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2009年12月07日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
2.要約
サービス業の価格下落が鮮明になってきた。世界では消費者物価が下がってきてはいるが、サービス価格が下落しているのは日本だけ。サービス業は日本の産業の6割を占めており、一層デフレを深刻にする恐れがある。(99字)
3.論評
サービス価格の下落は、全国消費者物価指数によると、「一般サービス」6ヶ月連続で前年同月比マイナスとなり、10月は過去最大の下落率となった。これまでは消費者物価が下がっていてもサービス価格は下落しなかったようだが、今年5月以降はマイナスが続いている。業種別では旅行業界が22.8%と一番の下落を記録している。
牛丼、ハンバーガーといったようなデフレ銘柄になりやすいものは価格が下落しやすいが、サービス業が下落しているということは、それだけ人が利用せず、業界としても苦肉の策としての値下げをしているところもありそうだ。しかし、それではサービス業界で働いている従業員へ支払われる賃金は低下し、デフレを引き起こすかも知れない。
主な原因として欧米は、需要が減れば人員カットをして価格を維持するのに対し、日本は雇用を優先するために価格競争に陥りやすいとされる。欧米のように価格を取れば雇用が安定せず失業者を生み出し、雇用を取れば価格が下がりデフレを引き起こす。しかしどちらを取ってもサービス業は日本の市場の6割を占めているため、深刻な問題となりそうだ。円高とデフレという2重の問題が日本を包んでいる。(493字)
4.コメント
2009年12月07日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
- 見出し:サービス価格下落鮮明
- 発行日:2009年12月07日
- 新聞社:日本経済新聞、朝刊
- 面数:1面
2.要約
サービス業の価格下落が鮮明になってきた。世界では消費者物価が下がってきてはいるが、サービス価格が下落しているのは日本だけ。サービス業は日本の産業の6割を占めており、一層デフレを深刻にする恐れがある。(99字)
3.論評
サービス価格の下落は、全国消費者物価指数によると、「一般サービス」6ヶ月連続で前年同月比マイナスとなり、10月は過去最大の下落率となった。これまでは消費者物価が下がっていてもサービス価格は下落しなかったようだが、今年5月以降はマイナスが続いている。業種別では旅行業界が22.8%と一番の下落を記録している。
牛丼、ハンバーガーといったようなデフレ銘柄になりやすいものは価格が下落しやすいが、サービス業が下落しているということは、それだけ人が利用せず、業界としても苦肉の策としての値下げをしているところもありそうだ。しかし、それではサービス業界で働いている従業員へ支払われる賃金は低下し、デフレを引き起こすかも知れない。
主な原因として欧米は、需要が減れば人員カットをして価格を維持するのに対し、日本は雇用を優先するために価格競争に陥りやすいとされる。欧米のように価格を取れば雇用が安定せず失業者を生み出し、雇用を取れば価格が下がりデフレを引き起こす。しかしどちらを取ってもサービス業は日本の市場の6割を占めているため、深刻な問題となりそうだ。円高とデフレという2重の問題が日本を包んでいる。(493字)
4.コメント