バトルロワイアル - Invented Hell - @ ウィキ

戦刃幻夢 ―お前に現実(じごく)を見せてやる―

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kyogokurowa

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「――……。」

物言わなくなったカナメを前にして、あかりは暫くの間涙を流していたが、やがて、嗚咽を堪えると、涙と鼻水でぐしょぐしょになった顔を乱暴に拭った。

静かに息を引き取った、カナメ―――。
最期には、残されるあかりに負担を掛けまいと、安心したような表情を張りつかせていた――。

故に、その心遣いと想いに応えるためにも、いつまでも、メソメソとしている訳にはいかないのだ。

「――そんな……、カナメ様……」

そんな折、背後から、愕然としたような声が聞こえてきた。
振り返ると、そこには、茫然と佇む金髪の少女と、その隣で、じっと此方を見据えている黒髪の青年の姿があった。
恐らく、彼らも参加者で、相応の死線を潜ってきたのであろう。
少女が身に纏っているドレスは、元は色鮮やかなものであったのだろうが、焦げ目や土埃で汚れ、所々が破けている。
青年にいたっては、黒のコートが血で赤黒く染まり、左目付近には、ざっくりと切り裂かれたような痛々しい傷がある。

「――初めまして、間宮あかりちゃん、だよね?」

あかりが口を開くより前に、黒髪の青年―――折原臨也が、表情を和らげ、やんわりとした口調でそう言った。

「俺は折原臨也。で、こっちがヴァイオレット・エヴァーガーデンちゃん……」

臨也が視線を移すが、ヴァイオレットは放心したような様子で、よたよたとカナメの側に歩み寄ると、その傍らにへたり込んでしまった。
二人は、琴子の亡骸と別れを済ませた後、カナメを初めとした他の仲間達を探していた。
その後、ようやく見つけたのが、事前情報から推察されるに、間宮あかりと思わしき少女。
そして、彼女の眼前で、既に変わり果てた姿となったカナメであった。

「あなたたちが、折原さんとヴァイオレットさん……」

事前にカナメから聞いていた情報と照らし合わせるように、その名前を反芻しながら、臨也達を見やる、あかり。
二人は殺し合いには乗っていない側であり、カナメとも共闘関係であったということは聞かされていた。

「うん、出会って早々悪いんだけど、聞かせてくれないかな?
此処で一体何があったのかを、さ……」

自身を見据えるあかり、そして、物言わなくなったカナメに、交互に視線を送りながら、臨也が問いかける。
まるで値踏みされているかのような、ねっとりとしたその視線に、あかりは若干の居心地の悪さを覚えるも、静かに頷いた。

「分かりました、お話しします……。あたし達に、何が起こったのかを―――」

そして、語り出す。
一つの悪意によって引き起こされた災禍と、それが齎した現実(じごく)の顛末を―――。


【E-7/夜中/一日目】

【間宮あかり@緋弾のアリアAA】
[状態]:覚醒、白髪化、痛覚と疲労感の欠如、体温低下、情報の乖離撹拌(進行度63%)、全身のダメージ(大)、精神疲労(中)、左中指負傷(縦に切断、包帯が巻かれている)、深すぎる悲しみ、久美子たちの計画に対する迷い、ウィキッド対する憎悪
[服装]:いつもの武偵校制服(破損・中)
[装備]:スターム・ルガー・スーパーレッドホーク@緋弾のアリアAA
[道具]:基本支給品一色、不明支給品2つ
[思考]
基本:テミスは許してはおけない。
0:まずは目の前の二人と情報交換
1:ウィキッドは許せない
2:ヴライ、琵琶坂、魔王ベルセリア、夾竹桃を警戒。もう誰も死んでほしくない
3:『オスティナートの楽士』を警戒。
4:メアリさんと敵対することになったら……。
5:黄前さん達の計画については……。
6:カナメさん……。
[備考]
※アニメ第10話、ののかが倒れた直後からの参戦です
※覚醒したことによりシアリーズを大本とする炎の聖隷力及び「風を操る程度の能力」及びシュカの異能『荊棘の女王(クイーンオブソーン)』、そして土属性の魔術を習得しました。
※情報の乖離撹拌が始まっており。このまま行けば彼女は確実に命を落とします。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※情報の乖離撹拌の進行に伴い、痛覚と疲労感が欠落しました。


【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]:疲労(大)、全身強打、右拳骨折、言いようのない喪失感、全身に刺し傷、左眼失明
[服装]:普段の服装(濡れている)
[装備]:
[道具]:大量の投げナイフ@現実、病気平癒守@東方Projectシリーズ(残り利用可能回数0/10、使い切った状態)、まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1(新羅)
[思考]
基本:人間を観察する。
0:まずは、あかりと情報交換する
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する
2:首輪解除に向けて、首輪の緊急解除コードを探る
3:茉莉絵ちゃんは本当に面白い『人間』だったのに...残念だよ。
4:平和島静雄はこの機に殺す。
5:『月彦』は排除する。化け物風情が、俺の『人間』に手を出さないでくれるかな。
6:佐々木志乃の映像を見た本人と、他の参加者の反応が楽しみ。
7:主催者連中をどのように引きずり下ろすか、考える。
8:『帰宅部』、『オスティナートの楽士』、佐々木志乃、オシュトル、ヴァイオレットに興味。
9:オシュトルさんは『人間』のはずなのに、どうして亜人の振りをしてるんだろうね?
10:ロクロウに興味はないが、共闘できるのであれば、利用はするつもり。
[備考]
※ 少なくともアニメ一期以降の参戦。
※ 志乃のあかりちゃん行為を覗きました。
※ Storkと知り合いについて情報交換しました。
※ Storkの擬態能力について把握しました
※ ジオルドとウィキッドの会話の内容を全て聞いていました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読みました。
※ 無惨を『化け物』として認識しました。


【ヴァイオレット・エヴァーガーデン@ヴァイオレット・エヴァーガーデン】
[状態]:全身ダメージ(大) 、肩口及び首負傷(止血及び回復済み)
[服装]:普段の服装
[装備]:手斧@現地調達品
[道具]:不明支給品0~2、タイプライター@ヴァイオレット・エヴァーガーデン、高坂麗奈の手紙(完成間近)、岸谷新羅の手紙(書きかけ)、電子タブレット@現実
[思考]
基本:いつか、きっとを失わせない
0:まずは、あかりと情報交換する
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する
2:お嬢様、久美子様……どうかご無事で...
3:主を失ってしまったオシュトルが心配。力になってあげたい。
4:麗奈と再合流後、代筆の続きを行う
5:手紙を望む者がいれば代筆する。
6:ゲッターロボ、ですか...なんだか嫌な気配がします。
7:ブチャラティ様が二人……?
8:「九郎先輩」に琴子の“想い”を届ける
9:カナメ様……
[備考]
※参戦時期は11話以降です。
※麗奈からの依頼で、滝先生への手紙を書きました。但し、まだ書きかけです。あと数行で完成します。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ アリア、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 琴子から電子タブレットを託されました。琴子の電子タブレットにはこれまでの彼女の経緯、このゲームに対する考察、久美子達の計画等が記されています。




―――しかし、あんたらの絆とやらも、てんで大したことなかったよねぇ


私だって、人間だ。
十数年生きていれば、誰かと衝突して、その度に怒りを顕にすることは多々あった。


―――まぁ、結論としては、このクソ女は、あんたが友情を覚えるほどの価値はなかったってこと。
黄前さんも、友達はちゃんと選んだ方が良いですよ~、きゃははははははははっ


だけど、生まれてこの方、他人に対して、ここまで憎しみという感情を覚えた事は、かつてなかった。
そういう感情を覚える場面に遭遇することなんて、平凡な人生を歩んでいた私には、一生ないと思っていた。


―――きゃはははははっ、やれるものなら、やってみろよ。
そしたら、あそこに散らばってるゴミ屑も、少しは浮かばれるってもんだよ!!

これが俗に言う「殺意」というものだろうか。
死んで欲しい。
ただ死ぬだけではなく、滅茶苦茶に苦しんで、自分の所業を後悔しながら、地獄に堕ちて欲しい。
私から麗奈を奪った、あの悪魔の存在が許せなかった。


―――あかりちゃん、撃ってよ!! 殺してよ!! 
そいつが動けない、今のうちに!!


だから、感情のままに、あかりちゃんに嗾けた。
害虫を駆除するように、早くそいつを殺せと……。


―――うああああああああああああああああああ!!
―――黄前さん……!?
―――……がぁ……


そして遂には、私自身の手で、あの女の頭部に、大岩を叩きつけると、悪魔は沈黙した。
罪悪感は、これっぽっちも感じなかった。
だって、こいつは死んでもいい存在だから―――。


―――それで、気分はどうよ、お二人さん?
罪のない人間を、よってたかってリンチして、ぶっ殺した気分はさぁ~?


だけど、実はそれは、悪魔が仕掛けた巧妙な罠で。
私が手を掛けたのが、罪もなく、むしろ私のことを護ろうとしてくれてた人だと明かされると、私は、我を取り戻して、自分のしでかした事の重大さを思い知った。


―――わ、私は、中身が入れ替わってたなんて、知らなくて……。
でも、あかりちゃんが、その人のことを貴方だと、決めつけていたから……、そ、それで、わ、私……私は―――


ああもう、本当に最悪だ……。
湧き上がる後悔、罪悪感、そして恐怖。
恐慌状態の私は、罪を全て、あかりちゃんになすりつけようとした。
私は悪くない―――そんな酷く醜い自己保身に走ろうとした。


―――あんたらは、私と同じ穴の狢―――人殺しって訳だぁ!!
―――い、嫌あああああああああああああああああああ!!


だけど、悪魔によって、容赦なく現実を突きつけられると。
私は、その現実に耐え切れずに、その場から逃げ出した。
絶望に陥って、動けないでいるあかりちゃんを、その場に残したまま―――。

「……どうして……どうして、こんな事に―――」

あの場所から逃げ出した後は、とにかく無我夢中に走った。
どこに向かっていたとか、どれだけ走っただとか、そんな記憶は曖昧だ。
そして、いつの間にか、木の根っこかなんかに躓いて、私は無様に地面に転がり込んで、ぐちゃぐちゃの思考の中で、ただ嗚咽を漏らす事しかできなかった。

「……麗奈……麗奈ぁ……、う、うぅ……!!」

もう私に寄り添ってくれる“とくべつ”はいない。
それは分かっている。だけど、それでも、崖っぷちの私は麗奈を求めずにはいられなかった。
当然応えなど返ってくるはずもなく。
そんな残酷な現実を改めて認識すればするほど、私は絶望に沈んでいった。

「久美子か……?」

聞き覚えのある、だけどあまり良い印象のない声色が、私の聴覚に割り込んだのは、そんな時だった。




「――ゴホッ……、俺としたことが、不覚を取っちまった……」

闇夜に染まる森の中。
ロクロウは、軋む全身に鞭打ちながら、疾風の如く木々の間を駆け抜けていく。
あのヴライの巨拳を真正面から受け、エリアを跨ぐほどの吹き飛ばされたのもあって、当然、そのダメージは尋常ではなく、その屈強な肉体を構成する骨は多々砕け、内臓も多大な損傷を受けている。

それでもなお、血反吐を吐きながらも、満身創痍の肉体を動かし、恩人である早苗が残る戦場へと駆け戻らんとしていた。

しかし――。

「久美子か……?」

その道中にて、これまた、自分にとって恩義ある少女が土の上で突っ伏した状態でいるのを目にすると、その足の動きを止めてしまった。

「――何でなの……?」

ロクロウの呼び掛けに、久美子は鬱々とした顔で見上げると、恨みがましく、嗚咽を漏らしながら言葉を紡いでいく。

「……久美子……?」
「何で、あなたは肝心な時に、いなかったんですか!?
“借り”を返してくれるんじゃなかったんですか!?」
「おいっ、久美子……!?」

キッと、涙に濡れた瞳で睨みつけながら起き上がると、ロクロウの胸倉を摑む久美子。
その剣幕に戸惑いを隠せないロクロウであったが、構わず久美子はヒステリックに喚き散らしていく。

「あなたが道草食ってる間に、皆死んじゃったんですよ!! 岩永さんも、カナメさんも、麗奈も!!」
「何っ……? それはどういう――」
「あなたさえ、ちゃんとしていれば……、私達は……こんな目に遭わずに、済んだのにッ!!」

困惑するロクロウを余所に、久美子は彼の疑問に答えることなく、ただただ、一方的に捲し立て、泣き崩れる。

その一方で---

(ああ、本当に最悪だ、私……)

理不尽極まりない八つ当たりと、どうにかして自分の罪を薄めようとする醜い保身。
突きつけられた現実(じごく)に向き合おうとしない、自分自身に対して、久美子は心底嫌気が差していた。


【F-6/夜中/一日目】

【ロクロウ・ランゲツ@テイルズオブベルセリア】
[状態]:全身に裂傷及び刺傷(止血及び回復済み)、疲労(極大)、全身ダメージ(極大)、反省、感傷、無惨の血混入、右腕欠損、言いようのない喪失感
[服装]:いつもの服装
[装備]: オボロの双剣(片一方は粉砕)@うたわれるもの 二人の白皇、ロクロウの號嵐(影打ち)@テイルズ オブ ベルセリア
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2
[思考]
基本:主催者の打倒
0:他の連中がどうなったか気になるが、一先ずは久美子が落ち着くのを待つ。
1:久美子達の計画に賛同するつもりはないが、久美子には借りがあるので、暫くは共闘するつもり
2:無惨を探しだして斬る。
3:シグレを殺したという魔王ベルセリア(ベルベット)は斬る。
4: 早苗が気掛かり。號嵐を譲ってくれた借りは返すつもりだが……
5: 殺し合いに乗るつもりはない。強い参加者と出会えば斬り合いたいが…
6: 久美子達には悪いことしちまったなぁ……
7: マギルゥ、まぁ、会えば仇くらい討ってはやるさ。
8: アヴ・カムゥに搭乗していた者(新羅)については……。
[備考]
※ 参戦時期は少なくともキララウス火山での決戦前からとなります。
※ 早苗からロクロウの號嵐(影打ち)を譲り受けました。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ 垣根によってマギルゥの死を知りました。
※ 無惨との戦闘での負傷により、無惨の血が体内に混入されました。
※ 更新されたレポートの内容により、ベルベットがシグレを殺害したことを知りました。
※ 久美子が作った解毒剤によって、毒は緩和されており、延命に成功しました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。

【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】
[状態]:全身に火傷(冷却治療済み)、右耳裂傷(小)、右肩に吸血痕、深い悲しみと喪失感、琴子とカナメに対する罪悪感、精神的疲労(絶大)
[役職]:ビルダー
[服装]:特製衣装・響鳴の巫女(共同制作)
[装備]:契りの指輪(共同制作)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体、シグレ・ランゲツの片腕、クロガネ征嵐@テイルズオブベルセリア、点滴セット複数@現実
[思考]
基本:歌姫(μ)に勝って、その力を利用して殺し合いの全てを無かったことにする。
0:麗奈……私は――。
1:ロクロウさんは嫌いだけど、利用はするつもり
2:ヴァイオレットさんには、改めて協力をお願いしたい
3:ウィキッドは絶対に許さない
4:例え隼人さん達を敵に回したって、もう私は迷わない。望みを叶えるまで逃げ切ってやる。
5:あかりちゃんも、仲間になってほしいけど……
6:魔王ベルセリアという存在には最大限の警戒
7:岩永さん、ごめん。必ず生き返らせるから……

※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦
※ロクロウと情報交換を行いました
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。現状は麗奈と一緒に衣装やら簡単なアイテムを作れる程度に収まっています。
※麗奈がビエンフーから読み取った記憶を共有し、ビエンフー視点からのロワの記録を入手しました。
※μの事を「楽器」で「願望器」だと独自の予想しました




『オシュトルゥゥゥゥゥゥッッーーー!!』

夜宵の戦場に轟くは、黒の巨像の断末魔。
白の巨像が放出した限界突破の水流に呑まれて、彼方へと消えていった。

『--ハァ…ハァ……』

勝者として君臨していた白の巨獣が、肩を揺らして、呼吸を整えている。
やがて、呼吸が落ち着き、その全身が眩い光に包まれると、それを見守っていたクオンは、その名を呼んだ。

―――ハク……?

記憶を失い、右も左も分からなかった彼に、自分が与えた、その名前を。

―――これからは、ハクと名乗るといいんじゃないかな。
―――この名前は、とても由緒正しい名前なんだよ。
―――伝承にまでうたわれし御方の名からいただいた名前なんだから。
―――そう、うたわれものから……

想起されるは、彼に名前を授けた日のこと。
その日から、『ハク』と自分の旅路が始まった。
それは、とても濃密で、波瀾万丈で……だけどかけがえのない日々だった。

―――……奴は、死んだ。
―――……すまぬ。

だけど、別れは唐突に訪れて。

―――お前と一緒に居た日々は、本当に楽しかった。
―――ありがとう。
―――ハク殿からの言葉だ。

当たり前のように側にいた彼と、もう肩を並べることも、語り合うことも、お説教することも出来ないのだと悟ると。
心にポッカリ穴が開いてしまって。
凄く苦しくて、胸が張り裂けそうになって。

―――そっ……か……
―――そう……だったんだ……
―――ハクのこと……すき……だったんだ……

ようやく、自分の想いに気付いて。
でも、その想いはもう叶わぬものだと、理解していて。
気付くのが遅すぎたと、ひたすらに後悔して。

―――……やれやれ、もはや追加労働手当だけでは割に合わんな……

でも、自分に彼の死を告げた漢が、実は彼で。
どういう訳か、ヤマトのうたわれる武士に為り変わってて。
『仮面の者』になって、あのヴライを退けて……。

「――クオン……」

変身が解かれて、元の人の姿に収まったオシュトルは、クオンの呼び掛けに反応。
ゆっくりと背後を振り向くと、此方を見つめる彼女の姿を捉える。

ピシピシピシ―――

(……これが、『力』の代価か……)

揺らめくクオンの瞳を見据えながら、オシュトルは、自身の面貌を覆う仮面の亀裂が、音を立てて拡がるのを知覚し、悟る。
先の死闘にて仮面が限界に達したのだ、と。

そして――

パリン!!

「……ハ、ク――」

仮面が砕け散ったと同時に、顕になったその素顔に、クオンは息を呑む。

「……やっぱり、ハクだったんだね……」
「あぁ……」

視線の先には、かつて彼女の隣にいた青年の、陽だまりのような心地の良い微笑みがあって。

「……ハ、ク……。……ハクゥ……!!」

その懐かしくも、安心させられる想い人の姿に、クオンは胸が熱くなるのを感じた。

「……どうして、今まで隠していたのかな……?
私、ハクが死んだと告げられて、本当に悲しくて、落ち込んで、後悔して……。
凄く苦しかったんだよ……」
「……すまなかった……」

ポロポロと、クオンは大粒の涙を溢しながら、激戦の反動で覚束ない足取を以って、ハクの元に歩まんとする。
自分のために涙を流す彼女を安心させるべく、ハクもまた一歩踏み出すが――

(……っ!?)

唐突に生じた右腕の違和感に、ハクは足を止めた。
見れば、ヴライに決定打を浴びせた右腕部分がゆっくりと塩となり、風に運ばれて散っていく。

(……そうか……、自分もあいつのように……――)

かつて見届けた、親友の最期。
それが今まさに、自分の身に起こっていることを悟ると、やれやれといった感じで、ハクは嘆息した。
これが、願望を叶える断片とやらが、囁いていた『破滅』―――深淵の扉を開いた、代償なのか、と。

「――ハ、ク……?」

不意に立ち止まったハクに、不安を覚えたクオン。
そこで気付いてしまった。
自分を悲しそうに見下ろす、ハクの―――。その顔が―――。
まるで陶器でできた仮面のように、ピキピキと罅割れているということに。
顔面だけではない。ふと視線を落とせば、彼の右腕からは、手首より先が無くなっていて。
真っ白な塩となって、風に運ばれている。

(――急がねば……)

硬直するクオンの元に、ハクは改めて、步を進めていく。
一歩、一歩と進んでいく度に、身体が徐々に塩が溢れて、大気へと還っていく。
その都度、自分という存在が、徐々に薄れていくことを認識しつつ、ようやく、クオンの元に辿り着く。

本当は抱きしめてやりたい。
彼女の温もりを感じながら、心配かけたなと謝りながら、全てを話してやりたい。
だけど、この身体では、もはやそれは叶わない。

今自分がやるべきことは、散りゆく自分の使命を―――。遺志を―――。
かつて、親友が自身に行ったように。信の置ける仲間に、託すことにあるのだから。

「クオン―――」

故に、オシュトルは、クオンの小さな肩に左手を乗せて、言葉を紡いでいく。

この殺し合いにおいて、己が目指していたことを、託すため―――。
そして、ヤマト帰還後に、成す遂べきことを、託すため―――。

「自分は、お前に―――」
「クオンさんから、離れてくださいっ!!」

バ ァ ン !!

瞬間、ヒステリック気味の悲鳴が響くと同時に、閃光が走ったかと思うと―――

「……え……?」

ハクの顔は弾け、塩となって大気の中へと消えた。

ドサリ

「ハ、ク……?」

倒れ伏した、頭部のないヒトだったもの。
その残骸からは、首輪が分離されて。
残りの胴体部分も徐々に塩と化して、音もたてずに、風に運ばれていく。

「――ハァハァ……、クオンさん、無事ですか!?」

呆然とするクオンの視界には、緑髪を揺らす巫女が、息を切らせながら此方に駆け寄って来るのが映った。

「……う、嘘……だよね……?」
「―――クオンさん……?」

しかし、クオンが巫女に反応することはなく。
ガクリと膝を地面に付けて、虚空に消えつつある想い人の亡骸に縋りつく。

「い、や……。いやぁ……!! 何で……!?
折角、また逢えたのに―――」

まだ何も聞かされていない―――
まだ何も伝えられていない―――
今度こそ共に歩んでいけると、そう、思っていたのに――

「いやだよ……、こんなの……!! こんなのって――」

風に運ばれていく、ハクだったもの。
クオンは上から覆い被さるようにして、懸命にその消失を食い止めようとする。
しかし、そんなクオンをあざ笑うかのように、亡骸は全て塩の山へと変わり-――

「い、や……。待って……、待ってよぉ!!
ハク……、ハクゥゥゥゥゥゥゥゥッーーーーーーー!!!」

風に攫われて、宵の闇へと消えてしまった。

戦場の跡に残されたのは、あまりにも理不尽な現実(じごく)。
皇女は、生前の彼が纏っていた偽りの衣服を握り締めて、咽び泣き、巫女は、ただ呆然とその慟哭を眺めていた。




少女の奥に蠢く“その者”は、己が使命を全うした。

確かに、ヴァイオレットの手紙をきっかけとして、オシュトルと、彼を庇い立てる者達に関わる記憶の改竄に、綻びが生じてしまったのは、“その者”にとっては痛恨の極みだった。
これに対応するため、再び記憶の改竄を試みるも、早苗の深層心理は、これに抗戦。脳内における激しい攻防の末、“その者”は、宿主への身体的及び精神的負荷を鑑みて、記憶の改竄を断念した。

結果として、早苗の中では、矛盾する記憶が混在するようになり、ロクロウとヴァイオレットに対する不信は、彼らの言動を鑑みた上で、考えを改めるまでに至った。
しかし、それはあくまでも、ロクロウとヴァイオレットの二人に対してだけであって、“その者”は、決して、己が存在意義を放棄したわけではなかった。

早苗の深層心理が、過剰に拒絶反応を示していた、ヴァイオレット達に関連する記憶の工作―――それを断念する代わりに、オシュトルのみを対象とした記憶領域に対して、心象悪化の工作を徹底的に行なった。
彼一人のみ悪たらしめる、偽りの記憶をひたすらに刻み込んでいったのである。

その結果、早苗は、もはや自分自身の他の記憶との整合性を持ち合わせない状態にありながらも、オシュトルを悪として絶対視するようになってしまった。

人を喰らう害獣であれば、駆除しなければならない―――
人を死に追いやるウイルスであれば、滅菌しなければならない―――

早苗の記憶に根付いてしまった悪漢オシュトルの先入観は、まさにそれと同じ理屈で、彼を断罪する事を正当化するものであった。
元来、こういった周辺の記憶との整合性を無視した改竄は、周囲から不信を招いてしまい、最終的には宿主の破滅に繋がりかねないものである。
しかし、己が目的の達成のため、“その者”には、もはや手段を選ぶ余裕は残されていなかった。

「クオンさんから、離れてくださいっ!!」

やがて、“その者”の工作は、実を結んだ。

バ ァ ン !!

駆け付けた早苗の目に飛び込んできたのは、絶対悪たるオシュトルが、クオンに掴みかかろんとしていた光景。
自身の仲間であるクオンを、その魔の手から護るため為、彼女は咄嗟に光弾を放った。
瞬間、オシュトルは断末魔を上げることもなく、その頭部は弾け飛んだ。

「――ハァハァ……、クオンさん、無事ですか!?」

何故、彼の頭が砂のように崩れ去ったかは、早苗には分からない。
だが、悪を葬り去り、大切な仲間を護ったことに変わりはなく、早苗はホッと胸を撫で下ろしつつも、クオンに駆け寄った。

「……う、嘘……だよね……?」
「―――クオンさん……?」

けれども、クオンは早苗に見向けもせず、放心状態。
そのまま、膝を落として、オシュトルの亡骸に縋り付くと、事もあろうに、泣き始めたではないか。

(……どうして?)

まるで、オシュトルの死を悲しんでいるような彼女の素振りに、早苗は、疑問を禁じえなかった。
オシュトルは断罪すべき悪人―――それは、クオンとの共通認識であったはず。
だというのに、このような反応をされてしまうと、あたかも、自分がいらぬ事を仕出かしてしまったようではないか、と。

「い、や……。待って……、待ってよぉ!!
ハク……、ハクゥゥゥゥゥゥゥゥッーーーーーーー!!!」

絶叫する、クオン。
まるで愛する人を失ったが如く、その慟哭を前にして、早苗は困惑して、立ち尽くしたまま。

―――嗚呼、これでようやく眠れる……。

疑問符を浮かべたままの宿主を他所にして、“その者”は、己が使命を果たしたことを悟った。
自分は役目を全うした―――であれば、これ以上の活動に意味はない。
もはや自身の存在意義もなくなったので、これ以上、生き永らえるつもりもない。

故に、早苗の脳内に蠢く蟲は、後のことは知ったことではなく、宿主の好きにすればよいと、静かに眠りについて、その活動を停止した。

やがて、蟲の活動停止を機として。

「――あ、れ……?」

未だ泣き喚くクオンを見下ろしながら、早苗は、ふと疑問に思い始める。

「どうして、私はオシュトルさんを……?」

何故、あそこまで、彼を目の敵としてきたのだろうか。
何故、彼を悪として断罪することに、躍起になっていたのだろうか、と……。

「え、でも……、オシュトルさんは、許しがたい悪党で……。あ、あれ……?」

ここで、早苗は気付く。
先程までは明瞭に刻まれていたはずの、自身のオシュトル断罪を正当化する、彼を悪たらしめる記憶の数々―――それらが、時間が経つにつれ、まるで靄がかかるようにして、不確実性を帯びるようになっていくことに。
どちらかというと、現実で発生したものではなく、夢や空想の中での出来事を、あたかも事実として認識していたような―――そんな過ちを犯してしまったという感覚が、湧き上がってくる。

「……わ、私、もしかして――」

取り返しのつかないことを、仕出かしてしまったのではないのだろうか、と
そう悟った途端、足がガクガクと震え出し、全身から滝のような冷や汗が流れ落ちていく。

蟲の活動停止に伴って、引き起こされた、記憶と認知の修正―――。
刻まれたそれらが、偽りのものだと確信に変わったその瞬間。
東風谷早苗は、残酷なまでの現実(じごく)と向き合うこととなった。


【E-6/更地/夜中/一日目】

【クオン@うたわれるもの 二人の白皇】
[状態]:全身にダメージ(絶大)、疲労(極大)、出血(絶大)、精神的疲労(絶大)、オシュトルへの怒り及び不信(極大)、ウィツアルネミテアの力の消失、悲しみと絶望(極大)、喪失感(絶大)
[役職]:ビルダー
[服装]:皇女服
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、薬用の葉っぱ@オリジナル、不明支給品0~2、マロロの支給品3つ
[思考]
基本:???
0:ハク……、ハクゥ……!!
[備考]※ 参戦時期は皇女としてエンナカムイに乗りこみ、ヤマトに対しての宣戦布告後オシュトルに対して激昂した直後からとなります。オシュトルの正体には気付いておりません。
※マロロと情報交換をして、『いまのオシュトルはハクを守れなかったのではなく保身の為に見捨てた』という結論を出しました。
※ウィツアルネミテアの力が破壊神に破壊された為に消失しています。今後、休息次第で戻るかは後続の書き手にお任せします。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※早苗から、オシュトルに対する悪評を聞きました。
※ウィツァルネミテアは去りましたが、残された残滓を元に、『超常の力』を発動することは出来ます。但し身体には絶大な負荷が掛かります。
※ヴライとの戦闘によって、E-6を中心として、E-5の一部、E-7の一部、D-6の一部、F-6の一部に、破壊の痕跡及び火災が発生しております。


【東風谷早苗@東方Project】
[状態]:全身にダメージ(極大)、疲労(極大)、精神的疲労(絶大)、臓器損傷、悲しみ(極大)、脳内にウォシスの蟲が寄生(活動停止)、記憶改竄(修正済)、オシュトルへの不信(修正済)
[役職]:ビルダー
[服装]:いつもの服装
[装備]:早苗のお祓い棒@東方Project
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~1、早苗の手紙
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。この『異変』を止める
0:私……、何てことを―――
1:クオンさん……
2:ロクロウさん、ヴァイオレットさんは信じたい
3:さっきの人が、ヴライ……。霊夢さんの仇……。
4:ブチャラティ(ドッピオ)さん、信じていいんですよね……?
5:幻想郷の知り合いをはじめ、殺し合い脱出のための仲間を探す
6:ゲッターロボ、非常に堪能いたしました。
7:シミュレータにちょっぴり心残り。でも死ぬリスクを背負ってまでは...
8:魔理沙さん、霊夢さん……。
[備考]
※ 参戦時期は少なくとも東方風神録以降となります。
※ヴァイオレットに諏訪子と神奈子宛の手紙を代筆してもらいました。
※オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。 
※霊夢、カナメ、竜馬と情報交換してます。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※ウォシスの蟲に寄生されております。その影響で、オシュトルにまつわる記憶が改竄され、オシュトルに対する心情はかなり悪くなっています。今後も、記憶の改竄が行われる可能性は起こりえます。
※記憶の改竄による影響で、オシュトル、ヴァイオレット、ロクロウが殺し合いに乗っていると認識しました。
※ウォシスの蟲が活動停止したため、改竄された記憶が全て偽りだったと認識しました。




――ぐじゅっぐじゅぐじゅ、じゅるるる……

崩落した瓦礫の上で、水気の多い果実を貪るような音が響いている。
月明かりに照らされつつ、食事に没頭しているのは、身体や衣服の至る所に焦げた跡が目立つ、一人の魔女。
鬼に堕ちた彼女が、口にしているのは、つい先ほどまで此の地にて、闘争に身を投じていた、一人の漢の屍肉―――。

「――はぁ……はぁ……」

食事を終え立ち上がったウィキッドは、口元に付着した血を拭い、食人本能によって興奮気味となっていた呼吸を落ち着かせていく。
複合異能の力を解放させたあかりに、苦杯を喫する形となった彼女は、損傷激しい身体を引き摺りながら、この場所に漂着。
そして、物言わなくなったヴライと対面。
当初こそ、目を見開いたまま佇ずむ、その威風堂々とした姿に、ビクリと跳びあがってしまったが、既に事切れていることを悟ると、食人衝動に促されるまま、その屍肉に喰らいついた。

「きゃはははははは、良いじゃん、良い感じじゃん!! ありがとなぁ、デカいのぉ!!
アンタのおかげで、力が漲ってきたわ!!」

骸を平らげてみせると、おんぼろだった身体の傷は、みるみるうちに回復。
続けて、身体の奥底から気力が溢れ返り、心身が研ぎ澄まされるのを感じると、己が糧となった名もわからぬ巨漢に、ウィキッドは、上機嫌に感謝の言葉を贈った。

「さてと」

そして―――

「あの杖を壊されたのはムカついたけど、代わりの玩具も手に入ったことだし、逆襲タイムといきますかぁ!!」

漢が装っていた亀裂まみれの仮面を、自身の顔面に装った。
彼の支給品袋を漁った際に、目にした説明書。それによれば、この仮面を利用することで、飛躍的に戦闘力の向上が見込めるという。

鬼化の影響で、身体能力の向上と再生能力を得てはいるものの、それでも鬼舞辻無惨や間宮あかりらとの戦力差は、歴然。
直接手を合わせたことで、連中の強さは嫌という程実感している。
故に、ウィキッドは、新たに手に入れたこの仮面を用いて、更なる戦力の増強を図ることにした。

「待っとけよ、クソ共。今度こそきっちり、ぶっ殺してやるからなぁ!!」

次なる踊り場を求めて、夜の闇へと歩を進めていくウィキッド。
ヴライの屍肉と仮面を取り込むことで、溢れかえるは、マグマのような猛き活力と闘争本能。
そこに生粋の悪意が混ざり合うことで、魔女の精神は、より歪なものへと変貌していく。

彼女は、気付いていない。
この殺し合いの会場で膨張する憎悪の思念、及び外部から力の取り込みによって、自身の本質が徐々に徐々にと、本来の「水口茉莉絵」だったモノから逸しつつあることに―――。
滲み出る憎悪と悪意をまき散らすだけの、ただの怪物に成り果てつつあることに―――。

―――連中に地獄を味わせてやる……。

しかし、今は、湯水のごとく湧き上がる、他者への圧倒的害意のままに。
破壊衝動と狂気に染め上がった、絶望の魔女の舞踊は、尚も続く。


【D-7/市街地/夜中/一日目】

【ウィキッド@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】
[状態]:鬼化、食人衝動(小)、疲労(極大)、無惨への殺意(極大)、臨也とあかりへの苛立ち
[服装]:
[装備]:ヴライの仮面(罅割れ、修理しなければ近いうちに砕け散る)@うたわれるもの3
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2 、アリアの支給品(不明支給品0~2)、キースの首輪(分解済み)、キースの支給品(不明支給品0~1)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、北宇治高等学校職員室の鍵、参加者の人肉(複製品)多数@現地調達、ヴライの支給品2つ
[思考]
基本:自らの欲望にしたがい、この殺し合いを楽しむ
0:次の目的地に向かう
1:無惨を探しだして、殺す
2:壊しがいのある参加者を探す。特に『愛』やら『仲間』といった絆を信じる連中。
3:参加者と出会った場合の立ち回りは臨機応変に。 最終的には蹂躙して殺す。
4:臨也がとにかく不快。最終的にはあのスカした表情を絶望に染め上げた上で殺す。
5:私を鬼にしただぁ? 元に戻せよ、クソワカメ。
6:覚えてろよ、間宮あかり。必ず殺してやるからな
7:人形女(ヴァイオレット)も殺す。
8:久美子に関しては、散々玩具にしてやったから、もうどうでも良いかな。ご馳走様~♪
[備考]
※ 王の空間転移能力と空間切断能力に有効範囲があることを理解しました。
※ 森林地帯に紗季の支給品のデイパックと首輪が転がっております。
※ 王とウィキッドの戦闘により、大量の爆発音が響きました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読んでおり、覚醒者『006』は麗奈、『007』は無惨が該当すると認識しております。
※ 麗奈との距離が離れたため、太陽に対する耐性を失いました(認識済み)
※ へんげのつえは破壊されました
※ 麗奈、ヴライの屍肉を食べました
※ どこに向かっているかは、次の書き手様にお任せします。



【岩永琴子@虚構推理 死亡】
【高坂麗奈@響け!ユーフォニアム 死亡】
【へんげのつえ@ドラゴンクエスト ビルダーズ2 破壊】
【カナメ@ダーウィンズゲーム 死亡】
【ヴライ@うたわれるもの 二人の白皇 死亡】
【オシュトル@うたわれるもの 二人の白皇 死亡】
【ウォシスの蟲@うたわれるもの 二人の白皇 活動停止】

【残り24名】

前話 次話
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 投下順 『01(ゼロイチ)』

前話 キャラクター 次話
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 高坂麗奈 GAME OVER
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 黄前久美子 『01(ゼロイチ)』
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 岩永琴子 GAME OVER
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 間宮あかり 所詮、感情の生き物
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― ロクロウ・ランゲツ 『01(ゼロイチ)』
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 折原臨也 所詮、感情の生き物
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて―) オシュトル GAME OVER
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン 所詮、感情の生き物
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― カナメ GAME OVER
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― クオン 『01(ゼロイチ)』
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― 東風谷早苗 『01(ゼロイチ)』
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― ウィキッド 因果応報
戦刃幻夢 ―死闘の果てにて― ヴライ GAME OVER
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