2009年11月30日〆切 新聞論評 1901436 西岡保明
1.新聞情報
2.要約
鳩山由紀夫首相の偽装献金問題で、2000年の政治家個人に対する企業・団体献金の禁止を契機に、偽装献金を活発化させていた疑いのあることが分かった。鳩山首相の元公設第1秘書が、個人資産の一部を偽装献金の原資に充てたとみられる。(107文字)
3.論評
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題で、2000年の政治家個人に対する企業・団体献金の禁止を契機に、偽装献金を活発化させていた疑いのあることが29日、関係者の話で分かった。資金不足に陥り、同懇話会の会計担当だった鳩山首相の元公設第1秘書が、首相や実母の個人資産の一部を偽装献金の原資に充てたとみられている。個人献金の多くが偽装献金だったとみられている。実際には、鳩山家が出資する財団法人の役員を通じ、実母に資金提供を依頼。少なくとも、首相の実母からも「貸付金」として年間約1億8千万円、04~08年で計約9億円の資金提供を受けていたほか、首相個人の資産から年間約5千万円、6年間で計約3億円を引き出していたようだ。実母から首相側への資金提供は「貸付金」として処理されたという。貸付金の実態がない場合は贈与に当たり、贈与税の支払い義務が生じる。資金提供の実態についても調べる必要がある。
(386文字)
4.コメント
1.新聞情報
- 見出し 首相偽装献金、企業献金禁止契機か、2000年以降、資金不足で活発化。
- 発行日 2009年11月30日
- 新聞社 日本経済新聞、朝刊
- 面数 42面
2.要約
鳩山由紀夫首相の偽装献金問題で、2000年の政治家個人に対する企業・団体献金の禁止を契機に、偽装献金を活発化させていた疑いのあることが分かった。鳩山首相の元公設第1秘書が、個人資産の一部を偽装献金の原資に充てたとみられる。(107文字)
3.論評
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題で、2000年の政治家個人に対する企業・団体献金の禁止を契機に、偽装献金を活発化させていた疑いのあることが29日、関係者の話で分かった。資金不足に陥り、同懇話会の会計担当だった鳩山首相の元公設第1秘書が、首相や実母の個人資産の一部を偽装献金の原資に充てたとみられている。個人献金の多くが偽装献金だったとみられている。実際には、鳩山家が出資する財団法人の役員を通じ、実母に資金提供を依頼。少なくとも、首相の実母からも「貸付金」として年間約1億8千万円、04~08年で計約9億円の資金提供を受けていたほか、首相個人の資産から年間約5千万円、6年間で計約3億円を引き出していたようだ。実母から首相側への資金提供は「貸付金」として処理されたという。貸付金の実態がない場合は贈与に当たり、贈与税の支払い義務が生じる。資金提供の実態についても調べる必要がある。
(386文字)
4.コメント