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「契約の話」 ― I'm NO Liar ―

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「契約の話」 ― I'm NO Liar ―  ◆02i16H59NY



朝日が差し込むその病院のロビーは、戦争でもあったかのような有様になっていました。
窓ガラスは割れ、砕け散った茶のみの残骸があちこちに転がり、そして、あたり一面血の海になっていました。
死体が4人分、横たわっていました。
首筋にナイフを突き立てている死体もあれば、刀か何かでばっさり切られている死体もありました。
至近距離からの散弾で、みるも無惨な死体も2つ、ありました。うち1つは、首と胴が離れてしまっているようでした。

そんな戦場跡のような場所に、静かに入ってくる人影がありました。
キノでした。
茶色く長いコートには返り血の一滴もついておらず、帽子の下の顔には喜びの色も悲しみの表情もありませんでした。
肩には散弾式のパースエイダー(注・銃器のこと。この場合は散弾銃)を掛けていました。
腰の片方には長い刀が差されていて、反対側にはハンド・パースエイダー(注・拳銃のこと)を差していました。
そしてキノは、両手で何かを押して歩いていました。
どこで見つけてきたのか、それは何の変哲もない、小さなスクーターでした。

「――ここに連れてきたのは、あなたにボクのことを知って欲しかったからです」

キノは言いました。
それに応える声はありませんでした。

「この4人を殺したのはボクです。ついさっき、やりました。
 こっちにも言い分はあるけれど、でも、この時点で『絶対に嫌だ』と言う人もいると思います。
 もしあなたがそうなら、遠慮なく言ってください。すっぱり諦めます。無理強いはしません。
 ボクはあなたの意思を無視して強引に事を進められる立場だろうとは思いますが、でもそういうの、好きじゃないので。
 できればあなたと協力したい、と思ってますから」

キノは言いました。
それに応える声は、やっぱりありませんでした。
たっぷり数秒間、沈黙を待って、キノは言いました。

「……あなたって、無口なんですね」

やはり、誰も何も答えませんでした。


    ◇   ◇   ◇


「まずこっちの人――薬師寺、とか言ってましたっけ? ――は、ボクがこの国で最初に会った人です。
 あまり平和的な遭遇とは言えませんでしたが」

ひときわ損傷の激しい死体を覗き込みながら、キノは言います。
返事をする人も相討ちを打つ人もいませんでしたが、キノはそのまま言葉を続けます。

「一応、こういう状況ですからね。ボクもハンド・パースエイダーを向けて警告しました。
 でも、その警告を無視して刀を抜こうとしたので、撃ちました。そうしないと、たぶんボクが死んでいたので。
 ええ――即死したはずでしたよ。心臓を撃ち抜いたんですから。
 だから、この病院で改めて彼を発見した時は、ボクも驚きました。
 傷が治っていて、さらに今度は毒で死んでるなんて――
 確かに死んていたのが、ボクの目の前で生き返るなんて――
 まあ、彼が生きていた以上、ボクに報復を試みるのは当然と思われたので、また殺すことになったんですけど」

言いながらキノは、近くに転がっていた首を拾い上げました。
首と胴体が千切れるほどの散弾を浴びせられたその顔は、それでもかろうじて元の人物の面影を残している状態でした。
キノは首なし死体の胴体から着物の一部を破くように剥ぎ取ると、それで傷だらけの生首を包み込みました。

「『忍者』の『忍法』。その原理も限界も、ボクにはよく分からないですけど……
 流石にこうして首を持ち去っておけば、もう生き返りはしないと思います。
 まさか胴体から首が生えてきたり、首から胴体が生えてきたりはしないでしょうから」

キノは淡々とした態度で呟きました。
呟いた後、ふと思い出したように、

「……あなたは、どう思います?
 この人、また『生き返る』と思いますか? この生首、どうしたらいいと思います?
 ボクとしては、万が一また生き返っても即座に溺れ死ぬよう、海に捨てておくくらいしか思いつかないですが……」

尋ねて、また十数秒の沈黙を置きました。
当然、返事はありませんでした。
キノは溜息と共に言いました。

「……あなたは、本当に無口なんですね。丁寧に話すのも疲れちゃいますよ」

やっぱり返事はありませんでした。


    ◇   ◇   ◇


「こっちで死んでるのが、吉井くん。
 彼は一言で言えば…………バカ、としか言いようがなかったかな?」

キノは今度は、散弾で撃たれているもう1つの死体を指して、遠慮のない言葉を吐きました。
けれどもその顔には、嘲りの色もなければ、落胆の表情もありませんでした。
ただ淡々と、同じ調子で語り続けます。

「彼は、ボクが2番目に会った人でした。
 ちょっと話して、それで、しばらく彼を護衛する『契約』を結びました。
 姫路さん、という人と会うか、その人が死ぬまでという約束で。報酬は、この『箱』でした」

キノはそこで荷物を探って、やや小ぶりの鞄を1つ、取り出しました。
中には暗視装置セットや、小口径拳銃用のサンレンサーや、首を絞めるための暗殺用ワイヤーなどが詰め込まれていました。

「こういう場では、悪くない取引だったと思いますよ。
 その時ボクの手元にあったのは弾数に不安のあるパースエイダー1つと、使い慣れない刀が1本きりでしたから。
 状況が変わればコレを返して『契約』を破棄することもできましたし、ね。
 彼は想像もしてなかったでしょうけれども、物納で報酬の先払いを受けるというのは、つまりそういうことですから」

キノは淡々と語りながら、残る2つの死体の方に歩み寄りました。
眼鏡をかけたままの少年の死体から、力を込めてナイフを引き抜きました。
少しだけ血が零れましたが、心臓が止まってからたっぷり待ったこともあって、返り血を浴びるようなことはありませんでした。
金属探知機に引っかからない、プラスチック製の暗殺用ナイフでした。
キノは死体の少年の服の裾で刀身の血を拭うと、さきほどの暗殺用セットの箱の中に戻しました。

「えーっと、こっちが土屋くん、あっちが朝比奈さん、だったかな?
 どちらも吉井くんと一緒にいた時に、出会った人たちです。ずっと2人で行動していたようです。
 吉井くんと土屋くんは知り合い同士だったらしくて、すぐに馴染んでましたね。
 こんなに無警戒でいいのかな、ってくらいに。裏切りとかもあるかもしれないってのに」

キノの指した先には、背中をばっさりと斬られた少女の死体がありました。
メイドのような服を着て、頭には猫の耳のような飾りをつけている少女でした。

「まあ、ともかくそうして合流して、何故か男の子2人は勢い勇んでこの病院に向かって……
 あとは、さっきも言いましたよね。そっちの薬師寺って人が『死んでる』のを見つけたんです。
 ボクは面倒は御免でしたし、それに……少しは好奇心があったっていうのも嘘じゃない、かな?
 彼ら3人に『生き返った』ばかりで目が覚める前の彼の世話を任せて、隠れて様子を窺うことにしました。
 そして――その結果が、これです」

キノは両手を広げて、少し芝居がかかった様子であたりを見回しました。
血の匂いでむせ返りそうなロビーの中、しばらく沈黙が続きます。
やがて、キノは言いました。

「……君って、とことん無口なんだね。ここは『何で?』とか言って欲しかったんだけど」

今度も、返事はありませんでした。


    ◇   ◇   ◇


キノは死体の間を歩いて回って、見落としていた武器や道具がないことを軽く確認すると、スクーターの所まで戻ってきました。
スクーターを止めたあたりは、血で汚れていることもなく、綺麗なものでした。
そして、肩にひっかけてあった4つのデイパックを地面に置きました。
そのまま床にあぐらをかいて座ると、それぞれの中身を探り始めました。

「……ああ、これは荷物の整理をしようと思ってね」

キノは作業の手を止めることなく、言いました。
もちろん合いの手を入れる者も、質問を重ねる者もいません。
それでもキノは中身を床に並べながら、言葉を続けます。

「旅人だからね。余計な荷物は、基本的に増やしたくないんですよ。
 この『デイパック』は重さも大きさも無視できるようだけど、だからって調子に乗るのはよくない」

少しだけ砕けた口調になりながらも、キノはテキパキと中身を整理していきました。
最初に揃えられたのは、全ての参加者に支給された実用品の数々――
筆記用具一式、メモ帳、方位磁石、腕時計、懐中電灯、お風呂と歯磨きのセット、タオルに、応急手当のキットでした。
1つ1つは小さくても、5つも並べられるとそれなりの量になります。
それをキノは、順番に1つ目のデイパックに収めていきました。

「まずは実用品。どこを旅するにも使える、大事な道具だからね。
 それに予備があって困るものじゃないし、需要も高いから、どこかの国でお金に換えるのもたやすい。
 まあ、決して高く売れるものじゃないけど、それでもね」

同様にキノは、4人分の食料と、ほぼ5人分の水とを荷物の中に収めなおしました。
数を確認しながら入れて、ふと気付いて言い足しました。

「ああ、さっき君を見つける直前に、食事は済ませたんだ。
 そこの4人がお茶を入れた設備もあったし、食料には余裕があったしね。
 できればもっと美味しいものを食べたかったけどね。それは今後のお楽しみ、かな」

続いてキノは、名簿と地図も5枚ずつ、荷物に加えました。

「これは予備なんていらないと思うけど、でも、紙というのはそれだけで使い道が多いからね。
 炊き火の時に燃やしたり、メモを取ったり、他にもいろいろ。そう重いものでもないし、あって困るものじゃない」

さっきも手にした暗殺用グッズ一式の入った鞄も、迷わず仕舞いこみました。
ロケット弾も、簡単に故障やトラップが無いことを確認すると、同じようにしまいました。
続けて手に取ったのは、金色の鍵のような不思議な物体でした。キノは言います。

「宝飾品の類は、軽くて小さくて、大抵の国で高く売ることができるんだ。
 とはいえ、誰かを殺して奪ったと思われるとトラブルになるから、特徴的過ぎるものは避けるのが基本。はめてる指輪とかね。
 これは――ちょっと変わっているし、本来の目的は分からないけど、アクセサリーとして売ることができると思う。
 『非常手段』……変わった名前だね。『支給品』だったようだし、誰かの恨みを買う心配もなさそうだ。持っていこう」

次に手に取ったのは、何かの充電器、のように見えますが正確には使い方も意図も分からない小さな機械でした。
キノは言います。

「これ、どこかで見た気がするんだけど……うーん、思い出せないや。気のせいかもしれない。
 エルメスがいれば何か気付いてたかもしれないけど、ボクだけじゃ、『よく分からない』な。
 ああ、『よく分からないもの』は、基本的に危険だね。爆弾とかがこっそり仕込まれてないとも限らないから。
 同じように、ボクにとって使い道のないもの、どこかの国で売れるアテのないものは『要らないもの』、だね」

キノはその機械を、『要らないもの』として脇にどけて置きました。
同じように、望遠鏡のような黒い筒も、キノは説明書を散々読み返した挙句、首を捻りながら『要らないもの』に分類しました。

予備の散弾――これは、『要るもの』。一部は散弾式パースエイダーの空きが出来た弾倉に装填し、残りは荷物に入れました。
吉井明久が喜んで着ていた着ぐるみ――これは、『要らないもの』。
さきほど包んだ、男の生首――これは、どこか遠くに捨てる予定とはいえ、今は『要るもの』。デイパックに入れておきます。
そして最後に手にとったのが……

「……大きいなあ」

シンプルなデザインの、かなり胸が豊かな人用らしい、女性用のブラジャーでした。
しばらくそれを眺めた後、キノは、

「……これはボクには『必要ない』ものだし……。
 その気になれば換金できないこともないだろうけど、なんとなく、そこまでする気にはなれないな……」

溜息をつきながら、それを『要らないもの』の方におきました。


    ◇   ◇   ◇


「少し、説明が後回しになったかな――」

荷物をまとめ、空っぽになった4つのデイパックを畳みながら、キノは言いました。
やっぱり答える者はいませんでしたが、構わず続けます。

「ただ、ボクもちょっとどう説明したものか悩んでたんだ。理詰めで決断したわけでもなかったし。
 旅の途中での咄嗟の決断には、そういうこともあるんだ。
 『なんとなくだけど、そうした方がいいと思った、だからやった』ってね。
 決断が遅れると、それだけで死ぬこともあるから」

キノは4つの空っぽのデイパックを、最初から持っていたデイパックの中に入れてしまいました。
キノは言います。

「決定的だったのは――ボクと『契約』を結んだ吉井くんが、嘘をついていたことだ。
 『契約』の大前提だった、『姫路さん、という人ならこの状況をなんとかできる』という話――
 それが嘘だったなら、これは契約違反だ。ボクも彼らを守り続ける義理はない」

喋りながら、キノは着々と身支度を整えていきました。
持っていたハンド・パースエイダーに問題がないことを確認し、刀の刀身に血の汚れが残っていないことを確認します。

「もっとも、『ただ嘘をついていただけ』なら、殺しはしなかったと思う。
 あの『死んでも生き返る人』は殺さなきゃならなかったけど、残る3人は放置することもできた。
 『契約違反』を理由に、報酬を引き上げてみてもよかった。
 けど……彼らは、『バカ』だったんだ。だから、殺すしかなくなった」

鞘に収めた刀を腰のベルトに納め、散弾式の大型パースエイダーを肩にかけます。
その状態で、何度か姿勢を変えてハンド・パースエイダーを構え、動きの邪魔にならないかどうか確かめました。

「さっきの『嘘』も、計算した上での『嘘』だったならボクも違う対応があったんだ。
 裏がある場合、それを見抜けば余分に儲かることもある。油断なく交渉できる相手なら、こっちが利用する価値もある。
 でも……物陰で話を聞いていて、そうじゃないことが分かっちゃったんだ。
 そして吉井くん以外の2人も、吉井くんと大差ないことも、分かってしまった。
 『希望』、って言えば聞こえはいいけど、結局、『まだ何も分かってない』ことすら分かってなかった人たちだったから。
 これじゃ、彼らを無理してまで見逃す理由はない。そもそも、薬師寺って人を『もう一度殺す』ことは決まっていたんだしね」

少し刀の位置が気になるのか、キノは微妙に鞘を動かして調整します。
再度、パースエイダーを構えてみて、納得がいったのか軽く頷きました。

「弾の残りや敵味方の戦力にもよるんだけど、『殺す』と決めた時の基本は『殲滅』、なんだ。
 もちろん状況次第では『逃走』や『交渉』も考えるけど、少しだけ殺して少しだけ残す、ってことはあんまりしない。
 だからこそ、『殺すかどうか』は慎重に考えるんだけど、ね。
 パースエイダーで手加減するっていうのは難しいし、そんなことをしてる間にこっちが殺されるかもしれない。
 普段は温厚な人でも、血を見た途端に豹変するってのはよくあることだ――
 実際、吉井くんは持ち慣れないパースエイダーを向けてきたしね。
 でも生き残りが誰もいなければ復讐される心配もない。
 あることないこと言いふらされて、後々面倒に巻き込まれることもない。
 …………。
 『死人に無花果ってやつ?』 『……くちなし?』 『そうそれ』 」

誰かの口真似なのか、最後に口調を変えて一人芝居をしたキノは、数秒の後、がっくりと疲れたように肩を落としました。
恨めしそうな視線を傍らに置かれたモノに向けて、呟きます。

「……ボクが悪かったよ。君はエルメスじゃないものね。
 でも……ここまで無口で通されると、少し、傷つくなぁ……」


    ◇   ◇   ◇


「さて――そろそろ、最後の質問をします」

キノは完全に身支度を終え、動き出せる装備を整えた上で、改まった様子で言いました。
それに応える声は、やはりありませんでした。

「ボクが初めてエルメスに乗る前、ボクにとって大きな恩のある『ある人』が言ってました。
 モトラドと乗り手は、『契約』が必要だと。
 互いに助け合う約束をする必要がある、ってね」

キノは言います。
生きてる者が他に居ないロビーで、キノはそれでも、丁寧に説明します。

「モトラドは速く走れるけど、誰かが跨ってバランスを取らないと転んでしまう――
 ボクはモトラドほどに速く走ることはできないけど、モトラドに跨ってバランスを取ることができる。
 2人で助け合えば、より旅がラクに、楽しくなります」

キノは言います。
誰も何も答えませんでしたが、それでも語り続けます。

「ボクの見たところ、君は、1つの国から出たことがないのではないか、と思います。荒野に向いた身体ではないですからね。
 だから説明しました。旅人であるボクが、どういう風にものを考えて、どういう行動を取るのか、ということを説明しました。
 説明をしないで君を騙すこともできましたが、ボクはそういうの、好きじゃないので。
 無自覚とはいえ、吉井くんがしたような真似を、ボクは繰り返したくない」

キノはそして、傍らに止めてあったスクーターに手を載せました。
キノは言います。

「これが最後の質問です――ボクと、『契約』してくれますか?
 ボクは、必要と判断したら人を殺すこともあります。必要と判断したら、殺さないでおくこともあります。
 もう少し現実的な作戦や計画があれば別ですけど、基本的に、他の人を殺して最後の1人を目指すことになると思います。
 だけど世の中には、『何があっても人殺しはよくない』と言う人もいますし……
 君のように平和な国に留まってる人の中には、そういう人もけっこう多いってことも知っています。だから確認しています。
 ……君が無口なのは分かってますが、ここでの沈黙は肯定とみなしますよ。
 拒否されても、ボクは君を元あった場所に戻して、歩いて立ち去るだけです。悪いようにはしません。
 それで――どうですか?」

キノはたっぷり数十秒、沈黙を守って返事を待ちました。
辛抱強く、待ちました。

返事は、もちろんありませんでした。

キノは軽く溜息をつくと、スクーターに跨ってエンジンをかけました。
そのまま、軽快なエンジン音と共に、病院のロビーを飛び出しました。
ガラスの破片を踏み越え走りながら、キノは言いました。

「世の中、エルメスみたいにお喋りなモトラドばかりじゃない、ってことなのかな。
 それにしても、君って本当に、無口なんだね。……そうだ、ところで君、名前は? 何て呼べばいいのかな?」

問いかけられたスクーター(注・モトラドではない)は、やっぱり最後まで何も答えませんでした。
朝日に照らされた街の中、小さくも規則的なエンジンの音だけが響きます。



【B-4/市街地/一日目・午前】

【キノ@キノの旅 -the Beautiful World-】
【状態】:健康
【装備】:エンフィールドNo2(4/6)@現実、九字兼定@空の境界、トルベロ ネオステッド2000(12/12)@現実
     スクーター@現実
【道具】:デイパック×1、支給品一式×5人分(食料だけ4人分)、非常手段(ゴルディアン・ノット)@灼眼のシャナ、
     暗殺用グッズ一式@キノの旅、ロケット弾(1/1)@キノの旅 、12ゲージ弾×71、空のデイパック×4、
     薬師寺天膳の生首
【思考・状況】
基本:生き残る為に最後の一人になる。
1:薬師寺天膳の生首を、海かどこか『万が一、もう一度生き返ってきたとしても困らないような場所』に捨てる。
2:エルメスの奴、一応探してあげようかな?
[備考]
※参戦時期は不詳ですが、少なくとも五巻以降です。
 8巻の『悪いことができない国』の充電器のことは、知っていたのを忘れたのか、気のせいだったのかは不明です。
※「師匠」を赤の他人と勘違いしている他、シズの事を覚えていません。


[備考]
 以下のものが病院のロビー、死体の近くにひとまとめにして残されています。
  ボン太くん改造型@フルメタル・パニック、(『悪いことができない国』の)カメラの充電器@キノの旅、
  リシャッフル@灼眼のシャナ、(朝比奈みくるの)ブラジャー

 また、『悪いことができない国』の眼鏡@キノの旅 は土屋康太の死体に残されています。
 キノがスクーターに語りかけた一部始終を記録している可能性があります。


【スクーター@現実】
 キノが病院の駐輪場で発見したもの。キーも病院内の探索で発見した。
 50ccの原付クラス。

 もちろん、最初っから喋ったりはしない。


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