まるで孤独の雪が解けるように ◆yTYdrbGblI
『それにしても梨々さんの声は本当にフェイトさんそっくりな声です』
「そうなの? 私もフェイトさんに会ってみたいな」
最初にランドセルの中から出てきた時は驚いたけど、リィンちゃんと私はすっかり打ち解けていた。
なんでも私の声はリィンちゃんのお友達のフェイトさんって人の声ととてもよく似ているらしい。
リィンちゃんからはやてさんやはやてさんのお友達の人たちの話を聞いて、私はお返しに百色さんや双葉ちゃん、デュラハンやガーゴイルさん達、あの町で起こったいろんな事件について話した。
なんでも私の声はリィンちゃんのお友達のフェイトさんって人の声ととてもよく似ているらしい。
リィンちゃんからはやてさんやはやてさんのお友達の人たちの話を聞いて、私はお返しに百色さんや双葉ちゃん、デュラハンやガーゴイルさん達、あの町で起こったいろんな事件について話した。
『大丈夫です! きっと直ぐにあえるですよ!』
会えるといいな。
リィンちゃんにこんなに慕われているんだからきっと良い人達に違いない。
突然集められて、殺し合いをしろなんていわれて、こんな寂しいところに1人で、とっても不安だった。
でもよく考えたらいきなり殺し合いをしろなんて言われて従う人がどれだけいるんだろう?
双葉ちゃんは絶対に殺し合いに乗ったりしないし、リィンちゃんの友達の人たちだって乗らないだろう。
そもそも突然集められて殺し合いをしろなんて言われて、素直に殺しあう人がどれだけ居るのか。
それでも、もしかしたら誰か殺し合いに乗ってしまっているのかもしれない。
でも───本心から人を殺したいなんて思ってる人はいないと思う。
だから双葉ちゃんやリィンちゃんのお友達、殺し合いに反対するみんなで集まれば、きっとなんとかなる筈だ。
リィンちゃんのおかげで私は素直にそう思える様になっていた。
リィンちゃんにこんなに慕われているんだからきっと良い人達に違いない。
突然集められて、殺し合いをしろなんていわれて、こんな寂しいところに1人で、とっても不安だった。
でもよく考えたらいきなり殺し合いをしろなんて言われて従う人がどれだけいるんだろう?
双葉ちゃんは絶対に殺し合いに乗ったりしないし、リィンちゃんの友達の人たちだって乗らないだろう。
そもそも突然集められて殺し合いをしろなんて言われて、素直に殺しあう人がどれだけ居るのか。
それでも、もしかしたら誰か殺し合いに乗ってしまっているのかもしれない。
でも───本心から人を殺したいなんて思ってる人はいないと思う。
だから双葉ちゃんやリィンちゃんのお友達、殺し合いに反対するみんなで集まれば、きっとなんとかなる筈だ。
リィンちゃんのおかげで私は素直にそう思える様になっていた。
「リィンちゃん、ありがとう」
『? なんでですか?』
「リィンちゃんが居なければ私、多分今も泣いてたと思うの。だから───」
ありがとう。
そう続けようとした時だった。
そう続けようとした時だった。
「リィンちゃん!?」
リィンちゃんの体がどんどん薄くなっていく。
これは───消えていってるの!?
これは───消えていってるの!?
『ごめんなさい、梨々さん。ちょっと眠くなってきてしまいました…』
そういえば
『リィンはまだ子供だからマイスターはやてと離れてるとあまんり長く起きてられないのです』
そんな事も話してくれていた気がする。
いつからねむかったのだろう?
それでも私を1人にすると又泣いてしまいそうで…だからずっと無理して起きてたのでは?
いつからねむかったのだろう?
それでも私を1人にすると又泣いてしまいそうで…だからずっと無理して起きてたのでは?
「ごめんなさい! 」
私がもっとちゃんとしてればリィンちゃんに無理させることも無かったのに!
『なにをあやまってるんですか? 梨々さんはちっとも悪くないですよ』
そう言って彼女は優しく微笑んでくれる。
きっと彼女は本当に私が悪いとは思ってないんだろう。
なら私が言うべきことは───
きっと彼女は本当に私が悪いとは思ってないんだろう。
なら私が言うべきことは───
「リィンちゃん、眠いなら眠ってて」
『でもそうしたら梨々さんが───』
やっぱり私の事を心配してくれてるんだ。
だから───リィンちゃんが安心して眠れるために、私は笑わなければならない。
だから───リィンちゃんが安心して眠れるために、私は笑わなければならない。
「大丈夫、寝てる間にわたしがはやてさんの所に連れて行ってあげる」
涙を流して謝るのではなく、笑っておやすみを言わないといけない。
『本当ですか? 』
本当に大丈夫?
本当に連れて行ってくれるの?
本当に連れて行ってくれるの?
どちらを聞きたいのかは分からない。
「うん、だからおやすみ、リィンちゃん」
今の私はちゃんと笑えてると思う。
それはリィンちゃんのおかげで取り戻せた笑顔。
それはリィンちゃんのおかげで取り戻せた笑顔。
『おやすみなさい…梨々さん』
そう言い残して彼女は消えてしまった。
でも大丈夫。
彼女はここに居る。
彼女の本体の剣十字を大切にしまい、怪盗の衣装を身に纏う。
これで準備は完了だ。
さあ、外へ出よう。
彼女をはやてさんに届けるために。
リィンちゃんとまたお話をするために。
でも大丈夫。
彼女はここに居る。
彼女の本体の剣十字を大切にしまい、怪盗の衣装を身に纏う。
これで準備は完了だ。
さあ、外へ出よう。
彼女をはやてさんに届けるために。
リィンちゃんとまたお話をするために。
【G-7/病院玄関前/一日目/朝】
【梨々=ハミルトン@吉永さん家のガーゴイル】
[状態]健康
[装備]
白タキシード&シルクハット@吉永さん家のガーゴイル
マジック用のステッキ@吉永さん家のガーゴイル
リインフォースII(待機フォルム)@魔法少女リリカルなのはA's(魔力切れで意識を表に出せません)
[道具] 支給品一式 、梨々の普段着
[思考]誰も殺さない。
第一行動方針:双葉かリィンちゃんの友達を探す。(はやて優先?)
第二行動方針:殺し合いに乗ってない人と協力する。
[備考]
※リィンフォースⅡと梨々がお互いの知人の情報を交換しました。具体的にどんなことを話したかは後の書き手さんに任せます。
※手術室は防音設備が整っていたので丈の放送は聞こえませんでした。
【梨々=ハミルトン@吉永さん家のガーゴイル】
[状態]健康
[装備]
白タキシード&シルクハット@吉永さん家のガーゴイル
マジック用のステッキ@吉永さん家のガーゴイル
リインフォースII(待機フォルム)@魔法少女リリカルなのはA's(魔力切れで意識を表に出せません)
[道具] 支給品一式 、梨々の普段着
[思考]誰も殺さない。
第一行動方針:双葉かリィンちゃんの友達を探す。(はやて優先?)
第二行動方針:殺し合いに乗ってない人と協力する。
[備考]
※リィンフォースⅡと梨々がお互いの知人の情報を交換しました。具体的にどんなことを話したかは後の書き手さんに任せます。
※手術室は防音設備が整っていたので丈の放送は聞こえませんでした。
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