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「続・ネコの話」― Destroy it! ―
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「続・ネコの話」― Destroy it! ― ◆LxH6hCs9JU
私の名前はシャミセン。猫だ。
世にも珍しい、オスの三毛猫をやっている。
ティーが、私の今のご主人様だ。白い髪に緑色の瞳が印象的な少女で、歳は前のご主人様と大差ないだろうか。
同行人は白井黒子。リボンで髪を二つに結っており、この年頃にしては物珍しい喋り方をする少女だ。
世にも珍しい、オスの三毛猫をやっている。
ティーが、私の今のご主人様だ。白い髪に緑色の瞳が印象的な少女で、歳は前のご主人様と大差ないだろうか。
同行人は白井黒子。リボンで髪を二つに結っており、この年頃にしては物珍しい喋り方をする少女だ。
海が一望できる防波堤灯台に、私たちはやって来ていた。
白井黒子は到着して早々に「実験を始めます」と言い出し、ティーもその提案に従った。
彼女たちは今、灯台の見晴らし台の上から、海の向こう側に聳える『黒い壁』の破壊を試みようとしている。
白井黒子は到着して早々に「実験を始めます」と言い出し、ティーもその提案に従った。
彼女たちは今、灯台の見晴らし台の上から、海の向こう側に聳える『黒い壁』の破壊を試みようとしている。
ティーは、肩にRPG-7を掲げていた。
白井黒子は、その横で発射のタイミングを窺っていた。
白井黒子は、その横で発射のタイミングを窺っていた。
RPG-7といえば、人間の戦争において頻繁に用いられていた兵器である。
簡単に言ってしまえば、爆薬の詰まった先端を火薬で飛ばす道具、だっただろうか。
子供の背ほどの細長い筒で、肩に載せるためのパッドがついているので、小柄なティーでも問題なく使用できる。
簡単に言ってしまえば、爆薬の詰まった先端を火薬で飛ばす道具、だっただろうか。
子供の背ほどの細長い筒で、肩に載せるためのパッドがついているので、小柄なティーでも問題なく使用できる。
「発射」
白井黒子の号令に合わせ、ティーはRPG-7を発射した。
これの射程は約1000メートル。海に極めて近いここからならば、『黒い壁』にも届くという計算だろう。
これの射程は約1000メートル。海に極めて近いここからならば、『黒い壁』にも届くという計算だろう。
実際、RPG-7の弾頭は海の向こうの『黒い壁』まで届いた。
届きはしたのだが、それはぶつかって爆発したりはせず、そのまま『黒い壁』の中に入り消えてしまった。
飲み込まれてしまった、という表現がこの場合は適切だろうか。
届きはしたのだが、それはぶつかって爆発したりはせず、そのまま『黒い壁』の中に入り消えてしまった。
飲み込まれてしまった、という表現がこの場合は適切だろうか。
「ある程度予想はしていましたけれど……やはり、物理的破壊は難しいようですわね」
白井黒子はたいして悔しくもない風に言った。
ティーは言葉にこそしなかったものの、非常に悔しそうな顔をしていた。
ティーは言葉にこそしなかったものの、非常に悔しそうな顔をしていた。
◇ ◇ ◇
白井黒子が摩天楼の展望室から確認した『黒い壁』は、やはり夜の闇などではなかった。
もしかしたら夜が明ければ消えるかもしれない、といった願望は雲散霧消する。
朝になり、外も明るくなったことで、その存在感は余計に増したのだった。
もしかしたら夜が明ければ消えるかもしれない、といった願望は雲散霧消する。
朝になり、外も明るくなったことで、その存在感は余計に増したのだった。
街路の隙間から空を眺めるだけでも容易く視認できるそれを、白井黒子はわざわざ灯台まで確認しに出向いた。
より近いところから見れば、なにかわかるかもしれない。
より近いところからであれば、物理的干渉も可能かもしれない。
そう思ったから、白井黒子はティーをつれて灯台を訪れた。
より近いところから見れば、なにかわかるかもしれない。
より近いところからであれば、物理的干渉も可能かもしれない。
そう思ったから、白井黒子はティーをつれて灯台を訪れた。
灯台から見る『黒い壁』は、近くて大きかった。
長時間眺めていると、自然と生唾を飲んでしまうような威圧感がある。
首を上に向ければ、空と『黒い壁』の接する部分には微か境界線のようなものが見えた。
長時間眺めていると、自然と生唾を飲んでしまうような威圧感がある。
首を上に向ければ、空と『黒い壁』の接する部分には微か境界線のようなものが見えた。
「囲まれてはいるものの、覆われてはいない――そういうことでしょうか?」
朝の空は青く澄み渡り、白い雲がまばらに流れ、大地に陽光を照らしている。
少し前までは、綺麗な星空を映していた空。
『黒い壁』との境界線が見えても、『空』として違和感のある部分は見当たらない。
少し前までは、綺麗な星空を映していた空。
『黒い壁』との境界線が見えても、『空』として違和感のある部分は見当たらない。
ならば飛行機や気球でも飛ばし、空路を取ってあの『黒い壁』を乗り越えるということもできるのかもしれない。
もっとも、空と『黒い壁』の境界線は地上からの目算でも雲以上の高さにあるのだが。
実際の計測など不可能に違いないが、はたしてあの『黒い壁』の高さは何メートルになるのだろうか。
もっとも、空と『黒い壁』の境界線は地上からの目算でも雲以上の高さにあるのだが。
実際の計測など不可能に違いないが、はたしてあの『黒い壁』の高さは何メートルになるのだろうか。
「ま、そんな非現実的なことを考えても仕方がありませんわね。客観的に捉えて、あの壁は乗り越えるよりも壊すほうが簡単そうに見えますもの」
灯台の見晴らし台に立って、白井黒子は改めて考える。
『黒い壁』がどういったものなのか、視覚から得たイメージだけで判断するのはあまりにも愚かしい。
より詳細な部分について知るには、やはり実際に触れてみるのが一番だろうと思い立ち、しかし位置が悪かった。
一番近い位置にある『黒い壁』は、海の向こう。直接触れて調べるためには、船を出す必要がある。
さすがにそれは手間だ。なので、白井黒子は調査の過程をすっ飛ばし、これを遠距離から壊してみることにした。
『黒い壁』がどういったものなのか、視覚から得たイメージだけで判断するのはあまりにも愚かしい。
より詳細な部分について知るには、やはり実際に触れてみるのが一番だろうと思い立ち、しかし位置が悪かった。
一番近い位置にある『黒い壁』は、海の向こう。直接触れて調べるためには、船を出す必要がある。
さすがにそれは手間だ。なので、白井黒子は調査の過程をすっ飛ばし、これを遠距離から壊してみることにした。
持ち出したる破壊兵器が、ティーの支給品にあったRPG-7である。
白井黒子の『空間移動(テレポート)』は応用すれば物体や人体の破壊とて可能にするが、あの『黒い壁』のような大質量のものを破壊するにはパワーが足りない。
それに比べれば、ティーの持つRPG-7は火力が売りの純然たる破壊兵器である。
学園都市出身の白井黒子にとっては旧世紀の遺物だが、資料で知るその破壊力は本物だ。
『黒い壁』の耐久力を計るには、ちょうどいいものさしと言える。
それに比べれば、ティーの持つRPG-7は火力が売りの純然たる破壊兵器である。
学園都市出身の白井黒子にとっては旧世紀の遺物だが、資料で知るその破壊力は本物だ。
『黒い壁』の耐久力を計るには、ちょうどいいものさしと言える。
RPG-7の弾頭は全部で三発。消費を惜しむほどではない。
それにティー自身、前々からこれを使いたがっていたようなので、白井黒子の案には首肯一つで賛同してくれた。
それにティー自身、前々からこれを使いたがっていたようなので、白井黒子の案には首肯一つで賛同してくれた。
そして、実際に撃った。
『黒い壁』は壊れなかった。
RPG-7の弾頭も、爆発した気配はなかった。
『黒い壁』は壊れなかった。
RPG-7の弾頭も、爆発した気配はなかった。
「あれでは、壁というよりもむしろブラックホールですわね」
こちらのRPG-7を無傷で飲み込んでしまった『黒い壁』に対し、白井黒子は嘆息する。
予想していた通りの結果ではあった。だめでもともと、収穫はあった。
砲撃を務めたティーは納得がいかないのか、次なる弾頭を装填しようと荷物を漁っている。
さすがに二発撃っても得はなし、と白井黒子はこれを止めた。
予想していた通りの結果ではあった。だめでもともと、収穫はあった。
砲撃を務めたティーは納得がいかないのか、次なる弾頭を装填しようと荷物を漁っている。
さすがに二発撃っても得はなし、と白井黒子はこれを止めた。
「たぶん無駄ですわ。あれはどんな兵器を持ち出したとて壊せないでしょう。おそらく……『超電磁砲(レールガン)』であったとしても」
その名を口にし、白井黒子は学園都市の半ば名物とも言えたあの電撃を思い出す。
常盤台中学のエースにして、学園都市でも七人しかいない『超能力者(レベル5)』の一人、そして白井黒子が何者よりも敬愛する――お姉様。
『電撃使い(エレクトロマスター)』の最高峰、『超電磁砲(レールガン)』として名を馳せた彼女でさえ、あの『黒い壁』を壊すことはできないだろう。
常盤台中学のエースにして、学園都市でも七人しかいない『超能力者(レベル5)』の一人、そして白井黒子が何者よりも敬愛する――お姉様。
『電撃使い(エレクトロマスター)』の最高峰、『超電磁砲(レールガン)』として名を馳せた彼女でさえ、あの『黒い壁』を壊すことはできないだろう。
破壊力云々が問題なのではない。おそらく、物理的に不可能なのだ。
もっと言ってしまえば、あの『黒い壁』には物理的干渉自体が不可能とも取れる。
もっと言ってしまえば、あの『黒い壁』には物理的干渉自体が不可能とも取れる。
ゆえに、壁ではなくブラックホール。
RPG-7の弾頭を中に吸収し、爆発すらさせないなど、それはもはや壁ではない。
RPG-7の弾頭を中に吸収し、爆発すらさせないなど、それはもはや壁ではない。
では、あの『黒い壁』はいったいなんなのだろうか。
新たな情報を仕入れても、謎は深まるばかり。
新たな情報を仕入れても、謎は深まるばかり。
「私が思うに、あれは『壊せない壁』ではないだろうか」
思案する白井黒子、もともと黙していたティー、そのどちらでもない老獪な声が、割って入る。
RPG-7を用意する際デイパックから出てきたらしい、シャミセン(オスの三毛猫)だった。
RPG-7を用意する際デイパックから出てきたらしい、シャミセン(オスの三毛猫)だった。
「キミはどうやら、あの『黒い壁』がそちらのアールピージーとやらで破壊できないことを訝っているようだが、
ヒトの作った兵器が必ずしも破壊を生み出すとは限らない。いや、キミにとってのそれは間違いなく破壊兵器なのだろう。
しかしあの壁が破壊に至り得る物質であるという保障はどこにもなく、たまたまキミの認識するところの壁の定義から外れ、
未知の物質として破壊を無効化、またはそれに似た結果を残してしまったという説も大いに考えられるだろう。
だからといって、あれが壁でないと決め付けることはできないと私は考える。
人間の間では『壁』という言葉はたびたび比喩に用いられているようだが、その場合は当然、物質を指し示してはいない。
この場合の『黒い壁』が比喩表現であると断ずるほどの根拠を私は得ていないが、壊す壊せないで物事を見るならば、
壁という言葉に囚われ思考を停滞させることは極めてナンセンスと言えよう。これは私なりの助言である。
さて、私はなんと言っただろうか。そう、『壊せない壁』だ。しかしそれは『絶対に壊せない壁』とは言い切れない。
あたりまえのことだが、『黒い壁』とて白く塗りつぶせば『白い壁』になる。これは人間ならば容易なことだろう。
染色と破壊の難易度を同列に語ることは猫である私でも馬鹿馬鹿しいと思えるが、だがこの場は考えてみてほしい。
あの『黒い壁』はなんなのか? 手持ちの情報は視覚から得たイメージと自身の常識、そしてアールピージーを
放ってみての不発という結果のみだ。そこから得た解に従って次に進むのもまた正しくはあるだろう。
私はそれを否定しないし、肯定もしない。ただし喋れというのであれば喋るし、黙れというのであれば黙ろう。
キミは私が人語を介していると思っているようだが、私のほうとしてはそのような認識は持っていない。
だがかろうじて会話が成立しているのはキミの反応を見るに定かだ。なればこそ、この場はこのように喋らせてもらった」
ヒトの作った兵器が必ずしも破壊を生み出すとは限らない。いや、キミにとってのそれは間違いなく破壊兵器なのだろう。
しかしあの壁が破壊に至り得る物質であるという保障はどこにもなく、たまたまキミの認識するところの壁の定義から外れ、
未知の物質として破壊を無効化、またはそれに似た結果を残してしまったという説も大いに考えられるだろう。
だからといって、あれが壁でないと決め付けることはできないと私は考える。
人間の間では『壁』という言葉はたびたび比喩に用いられているようだが、その場合は当然、物質を指し示してはいない。
この場合の『黒い壁』が比喩表現であると断ずるほどの根拠を私は得ていないが、壊す壊せないで物事を見るならば、
壁という言葉に囚われ思考を停滞させることは極めてナンセンスと言えよう。これは私なりの助言である。
さて、私はなんと言っただろうか。そう、『壊せない壁』だ。しかしそれは『絶対に壊せない壁』とは言い切れない。
あたりまえのことだが、『黒い壁』とて白く塗りつぶせば『白い壁』になる。これは人間ならば容易なことだろう。
染色と破壊の難易度を同列に語ることは猫である私でも馬鹿馬鹿しいと思えるが、だがこの場は考えてみてほしい。
あの『黒い壁』はなんなのか? 手持ちの情報は視覚から得たイメージと自身の常識、そしてアールピージーを
放ってみての不発という結果のみだ。そこから得た解に従って次に進むのもまた正しくはあるだろう。
私はそれを否定しないし、肯定もしない。ただし喋れというのであれば喋るし、黙れというのであれば黙ろう。
キミは私が人語を介していると思っているようだが、私のほうとしてはそのような認識は持っていない。
だがかろうじて会話が成立しているのはキミの反応を見るに定かだ。なればこそ、この場はこのように喋らせてもらった」
「わたくし、猫とのお喋りは苦手だと今この瞬間に自覚しました」
「私もだ、お嬢さん。キミと正しい意思伝達が行えているかどうか、私には確信が持てない」
シャミセンは「にゃあ」と猫らしく鳴き、白井黒子はため息をついた。
「そうですわね……既に六時も回ったことですし、見晴らしのいいこの場所で朝食をいただくとしましょうか」
時計を確認して、白井黒子はそう提案する。
ティーは首を縦に振ってこれに賛成した。
シャミセンは毛づくろいをしていた。
ティーは首を縦に振ってこれに賛成した。
シャミセンは毛づくろいをしていた。
あいにく、猫缶はなかった。
◇ ◇ ◇
『黒い壁』を壊すことばかり考えていたが、よくよく考えてみれば白井黒子の最終的な目的は別にある。
それは、この椅子取りゲームからの脱出。殺し合い以外の方法を行使しての、平和的解決だった。
それは、この椅子取りゲームからの脱出。殺し合い以外の方法を行使しての、平和的解決だった。
この場所が隔離された空間であるというのなら、四方一面を覆う『黒い壁』を破壊して離脱するのが一番の近道と思える。
ただ、『黒い壁』を越えた先に平穏が待っているという保証はどこにもなく、そもそもが不可能である可能性も否めない。
ならばどうすればいいのだろうか。隔離された空間――密室から抜け出すのに、最善の策とはなんなのか。
扉をこじ開ける、窓ガラスを割る、壁に穴を開ける、床を壊して通路を作る、天井裏を伝っていく、いろいろ考えられるが、
ただ、『黒い壁』を越えた先に平穏が待っているという保証はどこにもなく、そもそもが不可能である可能性も否めない。
ならばどうすればいいのだろうか。隔離された空間――密室から抜け出すのに、最善の策とはなんなのか。
扉をこじ開ける、窓ガラスを割る、壁に穴を開ける、床を壊して通路を作る、天井裏を伝っていく、いろいろ考えられるが、
白井黒子の場合はやはり――『空間移動(テレポート)』。
これを活用するほかないのではないか、とも思う。
ここで先ほどの放送、『どこからともなく聞こえてきた人類最悪の独り言』について考えてみよう。
彼は白井黒子の『能力』に関して、『その力が環境のシステムによって抑えられている』ような発言をしていた。
淡水魚と海水魚を同じ水槽には入れておけない、だから世界が魚たちのために調整を施している、と――まるで戯言みたいに。
彼は白井黒子の『能力』に関して、『その力が環境のシステムによって抑えられている』ような発言をしていた。
淡水魚と海水魚を同じ水槽には入れておけない、だから世界が魚たちのために調整を施している、と――まるで戯言みたいに。
白井黒子の『空間移動(テレポート)』は、世界によって“異端”と判断されたのだろう。
この能力はあくまでも『空間移動』であり、世間一般の人間が思い描く『瞬間移動』とはまた違った性質を秘めているのだが、
学園都市外部の人間が見れば異端には違いあるまい。
考察としては、『内』から『外』に跳ぶことも可能なのでは――と考える人間が現れるのも妥当と言える。
この能力はあくまでも『空間移動』であり、世間一般の人間が思い描く『瞬間移動』とはまた違った性質を秘めているのだが、
学園都市外部の人間が見れば異端には違いあるまい。
考察としては、『内』から『外』に跳ぶことも可能なのでは――と考える人間が現れるのも妥当と言える。
(実際のところ、そんなに万能な力ではないのですけれど)
『空間移動(テレポート)』は比較的珍しい能力であると言えるが、それでも白井黒子は『大能力(レベル4)』。
長距離空間跳躍などSFの領域であり、いくら努力に努力を重ねようとも、発揮できる力には限度というものがある。
長距離空間跳躍などSFの領域であり、いくら努力に努力を重ねようとも、発揮できる力には限度というものがある。
しかし、可能性としては考えられてしまうものでもある。
今はお姉様に憧れを抱くしがない『大能力(レベル4)』の白井黒子。
それがもしこの場で、なにかのきっかけを経て『超能力(レベル5)』へと変じでもしたら――と。
今はお姉様に憧れを抱くしがない『大能力(レベル4)』の白井黒子。
それがもしこの場で、なにかのきっかけを経て『超能力(レベル5)』へと変じでもしたら――と。
(……可能性、などと称すのもおこがましいですわねぇ、我ながら)
すぐに、そんな寝ぼけた考えは打ち消した。
(あのような努力の到達点、二日や三日でどうにかなるはずもありません。
『幻想御手(レベルアッパー)』のようなお手軽アイテムがあるならまだわかりませんが、それでも頼る気など毛頭ありませんし)
『幻想御手(レベルアッパー)』のようなお手軽アイテムがあるならまだわかりませんが、それでも頼る気など毛頭ありませんし)
所詮は戯言、いや幻想。
『空間移動(テレポート)』による内から外への脱出など、夢のまた夢。
考えてみたところで虚しいだけ、と白井黒子はまた嘆息した。
『空間移動(テレポート)』による内から外への脱出など、夢のまた夢。
考えてみたところで虚しいだけ、と白井黒子はまた嘆息した。
(それとはまた別の部分で、考えさせられるところもあるのですけれど)
『どこからともなく聞こえてきた人類最悪の独り言』の中には、能力の抑制、世界の調整の話などよりももっと気にかかる部分があった。
今は深く考える必要はないだろう、と本人が補足しておいたところにあえて足を踏み込み、考えてみる。
曰く、『この世界の端に集められたお前達にとっての”元の世界”というのは必ずしも同一ではない』と。
曰く、『それぞれが別の世界。つまりは別々の物語でそれぞれの役を演じていた登場人物であったというわけだ』と。
さらに極めつけは、
今は深く考える必要はないだろう、と本人が補足しておいたところにあえて足を踏み込み、考えてみる。
曰く、『この世界の端に集められたお前達にとっての”元の世界”というのは必ずしも同一ではない』と。
曰く、『それぞれが別の世界。つまりは別々の物語でそれぞれの役を演じていた登場人物であったというわけだ』と。
さらに極めつけは、
(物語……それに文法などと、まるでわたくしたちのことを小説のキャラクターかなにかのように喩えますのね)
人類最悪の口から語られる話に、どれだけの意味、または価値があるかなどわかったものではない。
真偽すら不明な戯言を考察の材料として扱うほど白井黒子は切羽詰ってはおらず、しかし与太話としてはありなのではないか、とも思う。
真偽すら不明な戯言を考察の材料として扱うほど白井黒子は切羽詰ってはおらず、しかし与太話としてはありなのではないか、とも思う。
(たとえば、わたくしたちは『物語(ストーリー)』の中から出てきた妖精のような存在であったとして、
本当は実在する人間などではなく、誰かによって作られた架空の登場人物……それこそ『キャラクター』にすぎないのではないか)
本当は実在する人間などではなく、誰かによって作られた架空の登場人物……それこそ『キャラクター』にすぎないのではないか)
自身が『現実に存在する人間』などではなく、『物語から抜け出たキャラクター』だという仮説。
人類最悪の言葉が比喩表現のないストレートな『説明』であったとするなら、すんなりと頷ける真相ではある。
人類最悪の言葉が比喩表現のないストレートな『説明』であったとするなら、すんなりと頷ける真相ではある。
喋る猫や、喋る犬と旅をしてきた少女、そして超能力者。
異なる物語から抜け出たキャラクターたちが彩るお話は、それはそれはファンタスティックな――
異なる物語から抜け出たキャラクターたちが彩るお話は、それはそれはファンタスティックな――
「……空腹時というものはそんな幻想すら生んでしまうものなのですね。まったく、非科学的な」
「なにかいったかね?」
「いえ、なんでもありません」
「なにかいったかね?」
「いえ、なんでもありません」
くだらない考察をしている間に、準備は整った。
場所は変わらず見晴らし台。天気は快晴、景色も良好、潮風の香りが食欲をそそる。
境遇さえ思わなければ最高、境遇を思えば喉の通りが悪くなる、それでも腹は満たしておかなければ困るという世知辛さ。
唯一、まともな食事にありつけることだけが救いと言えた。
境遇さえ思わなければ最高、境遇を思えば喉の通りが悪くなる、それでも腹は満たしておかなければ困るという世知辛さ。
唯一、まともな食事にありつけることだけが救いと言えた。
「ナイフに槍、それに加えて『お弁当』とは些か理解に苦しむ組み合わせですが、この場は良しといたしましょう」
白井黒子はそう言って、付属されていたビニールシートを床に敷き、その上に『最後の支給品』を並べていった。
それがなくては始まらない、定番の鶏のからあげ。
きらきらと光る白米、俵型に握られた小さめのおにぎり。
包むのはベーコン、野菜とお肉のハーモニーが絶妙のアスパラ巻き。
先端から飛び出た小さな尾っぽ、こんがりきつね色の光沢を放つエビフライ。
豪勢な重箱の中に、それら代表的にして大人気なお弁当のメニューが敷き詰められている。
きらきらと光る白米、俵型に握られた小さめのおにぎり。
包むのはベーコン、野菜とお肉のハーモニーが絶妙のアスパラ巻き。
先端から飛び出た小さな尾っぽ、こんがりきつね色の光沢を放つエビフライ。
豪勢な重箱の中に、それら代表的にして大人気なお弁当のメニューが敷き詰められている。
「味気のない缶詰では、頭も回らなくなってしまいますものね。では、いただくとしましょうか」
白井黒子とティーとシャミセン、二人と一匹がシートの上でお弁当を囲う。
先人切って、白井黒子がからあげに手をつけた。
パク、と口に運ぶ。白井黒子は死んでしまった。
先人切って、白井黒子がからあげに手をつけた。
パク、と口に運ぶ。白井黒子は死んでしまった。
◇ ◇ ◇
「うぅ~ん……頭とおなかと間接の節々が麻痺したかのような違和感を訴えていますわわ……こここれはもしやー」
「そう。それはきっと恋のせいね」
「ああ、やはりこのビリビリはお姉様の……ああぅ! そんなに強くされては、黒子はもう!」
「えぇ~? あんた、いつも嬉しそうに私の電撃受けてたじゃない?」
「あ……っ! 痛っ!? お、お姉様! さすがにこれ以上は体がもたな……きゃあうぅッ!」
「あら、私のパートナーならこれくらい耐えられるでしょう?」
「ぱ、パートナー!? わたくしとお姉様が!? なんという甘美なる響き……黒子は感激です!」
「じゃあ……もっと強くしても大丈夫、よね?」
「うああっん! そ、そんないきなり……ああ、しかしこれはお姉様の伴侶となるために課せられた試練なのですねー!」
「そうね、これは試練ね。ほら、もっと強くするからちゃんと耐えてね……」
「あやうっ! いつもシャワールームやベッドで親睦を深めようとすると拒絶なされるお姉様が……こうも過激に!」
「もう、黒子ったら……ヨダレ、垂れてるわよ?」
「そ、それはお姉様が黒子のことをいじめなさるから……ああうう! ビリビリを弱めないでぇ~」
「ふふふ。だんだんクセになってきたでしょう? もうこのまま委ねちゃいなさい……」
「委ねます! 委ねちゃいます! 黒子はお姉様と生涯共に歩むことを誓いこの川の向こう岸へと旅立ちま――」
「そう。それはきっと恋のせいね」
「ああ、やはりこのビリビリはお姉様の……ああぅ! そんなに強くされては、黒子はもう!」
「えぇ~? あんた、いつも嬉しそうに私の電撃受けてたじゃない?」
「あ……っ! 痛っ!? お、お姉様! さすがにこれ以上は体がもたな……きゃあうぅッ!」
「あら、私のパートナーならこれくらい耐えられるでしょう?」
「ぱ、パートナー!? わたくしとお姉様が!? なんという甘美なる響き……黒子は感激です!」
「じゃあ……もっと強くしても大丈夫、よね?」
「うああっん! そ、そんないきなり……ああ、しかしこれはお姉様の伴侶となるために課せられた試練なのですねー!」
「そうね、これは試練ね。ほら、もっと強くするからちゃんと耐えてね……」
「あやうっ! いつもシャワールームやベッドで親睦を深めようとすると拒絶なされるお姉様が……こうも過激に!」
「もう、黒子ったら……ヨダレ、垂れてるわよ?」
「そ、それはお姉様が黒子のことをいじめなさるから……ああうう! ビリビリを弱めないでぇ~」
「ふふふ。だんだんクセになってきたでしょう? もうこのまま委ねちゃいなさい……」
「委ねます! 委ねちゃいます! 黒子はお姉様と生涯共に歩むことを誓いこの川の向こう岸へと旅立ちま――」
「いきろ」
◇ ◇ ◇
私の名前はシャミセン。猫だ。
世にも珍しい、オスの三毛猫をやっている。
ティーが、私の今のご主人様だ。白い髪に緑色の瞳が印象的な少女で、歳は前のご主人様と大差ないだろうか。
同行人は白井黒子。リボンで髪を二つに結っており、この年頃にしては物珍しい喋り方をする少女だ。
世にも珍しい、オスの三毛猫をやっている。
ティーが、私の今のご主人様だ。白い髪に緑色の瞳が印象的な少女で、歳は前のご主人様と大差ないだろうか。
同行人は白井黒子。リボンで髪を二つに結っており、この年頃にしては物珍しい喋り方をする少女だ。
その白井黒子だが、つい先ほど死んでしまった。
支給物資であった弁当を食べたのが原因のようだが、毒でも盛られていたのだろうか。
なんとも運のない少女である。私には人間の死というものがよく理解できないが、哀れみの感情くらいは抱こう。
支給物資であった弁当を食べたのが原因のようだが、毒でも盛られていたのだろうか。
なんとも運のない少女である。私には人間の死というものがよく理解できないが、哀れみの感情くらいは抱こう。
「…………」
白目をむき、口から泡を吹いて倒れる白井黒子。
ティーは、その無残な表情を眺め下ろしていた。
ティーは、その無残な表情を眺め下ろしていた。
語る言葉はない。ただ黙って、RPG-7を持ち上げた。
新しい弾頭はまだ装填されていない。この場は必要ないのだろう。
新しい弾頭はまだ装填されていない。この場は必要ないのだろう。
「いきろ」
ティーは無表情に徹したまま、RPG-7を白井黒子の腹の上に投下した。
「げふぅ!」
嗚咽にも似たうめき声が漏れた。
死んだかと思われた白井黒子が蘇生した。
私はこの瞬間、人間でいうところの奇跡というものを目撃したのかもしれない。
死んだかと思われた白井黒子が蘇生した。
私はこの瞬間、人間でいうところの奇跡というものを目撃したのかもしれない。
「う……わ、わたくしはいったいなにを……頭がふらふら、舌がぴりぴりしますわ……」
ティーは白井黒子の腹に乗ったRPG-7を素早く取り除き、彼女に悟られぬようデイパックにそれをしまった。
白井黒子は意識が覚束ないのか、現実を確かめるかのように周囲を見渡している。
すぐに目の前の弁当に気づき、自身が気を失っていた事実に辿り着いたようだ。
白井黒子は意識が覚束ないのか、現実を確かめるかのように周囲を見渡している。
すぐに目の前の弁当に気づき、自身が気を失っていた事実に辿り着いたようだ。
「わたくしとしたことが、なんという失態を……支給品に飲食物という時点で察するべきでしたのに!」
まったくもってそのとおりだと、私は思う。ティーもそう思っているだろう。
しかし臨死体験を味わった彼女の表情はどこか清々しく、死んでいるときもなぜか幸せそうだった。
おかげでティーが蘇生させるべきかさせないべきか悩んでいたようで、箸に口をつけたときから数えてかなりの時間が経っている。
しかし臨死体験を味わった彼女の表情はどこか清々しく、死んでいるときもなぜか幸せそうだった。
おかげでティーが蘇生させるべきかさせないべきか悩んでいたようで、箸に口をつけたときから数えてかなりの時間が経っている。
「って、いつの間にこんな時間に!?」
白井黒子も今、時間の経過を手元の腕時計で確認した。
先ほどの一口で食欲も失せたのだろう。迅速に弁当を片付け、ティーに出立を促す。
先ほどの一口で食欲も失せたのだろう。迅速に弁当を片付け、ティーに出立を促す。
「手早く済ませるはずでしたのに、これ以上の時間はロスできません! すぐに出発しますわよ!」
「…………」
「出発するのは構わんが、いったいどこに向かうというのだね?」
「…………」
「出発するのは構わんが、いったいどこに向かうというのだね?」
ティーは喋らないので、私が代わりに質問した。
「北ですわ。より具体的に説明しますと、『消滅したエリア』になりますわね」
講釈するように、白井黒子が続ける。
「あちらの『黒い壁』が、RPG-7でも破壊できないということは理解しました。
とはいえ、それだけで完全に破壊不能と決め付けてしまうのもどうかと思うのです。
ここはもっと間近から、可能ならば直接手に触れて、今一度『黒い壁』がどういったものかを見極めたい。
いえ……そもそもこの前提が間違っているとも限りませんわね。
なにせ、『黒い壁』と『消滅したエリア』がイコールであるとは断言されていないわけですし。
それも含めて、北上という選択が一番だと考えます。
まっすぐ進んでいけば、時計回りに増え続けている『消滅したエリア』にぶつかりますもの」
とはいえ、それだけで完全に破壊不能と決め付けてしまうのもどうかと思うのです。
ここはもっと間近から、可能ならば直接手に触れて、今一度『黒い壁』がどういったものかを見極めたい。
いえ……そもそもこの前提が間違っているとも限りませんわね。
なにせ、『黒い壁』と『消滅したエリア』がイコールであるとは断言されていないわけですし。
それも含めて、北上という選択が一番だと考えます。
まっすぐ進んでいけば、時計回りに増え続けている『消滅したエリア』にぶつかりますもの」
私とティーに地図を見せながらの説明だった。
猫である私には理解が追いつかなかったが、彼女の選択は概ね正しいと言えるのだろう。
ティーも反対はしなかった。もちろん私も反対はしない。
猫である私には理解が追いつかなかったが、彼女の選択は概ね正しいと言えるのだろう。
ティーも反対はしなかった。もちろん私も反対はしない。
「……本当は、もっと大胆に切り込んだ活動をしていきたいところですけれど。
いえ、焦ってはだめですね。どこかの誰かさんを意識するわけではありませんが、ここは地道に……ですわね。
その誰かさんも、先の放送を聞いてどのように動くか……機会があればまたお話したいところではありますが……」
いえ、焦ってはだめですね。どこかの誰かさんを意識するわけではありませんが、ここは地道に……ですわね。
その誰かさんも、先の放送を聞いてどのように動くか……機会があればまたお話したいところではありますが……」
ビニールシートを畳みながら、白井黒子はぶつぶつと独り言を呟く。
その誰かさんというのが何者なのかは知らない。彼女の独り言の真意もわかりはしない。
なので、私もティーも特に口は挟まなかった。
その誰かさんというのが何者なのかは知らない。彼女の独り言の真意もわかりはしない。
なので、私もティーも特に口は挟まなかった。
「では、いきましょうか。……ところで、あなた方はあのお弁当には手をつけていませんの?」
ティーはふるふると首を振った。
私は言葉で答える。
私は言葉で答える。
「いの一番に口にしたキミがああなったのでな。私もティーもそれで警戒に至った」
「そうですの……まあ、なによりですわね」
「相当な危険物のようだが、廃棄は考えないのかね?」
「あら。これはこれで、なにかに使えないとも限りませんわよ?」
「そうですの……まあ、なによりですわね」
「相当な危険物のようだが、廃棄は考えないのかね?」
「あら。これはこれで、なにかに使えないとも限りませんわよ?」
そう言って、白井黒子は黒い笑みを浮かべた。
やれやれ、こちらのお嬢さんは腹の底でなにを企んでいるというのか。
人間という生物はまったくもって度し難い。
かつて私の周りには、『私と会話を成立させていたように思える人間』が複数いたが、彼女たちの度し難さはそれ以上だ。
やれやれ、こちらのお嬢さんは腹の底でなにを企んでいるというのか。
人間という生物はまったくもって度し難い。
かつて私の周りには、『私と会話を成立させていたように思える人間』が複数いたが、彼女たちの度し難さはそれ以上だ。
「……と、ティー? どうしたんですの。もうここは出ますわよ?」
白井黒子は灯台の階段を下りようとしたところで、ティーが見晴らし台の際に立ったままでいることに気づいた。
ティーはその無機質な瞳で、海を見つめている。いや、正確には海の向こうに聳える『黒い壁』だろうか。
ティーはその無機質な瞳で、海を見つめている。いや、正確には海の向こうに聳える『黒い壁』だろうか。
「ティー?」
白井黒子がもう一度その名を呼んで、ティーはこちらを振り向いた。
しかしまたすぐに、海の向こうにある『黒い壁』を見やってしまう。
しかしまたすぐに、海の向こうにある『黒い壁』を見やってしまう。
「名残惜しいのだろう」
「え?」
「え?」
私はなんとなく、言葉を発していた。
白井黒子はわかっていない顔をしていた。
私自身、ティーの心がわかったわけではない。
白井黒子はわかっていない顔をしていた。
私自身、ティーの心がわかったわけではない。
「ぜったいにこわす」
だが、そう口にしたティーの瞳はいつもと輝きが違った。
私には、なぜだかそれがわかった。
私には、なぜだかそれがわかった。
【F-6/灯台/一日目・午前】
【白井黒子@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康
[装備]:グリフォン・ハードカスタム@戯言シリーズ、地虫十兵衛の槍@甲賀忍法帖
[道具]:デイパック、支給品一式、姫路瑞希の手作り弁当@バカとテストと召喚獣
[思考・状況]
基本:ギリギリまで「殺し合い以外の道」を模索する。
1:北上し、『消滅したエリア』の実態を間近で確かめる。また『黒い壁』の差異と、破壊の可能性を見極める。
2:当面、ティー(とシャミセン)を保護する。可能ならば、シズか(もし居るなら)陸と会わせてやりたい。
3:できれば御坂美琴か上条当麻と合流したい。美琴や当麻でなくとも、信頼できる味方を増やしたい。
[備考]:
※『空間移動(テレポート)』の能力が少し制限されている可能性があります。
現時点では、彼女自身にもストレスによる能力低下かそうでないのか判断がついていません。
※黒桐鮮花を『異能力(レベル2)』の『発火能力者(パイロキネシスト)』だと誤解しています。
[状態]:健康
[装備]:グリフォン・ハードカスタム@戯言シリーズ、地虫十兵衛の槍@甲賀忍法帖
[道具]:デイパック、支給品一式、姫路瑞希の手作り弁当@バカとテストと召喚獣
[思考・状況]
基本:ギリギリまで「殺し合い以外の道」を模索する。
1:北上し、『消滅したエリア』の実態を間近で確かめる。また『黒い壁』の差異と、破壊の可能性を見極める。
2:当面、ティー(とシャミセン)を保護する。可能ならば、シズか(もし居るなら)陸と会わせてやりたい。
3:できれば御坂美琴か上条当麻と合流したい。美琴や当麻でなくとも、信頼できる味方を増やしたい。
[備考]:
※『空間移動(テレポート)』の能力が少し制限されている可能性があります。
現時点では、彼女自身にもストレスによる能力低下かそうでないのか判断がついていません。
※黒桐鮮花を『異能力(レベル2)』の『発火能力者(パイロキネシスト)』だと誤解しています。
【ティー@キノの旅】
[状態]:健康。
[装備]:RPG-7(1発装填済み)@現実、シャミセン@涼宮ハルヒの憂鬱
[道具]:デイパック、支給品一式、RPG-7の弾頭×1、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本:「くろいかべはぜったいにこわす」
1:RPG-7を使ってみたい。
2:手榴弾やグレネードランチャー、爆弾の類でも可。むしろ色々手に入れて試したい。
3:シズか(もし居るなら)陸と合流したい。そのためにも当面、白井黒子と行動を共にしてみる。
4:『黒い壁』を壊す方法、壊せる道具を見つける。そして使ってみたい。
[備考]:
※ティーは、キノの名前を素で忘れていたか、あるいは、素で気づかなかったようです。
[状態]:健康。
[装備]:RPG-7(1発装填済み)@現実、シャミセン@涼宮ハルヒの憂鬱
[道具]:デイパック、支給品一式、RPG-7の弾頭×1、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本:「くろいかべはぜったいにこわす」
1:RPG-7を使ってみたい。
2:手榴弾やグレネードランチャー、爆弾の類でも可。むしろ色々手に入れて試したい。
3:シズか(もし居るなら)陸と合流したい。そのためにも当面、白井黒子と行動を共にしてみる。
4:『黒い壁』を壊す方法、壊せる道具を見つける。そして使ってみたい。
[備考]:
※ティーは、キノの名前を素で忘れていたか、あるいは、素で気づかなかったようです。
【姫路瑞希の手作り弁当@バカとテストと召喚獣】
「からあげ、おにぎり、アスパラ巻きにエビフライなどの人気メニューを揃えました。
ビニールシートもつけておきましたので、屋上でのランチにも最適です。
あ、デザートにフルーツのヨーグルト和えもありますよ! もちろん手作りです!」
……見た目はいかにも美味しそうなお弁当だが、その『破壊力』は自称『鉄の胃袋』をも容易く沈める。
まともに食らったらば死を覚悟せざるを得ないお味。
「からあげ、おにぎり、アスパラ巻きにエビフライなどの人気メニューを揃えました。
ビニールシートもつけておきましたので、屋上でのランチにも最適です。
あ、デザートにフルーツのヨーグルト和えもありますよ! もちろん手作りです!」
……見た目はいかにも美味しそうなお弁当だが、その『破壊力』は自称『鉄の胃袋』をも容易く沈める。
まともに食らったらば死を覚悟せざるを得ないお味。
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