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{2010年9月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 200914056 氏名 平岡 輝長}
1.新聞情報:
2.要約:
国際通貨基金(IMF)が中国の出資比率を大幅に引き上げる見通しになった。現在は3.9%(第6位)だが、日本と同等の6%(第2位)程度まで引き上げるということだ。中国の国内総生産(GDP)が日本に並びつつあることが理由としてあり、他の新興国の出資比率も引き上げる方針である。(130文字)
3.論評:
各国は11月までにIMF理事会を開き中国などの具体的な出資比率についての大筋での合意をめざす。
そもそものなぜ今までは中国の比率が小さかったのか?
出資比率はGDPや外貨準備など4つの指標を基に算出するが、現在の資本構成はIMFが発足した第二次世界大戦直後の経済情勢を反映したものだからだ。急速な経済成長を遂げた中国など新興国の出資比率は経済力に比べて低い傾向にある。4つの指標に基づいて単純に反映させた場合中国の比率は現在の2倍近い7%となり日本を上回る。
出資利率が上がるほかの新興国としては、インド、韓国、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、ブラジルなどがあげられる。
一方では一部の欧州先進国の出資率が低下する見通しである。
これによって中国など新興国の発言力が強まり、アメリカなど先進国を中心とした勢力図が塗り替わっていくことで経済がより活発になっていくことが予想される。
(381文字)
{2010年9月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 200914056 氏名 平岡 輝長}
1.新聞情報:
- 見出し:IMF 中国の出資 大幅上げ
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年9月18日
- 面1面
2.要約:
国際通貨基金(IMF)が中国の出資比率を大幅に引き上げる見通しになった。現在は3.9%(第6位)だが、日本と同等の6%(第2位)程度まで引き上げるということだ。中国の国内総生産(GDP)が日本に並びつつあることが理由としてあり、他の新興国の出資比率も引き上げる方針である。(130文字)
3.論評:
各国は11月までにIMF理事会を開き中国などの具体的な出資比率についての大筋での合意をめざす。
そもそものなぜ今までは中国の比率が小さかったのか?
出資比率はGDPや外貨準備など4つの指標を基に算出するが、現在の資本構成はIMFが発足した第二次世界大戦直後の経済情勢を反映したものだからだ。急速な経済成長を遂げた中国など新興国の出資比率は経済力に比べて低い傾向にある。4つの指標に基づいて単純に反映させた場合中国の比率は現在の2倍近い7%となり日本を上回る。
出資利率が上がるほかの新興国としては、インド、韓国、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、ブラジルなどがあげられる。
一方では一部の欧州先進国の出資率が低下する見通しである。
これによって中国など新興国の発言力が強まり、アメリカなど先進国を中心とした勢力図が塗り替わっていくことで経済がより活発になっていくことが予想される。
(381文字)