迷った
(裂邪>広ッ！ デカッ！！ 何処ッ！？
(ミナワ>お、落ち着いてくださいご主人様ぁ；
(裂邪>わ、悪い； あ～ぁ、部屋のナンバー覚えときゃよかったかなぁ・・・
ま、いっか、迷子もデートの内だよね！
(ミナワ>ご主人様ったらぁ、ポジティブすぎますぅ♪
(ミナワ>お、落ち着いてくださいご主人様ぁ；
(裂邪>わ、悪い； あ～ぁ、部屋のナンバー覚えときゃよかったかなぁ・・・
ま、いっか、迷子もデートの内だよね！
(ミナワ>ご主人様ったらぁ、ポジティブすぎますぅ♪
腕を抱きしめられた
「１８歳」とか「１６歳」とかの規制がなければ、早々に籍を入れたい所なのに
不便な世の中よのぅ、ホント
んなこたぁ良いんだ、それより部屋、部屋・・・
「１８歳」とか「１６歳」とかの規制がなければ、早々に籍を入れたい所なのに
不便な世の中よのぅ、ホント
んなこたぁ良いんだ、それより部屋、部屋・・・
(裂邪>ん？
半径５ｍ内にロリを感知。ロリコンサーチャー、強制起動
対象を検索･･･完了、経過時間0.2秒
容姿のイメージを脳内に転送･･･おかっぱ頭、白のブラウス、赤い吊りスカート
脳内に通告、対象はベンチ上にて現在休眠しかけている模様
警戒させぬよう静かに近づき、接触を図ｒ
対象を検索･･･完了、経過時間0.2秒
容姿のイメージを脳内に転送･･･おかっぱ頭、白のブラウス、赤い吊りスカート
脳内に通告、対象はベンチ上にて現在休眠しかけている模様
警戒させぬよう静かに近づき、接触を図ｒ
(裂＋ミ>「「あ」」
対象、ベンチ上で転倒
対象、やや覚醒状態
対象、こちらの存在を確認
対象、やや覚醒状態
対象、こちらの存在を確認
(少女>・・・・・・みぃ？
警告 警コク セイ欲 が オー ばー ロー ドヲ 起 こ し ｔﾋﾟｰｰｰｰｰ
(ミナワ>可愛い・・・でも・・・都市伝説の、気配？
(少女>みー？？
(少女>みー？？
ミナワの言葉で我に帰った
そういえば・・・都市伝説、しかもこのロリっ子の存在自体が
そういえば・・・都市伝説、しかもこのロリっ子の存在自体が
(少女>み？おねーちゃんは都市伝説で、おにーちゃんはけーやくしゃ？
わお、向こうも見抜いたらしい
しかしかぁいい、マジかぁいい
しかしかぁいい、マジかぁいい
(ミナワ>はじめまして、えぇと・・・
(少女>私は、花子さんなの
(裂邪>え、あの「トイレの花子さん」！？ 俺、黄昏裂邪！
(ミナワ>私はミナワと申します
(少女>私は、花子さんなの
(裂邪>え、あの「トイレの花子さん」！？ 俺、黄昏裂邪！
(ミナワ>私はミナワと申します
っと、勢いで自己紹介してしまった
ところで心なしか、花子たんがミナワの方ばかり見てるような
ところで心なしか、花子たんがミナワの方ばかり見てるような
(花子>裂邪おにーちゃんとミナワおねーちゃんは、ここに引っ張り込まれたの？それとも、自分達から入ったの？
(裂邪>俺達は、自分達の意志で、だな
(花子>み！なら、けーやくしゃと一緒なの
(裂邪>俺達は、自分達の意志で、だな
(花子>み！なら、けーやくしゃと一緒なの
契約者？ あぁ、まぁそりゃ契約者と一緒に入るわなぁ
となると・・・
となると・・・
(ミナワ>花子さんの契約者さんは、どこにいるんですか？
(花子>けーやくしゃは、今、ここの「組織」の人達と、難しいお話をしてるの。だから、花子さんはここで待ってるの
(花子>けーやくしゃは、今、ここの「組織」の人達と、難しいお話をしてるの。だから、花子さんはここで待ってるの
代わりに訊いてくれたミナワの問いに、花子たんは正直に答えてくれた
「組織」と繋がりでもあるのかしら
「組織」と繋がりでもあるのかしら
(ミナワ>・・・難しい話？
(花子>そうなの。無力な一般人を預けるのだから、本当に信頼できるかどうか見極めなくちゃいけない、って、けーやくしゃは言ってたの
(花子>そうなの。無力な一般人を預けるのだから、本当に信頼できるかどうか見極めなくちゃいけない、って、けーやくしゃは言ってたの
一般人を助けたのか・・・相当な腕と見た
けどえらく堅苦しい契約者さんだなぁ・・・どうやらお友達からは難しそうだ
さらに花子たんは続ける
けどえらく堅苦しい契約者さんだなぁ・・・どうやらお友達からは難しそうだ
さらに花子たんは続ける
(花子>ここに、悪い人達が来て暴れないか、とか、色んな事をチェックしなくちゃいけないの。特に―――
(少年>・・・ここを管理している者が。他者の命をどのように見ているか・・・少なくとも、他者の命を物のようにしか扱わない奴や・・・
・・・他人を平気で実験材料にするような奴がいるならば。任せたくはない
(少年>・・・ここを管理している者が。他者の命をどのように見ているか・・・少なくとも、他者の命を物のようにしか扱わない奴や・・・
・・・他人を平気で実験材料にするような奴がいるならば。任せたくはない
背筋に、嫌なものを感じた
将門や翼の兄ちゃんのお父様ほどではないにしろ、ヤバげな気配
その主と思しき、俺より年上っぽそうな前髪の長い兄ちゃんが現れると、花子たんは笑顔になって、
将門や翼の兄ちゃんのお父様ほどではないにしろ、ヤバげな気配
その主と思しき、俺より年上っぽそうな前髪の長い兄ちゃんが現れると、花子たんは笑顔になって、
(花子>けーやくしゃ、お話、終わったの？
(少年>・・・あぁ、待たせて、すまない
(少年>・・・あぁ、待たせて、すまない
あら、契約者でしたの
こりゃお友達は諦めるしかなさそうだ
そんなことを考えていると、僅かに、兄ちゃんの首がこちらに向いた気がした
あれって見えてるのかな？
こりゃお友達は諦めるしかなさそうだ
そんなことを考えていると、僅かに、兄ちゃんの首がこちらに向いた気がした
あれって見えてるのかな？
(花子>けーやくしゃ、このおにーちゃん達も、事件を解決するために動いてるんだって
(少年>・・・そうか
(少年>・・・そうか
軽く返事をして、花子たんの手を引いてさっさとどこかに行こうとしちゃう兄ちゃん
あらら、避けられてるのかしら
と思いきや
あらら、避けられてるのかしら
と思いきや
(少年>・・・？お知り合い、ですか？
独り言、ではなさそうだ
もしかして、あれか？ボイスチャットで誰かと話してるのか？
もしかして、あれか？ボイスチャットで誰かと話してるのか？
(声>《裂邪、ミナワ？聴こえるか？》
(ミナワ>え？
(裂邪>へ？・・・翼の兄ちゃん？
(ミナワ>え？
(裂邪>へ？・・・翼の兄ちゃん？
なんと・・・この兄ちゃん、翼の兄ちゃんの知り合いだったのか
(翼>《あぁ、良かった、そっちにも繋がったか》
その後、翼の兄ちゃんが俺達の事を話してくれたからか、
この物凄い威圧感を放つ兄ちゃんはこちらに振り返って
この物凄い威圧感を放つ兄ちゃんはこちらに振り返って
(少年>・・・はじめまして。獄門寺家 若頭 獄門寺 龍一・・・契約している花子さんと共に、
今回、事件の解決に、動かせてもらっている
今回、事件の解決に、動かせてもらっている
ちら、と髪の間からその目が見えた
ナイフ・・・いや、刀みたいな目だった
鋭くて、重い
そんな感じ
・・・・あれ？「獄門寺」？ どっかで聞いた事があるような・・・ま、いっか
ナイフ・・・いや、刀みたいな目だった
鋭くて、重い
そんな感じ
・・・・あれ？「獄門寺」？ どっかで聞いた事があるような・・・ま、いっか
...To be Continued
