あるところに二人の性の違う神がいた。
男の神は「魔法」という魅力的な力を持っていた。
女の神は「科学」という興味深い力を持っていた。
男の「魔法」の力はあらゆる状況で使うことができ、応用性に長けたが、
その分生まれながらの才能に良し悪しが大きく左右されるものだった。
一方で女の「科学」は「機械」という「科学」を扱うための専用の道具を
必要としたが、その道具の扱い方さえ学べばどんな者でも扱う事のできるものだった。
二人の神はそれぞれ世界を作った。
男は「科学」を、女は「魔法」を、互いに自分の持たぬ未知の力への憧れを持って自分の世界に作った。
この物語は女の作った「魔法」の世界に住む一人の少年の物語・・・。