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2010年3月8日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
2.要約:
IMFは日米欧に対し財務出動を縮小するように促す。金融緩和と同時に日英の過大な債務に対する出口戦略の方針も示した。また、中期的な財政の影響に気を配ることを促し、民需の回復への影響を懸念する動きも見られる。(100字)
3.論評:
IMFは為替相場の安定を図ることを目的としている国際連合の専門機関である。そのIMFが今回日米欧に財政出動を段階的に縮小するように促した。IMFの方針は景気回復の腰折れを防ぐのを最優先としている。その中で、財政収支の悪化が今後の財政に影響を与えるだろうと懸念をし、今回の助言に至ったのだろう。
日本は、20日、11月月例経済報告で「緩やかなデフレ状況」にあるとされ、この時点における3年5カ月ぶりのデフレ宣言を行った。この時に菅担当相は財政の役割について「財政出動をするのではなく、知恵でやっていこう」というコメントを残している。この時に既にデフレに対による影響を考えて財政出動に対する慎重な考えは示されていた。このことから、IMFによる提言によって日本の財政の方針が変わるということはないだろう、むしろ、変わりにくくなったとみてもいい。そうなると、これからの経済への対応は金融の役割が大きくなっていくと考えられる。現在、2010年の先進国経済はプラスへ転じる見込みが現れてはいるが予断を許さない状況であることは変わらない。堅実な政策が期待される。(460)
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2010年3月8日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
- 見出し:財政出動の縮小 要請へ 来月G20日米欧に金融緩和、景気下支え
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年3月8日
- 面数:7面
2.要約:
IMFは日米欧に対し財務出動を縮小するように促す。金融緩和と同時に日英の過大な債務に対する出口戦略の方針も示した。また、中期的な財政の影響に気を配ることを促し、民需の回復への影響を懸念する動きも見られる。(100字)
3.論評:
IMFは為替相場の安定を図ることを目的としている国際連合の専門機関である。そのIMFが今回日米欧に財政出動を段階的に縮小するように促した。IMFの方針は景気回復の腰折れを防ぐのを最優先としている。その中で、財政収支の悪化が今後の財政に影響を与えるだろうと懸念をし、今回の助言に至ったのだろう。
日本は、20日、11月月例経済報告で「緩やかなデフレ状況」にあるとされ、この時点における3年5カ月ぶりのデフレ宣言を行った。この時に菅担当相は財政の役割について「財政出動をするのではなく、知恵でやっていこう」というコメントを残している。この時に既にデフレに対による影響を考えて財政出動に対する慎重な考えは示されていた。このことから、IMFによる提言によって日本の財政の方針が変わるということはないだろう、むしろ、変わりにくくなったとみてもいい。そうなると、これからの経済への対応は金融の役割が大きくなっていくと考えられる。現在、2010年の先進国経済はプラスへ転じる見込みが現れてはいるが予断を許さない状況であることは変わらない。堅実な政策が期待される。(460)
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