弾薬庫や燃料庫等の主要施設は全て地下又は半地下で建造されており、航空機は全て鉄筋コンクリート式の掩体(対爆仕様)へ格納

周囲は何重もの鉄条網と対人・対戦車混在の地雷原(!)に覆われており、あちこちにトーチカまである。

高射機関砲や野山砲まで配備されており飛行場というより、飛行場機能のある要塞という目的で建造されている。

事実、帝國陸軍は旧態然とした(反乱勢力又は列強に良く知られている)旧王城などに目もくれず、この要塞を建造したのはいざという時にはレムリア総督殿下をお守りしつつ援軍の到着を待つにはこの程度は必須だと考えたからである。

対照的に帝國海軍は陸上の航空基地というものは安全な勢力圏内にあって当然という考えからこのような要塞化はされていない。

この両軍の考え方の違いはワイバーン・ロード?を筆頭とする飛竜種が奇襲作戦を実行した時の神出鬼没な行動能力に対する危機感の差が大きいのかもしれない。

また、この帝國式要塞は、転移世界の諸国にとっても大きな衝撃と影響を与えることになる。

本編ではガルム大陸レムリア総督領王都(旧王都)郊外に飛竜訓練施設を流用して建造されたのが初出だが、直轄領ではそれ以前に作られていたかもしれない。


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最終更新:2006年08月21日 00:11