首輪の解除コードの手がかりを探すも、結局見つからず行き詰まった隼人たちは、早乙女研究所にある特殊な施設のもとに足を運んでいた。
「あったあった。これがゲッターロボのシミュレータってやつだね」
早苗との情報交換の際に教えられたゲッターロボのシミュレータ。本物ではないにせよ、限りなく本物に近い領域まで体験できるという、なんとも殺し合いという場では奇天烈にすぎる機械だ。
「どうですか隼人さん」
「中は俺たちが乗っているコクピットとなんら遜色はない。どうやら本物のゲッターロボの体験ができるというのも眉唾物ではなさそうだ」
「中は俺たちが乗っているコクピットとなんら遜色はない。どうやら本物のゲッターロボの体験ができるというのも眉唾物ではなさそうだ」
ゲッターに携わり、幾度もジャガー号を操縦してきた隼人の目からしても、再現度は非常に高く作られている。
そして、現状、この三機のシュミレータを操縦できるのは、神隼人、桜川九郎。
「にしてもラッキーだったわさ。都合よくあんたが来てくれるなんてさ、ヴァイオレット」
ヴァイオレット・エヴァーガーデンーーー否、彼女の姿を模した鬼・鬼舞辻無惨である。
☆
ーーー時は僅かに遡る。
ゲッターの化身の猛攻から逃げおおせた彼は、再び他者の姿を模すことにした。
彼の目的は、依然、高坂麗奈の確保。
本来の目的である禰󠄀豆子を食っての日光克服は、ここに連れて来られる前のあの状況からして実現性はかなり厳しくなっている。
無論、自分をおびき寄せる為の餌の側面もある彼女を殺害することはないだろうが、こちらは鳴女や上弦、鬼殺隊は多くの柱と隊士達を失っている現状、更なる時間を要することになるのは確実。その間の繋ぎとして、麗奈にはまだ価値がある。
故に探す。探し出して、仕置きの一つや二つくれてやって完全に支配下に置く。
故に、苛立ちを抱きつつもまだ麗奈を殺そうとはしない。
本来の目的である禰󠄀豆子を食っての日光克服は、ここに連れて来られる前のあの状況からして実現性はかなり厳しくなっている。
無論、自分をおびき寄せる為の餌の側面もある彼女を殺害することはないだろうが、こちらは鳴女や上弦、鬼殺隊は多くの柱と隊士達を失っている現状、更なる時間を要することになるのは確実。その間の繋ぎとして、麗奈にはまだ価値がある。
故に探す。探し出して、仕置きの一つや二つくれてやって完全に支配下に置く。
故に、苛立ちを抱きつつもまだ麗奈を殺そうとはしない。
さて。誰の姿を借りるかといえば、既に脱落した者たちと表立って暴れている者たち、そして探している本人である高坂麗奈を除けば、彼の関わった人間は既に軽く数えられる程度にまで減っている。
オシュトル、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、ディアボロ、折原臨也、翼の男(名前は知らない)、水口茉莉絵。
オシュトル、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、ディアボロ、折原臨也、翼の男(名前は知らない)、水口茉莉絵。
まず候補から外れるのは水口茉莉絵だ。鬼にしたというのもそうだが、アレは麗奈と確実に揉めている。現場を見たわけではないが、あの鬼にされても微塵も従う素振りすら見せない狂犬ぶりでは、有象無象の鬼どものように当たり構わず噛みつきまわっていることだろう。そんな女から探していると聞かされても麗奈が従うとは到底思えない。
折原臨也も候補から外れる。そもそも麗奈と関わりが薄いというのもあるが、殺し合いという場においても、息を吐くように人を煽るような人間性からして他者から信用されるとは思えないし、もしかしたら既に犬猿の仲と窺える平和島静雄を筆頭に悪評を撒かれている可能性も高い。
オシュトルの姿はもう信用しない。あの姿を借りて既に二度も襲撃にあったのだ。信用できる要素はどこにもない。
翼の男は名前も知らないため除外。
となると、残りはディアボロとヴァイオレット・エヴァーガーデン。
前者は麗奈と関わりこそはあるものの、偽名すら使って欺こうとした輩だ。それに遺跡にはいなかったため、麗奈が逃げまわっていることすら知らないため、探し回るのも不自然だろう。
前者は麗奈と関わりこそはあるものの、偽名すら使って欺こうとした輩だ。それに遺跡にはいなかったため、麗奈が逃げまわっていることすら知らないため、探し回るのも不自然だろう。
となれば、だ。残るは1人。消去法でヴァイオレット・エヴァーガーデンとなる。
彼女も彼女で、最後に見た姿が負傷し倒れていた姿であるため、不安要素はあるが選り好みもしていられない。
「錯乱して自分を傷つけ逃げ出してしまった麗奈を探し保護しようと思っている。負った怪我は支給品で治した」とでも伝えておけばさしたる問題もないだろう。もしそこで不審を抱き噛みついてくるようなら殺すだけだ。
彼女も彼女で、最後に見た姿が負傷し倒れていた姿であるため、不安要素はあるが選り好みもしていられない。
「錯乱して自分を傷つけ逃げ出してしまった麗奈を探し保護しようと思っている。負った怪我は支給品で治した」とでも伝えておけばさしたる問題もないだろう。もしそこで不審を抱き噛みついてくるようなら殺すだけだ。
こうして、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの姿を模した無惨は、近くにあった早乙女研究所に足を運び、そこで神隼人と桜川九郎、アリアと遭遇したのだ。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデンと申します」
「ヴァイオレット・エヴァーガーデンと申します」
本物のヴァイオレット・エヴァーガーデンの名乗り口上は割愛する。彼女の知己はこの会場にはいないと聞いているため、そこに違和感を抱く者はいないからだ。
「神隼人」
「あたしはアリア。参加者の方のアリアじゃなくて支給品なんよ」
「桜川九郎です。ヴァイオレットさんのことは早苗さんから聞いています」
「あたしはアリア。参加者の方のアリアじゃなくて支給品なんよ」
「桜川九郎です。ヴァイオレットさんのことは早苗さんから聞いています」
「ーーーそう、ですか。それなら助かります」
無惨は遺跡でヴァイオレットを発見はしたものの、ロクに会話もないまま離れてしまったので、早苗なる人物については微塵も知らない。しかし、最初に遭遇した時の物腰のままの態度であれば、ある程度の参加者と友好関係を築いているだろうと察することかできた。
「あなた方が殺し合いに乗っていないと見込んでお話があります」
無惨は語る。
ヴァイオレットーーー自分は最初に麗奈と遭遇し、彼女の手紙を書こうとしていたこと。
それから、向かいたい方角が違うことと、麗奈から友達を探して欲しいと頼まれたために彼女とは別行動をし、後ほど大いなる父の遺跡で再会。しかしそこで起きた騒動に巻き込まれて錯乱した彼女に傷つけられ、今は逃げ出した彼女を保護するために探しているーーーそんな都合よく脚色した顛末を。
ヴァイオレットーーー自分は最初に麗奈と遭遇し、彼女の手紙を書こうとしていたこと。
それから、向かいたい方角が違うことと、麗奈から友達を探して欲しいと頼まれたために彼女とは別行動をし、後ほど大いなる父の遺跡で再会。しかしそこで起きた騒動に巻き込まれて錯乱した彼女に傷つけられ、今は逃げ出した彼女を保護するために探しているーーーそんな都合よく脚色した顛末を。
「んーー、ごめんけど、麗奈はまだ会ったことないかなぁ。友達の久美子やみぞれとは会ってるんだけど」
「そうですか...では、もし見つけたら私が探していたことと、大いなる父の遺跡へ戻るようにと、どうぞお伝えください」
「そうですか...では、もし見つけたら私が探していたことと、大いなる父の遺跡へ戻るようにと、どうぞお伝えください」
ぺこりと懇切丁寧なお辞儀をし、踵を返そうとする『ヴァイオレット』。
そんな彼女を隼人は「待て」と呼び止める。
そんな彼女を隼人は「待て」と呼び止める。
「...なにか?」
「この施設に一つ妙な機械があるらしい。だがそいつは参加者が3人いなければ動かせないときた。ヴァイオレット、お前も手伝え」
「申し訳ございませんが、先を急いでいますので」
「それがこの殺し合いからの脱出に関わっているとしてもか?」
「この施設に一つ妙な機械があるらしい。だがそいつは参加者が3人いなければ動かせないときた。ヴァイオレット、お前も手伝え」
「申し訳ございませんが、先を急いでいますので」
「それがこの殺し合いからの脱出に関わっているとしてもか?」
その言葉に『ヴァイオレット』は視線だけを隼人たちに向ける。
「お前は麗奈を保護してやりたいと言っていたが、そもそもこの殺し合いさえどうにかしてしまえばその必要も無くなるだろう。なに、さしたる時間を取らせるつもりはない」
「......」
「......」
無惨は考える。
この男の言葉に乗るかどうかを。
優先すべきは高坂麗奈の確保だ。しかし、あの半端者の未熟者のことだ。考えたくは無いが、自分が探している間に野垂れ死ぬのもあり得なくはない。
そうなれば首輪を解除するまでもなく優勝狙いに切り替えるだけだが、あの仮面の男(ヴライ)や狂人(竜馬)のような一筋縄ではいかない連中もいることから、手駒を増やしぶつけ合わせるのも悪く無い。それに、最初にも懸念していたが、素直に優勝したとして、主催の連中が約束を果たすかも疑わしい。ならば、少しでも殺し合いを有利に進められる可能性を見逃すのは愚策だ。
この男の言葉に乗るかどうかを。
優先すべきは高坂麗奈の確保だ。しかし、あの半端者の未熟者のことだ。考えたくは無いが、自分が探している間に野垂れ死ぬのもあり得なくはない。
そうなれば首輪を解除するまでもなく優勝狙いに切り替えるだけだが、あの仮面の男(ヴライ)や狂人(竜馬)のような一筋縄ではいかない連中もいることから、手駒を増やしぶつけ合わせるのも悪く無い。それに、最初にも懸念していたが、素直に優勝したとして、主催の連中が約束を果たすかも疑わしい。ならば、少しでも殺し合いを有利に進められる可能性を見逃すのは愚策だ。
「かしこまりました。15分。それだけはお付き合いさせていただきます」
それを過ぎても悪戯に時間をかけるようなら殺してやる、と心の中で付け加えながら、無惨は隼人たちに同行することにした。
もしも、ここで九郎の不死性に言及があれば、真っ先に無惨は九郎を取り込み、その鬼をも超える不死身性を身につけることを考えただろう。
しかし、妖怪変化の類ならば九郎の異常性は一目で見抜き恐れ慄いたただろうが、無惨の身体に宿す鬼はあくまでも人為的な薬による身体強化。謂わば化学の範疇である。また、九郎の側からしても、彼は妖怪変化の気配を察知するのに長けていない。琴子のように、他者の異様な気配を察することができない。
故に、本来ならば衝突が必至だった彼らの邂逅は、存外、平穏無事に進んだのであった。
しかし、妖怪変化の類ならば九郎の異常性は一目で見抜き恐れ慄いたただろうが、無惨の身体に宿す鬼はあくまでも人為的な薬による身体強化。謂わば化学の範疇である。また、九郎の側からしても、彼は妖怪変化の気配を察知するのに長けていない。琴子のように、他者の異様な気配を察することができない。
故に、本来ならば衝突が必至だった彼らの邂逅は、存外、平穏無事に進んだのであった。
☆
そして現在。
隼人がゲッターロボシミュレーターや周りの機器を点検している最中、『ヴァイオレット』はキョロキョロと周りを見回していた。
隼人がゲッターロボシミュレーターや周りの機器を点検している最中、『ヴァイオレット』はキョロキョロと周りを見回していた。
(ふむ。これはなかなか...)
「あの、ヴァイオレットさん」
「あの、ヴァイオレットさん」
声をかけられる『ヴァイオレット』の目は機械に釘付けであったが、しかし、声をかけられたことですぐに現実へと引き戻され、ヴァイオレット・エヴァーガーデンらしい無表情に戻る。
「なんでしょうか?」
「いえ。ずいぶん熱心に見ていたので...機械に興味があるんですか?」
「...ええ。私の見たことのないモノばかりですから」
「いえ。ずいぶん熱心に見ていたので...機械に興味があるんですか?」
「...ええ。私の見たことのないモノばかりですから」
周囲の機械や模型に、無惨は素直に関心を抱いていた。彼は生存のためなら極限的にまで合理的になるが、その一方で海外からの輸入品や外国語、新しい機械を学ぶという趣味も持ち合わせている。
無惨は不変を好み変化を嫌うが、劣化しない限りはその枠組みに当てはまらない。
視野を広く持ち、社会に適応し上流に乗ることこそが永く生きる秘訣だと知っているからだ。
無惨は不変を好み変化を嫌うが、劣化しない限りはその枠組みに当てはまらない。
視野を広く持ち、社会に適応し上流に乗ることこそが永く生きる秘訣だと知っているからだ。
その観点から、無惨の生きる時代にはなかった飛行桶やそのレプリカなどは
興味を惹かれるものばかりだった。
興味を惹かれるものばかりだった。
「九郎様はこれらの機器についてのご知識が?」
「いえ、僕もあまり。そもそも、こういったものに触れる機会もあまりないので」
「そうですか」
「いえ、僕もあまり。そもそも、こういったものに触れる機会もあまりないので」
「そうですか」
『ヴァイオレット』は、九郎の返答に少し落胆した顔を見せた。
「よし...準備はできた。ヴァイオレットはイーグル号へ、九郎はベアー号に乗れ。俺はジャガー号へと乗る。...それとこいつも被れ」
指示に従い各々の機体に乗り込む二人に、隼人は機械造りのヘルメットを手渡す。
「これは?」
「電子頭脳だ。こいつを被って身を任せていれば猿でも操縦できる。ご丁寧にオートパイロットまで再現されていた」
「『おーとぱいろっと』...そのような便利な機能があるのですね」
「主催の連中も、殺し合いの中で操縦訓練をしている暇なんざねえことは分かっているらしい」
「電子頭脳だ。こいつを被って身を任せていれば猿でも操縦できる。ご丁寧にオートパイロットまで再現されていた」
「『おーとぱいろっと』...そのような便利な機能があるのですね」
「主催の連中も、殺し合いの中で操縦訓練をしている暇なんざねえことは分かっているらしい」
いくらシミュレーションとはいえ、機械の操縦。ましてや命に関わるとなれば、訓練は必須。殺し合いのなかでそれに費やす時間はハッキリ言って無駄だ。故に、電子頭脳を用いた時間の短縮を測ったのだと隼人は考える。
(そうまでしてシミュレーションなんて用意してあるんだ。主催側からしてもこいつをクリアしてもらいたい目的があるんだろう)
ソレがなんなのかはまだわからない。なにか特別な特典でも貰えるのか、果ては首輪の解除コードか。
少なくとも、こちらが不利になることではないと隼人は直感している。
少なくとも、こちらが不利になることではないと隼人は直感している。
「隼人さんは電子頭脳は使わないんですか?」
「ああ。慣れれば自分で操縦する方が確実だからな。お前たちは操縦桿を握って座っていればいい。頼んだぞ」
「隼人ー、あたしはどうすればいい?」
「お前は万が一何者かが襲撃してきた時に外に残っていろ」
「なかなか責任重大だね...OK、誰だろうと邪魔なんてさせないわさ!」
「ああ。慣れれば自分で操縦する方が確実だからな。お前たちは操縦桿を握って座っていればいい。頼んだぞ」
「隼人ー、あたしはどうすればいい?」
「お前は万が一何者かが襲撃してきた時に外に残っていろ」
「なかなか責任重大だね...OK、誰だろうと邪魔なんてさせないわさ!」
他の三人に指示を出し、従うのを確認した隼人は己もまたジャガー号に乗り込む。
「準備は完了だ...ゲッターロボ、発進!!」
☆
隼人の掛け声と共に、電子頭脳を通じて無惨の脳に直接情報が叩き込まれ、ゲッターロボの操縦法が身体を通じ学ばされる。
(なるほど。血鬼術でなくともこうまで情報を伝えられるのか)
無惨の生きている時代にはこのような機械は無い。
新鮮な感覚に、無惨は素直に感心する。
そのままモニターを眺めていると、自分の機体の後ろに隼人の機体が着き、高速で迫ってくる。
あくまでもシミュレーションであり、実際に動いているわけではないため、さしたる脅威も感じずそれを眺める。
ガシャン、と派手な音と共に接着すれば、次いで九郎の乗るベアー号がジャガー号の後に着く。そして同様にベアー号がジャガー号の後ろより迫りーーー
新鮮な感覚に、無惨は素直に感心する。
そのままモニターを眺めていると、自分の機体の後ろに隼人の機体が着き、高速で迫ってくる。
あくまでもシミュレーションであり、実際に動いているわけではないため、さしたる脅威も感じずそれを眺める。
ガシャン、と派手な音と共に接着すれば、次いで九郎の乗るベアー号がジャガー号の後に着く。そして同様にベアー号がジャガー号の後ろより迫りーーー
●ガシャン!合体成功!!!
『チェ-ンジゲッターワン‼︎』
どういう仕組みかわからないが、三機が接着した途端、画面の中の機体が身体となり、手足が生え、自身が乗るイーグル号が頭部となり、一体の機械造りの鬼が顕現した。
「ほお」
映像の出来事とはいえ、機体の変形合体という、大正時代には存在しない技術と概念に、無惨は感嘆の声を思わず漏らす。
隼人の世界ではこれが現実に起こっているというのだから、海外の文化を積極的に取り入れている無惨にとって中々に趣深いものがある。
「む?」
合体成功の場面から画面が止まり、その中央に文字が表示される。
次のランクに進みますか?
はい/いいえ
はい/いいえ
『はいを押せ。あとはさっきと同じようにオートで動く』
「かしこまりました」
「かしこまりました」
隼人からの通信指示に従い、はいを押すと、先の合体前の画面に戻り、再びシミュレーションが始まる。
(確かにこれならさしたる時間も取らないか)
一回につき、一分もかからないのであれば、最初に提示した15分の時間もゆうに守ることができる。
(だが、これで何がわかるのか?)
それはまだ無惨にはわからない。だが、おそらく殺し合いに有利になるモノだとは隼人の言だ。故にこうして大人しく付き合っているのだ。
果たしてこれが何を示すのかーーー そんな疑問を胸中に収めつつ、無惨は流れに身を任せるように機体を操作した。
果たしてこれが何を示すのかーーー そんな疑問を胸中に収めつつ、無惨は流れに身を任せるように機体を操作した。
☆
●ガシャン!合体成功!!!
『チェ-ンジゲッターワン‼︎』
次の合体も成功し、次のランクに進むとさすがに負荷も自覚してくる。
実際に動くわけではないオートプレイとはいえ、もしも自分が不死身でなければ流石に危機感を覚えていただろうと九郎は思う。
実際に動くわけではないオートプレイとはいえ、もしも自分が不死身でなければ流石に危機感を覚えていただろうと九郎は思う。
飛行機の衝突事故は知識としては知っているし、高速で動く物同士がぶつかればどうなるかは容易く想像がつく。
(隼人さんたちはこんなことを何度もやっているのか)
自分とは違う生身の人間が、こんな交通事故のような危険を犯してまでなにを成そうとしているというのか。
そうまでして成したいことがあるのか。
気にはかかるが、それはさして彼を知らない自分が踏み入ることではないと九郎は思い直す。
この時までは、そう思っていた。
そうまでして成したいことがあるのか。
気にはかかるが、それはさして彼を知らない自分が踏み入ることではないと九郎は思い直す。
この時までは、そう思っていた。
☆
●ガシャン!合体成功!!!
『チェ-ンジゲッターワン‼︎』
「次で最後か」
ランクが上がるにつれ、負荷がかかっていくのを自覚し、確かにこのシミュレータは本物のゲッターロボを操縦するのに限りなく近い感覚を得られるのを実感する。
(ここまででは俺にはさしたる恩恵はないが、ヴァイオレットと九郎は本物のゲッターに乗せてもある程度は動かせるようにはなっただろう。だが、それだけなのか?)
いくらこのシミュレータを通してゲッターロボの操縦を学んでも、それがこの殺し合いにおいてなんの役にたつというのか。あるいはその先になにかあるというのか。
それをいま、見極める。
それをいま、見極める。
いくら身体に負荷が増そうと、普段からかけられているモノであるため、隼人の操縦に狂いはない。
●ガシャン!合体成功!!!
『チェ-ンジゲッターワン‼︎』
これまで通りに操縦し、難なく合体を完了する。
「ふぅ」
一通り終わったーーーそう息を吐くのも束の間。
モニター画面にノイズが走り始め、文字が浮かび上がる。
- ゲッターの深淵に踏み込みますか?
はい/いいえ
「...こいつは」
これまでと異なる項目に隼人は無意識に呟く。
『いかがいたしましょう?』
『ヴァイオレット』からの通信に、隼人は
これまでと異なる項目に隼人は無意識に呟く。
『いかがいたしましょう?』
『ヴァイオレット』からの通信に、隼人は
「無論だ。はいを押せ。九郎、お前もだ」
『わかりました』
『わかりました』
迷わずはいを押す。
- 本当に踏み込みますか?
はい/いいえ
まるで警告のように表示される項目。
どういった理屈で表示され、なにが引き起こされようとしているのか不明だが、それでも隼人はためらうことなく「はい」を押す。
どういった理屈で表示され、なにが引き起こされようとしているのか不明だが、それでも隼人はためらうことなく「はい」を押す。
瞬間。
「っ!?」
彼の視界を覆う全てが一変した。
☆
真っ赤な空だった。
人が作り上げた文明の寿命を示すかのように荒廃し倒壊したビルの群れ。その中心に、彼は、隼人はいた。先ほどまで乗っていたシミュレータも、早乙女研究所も無く。
ただ1人で廃墟の一室にいた。
人が作り上げた文明の寿命を示すかのように荒廃し倒壊したビルの群れ。その中心に、彼は、隼人はいた。先ほどまで乗っていたシミュレータも、早乙女研究所も無く。
ただ1人で廃墟の一室にいた。
「応答しろ、九郎、ヴァイオレット!!」
隼人が呼びかけるも返答は無い。
なにがどうなっていやがる。そう困惑するのも束の間。
なにがどうなっていやがる。そう困惑するのも束の間。
機械の群れが降り注ぐ。降り注ぐ。地べたから湧いて出る。そしてーーー喰らい合う。
互いが互いに破壊しあい、 喰らい合い、 殺し合う。
敗者は残骸として地に打ち捨てられ、勝者は敗者を取り込み強大になっていく。
互いが互いに破壊しあい、 喰らい合い、 殺し合う。
敗者は残骸として地に打ち捨てられ、勝者は敗者を取り込み強大になっていく。
「これは、なんだ」
ただ目の前で繰り広げられる地獄を前にし、隼人は驚愕するしかなかった。
惨劇自体もそうだが、それ以上に。
集い、殺し合っている機械たち全てに見慣れた面影を感じずにはいられない。
隼人がこれまで操縦してきた、『ゲッター』の面影を。
集い、殺し合っている機械たち全てに見慣れた面影を感じずにはいられない。
隼人がこれまで操縦してきた、『ゲッター』の面影を。
「まさか、これは」
隼人の脳裏に一つの仮説がよぎる。
この光景は、この惨状は、この地獄はーーーゲッターが引き起こしたものではないかと。
そんな馬鹿なと一蹴したいところだが、しかし、目の前の光景はそれを肯定するに充分すぎるものだった。
隼人の脳裏に一つの仮説がよぎる。
この光景は、この惨状は、この地獄はーーーゲッターが引き起こしたものではないかと。
そんな馬鹿なと一蹴したいところだが、しかし、目の前の光景はそれを肯定するに充分すぎるものだった。
「ゲッター線...これが、お前が望んだ俺たちの未来なのか?」
鬼相手ではなく、同種同族で喰らい合い、進化していく。その光景に隼人はーーー
(見てみたい...ゲッターが何を求め、どこまでゆくのかを!!)
嫌悪以上に、胸を躍らせていた。
そして。隼人が『ゲッター』の群れの中へと足を踏み出そうとしたまさにその時。
空が割れた。
地が悲鳴をあげ、大気がその全身を震わせる。
天より、笑い声が響き渡る。
その声に内腑から掻き乱されるような感覚の中、彼が意識を保てたのはその数秒後までだった。
意識が急速にブラックアウトしていく中、聞こえてきたのは。
天より降下し、哄笑と共に響き渡る、聞き慣れたその声は。
『チェーンジゲッターワン!!』
宇宙を震撼させるその声は、まさしく流竜馬のものだった。
☆
「隼人ー、九郎ー、ヴァイオレットー?終わったのー?」
コクピット越しにかけられる声に意識が覚醒する。頬を伝う冷や汗と脂汗を掌で拭い、コクピットの席から腰を上げる。
「あ、起きた。シミュレータはどうだったのよ?」
(なんだいまのは...夢、か?)
抱きかけた疑問を己の中で否定する。あれは夢などという生優しいモノではない。未来だ。確かに起こりうる未来であると、隼人は断言できる。そう、己の感覚が告げている。
「アリア...俺の応答がなくなってからどれぐらい経った」
「ほへ?んー、ざっくり20秒くらい?」
「ほへ?んー、ざっくり20秒くらい?」
あの地獄を見ていた時間と、こちらで沈黙していた時間の差異はかなり大きい。
少し遅れて、目眩を抑えるように掌で抑える九郎が、呆然とした表情を浮かべる『ヴァイオレット』がコクピットから降りてくる。
「隼人さん...」
「......」
「......」
なにかを言いたげな2人の様子に、彼らも自分と同じものを見たのだと隼人は確信した。
「えっ、なになに?なんかあったのあんたたち?」
なにも知らないアリアは心配げに三人の顔を覗き込みながらうろちょろと飛びまわる。
「...隼人様、九郎様」
ほどなくして、『ヴァイオレット』が口を開き。
「お伝えしたいことがございます」
あの地獄を見た者として、二人に告げた。
☆
異常者。
それは鬼舞辻無惨が嫌悪する存在だ。
自らの平穏を投げ捨て、復讐などという無利無益極まりない愚行に生を注ぐ鬼狩り共。
自らの力を振るうことしか眼中にない野蛮人共。
そしてーーー文明や社会といったもの全てを虚無に引き摺り込む、存在するだけで害悪極まりない男。
鬼舞辻無惨にとって、早乙女研究所に着く前に戦った男ーーー流竜馬というらしいーーーは、これまでの長い生の中でも頭抜けて災厄であり害悪であった。
かつて、最も自分を追い詰めた縁壱(バケモノ)ですら、自分を殺せる力をありながらも、個の範疇でしか自分を害さなかった。寿命という枷には抗いきれなかった。だから雲隠れすれば逃げ切れた。
流竜馬は違う。アレを相手にすれば、逃げたところでその土地丸ごと消し飛ばしてしまう。そんな類の災厄だ。関わるべきではない。
だから、アレの相手は隼人と九郎に押し付けることにした。
遠目で見ただけだが、あの地獄を作り出した男・流竜馬は、誰ともわからない男を嬉々として殺し、暴れ回っていたと嘘を混ぜ込んで。
遠目で見ただけだが、あの地獄を作り出した男・流竜馬は、誰ともわからない男を嬉々として殺し、暴れ回っていたと嘘を混ぜ込んで。
しかも話を聞けば、神隼人は竜馬と知己ときた。尚更、アレの責任は貴様が取れと言いたくなる衝動を堪え、ヴァイオレット本人のように丁寧に対応した。
そんな無惨が足を運んでいたのは、病院だ。
別れ際、隼人と九郎に『麗奈は身体を化け物に変えられた可能性がある。もしも飢餓状態に陥り、暴走していたら
病院にある参加者の肉体ストックを食わせて落ち着かせておくといい』と教えられたからだ。
別れ際、隼人と九郎に『麗奈は身体を化け物に変えられた可能性がある。もしも飢餓状態に陥り、暴走していたら
病院にある参加者の肉体ストックを食わせて落ち着かせておくといい』と教えられたからだ。
ちょうどいい、と無惨は思った。
無惨も病院から始まる連戦にかなり消耗していたところだ。
まだ限界ではないものの、ここで補給しておいて損はない。
そうして病院まで足を運んだのだが、その荒廃しきった有様には、さしもの無惨も驚きを隠せなかった。
無惨も病院から始まる連戦にかなり消耗していたところだ。
まだ限界ではないものの、ここで補給しておいて損はない。
そうして病院まで足を運んだのだが、その荒廃しきった有様には、さしもの無惨も驚きを隠せなかった。
(……ここまでとはな)
一度は訪れた病院が、無惨が想像していた以上に荒れ果てていた。
壁や天井は穴だらけで、至る箇所に瓦礫や血飛沫が飛び散っており、焼け跡までも多く残されている。自分たちが戦った時でもここまでの惨状では無かった。
焼け跡から、先に戦った仮面の男を想起し、これだから戦うしか能のない野蛮な猿は嫌いだと舌打ち混じりに思いながら、『ヴァイオレット』の姿のまま、病院へと足を踏み入れた。
隼人たちの言っていた身体ストック室はすぐに見つかった。既にここで用を済ませた者がいたのか、多くが姿を消し、あるいは肉片としてぶちまけられていたものの、無惨がそれに嫌悪を抱くことはない。
壁や天井は穴だらけで、至る箇所に瓦礫や血飛沫が飛び散っており、焼け跡までも多く残されている。自分たちが戦った時でもここまでの惨状では無かった。
焼け跡から、先に戦った仮面の男を想起し、これだから戦うしか能のない野蛮な猿は嫌いだと舌打ち混じりに思いながら、『ヴァイオレット』の姿のまま、病院へと足を踏み入れた。
隼人たちの言っていた身体ストック室はすぐに見つかった。既にここで用を済ませた者がいたのか、多くが姿を消し、あるいは肉片としてぶちまけられていたものの、無惨がそれに嫌悪を抱くことはない。
(神隼人と桜川九郎以外にも、高坂麗奈が鬼と化したことを推測している者たちはいるらしいが、連中が連れてきたのか?)
無惨が確認している鬼は累、麗奈、水口茉莉絵の三名。
累は第二回放送の前にこの手で殺したし、その時まではまだこのストック部屋は存在が秘匿されていたと聞く。こんな部屋の存在をあからさまな危険人物である茉莉絵に話すとも思えず、消去法で麗奈が隼人たちの仲間の誰かに保護されここで食事を済ませたと考え、無惨はようやく一つ肩の荷が降りた気持ちになった。
累は第二回放送の前にこの手で殺したし、その時まではまだこのストック部屋は存在が秘匿されていたと聞く。こんな部屋の存在をあからさまな危険人物である茉莉絵に話すとも思えず、消去法で麗奈が隼人たちの仲間の誰かに保護されここで食事を済ませたと考え、無惨はようやく一つ肩の荷が降りた気持ちになった。
とはいえ、殺し合いに乗らない集団に麗奈が囲まれていること自体は予想はしていたものの面倒な部類ではある。
落ち着いた麗奈からも自分の悪評を吹き込まれていることだろう。
落ち着いた麗奈からも自分の悪評を吹き込まれていることだろう。
(まあ、いい。引き渡さなければ殺すだけだ)
ともあれ今は補給だ。無惨は自分も食事を取ろうと目の前の肉体に手を伸ばした。
「何にも護れないポンコツ人形みぃ~つけたぁ♡」
刹那、そんな囁きと共に、小さな円形のモノが転がりーーー『ヴァイオレット』の足元で、小規模な爆発が起きた。
「ッ!?」
両脚の肉が焼け千切れ、鮮血を撒き散らしながら『ヴァイオレット』は床にその身を転がせる。
「場も落ち着いたし、改めて栄養補給しようと思ったらさぁ、これまた都合よくいてくれるじゃんかぁ!私のクソムカつくオモチャがさぁ!!」
狂喜の笑い声を高らかにあげながら『ヴァイオレット』のもとに現れるのは、水口茉莉絵ーーーもとい、ウィキッド。
鬼が肉を喰らえる量は、基本的に強さに直結する。
だんだんと肉を食らえる量が減ってきた響鼓などは、下弦から降ろされるほどに実力が不足しているのに対して、上弦の弍である童磨などは、栄養価の高い女の肉を何人分も平気で平らげる。鬼の始祖である無惨などは、飢餓状態であったことを加味しても、何十人もの人間を容易く喰らうことができる。
ウィキッドもまた、その性質が反映されていた。
だんだんと肉を食らえる量が減ってきた響鼓などは、下弦から降ろされるほどに実力が不足しているのに対して、上弦の弍である童磨などは、栄養価の高い女の肉を何人分も平気で平らげる。鬼の始祖である無惨などは、飢餓状態であったことを加味しても、何十人もの人間を容易く喰らうことができる。
ウィキッドもまた、その性質が反映されていた。
ーーー稀血。
滅多に現れない、鬼にとって非常に栄養価の高い血液型の持ち主のこと。
これを食えば、1人で何十人何百人分の人間を食った時と同等の栄養価を得られる。
ヴライはその稀血では無かったものの、彼の体内に宿る火神(ヒムカミ)の加護はそれに近い栄養価が含まれていた。
これを食えば、1人で何十人何百人分の人間を食った時と同等の栄養価を得られる。
ヴライはその稀血では無かったものの、彼の体内に宿る火神(ヒムカミ)の加護はそれに近い栄養価が含まれていた。
既に死後であったため、火神の加護も消えつつあったため十全の栄養ではないものの、それでも鬼としてのウィキッドを次なるステージに進められる程度には残っており。
ヴライの屍肉ごとそれを取り込み強化されたウィキッドは、まだ足りないと手持ちの肉を平らげた。
しかし、ヴライのように死んですぐならばまだしも、生命の通わない肉では、やはり効果は薄く。もっと持ってきておいた方が良かったかと少しばかり後悔し、再び人肉を求め、病院へと走った。
そして、再びストック部屋に辿り着いた時、『ヴァイオレット』の姿を見つけ、手榴弾による奇襲をかけたのだ。
ヴライの屍肉ごとそれを取り込み強化されたウィキッドは、まだ足りないと手持ちの肉を平らげた。
しかし、ヴライのように死んですぐならばまだしも、生命の通わない肉では、やはり効果は薄く。もっと持ってきておいた方が良かったかと少しばかり後悔し、再び人肉を求め、病院へと走った。
そして、再びストック部屋に辿り着いた時、『ヴァイオレット』の姿を見つけ、手榴弾による奇襲をかけたのだ。
「きさ、ま...!」
「キサマぁ?ずいぶんきたねえ言葉遣いするようになったじゃんかぁ、ええ?さすがに余裕なくなってきたのかァ?ざぁんねん、あのクソムカつく澄まし顔をもういっぺん見せてほしい、なぁッ!!」
「キサマぁ?ずいぶんきたねえ言葉遣いするようになったじゃんかぁ、ええ?さすがに余裕なくなってきたのかァ?ざぁんねん、あのクソムカつく澄まし顔をもういっぺん見せてほしい、なぁッ!!」
今までのヴァイオレットと違い、歯を食いしばり怒りを露わにする彼女を見おろし、ウィキッドは嘲り笑いながらその顔を蹴り上げ、踏みにじった。
「っ、が...!」
呻く『ヴァイオレット』をウィキッドは何度も蹴りつけながら、その顔を踏みつける。
しかし、鬼の力であれば容易く頭蓋を粉砕させられるにも構わず、ウィキッドは加減して『ヴァイオレット』を甚振る。
何故か。見せつけてやりたいからだ。自分の目の前で、綺麗事の茶番劇を繰り広げた女に絶望という名のスパイスを。
しかし、鬼の力であれば容易く頭蓋を粉砕させられるにも構わず、ウィキッドは加減して『ヴァイオレット』を甚振る。
何故か。見せつけてやりたいからだ。自分の目の前で、綺麗事の茶番劇を繰り広げた女に絶望という名のスパイスを。
「あんた1人でここまで来たってことはぁ、折原臨也とかはほったらかして来たのかぁ?お嬢様ぁ、お嬢様ぁって喚いてさぁ。その麗奈お嬢様はあんたのことなんてこれっぽちも気にかけてなかったってのに滑稽だねぇ」
「っ...お嬢様、の場所を...」
「っ...お嬢様、の場所を...」
食いついた。ウィキッドはニィ、と口角を邪悪に吊り上げ心を踊らせた。
「あ~知ってるわぁ、知ってる知ってる。ちゃぁんと教えてあげますよぉヴァイオレットさん♩」
鼻歌でもひとつ歌い出しそうなほどの上機嫌さで語り出すウィキッドに嫌な予感を抱きながらも、まだ確定していないと己に言い聞かせ、彼は『ヴァイオレット』であることに努める。
「このクソ女、高坂麗奈は、あんたの知っての通り、月彦に鬼にされて逃げ出したあと、お友だちの久美子ちゃんとイイ仲になったみたいでぇ...あぁん、久美子だいすきぃ、ヴァイオレットさんなんていーらない、ぶっちゅ~」
ウィキッドは側にあった麗奈と久美子の肉体ストックを片手ずつにひんづかみ、両手につける手袋人形のようにその顔同士を乱雑に擦り合わせ、『ヴァイオレット』に見せつけるように唇同士を付け合う。
ビキリ、と『ヴァイオレット』の額に青筋が走るのを魔女は見逃さない。
「それでぇ、あんたも知っての通り、なんのかんのと大混戦で離れ離れになっちゃった高坂さんは久美子ちゃんを探して素っ裸のお間抜け面で全力疾走!久美子ぉ、久美子ぉ~!」
麗奈の肉体の制服を引き裂き、露わにされた果実をわざとらしくぶるんぶるんと揺らし、見せつけるウィキッド。
ビキビキと更に額に筋を立てる『ヴァイオレット』をケラケラと嘲笑い、彼女は告げる。
「そして燃え盛る火の森を抜けた先には愛しの久美子ちゃん!会いたかったよぉ、久美子ぉ!久美子ぉ!!発情した高坂さんはもう盛りきった犬みたいに久美子ちゃんに飛びついてまたぐら濡らして腰ヘコヘコ」
麗奈の肉体を前後に揺らし、カクカクと腰を振らせ、久美子の肉体に押し付けて弄ぶ。
「このまま二人で百合の花を咲かせてハッピーエンド、ちゃんちゃん...の、はずでしたがぁ、一転、背後から久美子ちゃんの声が!なにしてるの麗奈!?なんとびっくり、久美子ちゃんが二人に!そうです、高坂さんが久美子ちゃんだと思って発情してたのは、黄前久美子の変装をして魔女だったんで~す!そして」
久美子の肉体から手を離し、空いた手で麗奈の首を薙ぎ、身体と分離させ、生首と化した麗奈を『ヴァイオレット』に見せつける。
「哀れ、色ボケ発情クソ女は、間抜けづら晒しながら、魔女に食べられちゃいましたとさ。お~しまい♡」
ブチリ、と今にも血管がはち切れそうなほどに筋張った『ヴァイオレット』の目の前で、ウィキッドは大口を開けて麗奈の顔に齧り付く。
久美子の前でやったように、誰もが目を惹かれる美貌に歯を突き立て、肉を食いちぎり、骨を噛み砕く。
皮の奥に隠されていた繊維や肉が覗き、グロテスクな内容物を曝けさせた麗奈の頭部を振り回し、口に含んだ血を激しく吹きかけながら、ウィキッドは『ヴァイオレット』を見下し、嗤った。
皮の奥に隠されていた繊維や肉が覗き、グロテスクな内容物を曝けさせた麗奈の頭部を振り回し、口に含んだ血を激しく吹きかけながら、ウィキッドは『ヴァイオレット』を見下し、嗤った。
「キャハハハハ!あんたも哀れだよねぇ!こぉんなカス女にお嬢様、お嬢様って尽くしてさぁ!まあ安心しなよ私の腹の中で、私の糞になって出てくまで、ずっと罵り合わせてやるからさぁ!!」
かつてないほどに怒りを露わにする『ヴァイオレット』に、ウィキッドはこれ以上なく上機嫌だった。
何があっても味方だの。私が必ず護るだの。誰も死なせたくないだの。
ウィキッドにとって、口を開けば綺麗事ばかり宣うヴァイオレット・エヴァーガーデンはこれ以上なく嫌悪するタイプの人間だった。
だから、彼女は全力でヴァイオレットを否定する。愚弄する。嘲笑う。そして絶望に染め上げてから殺す。
それが彼女の存在意義であり欲望だから。欲望を我慢できないのが、水口茉莉絵という女だから。
「それとも命乞いでもしてみるかぁ!?私は誰も守れなかった何の価値もない蛆虫だから殺さないでください、とかーーー」
「もういい。口を開くな」
「もういい。口を開くな」
だから彼女は、いつだって最後の一手を見誤る。
ウィキッドの知るヴァイオレット・エヴァーガーデンのものではない声が耳に届いたその刹那だった。
ウィキッドの腹部に風穴が空いた。
「がっ!?」
血反吐を撒き散らし、己の腹部を貫いたのが、見覚えのある触手であるのを認識すると、ウィキッドはその場に尻餅を着く。
鬼であるため、この程度では死なないが、しかし、再生にかかる数秒間は立つことすらままならない。
その数秒間の間に、先程まで上機嫌だった気持ちはすっかり別の色に塗りつぶされた。
鬼であるため、この程度では死なないが、しかし、再生にかかる数秒間は立つことすらままならない。
その数秒間の間に、先程まで上機嫌だった気持ちはすっかり別の色に塗りつぶされた。
「貴様の無能さには呆れて言葉もでない」
もしも、これがヴァイオレット・エヴァーガーデンがただ反撃してきただけならむしろ喜んでいただろう。神崎・H・アリアにしたように、多少の反撃でいい気になったところを絶望に染め上げてから殺す楽しみができたからだ。
「なぜ高坂麗奈を殺した?奴は貴様の生命線でもあったというのに。貴様からはデジヘッドとやらのことを聞こうと思っていたがーーーもうどうでもいい。貴様には何も期待しない」
いま、起きているのは違う。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を模っていたものが、ゴキゴキと音を立てながら姿形を変えていく。
「今まで何体も鬼を生み出して来たが、貴様ほどの出来損ないは初めてだ」
見下ろしてくる目と、視線がかちあった時、ウィキッドの心臓が締め付けられるような感覚を覚える。
知っていたからだ。
その紅梅職の瞳と猫のように縦長の瞳孔は自分の身体をこうした張本人のものであり。
知っていたからだ。
その紅梅職の瞳と猫のように縦長の瞳孔は自分の身体をこうした張本人のものであり。
「死ね。貴様は存在してはいけない生き物だ」
『鬱陶しいんだよ、クソ、死ね!』
憎悪と侮蔑に塗れた、へばりつく泥のような視線は、かつて親だった者に向けられたモノだから。
「ク、ソ、ワカメ、がぁ!!」
脳裏によぎった影を誤魔化すように、叫びと共に手榴弾を構えーーー刹那、四肢が貫かれ、瞬く間に不恰好な達磨が出来上がる。
(バカが、こんなもんすぐに再生してーーー)
あかりにしこたま撃ち抜かれた時のように、身体を再生させようとするも、治らない。いや、治ってはいるが、かなり再生が遅いのだ。
「私が生み出した鬼を、殺す術を知らないと思ったか?」
茉莉絵の思考を読み取ったかのように、鬼舞辻無惨は侮蔑の目を向け告げる。
鬼を殺すには頸を斬るか日光に晒すしかない。再生限界はあれど、それで死に至るわけではない。
しかし例外は存在する。
鬼の始祖たる鬼舞辻無惨。彼だけは、上記以外の殺し方を知っているため、任意で鬼を殺すことができる。
先の戦闘で無惨が鬼化直後のウィキッドを殺せなかったのは、デジヘッドについて聞き出そうとしていたこと、そしてお互いに第二の支配者たる高坂麗奈によるデジヘッド化現象が進んでいたため、完全な鬼ではなかったため無惨による鬼の殺し方に当てはまらなかったという、二つの幸運が重なっていたにすぎない。
だが、無惨がデジヘッドについての知識に見切りをつけ、麗奈が死んだことで彼女から受けていた恩恵が無くなれば、その幸運はたちまちに消え失せる。
もしも、ウィキッドが麗奈を生かしたまま捕らえていれば、無惨と交渉する余地もまだあったというのに。
しかし例外は存在する。
鬼の始祖たる鬼舞辻無惨。彼だけは、上記以外の殺し方を知っているため、任意で鬼を殺すことができる。
先の戦闘で無惨が鬼化直後のウィキッドを殺せなかったのは、デジヘッドについて聞き出そうとしていたこと、そしてお互いに第二の支配者たる高坂麗奈によるデジヘッド化現象が進んでいたため、完全な鬼ではなかったため無惨による鬼の殺し方に当てはまらなかったという、二つの幸運が重なっていたにすぎない。
だが、無惨がデジヘッドについての知識に見切りをつけ、麗奈が死んだことで彼女から受けていた恩恵が無くなれば、その幸運はたちまちに消え失せる。
もしも、ウィキッドが麗奈を生かしたまま捕らえていれば、無惨と交渉する余地もまだあったというのに。
因果応報。
鬼舞辻無惨がウィキッドを鬼にしたことで、竈門禰󠄀豆子以外の太陽を克服する手段を失い。
ウィキッドが先の見通し無しに高坂麗奈を殺したことで、鬼舞辻無惨はウィキッドの処刑を敢行すると決めた。
互いに、己の身から出た錆である。
鬼舞辻無惨がウィキッドを鬼にしたことで、竈門禰󠄀豆子以外の太陽を克服する手段を失い。
ウィキッドが先の見通し無しに高坂麗奈を殺したことで、鬼舞辻無惨はウィキッドの処刑を敢行すると決めた。
互いに、己の身から出た錆である。
(クソ、ふざけんな!ようやくここからだってのに、こんな、こんな...!)
気づくべきだった。
あれだけボロボロにしたヴァイオレットが、目立った傷もなく復帰していたこと。
折原臨也どころか、誰1人として側にいなかった不自然さに。
だが、既に一度、臨也に支給品で傷を癒やされたことから、そういう支給品があったのだろうと決めつけ、自身がへんげの杖を使っていたことから、他者の姿に変身できる支給品などそうそうあるものではないと思い、自力で出来る肉体変化の可能性など微塵も考えが及ばなかった。
あれだけボロボロにしたヴァイオレットが、目立った傷もなく復帰していたこと。
折原臨也どころか、誰1人として側にいなかった不自然さに。
だが、既に一度、臨也に支給品で傷を癒やされたことから、そういう支給品があったのだろうと決めつけ、自身がへんげの杖を使っていたことから、他者の姿に変身できる支給品などそうそうあるものではないと思い、自力で出来る肉体変化の可能性など微塵も考えが及ばなかった。
それでも本来の彼女ならばまだ気づけたかもしれない。しかし、鬼となったために、思考は欲望をより過激に満たすのを優先するようになり、己の視野も狭くなっていたために、己に都合よく状況を補完し。目の前の『ヴァイオレット』がなぜ怒っていたのかも思考が及ばず読み違えてしまった。
もぞもぞと蠢くウィキッドに構わず、無惨はその触手を振りかぶる。言葉すら交わす価値などないと言わんばかりに、その頭部を弾けさせる為に殺意を込めて。
その無慈悲な暴力に。
一方的な蹂躙に。
父の。母の。祖父の。
憎悪と嫌悪に塗れた拳が脳裏に想起され。
「死ね、よ、クソ共がぁ!!」
ウィキッドは、衝動のままに、己の口から手榴弾を吐き出し、爆発させた。
激しい爆発は、煙塵を巻き上げ、無惨の視界を塞ぐのと共に、その身体を焼き付ける。
その衝撃に、無惨の身体は後方に吹き飛ばされ、ウィキッドもまた、胸部から上を残して彼方に吹き飛ばされる。
ぼとりぼとり、と地面を跳ねる最中にその身体が再生し、四肢を取り戻す。
ぼとりぼとり、と地面を跳ねる最中にその身体が再生し、四肢を取り戻す。
(なんで...そうか、あいつに攻撃されたら再生が遅くなるのか)
今の自爆は、カナメ達にも使った緊急避難方法だが、どうやら自分で自分を攻撃したことで無惨による攻撃を上書きして自傷したことになったらしい。本来ならばできないことだが、いまの彼らはデータで構築された存在だからできた荒技だ。
もちろん、ウィキッドにそんな理屈などわからないが、今はそれだけ分かればいいと割り切り余計な思考を削る。
もちろん、ウィキッドにそんな理屈などわからないが、今はそれだけ分かればいいと割り切り余計な思考を削る。
(クソッ、力をつけたと思ったのにまだ足りないのかよ!)
ウィキッドはヴライの肉体を食い、仮面も着けて確かに強くなった。
手榴弾の威力も底上げされている。
だがそれまでだ。
手榴弾の威力も底上げされている。
だがそれまでだ。
ウィキッドの手榴弾に仮面と火神の力を足してもなお、ヴライの操っていた炎の術には及ばない。
同じ仮面を着けた者でも、ヴライとは違い鬼舞辻無惨に迫ることはできない。
当然だ。
仮面の力を引き出せる漢と引き出しきれない女という違いではない。
仮面の力は、文字通り己の命を削って解放されるモノである。
そのリスクを鬼という性質で踏み倒す不届き者に、仮面(アクルカ)が、ましてやヴライという己の魂すら戦に捧げてきた者とあり続けた仮面が微笑むはずもない。
仮面の力を引き出せる漢と引き出しきれない女という違いではない。
仮面の力は、文字通り己の命を削って解放されるモノである。
そのリスクを鬼という性質で踏み倒す不届き者に、仮面(アクルカ)が、ましてやヴライという己の魂すら戦に捧げてきた者とあり続けた仮面が微笑むはずもない。
先程まで上機嫌だった気分もすっかり鳴りを顰め、これだけやっても敵わないと自覚すると、ウィキッドは一目散に逃走する。
その背後より迫る触手に貫かれる度に、手榴弾で自傷と牽制をしては、ヨタヨタと地を這うようにみっともなく逃げ続ける。
だがこれも永遠に続けられるわけではない。無惨の攻撃よりはマシだとはいえ、自傷するにも消耗は発生する。
このまま続けていれば、確実に力尽きるのはウィキッドだ。
因果応報、諸行無常の鬼ごっこ、ここにて開幕。
【D-6/病院/真夜中】
※ウィキッドが逃亡しました。どこへ向かっているかは次の書き手の方にお任せします。
※ウィキッドが逃亡しました。どこへ向かっているかは次の書き手の方にお任せします。
【鬼舞辻無惨@鬼滅の刃】
[状態]:疲労(極大)、全身ダメージ(大)、苛立ち(絶大)、『ゲッター』への嫌悪感
[服装]:ペイズリー柄の着物
[装備]:シスの番傘@うたわれるもの 二人の白皇(麗奈の支給品)
[道具]:不明支給品1~3、累の首輪、鈴仙の首輪、オスカーの首輪
[思考]
基本:生き残る。手段は問わない
0:ウィキッドを追いかけて殺す。使えないゴミめ。
1:麗奈確保の為の人員として、他人の姿で他の参加者を利用するつもりだったがもういい。私の邪魔をするものは殺す。
2:太陽克服のカラクリを究明するため、ウィキッドから『デジヘッド』の情報を吐かせるつもりだったが必要ない。やつからの情報などなんの価値がある。
3:逆らう者は殺す。もう隠れる必要もない。
4:『ディアボロ』の先程の態度が非常に不快。先程は踏みとどまったが、機を見て粛清する。よくも私に嘘をついたな。ただでは殺してやらない。
5:垣根、みぞれ、オシュトル、ロクロウ、臨也は殺しておきたいが、執着するほどではない。
6:あの獣共(ヴライ、竜馬)とは、二度と関わらない。特に『ゲッター』。頼むから死んでくれ。
[備考]
※参戦時期は最終決戦にて肉の鎧を纏う前後です。撃ち込まれていた薬はほとんど抜かれています。
※『月彦』を名乗っています。
※本名は偽名として『富岡義勇』を名乗っています。
※ 『危険人物名簿』に記載されている参加者の顔と名前を覚えました。
※再生能力について制限をかけられていましたが、解除されました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読み、覚醒者『006』が麗奈、『007』が無惨であることを認識しました。
※ 攻撃強化スキル『ロジックマイト』を発動できるようになりました。無惨自身の生命が脅かされ、それによるストレスが蓄積された状態になると、無自覚に発動します。
※ゲッター線の生み出した地獄を垣間見ました
[状態]:疲労(極大)、全身ダメージ(大)、苛立ち(絶大)、『ゲッター』への嫌悪感
[服装]:ペイズリー柄の着物
[装備]:シスの番傘@うたわれるもの 二人の白皇(麗奈の支給品)
[道具]:不明支給品1~3、累の首輪、鈴仙の首輪、オスカーの首輪
[思考]
基本:生き残る。手段は問わない
0:ウィキッドを追いかけて殺す。使えないゴミめ。
1:麗奈確保の為の人員として、他人の姿で他の参加者を利用するつもりだったがもういい。私の邪魔をするものは殺す。
2:太陽克服のカラクリを究明するため、ウィキッドから『デジヘッド』の情報を吐かせるつもりだったが必要ない。やつからの情報などなんの価値がある。
3:逆らう者は殺す。もう隠れる必要もない。
4:『ディアボロ』の先程の態度が非常に不快。先程は踏みとどまったが、機を見て粛清する。よくも私に嘘をついたな。ただでは殺してやらない。
5:垣根、みぞれ、オシュトル、ロクロウ、臨也は殺しておきたいが、執着するほどではない。
6:あの獣共(ヴライ、竜馬)とは、二度と関わらない。特に『ゲッター』。頼むから死んでくれ。
[備考]
※参戦時期は最終決戦にて肉の鎧を纏う前後です。撃ち込まれていた薬はほとんど抜かれています。
※『月彦』を名乗っています。
※本名は偽名として『富岡義勇』を名乗っています。
※ 『危険人物名簿』に記載されている参加者の顔と名前を覚えました。
※再生能力について制限をかけられていましたが、解除されました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読み、覚醒者『006』が麗奈、『007』が無惨であることを認識しました。
※ 攻撃強化スキル『ロジックマイト』を発動できるようになりました。無惨自身の生命が脅かされ、それによるストレスが蓄積された状態になると、無自覚に発動します。
※ゲッター線の生み出した地獄を垣間見ました
【ウィキッド@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】
[状態]:鬼化、食人衝動、疲労(極大)、無惨への殺意(極大)、臨也とあかりへの苛立ち
[服装]:
[装備]:ヴライの仮面(罅割れ、修理しなければ近いうちに砕け散る)@うたわれるもの3
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2 、アリアの支給品(不明支給品0~2)、キースの首輪(分解済み)、キースの支給品(不明支給品0~1)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、北宇治高等学校職員室の鍵、参加者の人肉(複製品)多数@現地調達、ヴライの支給品2つ
[思考]
基本:自らの欲望にしたがい、この殺し合いを楽しむ
0:クソッ、クソッ!なんでこうなる!
1:無惨を殺したい。絶対に。
2:壊しがいのある参加者を探す。特に『愛』やら『仲間』といった絆を信じる連中。
3:参加者と出会った場合の立ち回りは臨機応変に。 最終的には蹂躙して殺す。
4:臨也がとにかく不快。最終的にはあのスカした表情を絶望に染め上げた上で殺す。
5:私を鬼にしただぁ? 元に戻せよ、クソワカメ。
6:覚えてろよ、間宮あかり。必ず殺してやるからな
7:人形女(ヴァイオレット)も殺す。
8:久美子に関しては、散々玩具にしてやったから、もうどうでも良いかな。ご馳走様~♪
[備考]
※ 王の空間転移能力と空間切断能力に有効範囲があることを理解しました。
※ 森林地帯に紗季の支給品のデイパックと首輪が転がっております。
※ 王とウィキッドの戦闘により、大量の爆発音が響きました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読んでおり、覚醒者『006』は麗奈、『007』は無惨が該当すると認識しております。
※ へんげのつえは破壊されました
※ 麗奈、ヴライの屍肉を食べました
※ どこに向かっているかは、次の書き手様にお任せします。
[状態]:鬼化、食人衝動、疲労(極大)、無惨への殺意(極大)、臨也とあかりへの苛立ち
[服装]:
[装備]:ヴライの仮面(罅割れ、修理しなければ近いうちに砕け散る)@うたわれるもの3
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2 、アリアの支給品(不明支給品0~2)、キースの首輪(分解済み)、キースの支給品(不明支給品0~1)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、北宇治高等学校職員室の鍵、参加者の人肉(複製品)多数@現地調達、ヴライの支給品2つ
[思考]
基本:自らの欲望にしたがい、この殺し合いを楽しむ
0:クソッ、クソッ!なんでこうなる!
1:無惨を殺したい。絶対に。
2:壊しがいのある参加者を探す。特に『愛』やら『仲間』といった絆を信じる連中。
3:参加者と出会った場合の立ち回りは臨機応変に。 最終的には蹂躙して殺す。
4:臨也がとにかく不快。最終的にはあのスカした表情を絶望に染め上げた上で殺す。
5:私を鬼にしただぁ? 元に戻せよ、クソワカメ。
6:覚えてろよ、間宮あかり。必ず殺してやるからな
7:人形女(ヴァイオレット)も殺す。
8:久美子に関しては、散々玩具にしてやったから、もうどうでも良いかな。ご馳走様~♪
[備考]
※ 王の空間転移能力と空間切断能力に有効範囲があることを理解しました。
※ 森林地帯に紗季の支給品のデイパックと首輪が転がっております。
※ 王とウィキッドの戦闘により、大量の爆発音が響きました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読んでおり、覚醒者『006』は麗奈、『007』は無惨が該当すると認識しております。
※ へんげのつえは破壊されました
※ 麗奈、ヴライの屍肉を食べました
※ どこに向かっているかは、次の書き手様にお任せします。
☆
「隼人さん、どこへ行くんですか」
ヴァイオレットーーーもとい、無惨から、竜馬と大いなる父の遺跡で見たというレポートとサイトの存在を伝えられてから、九郎は早速備え付けのパソコンを使いレポートとサイトを確認しようとしたが、隼人は目もくれずに踵をかえし何処へと向かおうとしていた。
「サイトはお前が見ておけ。俺は地下に行く」
「いや、僕はそこまで機械に強いわけじゃないんですけど。地下になにがあるんです?」
「......」
「いや、僕はそこまで機械に強いわけじゃないんですけど。地下になにがあるんです?」
「......」
隼人は無言のまま、振り返ることなく階下へと降りていく。
「ほんとどうしちゃったのよ。シミュレーション終わってからなんか変じゃない?」
「......」
「......」
一瞥もせずに降りていく隼人の背中が、どこか操られた人形のように思えて。
どうせこの場にいても自分でサイトをハッキングするなど無理だと判断し、九郎は隼人の後を追っていく。
どうせこの場にいても自分でサイトをハッキングするなど無理だと判断し、九郎は隼人の後を追っていく。
「...ゲッター、ですか」
追いつき、かけられる声に隼人の足がぴたりと止まる。
「隼人さん。僕もあなたやヴァイオレットさんと同じ光景を見ました」
不死の身体や妖怪変化魑魅魍魎に深く関わる岩永琴子との長い付き合いからか、彼は己の生死というものに頓着が殆どない。
そんな彼をしても、先のゲッターにより見せられた光景には吐き気をもよおし恐怖心を刻みつけられた。
そんな彼をしても、先のゲッターにより見せられた光景には吐き気をもよおし恐怖心を刻みつけられた。
アレには関わるべきではないーーーそう、魂から警鐘を鳴らしている。
「隼人さん。ゲッターにはもう関わらない方が...」
「ふざけるな」
「ふざけるな」
しかし、隼人は九郎の忠告をピシャリと跳ね除ける。
「ゲッターを解き明かすことが俺の全てだ。あんなものを見せられた程度で止めてたまるか」
「けど、行き着く先がアレなら」
「九郎」
「けど、行き着く先がアレなら」
「九郎」
足を止め、隼人が振り返る。
その眼を見た瞬間、ぞわりと九郎の背筋に悪寒が走った。
その眼を見た瞬間、ぞわりと九郎の背筋に悪寒が走った。
「何度も言わせるなよ。ゲッターを解き明かすことが俺の全てだ。そいつを邪魔するなら、誰であろうと容赦はしない」
その双眸に、今までは無かった螺旋状の緑光が走っていた。
「ッ!」
同じだ。
あの地獄で垣間見た、流竜馬の目と。
「ちょっと隼人、らしく無いじゃんか。あたしはその変なの見てないからわかんないけどさ、今までのあんたなら、ヴァイオレットに教えてもらったレポートとかを優先してたじゃん」
「......」
「......」
アリアの言葉のあと、九郎としばし目を合わせたあと、隼人は目を閉じ、再び開ける。
すると、先程まで彼の目に宿っていた緑光は消え去っていた。
すると、先程まで彼の目に宿っていた緑光は消え去っていた。
そんな彼の変遷を見て、九郎は漠然と不安を抱く。
シミュレーションを通じて見た地獄の如し未来。あれは明らかに秩序の範囲外にある存在だ。
あの地獄を作るのが流竜馬であるのならば、それを岩永琴子が、知恵の神が知ったらどうするだろうか。
あの地獄を作るのが流竜馬であるのならば、それを岩永琴子が、知恵の神が知ったらどうするだろうか。
(排除するだろうな、岩永なら)
考えるまでもない。排除に舵を切るだろう。
そしてそれは、ゲッターの危険性を目の当たりにしながらも邁進を止めようとしない隼人もだ。
そしてそれは、ゲッターの危険性を目の当たりにしながらも邁進を止めようとしない隼人もだ。
(...敵対するかもしれないな、彼らとも)
隼人が戦う意味がゲッターならば、自分の戦う意味は岩永琴子のためにある。
普段こそおざなりに扱ってはいるものの、彼女のような存在は幸せになるべきだと本気で考えている。
だから自分が不死身の怪物であるのは彼女の側にいる上で必要だと受け入れているし、手放そうとも思っていない。
『ゲッター』の生み出す未来に琴子の幸せなどあるはずがない以上、それを求める隼人もまた敵になる。
普段こそおざなりに扱ってはいるものの、彼女のような存在は幸せになるべきだと本気で考えている。
だから自分が不死身の怪物であるのは彼女の側にいる上で必要だと受け入れているし、手放そうとも思っていない。
『ゲッター』の生み出す未来に琴子の幸せなどあるはずがない以上、それを求める隼人もまた敵になる。
(できれば、そうならないことを祈りたいけども)
まだ会って数時間の短い関係だが、それでもこの殺し合いの解決に立ち向かう仲間でもある。
九郎は感情の起伏は少ないが、情が全くない少年ではない。
だから、協力してきた人たちと争うことはしたくないし、殺したくない。
未だ、パソコンのもとに戻ろうとしない隼人に、なるべく穏便に済ませたいものだと思いながら、九郎はあとを追うのだった。
九郎は感情の起伏は少ないが、情が全くない少年ではない。
だから、協力してきた人たちと争うことはしたくないし、殺したくない。
未だ、パソコンのもとに戻ろうとしない隼人に、なるべく穏便に済ませたいものだと思いながら、九郎はあとを追うのだった。
ーーー轟音。
それはあまりにも唐突だった。
けたましい音を響かせ、振り返った隼人の前でぐちゃり、と鈍い音を立てて赤い花が咲き誇った。
破壊された壁が、九郎を押し潰したのだ。
隼人は目を見開くもーーーすぐに『それ』を見据える。
「え、ちょ、九郎!?嘘でしょ九郎!?」
「九郎。まだ死んでないな」
「九郎。まだ死んでないな」
顔を青ざめさせ、慌てふためくアリアとは対照的に、隼人は冷静に九郎へと声をかける。
「死んではいますね」
ぐじゅぐじゅと肉片を蠢かせながらそんなことを言い再生する九郎を一瞥し、隼人は再びソレに視線を移す。
「いずれこうなるとは思っていた」
無言で腕を上げ、アリアに乗るように促す。
「ゲッターを求める俺と、ゲッターに求められるお前...いずれ、戦うことになるだろうと」
アリアは戸惑いつつも、無言の指示に従い、腕にしがみつくと、隼人はカタルシスエフェクトによるドリルを発現させ、叫ぶ。
「俺の邪魔をするなら容赦はせんぞ...竜馬ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ーーーーーーー!!!」
「ーーーーーーー!!!」
隼人の叫びに呼応するかのように咆哮し、砂塵を吹き飛ばしーーー『ゲッター』の化身、流竜馬が姿を現した。
【D-8/早乙女研究所/真夜中】
【流竜馬@新ゲッターロボ】
[状態]:ダメージ(大、再生中)、疲労(大、再生中)、ゲッター線同化による暴走、自我消失。
[服装]:
[装備]:
[道具]:
[思考]
基本方針:全てを壊す。
0:強者を喰らい進化する。
[状態]:ダメージ(大、再生中)、疲労(大、再生中)、ゲッター線同化による暴走、自我消失。
[服装]:
[装備]:
[道具]:
[思考]
基本方針:全てを壊す。
0:強者を喰らい進化する。
【神隼人@新ゲッターロボ】
[状態]:疲労(大)、全身にダメージ(絶大)、出血(大)、カタルシス・エフェクト発現
[役職]:ビルダー
[服装]:普段着
[装備]:ミスタの拳銃@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風、ミスタの拳銃(ビルドの作った模造品)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、浜面仕上の首輪、錆兎の首輪(分解済み)、ビルドの支給品0~2、ビルドの首輪、霊夢の首輪、マロロの首輪
[思考]
基本方針:首輪を外して主催を潰し帰還する。
0:ゲッターの全てを解き明かすのは俺だ...竜馬!!
1:ものつくりの能力を利用し有利に立ち回る。現状、殺し合いに乗るつもりはない。
2:主催との対決を見据え、やはり首輪のサンプルはもっと欲しい。狙うのは殺し合いに乗った者、戦力にならない一般人(優先度は低い)。
3:竜馬と合流する。
4:無惨、ウィキッド、ヴライを見つけたら排除。
5:ベルベット、夾竹桃、麦野、ディアボロ、琵琶坂を警戒するが判断保留。
6:静雄とレインと再会したら改めて情報交換する。
[状態]:疲労(大)、全身にダメージ(絶大)、出血(大)、カタルシス・エフェクト発現
[役職]:ビルダー
[服装]:普段着
[装備]:ミスタの拳銃@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風、ミスタの拳銃(ビルドの作った模造品)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、浜面仕上の首輪、錆兎の首輪(分解済み)、ビルドの支給品0~2、ビルドの首輪、霊夢の首輪、マロロの首輪
[思考]
基本方針:首輪を外して主催を潰し帰還する。
0:ゲッターの全てを解き明かすのは俺だ...竜馬!!
1:ものつくりの能力を利用し有利に立ち回る。現状、殺し合いに乗るつもりはない。
2:主催との対決を見据え、やはり首輪のサンプルはもっと欲しい。狙うのは殺し合いに乗った者、戦力にならない一般人(優先度は低い)。
3:竜馬と合流する。
4:無惨、ウィキッド、ヴライを見つけたら排除。
5:ベルベット、夾竹桃、麦野、ディアボロ、琵琶坂を警戒するが判断保留。
6:静雄とレインと再会したら改めて情報交換する。
※少なくとも平安時代に飛ばされた後からの参戦です
※幻想郷の大まかな概要を聞きました。
※『今の自分が本物ではない』という琴子の考察を聞きました。
※夾竹桃・ビルド・琴子・リュージ・アリアと共に【鬼滅の刃、虚構推理、緋弾のアリア、ドラゴンクエストビルダーズ2、新ゲッターロボ、ダーウィンズゲーム、東方Project、とある魔術の禁書目録、スタンド能力、うたわれるもの、Caligula】の世界観について大まかな情報を共有しました。
※カタルシス・エフェクトに目覚めました。武器はドリルです。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※ゲッター線の生み出した地獄を垣間見ました
※幻想郷の大まかな概要を聞きました。
※『今の自分が本物ではない』という琴子の考察を聞きました。
※夾竹桃・ビルド・琴子・リュージ・アリアと共に【鬼滅の刃、虚構推理、緋弾のアリア、ドラゴンクエストビルダーズ2、新ゲッターロボ、ダーウィンズゲーム、東方Project、とある魔術の禁書目録、スタンド能力、うたわれるもの、Caligula】の世界観について大まかな情報を共有しました。
※カタルシス・エフェクトに目覚めました。武器はドリルです。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※ゲッター線の生み出した地獄を垣間見ました
【桜川九郎@虚構推理】
[状態]:健康 静かに燃える決意、魔王ベルセリアに対する違和感、ゲッターへの嫌悪感
[服装]:ホテルの部屋着(上半身の部分はほぼ全焼)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品×1~3、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵
[思考]
基本:殺し合いからの脱出
0:あれが流竜馬...いや、ゲッター...!
1:あの彼女(魔王ベルセリア)、何とかしかければ……。
2:岩永を探す 。少し心配。
3:人外、異能の参加者達を警戒
4:余裕があればスパリゾート高千穂を捜索
5:きっとみねうちですよ。
6:ゲッターを危険視。
[備考]
※鋼人七瀬編解決後からの参戦となります
※新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。
※アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。
※画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※新羅から罪歌についての概要を知りました
※魔王ベルセリアに対し違和感を感じました。
※垣根と情報交換をしました。
※隼人、クオン、早苗らと情報交換をしました。
※ゲッター線の生み出した地獄を垣間見ました
[状態]:健康 静かに燃える決意、魔王ベルセリアに対する違和感、ゲッターへの嫌悪感
[服装]:ホテルの部屋着(上半身の部分はほぼ全焼)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品×1~3、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵
[思考]
基本:殺し合いからの脱出
0:あれが流竜馬...いや、ゲッター...!
1:あの彼女(魔王ベルセリア)、何とかしかければ……。
2:岩永を探す 。少し心配。
3:人外、異能の参加者達を警戒
4:余裕があればスパリゾート高千穂を捜索
5:きっとみねうちですよ。
6:ゲッターを危険視。
[備考]
※鋼人七瀬編解決後からの参戦となります
※新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。
※アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。
※画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※新羅から罪歌についての概要を知りました
※魔王ベルセリアに対し違和感を感じました。
※垣根と情報交換をしました。
※隼人、クオン、早苗らと情報交換をしました。
※ゲッター線の生み出した地獄を垣間見ました
【アリア@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】
[状態]:疲労、悲しみ(絶大)
[思考]
基本:μを止める、だけど……
0:ほ、本当に戦うの隼人?仲間なんでしょ?
1:永至を信じたい
[備考]
※参戦時期は少なくてもシャドウナイフ編以降。琵琶坂生存ルートです。詳しい時期はお任せします。
※『今の自分が本物ではない』という琴子の考察を聞きました。
※夾竹桃・隼人・ビルド・琴子・リュージと共に【鬼滅の刃、虚構推理、緋弾のアリア、ドラゴンクエストビルダーズ2、新ゲッターロボ、ダーウィンズゲーム、東方Project、とある魔術の禁書目録、スタンド能力、うたわれるもの、
Caligula】の世界観について大まかな情報を共有しました。
※フロアージャックはしばらく使えません
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
[状態]:疲労、悲しみ(絶大)
[思考]
基本:μを止める、だけど……
0:ほ、本当に戦うの隼人?仲間なんでしょ?
1:永至を信じたい
[備考]
※参戦時期は少なくてもシャドウナイフ編以降。琵琶坂生存ルートです。詳しい時期はお任せします。
※『今の自分が本物ではない』という琴子の考察を聞きました。
※夾竹桃・隼人・ビルド・琴子・リュージと共に【鬼滅の刃、虚構推理、緋弾のアリア、ドラゴンクエストビルダーズ2、新ゲッターロボ、ダーウィンズゲーム、東方Project、とある魔術の禁書目録、スタンド能力、うたわれるもの、
Caligula】の世界観について大まかな情報を共有しました。
※フロアージャックはしばらく使えません
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
前話 | 次話 | |
眼光紙背に徹す | 投下順 | --- |
前話 | キャラクター | 次話 |
偽りの枷 | 神隼人 | --- |
偽りの枷 | 桜川九郎 | --- |
暴走特急 | 鬼舞辻無惨 | --- |
戦刃幻夢 ―お前に現実(じごく)を見せてやる― | ウィキッド | --- |
暴走特急 | 流竜馬 | --- |