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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • Fate end/必死(後編)

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

Fate end/必死(後編)

最終更新:2010年03月01日 17:59

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だれでも歓迎! 編集

Fate end/必死 ◆CFbj666Xrw


プレセアは、自分が追いつめられた事を知った。

プレセアはしっかりと歯を噛み締め、それから。
「う……ふ……くあぁっ!」
力を篭めて、脇腹に刺さっていた木の枝を引き抜いた。
激痛が意識をクリアにする。涙が零れる。
よろよろと弱る体を樹にもたれかけた。
目眩と足下の震えは軽い脳震盪だろう、少しすれば回復するはずだ。
全身の寒気とまだ続く出血。危険な状態だ、早く止血をしなければならない。
腹を刺されて生きているだけでも僥倖だ。

(手は……握れる。足も……大丈夫です……)
放っておけば死ぬかもしれない。
だがすぐに死ぬ状態ではない。早くどうにかすれば……
(グラーフアイゼンは……?)
『機能正常』
無事な声が聞こえた。だが。
『敵、接近』
続く声が危険を教えた。

「まずい……です……っ」
明石薫は前方正面から現れた。
焦点の定まらない目と共に、プレセアへ向かって一直線に。
まるでプレセアを狙うかのように。
それは本来なら有り得ない事だった。
今の明石薫からは一切の知性を見出すことは出来ない。
理性も判断能力も獣以下。完全な無意識が彼女を支配している。
植物のように単純に、一番近くに居た者に力をぶつけ続ける確率が一番高い。
だが、明石薫は暴走する直前においてプレセアと戦っていた。
その敵意と戦意が本能的な奥深い部分で彼女を動かしたのだ。
目の前にいた仲間達から、敵であるプレセアに。
もっともその事実は誰に知られる事もなく、そして……まったく意味が無い。
たとえその矛先が誰に向こうとも、今の明石薫は意志無き破壊の化身に変わりないのだから。
「…………うー……」
その呻きと共に無数の散弾が放たれた。
殺人的加速を与えられた砂利が散弾銃のように迫り来る。
プレセアは必死になって体を倒し地に伏せる。
砂利が背中にあった木をへし折り、更に向こうの木もへし折った。
メキメキと音を立てて倒れる木が視界を開いて。

――ジーニアスと目があった。

「え……!?」
そこにはこちらに向けて背を向けたイリヤと、その向こうでこちらを見るジーニアスが居た。
イリヤは丁度その瞬間に魔法を発動して、プレセア側に背中を向けていた。
だからジーニアスだけが気づきこちらを見ていた。
ジーニアスの目が見開かれて驚愕に染まった。
ジーニアスの眼にプレセアの背後の明石薫が映り、焦燥に満ちた。
ジーニアスの視線が一瞬で目の前のイリヤと離れた場所のプレセアを行き来して、止まった。
ジーニアスの瞳に……決意が宿った。
そしてジーニアスは、叫んだ。

「インディグネイション!!」

世界が、白濁する。

     * * *

「あそこです!」
リインの指差す先にはプレセアと明石薫が居た。
プレセアは倒れ、無力だった。
明石薫は巨大な岩を振り上げ、彼女に振り下ろそうとしていた。
「だめええええええええええええええええ!!」
叫びは虚しく響き。

中空の一点に輝く光点が生まれた。
そこから伸びた一筋の光が明石薫とプレセアの間に突き立った。
その光線は明石薫を中心に、まるでコンパスのようにくるりと弧を描く。
その弧が閉じられ、円となった瞬間。
凄まじい雷が円の内部を埋め尽くした。

「きゃあああぁっ!?」
さくらは思わず目を閉じて耳を塞いだ。
閃光と轟音と爆風がさくら達を包み込む。
しかしそれは数瞬で過ぎ去った。

さくらは恐る恐る、目を見開く。
視界に入ったものは正確に円形に焼けこげた地面と。
その中心にある、人間とは認識できない黒いなにかだった。

     * * *

イリヤは自分がどうして生きているのか判らなかった。
目の前には魔力の刃により全身を穴だらけにされたジーニアスの死体が有る。
こうなれば詠唱を続行しようと意味が無い。間違いなく即死している。
しかしジーニアスの攻撃魔術もまた、間違いなく発動していたはずだ。
それと同時にジーニアスを殺したところで、既に動き始めた術式は止まらない。
それならばどうして?
「あ…………」
イリヤは、ジーニアスの目が自分の背後を見ている事に気が付いた。
そっと、背後を振り返る。
……そこには、血塗れの少女が立っていた。

一人離れて明石薫と戦っていた少女だ。
全身に無数の傷が有り、特に肩と脇腹からは大量の血が溢れている。
放っておけば死ぬようにも思えた。
動きだって鈍っているはずだ。
一方のイリヤは魔力を消費したが、殆ど無傷だ。
その魔力だってもう少しだけなら辛うじて保つ。
だけどそれでも、判った。
(目の前の少女は確実に私を殺せる――)
少女プレセアはゆっくりと、イリヤに向けて歩を進めた。
「ひ…………」
近寄られる前に撃てる距離は既に無い。
呪文を唱えようとすれば、プレセアはこちらに向けて走り一撃を叩き込むだろう。
それを攻撃魔法より発動の早い防御魔法で防ぎきれば、イリヤの勝ちだ。
――勝てない。
「あなたは、どうして殺し合いに乗ったのですか?」
その声色はまるで凍り付くように冷たかった。
氷のように冷たい声でプレセアはイリヤに問い掛ける。
「どうして罪のないみんなを……ジーニアスを、殺したのですか?」
それは責められているように思えて。
……少し、カッとなった。
「……生きたかっただけよ」
まるで相手が絶対的正義で、自分が絶対的悪になったかのように聞こえたから。
別にイリヤは悪なのは事実だ。相手側が正義であるのだって事実だろう。
「そう、生きたかっただけ。私は生きていたかった。シロウともっと長く居たかった!」
だけどこの願いは本当にわるい事なのだろうか?
裁かれてしまうほどわるい願い事なのだろうか?
「みんな同じように時間が流れるのに、私に与えられた時間は少しだけ!
 どうして? 私はただ、シロウと同じ時間を過ごしたいだけなのに!
 私だけのものになってなんて言わない!
 シロウが死ぬまでの間、一緒に生きていられればそれで良い!
 どうしてもっと時間を与えてくれないの? どうして!?
 どうして!!」
プレセアは立ち止まった。
どくどくと溢れる血は少女の姿を緋色に染めていく。
……彼女が血に濡れた姿は赤や紅よりも、緋で表すのが相応しい。

「それでも、時間は戻りません」
プレセアは告げる。
イリヤにとってあまりに残酷な言葉を。
「自らに与えられた時間があまりに長くとも、あるいは短くとも。
 時間はただ流れ続けるだけで、決して戻ることはありません。
 それが自然の摂理。
 世界のあるべき姿です」
イリヤは摂理に反しようとしている。
いや、存在そのものが摂理に反しているのだ。
彼女はホムンクルスとしてこの世に生を受けた存在なのだから。
「ましてやそれを覆す為に大勢の罪のない人々を踏み躙るなんて、絶対にやってはいけない事です」
プレセアは自らの胸に指を立てる。
まるで自らを戒めるように、きつく。
だがイリヤはそれに気付くことなく、ただ決定的なすれ違いだけを受け止めた。
「そう……やっぱりそうなんだ……」
世界の法が、自らを悪と定義する。
それはどうしようもない現実。
「…………うん。やっぱり、私には正しい事なんてできない」
それでもイリヤは願いを諦められない。
衛宮士郎が最も嫌う悪になるほかない。
「……早く、急いで」
だからイリヤに力を貸してくれる者なんて、もう悪魔以外他に無い。
「『ご褒美をちょうだい』! 役に立つ物を!」
僅かな望みを悪魔に託して、願った。

「遅い」
イリヤがその言葉を口にした瞬間、プレセアは疾走した。
たとえ如何なる選択肢を選ぼうとも、プレセアはイリヤに一撃を浴びせられる間合いに居る。
だからこの一撃を凌がない限り、全ては無意味だ。
『Circle Protection』
半球状に形成されたバリアを。
「塵と化しなさい」
プレセアのハンマーが微塵に粉砕し、僅かに勢いを削がれただけで大地へと突き刺さる。
まるで変わらない。
プレセアの一撃目は大地にその力を注ぎ込み……爆破した。
力の奔流がイリヤを呑み込む。
……しかしその中では別の爆発が起きた。
『Reacter Purge』
イリヤのバリアジャケットがズタズタに破れて千切れ飛ぶ。
イリヤが自ら爆破し、衝撃を相殺する障壁としたのだ。
サークルプロテクションにより少なからず力を削がれた爆発は、その衝撃により完全に相殺される。
プレセアの奥義、烈破焔焦撃はここで終わる。
イリヤの真白き裸体は守りを失い空中に舞い上げられながらも無傷で。
(あ――)
イリヤは、自分より高く舞い上がるプレセアと目が合った。
その瞳はどこかしら虚ろだった。

――この技は明石薫との戦いで使った烈破焔焦撃ではない。
この技には後が無い。
プレセアは重傷を負い、長く戦う事が出来ない。
この技を凌がれればたとえどれだけの傷を負わせていようと敗北するだろう。
しかし同時に、この技には失う物が無い。
何よりも大切な仲間の命は目の前で奪われた。
その喪失が心の全てを埋め尽くす。
だから全てをなげうつ。
体勢を崩そうとも構わない。
危険な橋を渡ることになろうとも構わない。
自らの命が失われる恐怖すら、喪失の悲しみに呑まれて消える。
自らまでも危険に曝し、己の全てをたった一撃に叩き込む。
それが――

「緋焔滅焦陣!」

空中でくるりとプレセアの体が縦に回った。
一回転して振り下ろした一撃は無防備な標的に炸裂。
そのまま上空からの加速度を加え、爆発する地表に更なる一撃を叩き込む。
爆発の衝撃が残る地表へと、それに倍する二度目の破滅が注がれた。
――次の瞬間、そこは最初の爆発を凌駕した煉獄と化す。
剰りに苛烈な劫火と爆発が全てを呑み込み、敵対する全てを焼き尽くす。
緋色の焔の中、イリヤの白い体は一瞬で黒く染まり――粉微塵に砕け散った。

     * * *

ようやく辿り着いた。
さくらとベルフラウは辿り着き、全てを見られる場所にいた。
「どうして……どうしてこんな事に……」
木之本桜はそこで起きた全ての死を見つめ、全ての死に打ちのめされた。

――黒く焦げた地面の中心には何か黒い物が残り、蛋白質の焦げる臭いを漂わせている。
明石薫の残した痕跡はそれが全てだった。

――プレセアの足下には砕かれた大地が残っている。
イリヤの肉体は残滓すら残らなかった。

――その手前には、あまりにも無惨な……穴だらけの死体が残っていた。
ジーニアスだけが死体を残す事を許された。

せめて最後のイリヤだけでも助けようと思った。
彼女がどうしようもない悪人でも、殺し合いなんてダメだって言おうとした。
だけど出来なかった。
「……そろそろ、この術を解いてもらえません事? 決着はつきましたわよ。
 それから……私達、フランドールなどという娘は知りませんわ」
「フン、外れか」
レミリアは掲げていたカードをしまい込むと、周囲を仕切っていた光の柵をかき消した。
天罰『スター・オブ・ダビデ』。
現れただぶだぶコートの少女はそう宣言し、三角形に、そして六芒星に交錯する無数の光の線を編み出した。
それは攻撃的な捕縛魔法らしく、さくらとベルフラウはその仕切りに閉じこめられたのだ。
そうしてレミリアはフランドールという少女を知らないかと問うてきた。
だが、さくらを縛った物はそれだけではなかった。

「ましてやそれを覆す為に罪のない人々を踏み躙る事など、絶対にやってはいけない事です」
そう言ってイリヤに対するプレセアの背中は悲しかった。
見ているだけで泣き出したくなるほどに。

「『ご褒美をちょうだい』! 役に立つ物を!」
イリヤの最後の叫びは衝撃となってさくらを打ちのめした。
それは彼女が三人もの命を奪った証だったのだから。

そして何よりもさくらは……恐かった。
プレセアが。正確にはその傷が。
さくらが捕まえようとしたせいでプレセアは重傷を負った。
それなら次は殺してしまうかも知れない。
その恐怖はさくらの心を完全に捕らえていた。
さくらは、動けなかったのだ。

だからさくらは、イリヤを見殺しにした事になる。

「あ、あの、さくらさん。さくらさんのせいじゃ……」
「……仕方がありませんわ、さくら」
何か声を掛けようとするリインと共に、ベルフラウはさくらを慰めの言葉をかける。
「あなたは必死にやれる事をやりましたもの。
 その事は誰も責められませんし、責めさせません」
「で、でもわたしのせいで……!」
「イリヤと薫はあなたを騙していた人ですわ」
「それでもわたし、みんなが殺されるのを見てるだけだった! 何もできなかったよ!!」
「………………」
だが幾ら慰めようとも彼女が自らを責める事は止められない。
明石薫とイリヤが悪人だった所で。
ジーニアスの死は手が届かない事だった所で。
彼女達を大切な仲間と想い、助けよう、止めようとした彼女の心は。
必死になってがんばり、誰も死なせまいとしていた木之本桜の心は。
その善性ゆえに打ちのめされ、自らの罪を咎めるのだ。
リインは悲しげに目を伏せ、ベルフラウは悔しげに歯を噛み締めた。
彼女達には、生き残った仲間の心も癒せない。

     * * *

プレセアはただただ立ちつくしていた。
勝利の実感はない。仮にも勝利したはずなのに、得られた物は何も無い。
守れたものも、救えたものも無い。
ただ、失っただけ。
明石薫とイリヤを打倒して、だけどジーニアスが……殺された。
「…………ジーニアス」
大切な仲間。
自分に恋い焦がれていた少年。
純粋で元気で、子供らしいけど子供扱いされると腹を立てていた。
頭が良いのに、プレセアの前ではいつもしどもどろになっていた。
前衛であるプレセアが護る側なのに、プレセアはボクが護るとがんばっていた。
……一緒にいて、心地よかった。
「…………ジーニ……アス……」
もう、居ない。
殺されて、死んでしまった。
(優勝者のご褒美なら……)
ほんの一瞬だけそんな考えが脳裏を過ぎり、すぐにそれを否定する。
それではイリヤと同じだ。
たとえどんなに悲惨な現実が目の前にあったとしても……それを否定してなんになる。
プレセアは自らの胸に手を当て……指を食い込ませた。
イリヤに告げた時のように。そして再び自らに告げる。
「時は戻らない。それが自然の摂理……」
全て受け入れるしかないのだと。
喪失も欠落も、全てを受容しようと自らに言い聞かせる。
……心の痛みは肉体の痛みより何倍も鋭かった。
「……くぅっ」
プレセアは地に膝をついた。
重傷を負った状態での大立ち回りはプレセアの傷を更に広げていた。
文字通り致命的な範囲にまで。
……きっともう、生き残れない。

ぶうんと奇妙な音が聞こえて、プレセアは俯いていた顔を上げた。
そこには女の顔をした、奇妙な蜂が降り立っていた。
ジェダの僕、QBだ。
「ゴホウビ、モッテキタ」
QBはそう言って新品のランドセルをその場に置く。
イリヤが願ったご褒美の追加支給品だろう。
イリヤはもう死んだというのに、最後の願いは受諾されたらしい。
プレセアは何か言おうとしたが、こみ上げる血の塊を呑み込むのがやっとだった。
QBがすぐにその場を飛び去り、ランドセルだけがその場に残される。

(………………何が……届けられたのでしょうね……)
プレセアはランドセルに手を伸ばした。
震える手がランドセルを倒し、新たな支給品が転がり出る。
……戸惑いが生まれた。
「これが、あの状況の彼女に与えられたご褒美ですか?」
そこに現れたのは、綺麗な鏡だった。
手鏡ほどの大きさの丸い鏡。
『3回まで』と書かれたメモが付いている。
「あら、閻魔の鏡じゃない」
「……レミリア…………」
いつの間にかすぐ側に、城で待っていたはずのレミリアが立っていた。
呼びに行ったレベッカの求めに応えてくれたのだろう。
どうやら鏡を知っているらしいレミリアに、プレセアは訊いた。
「これは……あの状況をどうにか出来るような物ですか……?」
「まさか。武器じゃないよ、それは」
「…………やっぱり、そうですか」
ご褒美の支給品は、役に立つ物であれ状況に沿った物が来るとは限らないのだろう。
あるいはイリヤの死が避けえないと判断し、その後に意味がある物を渡したのか。
そのどちらにせよ、結果としてイリヤは。
「結局のところ彼女は、悪魔にさえ裏切られたんですね」
最後に縋った悪魔にすら、見捨てられたのだ。
その事はプレセアの胸に言いようのない憐れみを残していく。

レミリアはつまらなさげに呟く。
「あの娘は破滅の運命から逃れられなかったのさ。全ては決まっていた事だよ」
レミリアの言葉を聞いて、プレセアは感じた。
(それじゃきっと、その破滅の運命は……)
飲み込んでいた血の塊が再びこみ上げる。
全身の力が抜け、おこりのような震えに体を支えられない。
視界が回り耳鳴りがする。全身が痛み頭痛も響く。
「く…………はっ…………」
プレセアは夥しい量の血を吐きだして、倒れ伏した。

(……私も、連れていくのでしょうね)


【明石薫@絶対可憐チルドレン 死亡】
【ジーニアス・セイジ@テイルズオブシンフォニア 死亡】
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night 死亡】

※:明石薫は原型を止めないほど黒こげになりました。装備も焼失しています。
  イリヤは死体及び装備諸とも粉砕されました。装備は全て破壊されました。
  ジーニアスの装備及び道具は残っています。
[装備]ネギの杖、魔力の尽きた凛のペンダント、快速シューズ、クロウカード『駆』、穴だらけのナマコ型寝袋
ランドセルには支給品一式、木村先生の水着@あずまんが大王、モンスターボール(空)@ポケットモンスター
海底探検セット(深海クリーム、エア・チューブ、ヘッドランプ、ま水ストロー、深海クリームの残り(快速シューズ))@ドラえもん

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