―――手伝え。敵はもう判っている・・・今は戦力が欲しい
―――見た所、今のままのお前等では戦力外だが鍛えれば何とかなるだろう
―――協力する気なら後で根元の洞窟前に来い
(裂邪>・・・なんて、言われてもなぁ・・・
俺は龍一という兄ちゃんと花子たんと、プールの時に見かけたおばs・・・お姉様と別れた後、
己の部屋を探しながらお姉様に言われた事を反芻していた
己の部屋を探しながらお姉様に言われた事を反芻していた
(裂邪>(敵ってぇと、正義がキブらしき女性に助けを求められたことに関係があるのか・・・?
なら協力はするけど・・・鍛えるってのがどうもなぁ・・・
修行とか面倒くさい事はゲームのプレイヤーキャラだけで十分だし)
(ミナワ>どうなさるんですか?
なら協力はするけど・・・鍛えるってのがどうもなぁ・・・
修行とか面倒くさい事はゲームのプレイヤーキャラだけで十分だし)
(ミナワ>どうなさるんですか?
突然、ミナワが俺にそう尋ねた
恐らく修行の事だろう
恐らく修行の事だろう
(裂邪>いや、俺は―――
(ミナワ>鍛えるって、どんなことをするんでしょうか・・・?
(ミナワ>鍛えるって、どんなことをするんでしょうか・・・?
興味深そうに呟くミナワ
そこで俺の脳が活発に動き出した
そこで俺の脳が活発に動き出した
修行する → 今よりもっと強くなる → 「いつもよりステキですご主人様♪」
→「あの・・・ご、ご褒美、というと失礼かも知れませんけど・・・私を召し上がれ、裂邪♪」
→「あの・・・ご、ご褒美、というと失礼かも知れませんけど・・・私を召し上がれ、裂邪♪」
(裂邪>決めた。 俺、あの姉ちゃんに協力するわ
(ミナワ>ほ、ホントですか?
(裂邪>あぁ。てか、そもそも俺って弱いじゃん? 今日なんか死にかけちまったしさ
どうせゲームの中なんだし、俺がもっと強くならなきゃお前らに申し訳ない
(ミナワ>・・・ご主人様は、弱くなんてありませんよ
あんなことになったのも、元はと言えば全部私の所為ですし・・・
(裂邪>いや、そんなことないって
何にせよ、俺が強くならなきゃいけないのは確かだろ?
(ミナワ>うぅ・・・・・・私、泣きませんから
(裂邪>ん?
(ミナワ>ご主人様がどれだけ無茶しても、もう泣きませんから・・・ですから
(ミナワ>ほ、ホントですか?
(裂邪>あぁ。てか、そもそも俺って弱いじゃん? 今日なんか死にかけちまったしさ
どうせゲームの中なんだし、俺がもっと強くならなきゃお前らに申し訳ない
(ミナワ>・・・ご主人様は、弱くなんてありませんよ
あんなことになったのも、元はと言えば全部私の所為ですし・・・
(裂邪>いや、そんなことないって
何にせよ、俺が強くならなきゃいけないのは確かだろ?
(ミナワ>うぅ・・・・・・私、泣きませんから
(裂邪>ん?
(ミナワ>ご主人様がどれだけ無茶しても、もう泣きませんから・・・ですから
ぽん、とミナワのネコミミのついた頭を撫でた
(裂邪>おいおい、お前が先に強くなってどうするんだよ;
わかってる、お前を心配させないように、絶対強くなるから
(ミナワ>・・・お疲れの、出ませんように♪
わかってる、お前を心配させないように、絶対強くなるから
(ミナワ>・・・お疲れの、出ませんように♪
ふふ、と2人で笑い合う
と、その時
と、その時
(正義>お兄ちゃん! こんなところで何してるの?
正義が、若干息を切らせながら目の前に立っていた
どうやら俺を探しに来たらしい
どうやら俺を探しに来たらしい
(裂邪>あ、悪い、ちょっと迷っちまってな。部屋分かるか?
(正義>すぐそこだけど・・・
(裂邪>え、そ、そうなの?
(正義>すぐそこだけど・・・
(裂邪>え、そ、そうなの?
意外に近かったorz
先に行こうとする正義を見て、俺はそれを止めつつ、
先に行こうとする正義を見て、俺はそれを止めつつ、
(裂邪>正義。俺、ちょいとやるべきことが見つかってな
(正義>やるべきこと?
(裂邪>さっき、知り合いが俺の事鍛えてくれるって言ってたからさ
あとでその待ち合わせ場所に行く予定なんだ
すまんが、暫く別行動になるかも知れん
(正義>やるべきこと?
(裂邪>さっき、知り合いが俺の事鍛えてくれるって言ってたからさ
あとでその待ち合わせ場所に行く予定なんだ
すまんが、暫く別行動になるかも知れん
正義は、少し考えた後、顔を上げて口を開いた
...To be Continued