フェオル
登場作品:姫狩りインペリアルマイスター
解説
強大な力を持ちながら、人目のつかぬ廃墟に引き篭もる女
魔族。
怠惰姫の異名に相応しく、他人との関わり合いはおろか日々の営みでさえ面倒臭がる無精者であり、隙あらばどこでも睡眠に勤しむ。
家事や身の回りの全てを従者である
オルフィーナに完全に任せており、本人は一切何もしない究極のものぐさ。
唯一熱中するのは機械いじりであり、それに関しては才能もあるのだが、それすらも発明した品で自分が楽をする為という残念さ。
ゼブナスとは旧知の仲だが、仕掛けた迎撃用のトラップに積極的に引っ掛かって楽しむ彼女の事は苦手としている。
軍勢を強化する為にその力を求めた
まおーさまとの戦いに敗れて捕らえられ、自身が開発した拷問器具を用いての凌辱に屈服し、
オルフィーナ共々軍門に降った。
魔王軍所属後は兵器開発を担当しており、一応は仕事をこなしているのだが、その怠惰な性格故にまおーさまへの報告忘れや作業の遅れはよくある様子。
雑感・考察
名前はローマ・カトリック教会における「七つの大罪」で怠惰を司る悪魔・ベルフェゴールに由来すると思われる。
ベルフェゴールの姿で一番有名なのは19世紀の作家コラン・ド・プランシーの著作『地獄の辞典』の挿絵として描かれた「車輪付きのイスに座るベルフェゴール」であり、
本作で機械イスに乗り自分では何もしない彼女の造形の元になったのは想像に難くない。
ちなみに名前の由来の方は冥色に
ベルフェゴルの名で登場している。
解説にもあるように身の回りの全てを
オルフィーナに任せており、彼女が所用でしばらく離れた時には
風呂にも入らず部屋もゴミ屋敷と化す絶望的な生活力を発揮した。
最終更新:2020年07月31日 21:14