レムリア王国の従属国家であったが、昭和19年帝國の大陸進出に伴ない、この新たな列強候補に国運を託す事を選択する。

それというのもレムリア王国の強圧的な外交姿勢によって長期にわたる忍従を強いられた為である。

最も屈辱的であったのはレムリア王と等しい王をグラナダごときが名乗るのはおこがましいとグラナダ大公国と強制的に国名を変えさせられた事であろう。

このグラナダ王の博打は成功しグラナダ戦役の結果、グラナダ王国はレムリア王国の頚木を逃れ大陸同盟の一員として参加する事になる

しかし、グラナダ王の最大の誤算は、帝國の一派遣軍がまさか列強たるレムリア王国を滅ぼしてしまう(正確な表現ではないがグラナダ王にしてみればそうとしか言いようが無かった)等という誰にとっても予想外の出来事が起きてしまった事である。

こうして仇敵であるレムリア東方諸侯が大陸同盟の盟主国である帝國の邦国になってしまうという状況が出来てしまったのである。

グラナダ王にとって幸いだったのは、東方諸侯はその多くがグラナダ戦役によって軍が壊滅的な被害を受けており、少なくとも10年はグラナダにちょっかいを出す余裕など何処にも無い事。
 帝國の名の下に平定された北東ガルムに、今後戦乱がおきる可能性は少ない事であった。

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最終更新:2007年01月19日 09:20