第24回大会詳報
選手層の充実とファン層の拡大により、東プロ巡業もついに規模を拡大。
会場収容を一回り大きくしての開催となったが、それでも満員札止め。
試合会場入り口で東プログッズや豪華商品が当たる『とうほうクジ』の販売開始など
ファンを裏切ることを知らないかの活動をする東プロ。
開会の挨拶と6試合の編成を発表した。
また旗揚げから長期出場していた
フランが静養のために休場となったが
暖かい声援や労りの言葉が送られ、ファンの誰一人からも不満や落胆の声は上がらなかった。
第1試合
博麗神社対
永遠亭6人タッグマッチ。
団体のメイン軍団対最近やたら人気の
難題+
悪戯コンビ+@が
オープニングからの豪華なカード、エースの登場に会場はすぐにヒートアップ。
永遠亭の執拗な攻撃に怒りを爆発させた
博麗神社組が
唯一クリーンファイトに徹する
鈴仙を潰し3カウント。
オープニングマッチをしっかりと彩った。
第2試合
もこけーね対
八雲家タッグマッチ。
紫が次試合に出場するため
藍と
橙がリングへ上がる。
この二組は旗揚げ当初からの登録・出場にも関わらず意外に正式な形での試合は初となり
タッグ王者に戴冠経験もある
もこけーねと、実力十分な
八雲家との待望の一戦となった。
試合は
橙を庇おうとする
藍だったが、逆にそれが狙われ
もこけーねが勝利。
橙も元
LU3W王者として健闘をみせただけに今後のタッグでの戦い方に課題が出来た。
試合後
もこけーねの二人は
LSW,
LTWへの再挑戦を宣言。
それ以外にも
LTUにも参戦をにおわせる発言をしており、
3番目の選手の存在を匂わせた。
なおこの試合のレフェリーは、前大会終了後謎の失踪。
この試合に登場するまで誰も行方を知らなかった
パチュリーが登場。
その生死を不安視していたファンが安堵した。
第3試合は特別マッチ。
虹川楽団+
紫対
チルノ軍+
レミリアの8人タッグマッチ。
双方共に謎のプラス一名が参加していた事から発表と同時に騒然となっていたこの試合は
双方の助っ人が割りと大人気ない戦い方をみせるも
賑やかで活きのある
U3級選手たちもリングを駆け回り
試合は
チルノ軍の
ルーミアが初勝利を挙げる形で締められた。
試合後本部長から
U3級選手への配慮と、
本部管理タイトルの一定の充足を踏まえて
U3T,U3級タッグタイトルの設置が決定、
次回より初代王者決定トーナメントが発表された。
第4試合は
小町対
魔理沙
様々な立ち位置から関係がよくない二人のシングルマッチはまさかの展開に。
魔理沙が終始ラフファイトをし続け、場外での大技、凶器・急所攻撃を乱発。
大会史上初のシングルマッチが反則裁定で終わった事に会場中から大ブーイング。
ダメージを受け続けた
小町がこれに大激怒。不利な立場にも拘らず即事再試合を要求。
しかしその再戦でも不利であろうが見逃さない
魔理沙が
小町を完封。
暴言を吐き続ける行為に
本部長も激怒。
ついに東プロ本部が自ら暴虐の限りを尽くすO.D.Sへの制裁に動き出す。
重い空気の中第5試合は
LTW次期挑戦者決定戦。
紅魔館の
咲夜&
美鈴タッグ対
白玉楼の
幽々子&
ミスティアタッグの一戦。
旧来からの従者タッグか、新造ながらも良い連携を魅せるタッグの
どちらが次期挑戦者になるかに注目が集まる。
試合は双方完全な全力戦を展開し続け、お互いに相手の流れを掴ませない
シーソーゲームの展開に。
挑戦権争奪戦とはいえ現状ノンタイトル戦でありながら
互いにこれまでにない見事な動きで試合を組み立て、
ファンからの歓声が鳴り止まない見事な一戦となった。
試合は連携力が僅かながら上回った
紅魔館組が勝利。
次回LTWタイトルマッチ 王者組博麗神社対挑戦者組紅魔館が決定。
第6試合
LTUタイトルマッチ。因縁の一戦。
挑戦者
O.D.Sと王者
守矢神社とのマッチは何より
因縁の中心
幽香と
早苗がどのような動きを見せるかに誰もが集中。
試合はその
早苗が過去を打破払拭せんとばかりに積極的に行動。
仇敵
幽香相手にも一歩も引かない闘いを挑むが
逆にこれが
守矢神社本来の連携を自ら断ってしまうことに。
大切な
LTUタイトルの防衛よりも自らの怒りと恐怖の余り交替を拒否。
一瞬のスキをその
幽香に付かれ三度
O.D.S相手にタップアウトしてしまう。
この結果守矢神社は六度目の防衛に失敗。
試合後は僅かな言葉を交わし、リングを後にする
守矢神社組と
入れ替わる様に
O.D.Sが集結。
前大会の華やかな終わり方とは対照的にバッドエンドの宣言と高笑いの中、
第24回興行が締められた。
2008年6月23日
最終更新:2008年08月23日 01:25