった。
続いて車体を13Mから15.5Mに引き伸ばす工事が行われた。さらに、排障器や電気連結器を設置され、デボ型が出来上がったのだ。
形式
デボ300
モハ1型から改造されたグループ。木造車体で弱かったため、1977年に廃車。
デボ350
比較的劣化の少ないデボ300を強化・カルダン駆動化したグループ。千井川電鉄に譲渡。
デボ402
回生ブレーキを装備したグループ。後述のデボ536型に改造。
デボ433
ロングシート。2000年に全車廃車。
デボ448
電9型をそのまま嵩上げしたグループ。デボ522に改造。
デボ450
山岳線区仕様。後伯山線に転属し、1992年に引退。
デボ461
京栄都電9700型を改造した車両。現在は1988年に界磁位相制御に更新されたデボ509号が残る。
デボ506
デボ402にバリアフリー改造を施したタイプ。現在は512.515.517号が残る。
デボ522
デボ458を新性能化したグループ。現在はシングルアームパンタを装備し、高速運転工事を施した534号が残る。
デボ系列の中で唯一ATS-Mを装備しており、白岡駅に自走で乗り入れられる。
デボ系列の中で唯一ATS-Mを装備しており、白岡駅に自走で乗り入れられる。
デボ536
少数系列を統一化改造したグループ。544号はVVVFを搭載していた。
千野市電に全車が譲渡された。
(尚このとき544号と561号には臨時でATS-Mが取り付けられ、現在も使用されている)
千野市電に全車が譲渡された。
(尚このとき544号と561号には臨時でATS-Mが取り付けられ、現在も使用されている)