ラノロワ・オルタレイション @ ウィキ

アミとトレイズ〈そして二人は、〉

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アミとトレイズ〈そして二人は、〉 ◆LxH6hCs9JU



 ガン、ガン、ガン。

 自動販売機の正面を何度も何度も、壊れるまで蹴りつける。
 電灯の点っていない廊下は、薄暗くて気味が悪かった。

 ガン、ガン、ガン。

 自販機のラインナップを確認してみる。
 コーラ、コーヒー、烏龍茶、果肉入りオレンジ……面白みもない定番。
 トマトしるこ、ホットナタデココ……あ、このへんはゲテモノだった。

 ガン、ガン、ガン、ガコン。ガラガラガラガラ。

 数回に渡って蹴り続けた結果、自販機は我が軍門に下った。
 中に入っていた缶ジュースがごろごろと、滝のように流れ落ちてくる。
 こんな状況だもん、校則違反とか知ったことじゃないし。そもそもここ、大橋高じゃないけどさ。

 あたしは缶ジュースの山からお気に入りのミルクティを発掘する。
 気分的にはホットがよかったんだけど、缶は冷えすぎなくらい冷え冷えだった。
 冷え切った心は簡単に温めちゃくれないってわけか。世知がれぇー。

 ……うん。やっぱり、ここは落ち着く。

 壁際、あたしは二つの自販機の間に隠れるように座っていた。
 少し……時間が許すまで、ここで頭を冷やしてよう。
 もう、さ。ここにいたって誰も声をかけちゃくれないってわかってるけどさ。
 それでもあたしは、ここにいたい。

 そんな気分なんだよ――高須くん。


 ◇ ◇ ◇


 あたしとトレイズくんがその放送を聞いたのは、図書館を出てしばらく経った後だった。
 これといった目印もない、地図でいうところのどこっていうのも判然としない路地で、唐突にそれはやってきた。

「祐作と……高須くん?」

 壊滅的にインパクトだった。
 脱落者と称して発表された、十人の人名。
 その中にはクラスメイトの高須竜児と、幼馴染の北村祐作の名前が含まれていたのだ。

 ちょっと、待ってよ。
 高須くんはまだわかるとして、どうして祐作の名前が呼ばれるのよ。
 だって、あたしが確認した名簿には――ああ、そうか。そういえばそうだった。
 名簿に載っている五十人の他にもあと十人、どこの誰かもわからない人間がいるんだった。
 その中の一人に、祐作がいたってこと……ね。
 なによ、それ。

「死んだ……?」

 虚空に向かい、わざわざ口に出して問う。空は答えちゃくれないってのに。
 脱落なんてお茶を濁した言い回しをしていたけれど、つまるところそれは――死んだってことだ。
 高須くんと祐作は、ここに連れてこられてわずか六時間の間に、死んだ。ううん、違う。誰かに殺されたんだ。
 それだけは決定的。覆らない事実。それをどこからともなく響いてきた声に知らされて、あたしは。

「……なんだよ、それ」

 呆然と立ち尽くすことしか、できない。
 それは、あたしの隣を歩いていた彼――トレイズくんも同じだった。
 違うところがあったとすれば、一点だけ。

「――リリア」

 トレイズくんは、放送で呼ばれた十人の故人の名前ではなく。
 あのやたら長くて印象的だった名前を、まだ生きているはずのリリアーヌなんとかさんの名前を呟いていた。


 ◇ ◇ ◇


 プルタブに手をかけて、缶を開ける。
 指が一本入るくらいの隙間から、ミルクティの香りがしてきた。

 少しだけ、やすらぐ。
 ほんの少し、気休め程度だけどね。
 こんなもんで亜美ちゃんのブルーが治ってたまるかってんだ。

 そういやここ、なんて名前の学校なんだろう。
 校門を調べれば学校名くらいはわかりそうだけど、入ってくるときには失念してたし。
 自動販売機なんてあるくらいだからまさか小学校ってことはないと思うけど。

 あー、でもなんか……どうでもいいや。


 ◇ ◇ ◇


「……いつまでそうしてるつもり?」

 あれから。
 つまりは放送の後、あたしとトレイズくんは北東への進行を中断せざるを得なくなった。
 原因は八割方このヘタレに、人目につきにくい路地裏で蹲っているトレイズくんにある。

 真横には青いポリバケツまで置いてあったりして、あたしとしては居心地が悪いことこの上ない。
 万が一ねずみや名前すら口に出したくないアレが出てこようものなら……それ相応の責任は取らせてやるんだから。

「ちょっと今後のことを考え直してる。静かにしててくれ」

 おいおい、なんて言い草だよ。
 こっちは一応、心配して声かけてやってるってのに……生意気な。

「今後のこと、ってさー。なにもこんなじめじめしたとこで考えなくてもいいでしょ?」
「誰にも邪魔されたくないんだ。大通りだったら襲われる危険性だってある」
「亜美ちゃんはあんたが落ち込んでいるようにしか見えない。そう言いたいんだけど」
「黙っててくれ。頼むから」
「……なによ」

 塞ぎこんだまま、亜美ちゃんの目を見ようともしない。
 これが今後の方針を練り直す男の仕草かね。さっぱりだわ。
 呆れに呆れてため息も出ない。そんな心境のあたしに、トレイズくんは顔を上げず喋りかけてくる。

「あのさ」
「なに」
「あいつ……人類最悪が言ってた脱落者って、いったいなんのことを指すと思う?」
「はぁ?」

 それはなんとも今さらな質問だった。
 質問というよりは確認だろうか。現実を否定したいがあまり、藁をも掴む気持ちで?
 なにそれ。だいたい、現実否定したいのはこっちのほうだってーの。

 さっきの放送のどのあたりに、こいつがヘタレる要素があったのか。
 それはまだ教えられていないし、あたしには推測することもできない。

「ひょっとしたら。これは仮定なんだけどさ……脱落っていう言葉が、イコール死亡だとは限らないんじゃないかな」

 なに言ってんだ、こいつ。

「たとえば、エリア消失の話があっただろう? あれに巻き込まれた人は、実際どうなってしまうのか。
 俺たちはまだその解を得ちゃいない。俺も一歩踏み込んではみたけれど、確証を得られたわけじゃないんだ。
 だったら、だ。消失っていうのは、必ずしも死と同義ではない……どこか、別の場所に繋がってるとか」

 呆れに呆れてため息も出ない。さらに呆れて、反吐が出た。
 違うでしょうが。仮定だなんだと前置きしようが、それはあんたが口にしちゃいけないことでしょうが。
 守るとかなんとか言ってたあんたがさ、今さら、そんな後ろ向きな希望抱いちゃってどうするのよ。

「つまり……さっき読み上げられた脱落者の人たちは、必ずしも死んでしまったとは限らない。そう言いたいわけ?」
「そう、それ」
「はっ」

 あたしは鼻で笑ってやった。
 そんでもって、


「ふざけんな――――――――――――っっっっ!!」


 我慢しきれずぶちまけてやった。


 ◇ ◇ ◇


 我慢するのにはいい加減慣れっこだけどさ、あれだけはどうにもならなかったよ。
 諭したって悟るタイプじゃないって、彼は。
 鈍感……っていうのもちょっと違うだろうけど。
 う~ん、なんていうか、褒めるよりは叱って伸びるタイプ?
 なにそれ。亜美ちゃんあいつの母親かってーの。

 ずずず……とミルクティを口に含む。
 味は意外とまともだった。
 少なくとも、支給された水で喉を潤すよりは万倍いい。
 本音を言うとスタバのラテが飲みたい気分なんだけど。

 ……ああ、いや、ううん。
 今日に限っては、スタバよりもスドバの気分だ。
 願うことなら、あの場所に帰りたい。

 みんなでまた、ふざけ半分に宿題囲ってさ。


 ◇ ◇ ◇


 激昂した直後、あたしはトレイズくんの胸ぐらを掴み、俯いていた顔を強引に引きずり出してやった。
 驚いた表情をしている。これはまあ、そうだろう。
 予想と違っていたのは、瞳に熱のある色が点っていたということ。
 てっきりあたしは、こっそり泣いているんじゃないかとも思ったけれど……さすがにそこまでヘタレではなかったようだ。

「あんたさぁ、どうして今になってそういうこと言うわけよ? なに、亜美ちゃんのこと馬鹿にしてんの?」
「……気に障ったなら謝るよ。自分でも馬鹿げたこと言ってたと思う。ごめん」
「今度はすぐ謝るし……なんか言い返したいこととかないわけ?」
「自分の非くらいは認めるさ。亜美さんの気持ちも考えずに失言でした。申し訳ありません」

 イラッとした。
 けれど同時に、威勢を削がれちゃった感じ。
 あたしはトレイズくんの胸ぐらから手を離し、疲れた風に言う。

「話しなさいよ」

 トレイズくんは表情をそのままに、でも今度はちゃんと、あたしの顔を見て立つ。

「なんで、急にあんなこと言ったのよ。放送で呼ばれた人たちが、実は死んでないんじゃないか、なんてさ」
「希望的観測だよ。素人の浅はかな思い違いさ。話すことなんてそれだけ」
「だから、その希望的観測に至った経緯を説明しなさいよ」

 知り合ってまだまだ数時間ほど、腹を割って話せる関係ではないけどさ。
 この場はきちんと聞いておかないと、納まりがつきそうにない。
 トレイズくんは数秒ほど迷って、おずおずと口を開いていった。

「さっき、アリソンさんの名前が呼ばれた。リリアのお母さんだ」

 端的に。
 それだけで、すべてが納得できてしまうように、説明してくれた。

 そういえば、苗字が一緒だったっけ。アリソンって人も、トレイズくんが探していた知り合いの一人だったわけだ。
 正直、頭に入れてなかった。一度は入れたのかもしれないけれど、すっかり忘れていた。
 ああ、その程度でもあるってことか。そりゃそうか。顔も知らないわけなんだし。

 こいつにしたって、亜美ちゃんの美貌に寄ってきた男の子の一人に過ぎないんだ。
 高須くんや祐作なんかとは比べるのもおこがましい。

「優しい人でね。リリアにそっくりだったよ。目元とか、俺の意見も聞かずに話を進めるところとか」

 好きな子の、お母さんが死んじゃったのか。
 それなりに交友があったみたい。ってことは、親公認の仲か、もしくは幼馴染かなんかだったのかな。
 いや、王子様とかなんとか言ってた気もするから、ひょっとして許婚とかかも。

 なんて、普段なら楽しい詮索だったんだろうけど。
 今はそういう状況じゃないよね、残念ながら。
 あたしは、酷だろうとは思いつつもトレイズくんに訊いてみる。

「そのアリソンさんが死んじゃって、悲しい?」
「そりゃ悲しいさ。でもさ、それ以上に」

 トレイズくんが、あたしの目を見た。
 視線を逸らさず、強く主張するように言い放つ。

「アリソンさんの死を知ったリリアのことが、心配になった……」

 でもその視線は、すぐに下に向けられてしまう。

「傍にいてあげたい、って、そんな風に思ったんだ……」

 言い終わる頃、トレイズくんの声は消え入りそうなほどに儚くなっていた。


 ◇ ◇ ◇


 似てるな、って思ってはいたんだよね。
 本命がいるのに、他の女の子にかまけてるところとか。
 ああ、いや、違うな。ううん、これじゃ全然違う人だわ。
 なんていうか……優しいんだよねぇ、あほらしいくらいに。
 それでいて、ずるい。

 普段から変なところばっか気づいちゃってさ。
 目に付くものはもう片っ端からって感じで。
 家の中掃除するのとは訳が違うっていうのに。
 おかげで亜美ちゃん、調子狂わされっぱなし。

 だから、パパ役なんてやってたのかね。
 高須くんだから、タイガーの傍にいられたんだろうね。
 じゃああたしはさ、結局、さ。

 ……トレイズくんにしたってさ、そうなんだよ。
 亜美ちゃんのお守り役なんて、する必要なかったんだよ。
 もっと言っちゃえば、してる場合じゃなかったんだよ。

 いい加減、気づくの遅かったんだよ。


 ◇ ◇ ◇


「ならどうして、こんなところにいるの」

 トレイズくんは、えっ、という反応で亜美ちゃんを不快にする。
 またしても、だ。ホント最悪。デリカシーないし、ヘタレだし。
 リリアって子に同情するわ。こんなんでさぞかし大変でしょうね、って。

「トレイズくんのいる場所、ここじゃないでしょうが。んなこともわかんないのかっつーの……」

 あー……これは、ちょっと、ヤバイ。
 堪えろ。堪えろ、あたし。
 こいつの前で感情あらわにするなんて、死んでもイヤ。
 冷静に、呼吸整えて、言いたいことだけ言ってやろう。

「護るのに理由なんてない? 護りたいから護る? ふざけたこと言ってんじゃねーよ。おまえはドラえもんか、って……」

 なんで。
 なんでこんなヤツに、揺さ振られなきゃ。

「後悔してからじゃ遅いって、なんでわかんないのよ。心配なら傍にいてやりなさいよ。甲斐性なし……」

 これは、誰に対して言いたかった言葉?
 高須竜児か、逢坂大河か、櫛枝実乃梨か、それとも――川嶋亜美

 あたしは、もう……後悔とか、そういう境界踏み越えちゃってるし。
 あたしは……最初から、枠の中には入ってなかったし。
 その枠作ってた人も、もういないし。

「……………………ッ」

 いつからだろう。
 気がつけばあたしは、その場にしゃがんで顔を伏せていた。
 今の表情は、トレイズくんに見せるわけにはいかなかったから。

「亜美さん」

 いつの間にか、逆の形。
 塞ぎこむあたしを、トレイズくんが見下ろしながら言う。

「俺、行くよ」
「……どこに」
「リリアのところ」

 聞きたい言葉が、やっと聞けた。
 みんながそうやって、最初から素直ならよかったのにね。
 そうすれば、こんなことにはならなかったかもね。

「だから、亜美さんとは一緒に行けない」

 だから、遅いって。


 ◇ ◇ ◇


「……そして亜美ちゃんはロンリーになったのであった、とさ」

 空になったミルクティの缶を、潰れそうなくらい強く握る。
 ペコペコ、と間の抜けた音が数回鳴って、実際に潰しはしなかった。

 学校に流れ着いたのは、単なる偶然。
 特等席に挟まってみたくなったもの、偶然自販機を見つけたから。
 これからもきっと、偶然に支配されて動くんだろうな。

 ……ここに来て最初に出会ったのがトレイズくんだったのも、些細な偶然。
 フェミニスト気取りの王子様が、ついでと言わんばかりに亜美ちゃんの傍にいたのも偶然、か。
 ま、仕様がないよね。亜美ちゃんってば天然のお姫様気質だし。つい守りたくなっちゃうっていうか~。

 虚しい。
 誰と話してるわけでもないのに、こんな取り繕う必要ないじゃん。

 とにかく。
 リリアって子のことを気にかけるトレイズくんを見てたら、我慢ができなくなった。
 お守り役に翻弄する男子を見るのはもうたくさん。
 本音隠して上辺だけ取り繕ってる友達なんて、一緒にいても疲れるだけだもん。
 そんなの、あたし一人でいいし。
 鏡見てるみたいで、気持ち悪いし。

 あーあ。

 高須くんも祐作もいなくなっちゃって、あの手乗りタイガーはどうしてるんだろう。
 今の亜美ちゃんはめちゃめちゃ素直だから、声に出して言えるよ。

「あー、心配だなぁ」

 ちょっと白々しいか。
 でも、心配なのは本当。
 あの子、あれで打たれ弱いし。
 かと思えば強かったりもするし。
 けど今回ばかりは、厳しいだろうなぁ。

 それはあたしだって同じなんだけどさ。
 ここにいたってなにも変わらない。
 誰かが見つけてくれるわけでもない。
 下手したら、ずっとこのまま。

 ……脱落者の意味、か。
 ねぇ祐作。あんた、本当に死んじゃったわけ?
 高須くんもさ。その顔で誰に殺されたっていうのよ。

「……しんどい、なぁ」

 手の平から、ミルクティの缶が零れ落ちた。
 カラン、カラン、カラン……って、床を転がっていく。

 拾いに行く意味なんてなかった。
 拾いに行きたくなんてなかった。
 あたしは、ずっとここにいたかった。

「少し、休憩…………亜美ちゃんかわいいから、許してね」

 それは、誰に向けた言葉だったんだろう。



【E-2/学校・自販機の間/一日目・朝】

【川嶋亜美@とらドラ!】
【状態】健康
【装備】なし
【所持品】支給品一式、確認済支給品0~1(ナイフ以上の武器ではない)、バブルルート@灼眼のシャナ、『大陸とイクストーヴァ王国の歴史』
【思考】
1:しばらくここにいたい。


 ◇ ◇ ◇


 かつて、“リリアのお父さん”に言われたことがある。

 まず自分を守り、そして――自分の好きな人を守ってください、と。

 その言葉を、忘れてしまっていたわけではない。
 だけど俺は、心のどこかで楽観してしまっていたわけだ。

 リリアは大丈夫、リリアは大丈夫――と、そんな風に。

 クソッ。
 馬鹿か俺は。なにが大丈夫なもんか。
 これまでに、どれだけ彼女を見てきたっていうんだ。
 アリソンさんと一緒になって微笑んでいる彼女を、どれだけ見てきた。
 どの口が、リリアは大丈夫だなんて吐けるんだ。

 傍にいてやらなきゃ、だめだろうが――!

 リリアが不安がってるなんて口には出せないけれど――じゃなきゃ俺が安心できない。
 彼女の隣は俺の定位置だなんて傲慢を言うつもりないけれど――俺以外に適任なんかいない。

 ああ、そうだ。守るべきは誰でもなくリリアだろうがよ。
 誰彼構わず、なんて俺はいつからそんな器用な人間になった。
 俺は英雄なんかじゃない。魔法使いにだってなれやしない。
 けどたった一つ、リリアの王子様としての席だけは守ろうとした。

 できることをやるんだ。
 しなくちゃいけないことをするんだ。

 だから俺は、謝らないし振り向かない。
 仮にあれが、亜美さんとの今生の別れになったとしても。
 送る言葉があるとすれば、感謝くらいなものだ。
 彼女がいたから、俺は自覚できた

 祐作、高須くん――その名を口にする亜美さんに、俺は彼女の影を見た。
 そしてその影は、馬鹿な奔走の果てに迎える未来の俺の姿なのかもしれない。
 そんなの、ごめんだ。

「リリア…………ッ!」

 俺はまだ、後悔はしたくない。
 だから今の内に、最善を尽くす。

 そのためには、切り捨てるものだって出てくる。



【E-3/市街/一日目・朝】

【トレイズ@リリアとトレイズ】
【状態】腰に浅い切り傷
【装備】コルトガバメント(8/7+1)@フルメタルパニック、銃型水鉄砲、コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、鷹のメダル@リリアとトレイズ
【所持品】支給品一式、ハイペリオン(小説)@涼宮ハルヒの憂鬱、長門有希の栞@涼宮ハルヒの憂鬱
【思考】
基本:リリアを守る。
1:リリアの捜索。彼女を守るためだけに行動し、彼女を守るためだけに最善を尽くす。
【備考】
マップ端の境界線より先は真っ黒ですが物が一部超えても、超えた部分は消滅しない。
人間も短時間ならマップ端を越えても影響は有りません(長時間では不明)。
以上二つの情報をトレイズは確認済。


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