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スナップショット

最終更新:

匿名ユーザー

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スナップショットはすごいらしい!!!!

通常ファイルサーバではオンラインバックアップを行なう場合、バックアップを
開始する宣言をユーザに行い、対象となるファイルを領域別にコピーします。
これはバックアップを行なっている時点の矛盾をなくすためです。

しかし、これでは管理者に負担がかかるので、夜中にやるか、商用ソフトを使います。

■ところが、ジャーナリング機能を持つファイルシステム上に共有ディレクトリを構築していれば
スナップショット機能を利用して時間帯を気にせずバックアップが可能!

ジャーナリング
カーネル2.2.4から標準サポート 例えばExt3はジャーナリングシステム
つまり、ある特定の時間のファイルシステムをそのまま保存しておく機能
をもつ!

例えば、あるディレクトリに対してスナップショットを実行すると
その時点の内容が読み込み専用のボリュームとして新規作成される。

スナップ元 アクティブボリューム
スナップショット スナップボリューム

■スナップショットはbackupとよく似て混同しがちですが、元ディレクトリとスナップショット上に
同じタイムスタンプのファイルが存在している場合、各ファイルの実体はひとつしかありません。よってファイルの更新が無い場合、容量消費を抑えることが出来ます。ただし、ファイルはひとつしかないので、何らかの原因でブロックが破壊された場合オリジナルファイルは消失します。

■スナップショットの機能を利用すれば、システム稼動状態でもバックアップが
可能になります!!なぜならスナップショット領域はreadonly属性なので、オープンファイルを意識
するのはスナップショットをとるわずかな時間だけです。

by Software Design 2003/8 データバックアップ特集 p25
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