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2010年9月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914032 氏名 篠崎丈
1.新聞情報:
2.要約:
ソフトバンクは、NTTドコモが中心となって2012年春にも開始する携帯端末向け放送のインフラ運営会社に出資する方針を固めた。二木治成社長がソフトバンクとKDDIに出資を要請したいと発言。ソフトバンクもこれに応じる。(99文字)
3.論評:
携帯端末向け次世代放送はテレビのアナログ放送終了に伴って空く電波の帯域を使って始める新サービスであり、ドコモとKDDIが参入枠を巡って争い、電波監理審議会の答申を受けて総務省がドコモ側を選んだ。
携帯端末向け次世代放送は、携帯電話向けの地上デジタル放送、ワンセグに比べて大容量のコンテンツを送ることが可能で、放送局以外にも幅広い企業が放送事業に参入できるようになる。ドコモが過半を出資して委託会社を設立し、設備運営だけでなく、放送事業に本格参入することは明らかだろう。それに伴い、ドコモはマルチメディア放送の株主であるフジテレビジョンなど民放各社、伊藤忠商事などに加え、携帯電話メーカーなどに広く出資を呼びかける。KDDIも事業計画などを詳細に検討した上で出資すると考えられる。
ドコモは11年冬をめどに発売する携帯電話に放送を受信するためのチップを搭載すると話し、発売後5年間で5000万台の対応端末の普及を目指す。このチップをスマートフォンのほか、無線機器やテレビに組み込んで、夜間など視聴時以外にもコンテンツを蓄積できるようになるのだ。今回の次世代放送はドコモの一人勝ちだと感じるが、今後の携帯の可能性を考えれば各企業悪くない投資だと私は考える。(510文字)
2010年9月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914032 氏名 篠崎丈
1.新聞情報:
- 見出し:ドコモの携帯新放送インフラ会社、ソフトバンクも出資。KDDIにも要請。
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年9月17日
- 面13面
2.要約:
ソフトバンクは、NTTドコモが中心となって2012年春にも開始する携帯端末向け放送のインフラ運営会社に出資する方針を固めた。二木治成社長がソフトバンクとKDDIに出資を要請したいと発言。ソフトバンクもこれに応じる。(99文字)
3.論評:
携帯端末向け次世代放送はテレビのアナログ放送終了に伴って空く電波の帯域を使って始める新サービスであり、ドコモとKDDIが参入枠を巡って争い、電波監理審議会の答申を受けて総務省がドコモ側を選んだ。
携帯端末向け次世代放送は、携帯電話向けの地上デジタル放送、ワンセグに比べて大容量のコンテンツを送ることが可能で、放送局以外にも幅広い企業が放送事業に参入できるようになる。ドコモが過半を出資して委託会社を設立し、設備運営だけでなく、放送事業に本格参入することは明らかだろう。それに伴い、ドコモはマルチメディア放送の株主であるフジテレビジョンなど民放各社、伊藤忠商事などに加え、携帯電話メーカーなどに広く出資を呼びかける。KDDIも事業計画などを詳細に検討した上で出資すると考えられる。
ドコモは11年冬をめどに発売する携帯電話に放送を受信するためのチップを搭載すると話し、発売後5年間で5000万台の対応端末の普及を目指す。このチップをスマートフォンのほか、無線機器やテレビに組み込んで、夜間など視聴時以外にもコンテンツを蓄積できるようになるのだ。今回の次世代放送はドコモの一人勝ちだと感じるが、今後の携帯の可能性を考えれば各企業悪くない投資だと私は考える。(510文字)