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2010年6月20日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭
1.新聞情報
- 見出し:「1000円高速」など19日終了 マイカー客の影響懸念
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2011年6月17日
- 面;35面
2.要約:
高速道路料金の割引制度「休日上限1000円」の終了と無料化社会実験の凍結を20日午前0時に控え、中国地方の観光地で集客への不安が広がっている。東日本大震災で中国地方の観光業界も打撃を受けており、一定の成果を挙げた「1000円高速」の終了が客足の回復に水を差すとの見方が多い。(130文字)
3.論評
高速道路における休日の上限1000円と無料化社会実験を19日で終了する。それに伴って多くの観光地にマイカーで来る観光者が減少して影響が出ると思われる。例として、世界的名園で有名な足立美術館や縁結び祈願の出雲大社、安芸の宮島などに四国、関西、九州などからマイカーで行く人が減少することが確実で、マイカーで行く旅行者の影響が心配されるようになったということである。特に自動車以外の交通の便がよいとは言えず、大半の観光客がマイカーで来る観光地は無料化および休日上限1000円が終了すると、観光客が一気に減少するという影響が出る可能性も出てきた。ゲゲゲの女房で有名となった水木しげるロードもマイカー客が7割を占めていた。無料と1000円高速終了を機に新たな集客法を考えた。ライトアップする妖怪ブロンズ像は9体から約4倍半の40体前後に拡大し、着ぐるみが練り歩く妖怪パレードも開始。そのほか、バスツアーの誘致も強化していくつもりである。(402文字)