updated:2013-02-27 07:39:42 (Wed)
2013年2月25日 締切 新聞論評 学籍番号 201214014 氏名 岡村佑馬
1.新聞情報
- 見出し:1ドル=100円予感させる布陣 日銀正副総裁人事案
- 発行日: 2013年2月25日
- 新聞社:日本経済新聞 朝刊
- 面数:第???面
2.要約
95円から100円まででは、各国通貨当局と市場を納得させる通貨外交と市場とのコミュニケーションの合わせ技が重要になる。そこで重視されるのが、国際金融マフィアの浸透度と英語でのコミュニケーションスキルである。(100字)
3.論評
この記事を読んで、もし、円独歩安で100円まで円安が突進すれば、特にアジア諸国中心に「近隣窮乏化政策」の批判が高まると思う。後、アジア通貨当局の理解は欠かせないと思うので、以上を勘案すれば、流ちょうな英語で通貨当局や外国メディアとわたりあえる能力を持つ黒田氏は「通貨戦争の懸念をやわらげつつ100円を実現できる人物」だといえる。
副総裁候補に浮上している岩田規久男氏は、筋金入りのインフレターゲット論者だが、実務経験には乏しいと思う。だから、実務経験豊富で、バーゼルの定期的な中央銀行会合の常連である中曽氏との組み合わせは、とてもよいと思う。総じて、海外ではマーケットフレンドリーな人選だと受け止められると思う。
岩田一政氏が外れたことで、100円への強力な起爆剤とされた外債購入案は後退した感はあるかもしれないと思う。インフレターゲットといえばこの人といわれる学者が「物価上昇率2%懐疑説」を抑え込む。特に欧米市場に強い日銀の独立性に対する疑義に関しては、2人の国際派がそれぞれ構築してきたネットワークを通じて共同でジックリ説明にあたるらしい。(465字)
4.コメント