論評｢雇用の悩み相談急増 メンタルヘルス各社」 - 久保ゼミ @wiki

2009年8月3日〆切　新聞論評　1901473　村上沙織

1.新聞情報
見出し　雇用の悩み相談急増　メンタルヘルス各社
発行日　2009年8月3日
新聞社　日本経済新聞、夕刊
面数　　3面

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2.要約
　メンタルヘルスサービス会社に寄せられる相談で、リストラや再就職に関連した内容が急増している。昨秋からの景気の悪化で雇用を取り巻く環境が急速に悪化しているためである。再就職が見つからず、焦りや不安を抱える相談者が多いという。(111文字)

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3.論評
　メンタルヘルスといえば、一般的に職場や家庭での人間関係の悩みが多かったが、現在は雇用問題がストレスの大きな要因となっている。セーフティネットでは、心の問題の相談件数が前年度比3割増であった。これは、リストラや雇用に関する相談の急増が押し上げたという。また、退職後から夫婦の関係が悪くなったなど、雇用問題が家庭問題に波及するケースもあるという。
　「雇用悪化のニュースに過敏になり、過剰反応している」という意見もあるが、確かにその通りであると考える。しかし、実際のところ、雇用状況は悪化し、過剰に反応しても仕方のない部分もあるかもしれない。そのため、より一層、メンタルヘルス各社の受け入れ態勢をしっかりと行うべきであると考える。(311文字)