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{2009年11月30日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914074 氏名 中村信也}
1.新聞情報:
2.要約:
主要10社のうち、赤字だった6社の損失額は前年同期比横ばいまたは縮小し、3社は黒字に転じた。世界の航空大手の業績が最悪期を脱する兆しが出てきた。(72文字)
3.論評:
日本空港が経営再編のなか、世界の航空大手の立ち直りが目立ってきている。例えば、仏蘭エールフランスKLMは前年同期では5億800万ユーロの赤字だったが、使用機材の小型化や便数の削減などで集客数の落ち込みを上回るペースで座席を減らし、効率を高めた結果、10~12月期の売上高は5億9800万ユーロ(約6400億円)と前年同期比10%に減った。一方では最終損益は2億9500万ユーロの赤字になり、前年から損失額が大幅に縮小した。4半期決算を未発表の中国でも、路線の拡充や格安航空券の浸透を追い風に、09年の航空旅客数は国内線を中心に前年比20%増え、改善の成果が大きく出た。
景気回復力の弱い欧州では格安航空会社の破たんも相次ぎ、日本航空と同じ航空連合ワンワールドに属するBAはスペインのイベリア空港と今年末に経営統合するなど、黒字回復へあらゆる手を尽くしている。
そんな追い風のなか、大阪では橋本知事が空港のハブ化を推進している。日本には未だにハブ空港がひとつもなく、それが先進国の中で日本が遅れをとっている原因ではないだろうか。(461文字)
4.コメント
{2009年11月30日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914074 氏名 中村信也}
1.新聞情報:
- 見出し:
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年2月13日
- 面数:14面
2.要約:
主要10社のうち、赤字だった6社の損失額は前年同期比横ばいまたは縮小し、3社は黒字に転じた。世界の航空大手の業績が最悪期を脱する兆しが出てきた。(72文字)
3.論評:
日本空港が経営再編のなか、世界の航空大手の立ち直りが目立ってきている。例えば、仏蘭エールフランスKLMは前年同期では5億800万ユーロの赤字だったが、使用機材の小型化や便数の削減などで集客数の落ち込みを上回るペースで座席を減らし、効率を高めた結果、10~12月期の売上高は5億9800万ユーロ(約6400億円)と前年同期比10%に減った。一方では最終損益は2億9500万ユーロの赤字になり、前年から損失額が大幅に縮小した。4半期決算を未発表の中国でも、路線の拡充や格安航空券の浸透を追い風に、09年の航空旅客数は国内線を中心に前年比20%増え、改善の成果が大きく出た。
景気回復力の弱い欧州では格安航空会社の破たんも相次ぎ、日本航空と同じ航空連合ワンワールドに属するBAはスペインのイベリア空港と今年末に経営統合するなど、黒字回復へあらゆる手を尽くしている。
そんな追い風のなか、大阪では橋本知事が空港のハブ化を推進している。日本には未だにハブ空港がひとつもなく、それが先進国の中で日本が遅れをとっている原因ではないだろうか。(461文字)
4.コメント