マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

5-317

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匿名ユーザー

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※前編は5-312

317 :ルカ君とナナセさん :2009/01/15(木) 23:37:08 ID:9DChjkpD
そして当日。ナナセはルカの研究所にいた。
「すごく広いんですね・・」
「いつもはスタッフも大勢いるのでこれでも手狭なくらいなんですよ。」
ルカは笑いながらこちらです、と奥の部屋へナナセを案内した。
扉の中は制御室のようで、様々な計器やパネルがひしめき合い、
ガラスを一枚隔てた向こうは広いホールになっていて、その中央にほぼ球体の巨大なドームが見えた。
ルカが慣れた手つきで計器のスイッチをいくつか押すと、低いうなりをあげてコンピューターが起動し、
パネルにはカラフルな光がいくつも瞬き始めた。
ルカは今度はモニターの前に座り、キーボードでリズミカルな音をたてながら何やら入力し始めた。
少ししてエンターキーをポンッと叩いたルカは向き直って言った。
「お待たせしました。こちらへどうぞ。」

制御室の扉を開けると、ちょうど巨大ドームの一部がゆっくりと開いているところだった。
「足元、気をつけて下さいね。」
ルカに促されて球体の中に入ったナナセは、いささか拍子抜けした。
球体の内側はグレーの壁紙で覆われており、間接照明が柔らかい光を投げかけていた。
しかしその他には中央にぽつりとベッドのような物が置かれているだけの何もない空間。
(これだけ・・?)
いぶかしがるナナセを横に、ルカが説明を始めた。
「ここに俯せになって、両手は前方の安全バーを握って下さい。することはそれだけです。」
「それだけで、空を飛べるの・・?」
「ふふ、このシートすごいんですよ。ちょっと乗ってみて下さい。」
薦められるままにナナセはベッドに手をついた。「わわっ・・・!」
硬いと思っていたベッドはいきなりぐにゃりと形を歪め、手はシートにズブズブとめり込み、少し沈み込んだ所で止まった。
「すごいでしょう。身体にフィットして体重を完全に分散させてくれる特殊シートです。これに360度スクリーン映像と
風や振動などの特殊効果が合わさると、本当は寝そべっているなんて思えないほど
リアルに空を飛ぶ感覚を得る事ができるんです。」
「へぇ・・・」
ナナセが手を引き抜くと、シートはゆっくりと元の形に戻っていった。

「百聞は一見にしかず、です。まずは体験してみて下さい!」
ニコニコと笑うルカの前で、ナナセはチュニックの裾を気にしながらおずおずとシートに俯せになった。
身体がゆっくりとシートに沈み、身動きがとりづらくなる。
自分に好意を寄せている男の子の前で無防備に寝そべるのは抵抗があり、ナナセは少し赤くなった。
しかしそんなナナセに気づいているのかいないのか、ルカはテキパキと説明を続ける。
「音声アナウンスの後、ゲームが始まります。身体は安全ベルトで固定されますのでびっくりしないで下さいね。
こちらからはモニターの画面しか確認できませんから、何かあったらそこの非常ボタンを押して下さい。」
ナナセは非常ボタンがシートの前方、安全バーのすぐ横にあることを確認して頷いた。
「中は完全防音になっていますので、怖かったら思いっきり叫んでしまっても大丈夫ですよ。」
いたずらっぽく笑いながらそう告げると、「それでは僕は制御室に戻ります。楽しんで下さい!」
そう言ってルカはドームから出ていった。
すぐに入り口がゆっくり閉まり、中は完全に閉ざされた空間になった。
それを確認するとナナセは「ふぅーーーーっ」と大きくため息をつく。


ルカに告白されてはや数週間。その間、ルカの事ばかり考える日々だった。
あの日以来ルカは特に変わった様子もなく自分に接してくる。
特に接触が増えたとか、そんな事もない。何も変わらない学園の日々・・・。

しかしナナセは明らかにその日常が変わってしまった事を自覚していた。
気が付くとルカの姿を探している。
沢山の生徒の中でも真っ先にルカの姿が目に飛び込んでくる。
ルカを見ただけで心の中で何かが跳ねるような感じがし、話しかけられればそれこそ胸が高鳴った。
ルカ君と一緒にいたい。もっと話がしたい。ルカ君を見ていたい。
自分の心の声を聞いた時、ナナセははっきりと自覚した。
(私・・・やっぱり好きなんだ、ルカ君の事・・)

自分の気持ちに整理がついた今、ナナセはこの気持ちをルカに伝えるタイミングを図っては考えあぐねていた。
そんな時にこのお誘いである。
自分達の他に誰もいない事は聞いていたので、ナナセは伝えるなら今日ここで、と考えていた。
しかしいざ当日になると、いつ伝えればいいのか、そもそもどう切り出したらいいのか、
朝からずっと悩みっぱなしだった。

「あぁ~~・・どうしよう・・・」
くしゃりと前髪をかき上げた時だった。
『ナナセさん!?』
「ははは、はいっっ!?」
突然スピーカーから流れたルカの声にナナセは思わずビクッと飛び上がった。
その拍子に指に眼鏡がひっかかり、シートの横に飛んでいってしまった。
眼鏡は吸音性の床に音もなく転がった。
『すみません、びっくりさせましたか?今から始めますよ。準備はいいですか?』
「は・・はい!だ、だいじょぶです!」
慌てたナナセは思わずこう叫んでしまってから後悔した。
(どうしよう、メガネ・・!や、やっぱりルカ君に待ってもら・・)
考えている内にマイクがOFFになってしまったらしく、ブツッ!と音がしてルカの声はそれきり止まってしまった。
(あぁ、もう・・!)
顔をしかめてメガネが落ちたあたりに目を凝らす。
ぼんやりと確認できた影は、よく見ればすぐ取ってこられそうな位置にあった。
(あそこならゲームが始まる前にサッと拾ってこれるかも・・!)
ナナセは素早く身を起こした・・・つもりだったが、身体にフィットするシートのせいでうまく身体が起きあがらない。
(いけない、そうだったわ・・・!)
ナナセは軽くパニックを起こしながらもなんとかシートから下りる事に成功し、床を手探りで探し始めた。
ちょうどその頃から明るかった部屋は段々薄暗くなり、軽やかな音楽と共にやわらかな女性の声でアナウンスが始まっていた。
『ようこそ、空の世界へ・・・。これから貴方を本物の空の世界へとご案内いたします・・・』
ほとんど見えなくなったドームの中で、ナナセの指先がメガネに触れた。
「あった!」
急いでメガネをかけるも、ドームの中はもう真っ暗に近く、ナナセはシートの位置を確認できなくなってしまっていた。
「ど、どこだっけ・・?たしか、この辺に・・・・・・・きゃっ!」
暗闇の中を進むナナセの足に何かがぶつかり、ナナセはその上に転んでしまった。
途端に身体がゆっくり沈み込む。
(あ、あった、シート・・。)
動きづらい中、なんとかシートの中央の位置に自分の身体を調整すると、ナナセは安堵のため息をもらした。
その時、アナウンスが
『それでは安全ベルトをおしめします。身体を動かさないよう、お願いします・・・』
と告げ、シートの横から細いベルトのようなものがシュルシュルと伸びると身体の数カ所をシートに固定していった。
特にきついような事はない。
ナナセは安全バーを握ろうと、手を前方に伸ばし、その手が空を切るのを感じてさっと青ざめた。
『それではご案内いたしましょう!母なる大地、地球の空です!!』
アナウンスが声を張り上げる。
と当時にナナセの身体のちょうど真下あたりから、ざぁぁっ!と音をたてて360度に一気に画像が広がった。
ぶわぁっ!と風がナナセの頬をなでる。
(空に・・・私、浮いてる!!)



それは不思議な感じだった。
ぽっかりと大空に浮かんでいる自分の身体。
シートもスクリーンの一部だと言う事にナナセは気が付いた。
自分のすぐ下は、押せばぐにゅりと感触があるのに、見た目は何もない空間なのだ。

『ご覧下さい、約500万年前の地球の姿です・・・水と緑の星、地球・・・人類はここで誕生しました・・・』
アナウンスは続き、景色はゆっくりと流れていく。
・・・・ 足元に向かって。
それに気が付いた時、ナナセはあぁやっぱり、と頭を抱えた。
どうやら転んだ時に、頭と足の位置を逆にしてシートに乗ってしまったようだ。
なので本来頭の位置からみたら前へ前へと進むはずの画像は、今や足から引っ張られるような感じで流れてしまっている。
緊急停止ボタンは安全レバーの横にあるため、手はおろか足を伸ばしても届かず、
ルカに止めてもらう事もできない。

それでもEX-ギアをつける機会のないナナセには、空の飛行はとても新鮮だった。
落ち着いてよく見れば、青く澄み切った空も、眼下にどこまでも広がるうっそうとした森も、
遙か彼方に見える海も、全てが美しく、すばらしかった。
進む方向は逆だが、これだけでもナナセは十分楽しいと思った。

・・・・ とその時
『それではここで自動操縦を終了し、ここからは貴方の力で飛んでみましょう。・・・いってらっしゃい!!』
アナウンスがそう告げた瞬間、ガクンとシートが倒れ、同時に頭がぐるりと下を向く。
「え?ええ?」
突然の事に慌てるナナセの顔面を激しく風がたたき、耳を鋭くつんざく風音以外は何も聞こえなくなった。
そしてそのまま、ナナセは大空の中を真っ逆さまに落ちていった。

「っっっっきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」
眼下にはあっという間に森が迫る。
ぶつかる!!
見えないシートにしがみつき、ナナセはぎゅっと目をつぶった。
ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
激しい音と振動がナナセの身体を襲った。
・・・・ しかし当然と言えばそうだが、全く痛みはない。
おそるおそる目を開けると、ナナセの身体は森の中をゆっくりと漂っていた。
相変わらず足元から引きずられるような感じで移動しているので、ナナセは自分の姿が実に情けなく感じた。
(なんとか飛び上がらないと・・!)
本来頭である足元が上がるように、身体をえびぞりにしてみる。
するとふわりと身体が上昇した。
(やった!)
しかし足を上げ続けているのには限界がある。ただでさえ安全ベルトで固定されているのだ。
すぐに疲れて身体は森へと落ちていく。


(あぁ、また木にぶつかっちゃう・・)
ナナセはあきらめ顔で苦笑した。
身体が1本の木にぶつかる。
ブルブルブルッ!
「んんっ・・!」
その瞬間、ナナセの身体が跳ねた。
「あ・・・?」
驚いたナナセの身体が、また木にぶつかる。
そしてまた振動を感じた時、
「あぁっ!」
また身体が跳ねる。
(や、やだ・・・!なんで・・!)
障害物にぶつかると内蔵バイブで振動を伝える構造になっているのだろう、そこまでは理解できる。
しかし位置が問題だった。
なんとバイブの一つがナナセの一番敏感な位置に設置されてしまっていたのだ。
しかもその部分は特殊シートのおかげでぴたりと股間に密着し、振動をダイレクトに伝えてくる。
本来頭と足の位置が逆なわけだから、そこを狙って設置されたものでは無いはずなのだが・・
ブルブルブルッ!
「あぁぁん!」
その位置から逃れようと身体をよじるが、フィットシートとベルトに身体が固定されているため
それは無駄な努力に終わった。

その間も画像は自動的にゆっくり後方に流れ、木にぶつかる度、振動は容赦なくナナセを襲った。
必死に耐えていたナナセだったが、じわじわと痺れるような快感の波に、
いつしかナナセは甘い声をあげながら腰をくねらせ始めた。

段々と快感が高まり、最初は控えめだった喘ぎ声も、防音という安心感もあって徐々に大きくなっていく。
「あっ・・!あっ・・!あっ・・・!!」」
もうナナセはその行為に没頭してしまっていた。
身体が高まってくると、他の位置のバイブの振動も、もはや身体に快感を与える以外の何者でもない。
下腹部が熱く濡れ、乳首がピンと立っているのが自分でもわかる。
(どうしよう、こんないやらしい身体になっちゃって、どうしよう・・・!)
わずかに残った理性がこの行為をやめさせようとするが、それはあっという間に快感に飲み込まれていった。

こうなったらもう、一度達してしまう以外身体を収める方法がない。
(早く、早くイかないと・・!ルカ君に気が付かれる前に・・・!!)
ナナセはますます腰をくねらせて快感を貪った。
身体の奥の方から何かジーンとした快感がわき起こり、それは階段を登るように少しずつ強くなってくる。
(あ、来る・・・来る・・・・!!)
ナナセは快感の大波に身を任せようとした。
しかしその時。ピタリと振動は止んでしまった。
「え・・・!」
足元を見ると、なんと森が途切れてしまっていた。
(やだ、なんで・・!)
急いで身体を切り返し、進行方向を森へ向かわせる。
ブルブルブルッ!
「あはぁっ・・!」
もう一度身体は快感の階段を登り始める。
(あと少し、あとほんの少し・・・!)
もう1回、ほんの十数秒、振動が与えられたら。
確実に達してしまうであろう感覚に、ナナセは震えた。


一方制御室でモニターを見ていたルカは、開始早々足元からまっすぐ下に落ちていく画像を見ながら苦笑していた。
さぞや中では盛大な悲鳴があがっていることだろう。
落ちてしまっても自動的に前進はするように設定してある。
身体を少し上向きにすれば、容易に空へと戻れるはずであった。
「・・・?」
しかしモニターは、相変わらず森を映している。
いや、何度か飛び上がろうとはしているようだが、すぐに森へ落ちてしまっている。
木々の中を低空飛行する映像を見ながら、ルカは首をかしげた。
「難易度を上げすぎたかな・・?」
モニタ上にウィンドゥいくつか開き、設定を確認する。
「特におかしいところは無いな・・。」
よほどの運動音痴でも簡単に空を飛び回れる設定に間違いない。
どうしてナナセさんは飛ばないんだろう?
しばらく様子を見ていたルカだったが、何分経っても相変わらず低空飛行を続けるモニターに、段々不安になってきた。
「何かあったのかな・・・」
とうとうルカはマイクのスイッチに手を伸ばした。


ナナセの足元にゆっくりと木が迫る。
・・・・ ブルブルブルッ!
(あ、来る・・・!)
ナナセは絶頂の波に飲み込まれようとしていた。
その時。
『ナナセさん?大丈夫ですか?』
「!!!」
スピーカーからいきなり流れたルカの声に、ナナセは硬直した。
しかし今にも絶頂を迎えようとしていたナナセに、まともに返答をすることはできなかった。
「・・・っくぁ!」
小さく声が漏れる。
それをルカは聞き逃さなかった。
『何かあったんですか?ナナセさん!?』
軽くパニックを起こしたナナセの股間の振動がぱたりと止んだ。
なんとか絶頂を免れたナナセは身体を震わせながら必死に答えた。
「な、何でもないです・・・大・・丈夫・・・」
大丈夫と言う割には苦しそうな声になってしまった。しかし今ルカに来てもらう訳にはいかない。
荒い呼吸を押し殺してその場をやり過ごそうと必死に耐えるナナセの身体に
新たに振動が襲いかかった。
・・・・ ブルブルブルッ!
「ふぁ、あぁぁあんっ!」
『ナナセさん!?一度止めます!』
バツンッ!と音がして周囲は一気に闇に包まれる。と同時に股間の振動もピタリと停止する。
またしても寸止めをくらったナナセは暗闇の中でガクガクと身体を震わせていた。


程なく照明が薄ぼんやりと辺りを照らし出し、バタバタと足音が近づいてきた。
「ナナセさんっ!」
飛び込んできたルカは、ナナセが荒い息を吐きながらシートにぐったりと横たわっているのを見て青ざめた。
「だ、大丈夫ですか!?しっかりして下さい!!」
慌てて近寄ったルカは、すぐに違和感を感じる。
「ナナセさん・・どうして逆方向に?」
「・・・始まってすぐ・・・メガネを落としてしまって・・・・拾おうとしたら・・・」
ナナセは苦しそうに答える。
その間にルカは素早くサイドのパネルを開き、いまだにナナセを拘束している安全ベルトを解除した。
ベルトは音もなくシートに収納されていく。
ベルトがナナセの首には絡まっていなかった事を確認して、ルカは安堵のため息をついた。
しかし何故か苦しそうなナナセの様子が気になる。
「ナナセさん・・?」
伸ばしたルカの手が、軽くナナセの首筋に触れた。
「はぅっ!」
「!?」
甘い悲鳴を上げたナナセに驚き、ルカは慌てて手を引っ込める。
ナナセは切なげに目を潤ませ、紅潮した顔でビクビクと痙攣していた。
ナナセさん・・・?これじゃまるで・・・。
ナナセの反応に驚きながら、ルカはふとバイブの設置箇所を思い出した。
(あ・・・!)
疑問は確信に変わり、ルカの頬が一気に紅く染まる。

「うわっ!」
いきなりナナセがルカの手をぐっと引っ張った。
そしてそのままルカを引き寄せ、抱きつく。
「ナナセさん・・!?」
ナナセはぎゅうぎゅうと胸を押しつけ、潤んだ瞳でルカを見つめていた。
その目が何を言わんとしているか感じ取り、ルカは息が止まりそうになった。
少しためらった後、背中にそっと手を回すとそれだけでナナセは甘くため息をついた。

心臓の音がうるさくて、周りの音がよく聞こえない。
ナナセの身体に触れる。その行為をルカはどれだけ我慢してきたかわからない。
傷つけたくないからこそ抑えていた衝動。それは今、まさに噴出しそうだった。

しかしルカは理性を総動員して言葉をはき出す。
「・・・ナナセさん、僕の気持ち知ってるでしょう?・・・そんなことされたら・・
僕・・・もう我慢できなくなっちゃいますよ・・・・?」
ナナセの瞳に、一瞬動揺の色が走る。
しかしナナセは恥ずかしそうに少し俯くと、小さな声で呟いた。
「・・・・・いいです・・。我慢しなくても。」


瞬間、ルカの理性は吹き飛んだ。
勢いよくナナセをシートに押し倒す。
「きゃ・・!」
漏れた悲鳴は、噛みつくように重ねられたルカの唇に吸い込まれた。
ルカはナナセの口をこじ開け、逃げる舌を絡め取り、吸い、口腔内を蹂躙した。
「ん゛ーっ!ん゛ん゛ーっ!!」
いきなり豹変したルカに驚き、思わずあがったナナセのくぐもった悲鳴も、もはやルカには媚薬にしかならない。
ルカの両手は既にナナセの放漫な胸を揉みしだいていた。
服の上からでも分かるほどに立ち上がった乳首を軽くつまみ上げる。
「ん゛ーっ・・・」
段々とナナセの身体から力が抜けてきたのを見計らい、ルカはやっと唇を離した。

キスだけでとろりと溶けてしまったナナセのチュニックをたくし上げると
ルカはそれをするりと脱がせ、器用にブラジャーも外していった。
そしてそのまま桜色に色づいた頂点を舐め上げる。
「あぁ・・!」
指とはまた違った刺激に、ナナセは思わずルカの頭を抱きしめた。
ルカは構わずに胸を揉みしだきながら口に含んだ乳首を転がし、吸い上げ、甘噛みした。

いつしか胸を揉んでいた手がナナセの下半身に這っていき、ゆっくりとショーツの中に進入していった。
くちゅりと水音が響き、ルカの手がぴたりと止まる。
「・・・ナナセさん・・・ここ・・・」
ルカの声をナナセが遮った。
「・・・やっ!」
「もうこんなに濡れ」
「いっ!言わないで下さいっ!!」
真っ赤になって否定するナナセにルカは少し意地悪そうに微笑むと指でナナセの割れ目をかき回し始めた。
とたんにクチュクチュと卑猥な水音があがる。
「ね・・?聞こえるでしょ・・?」
「やっ・・!違・・っ!・・だめぇっっ・・・!!」
「何が違うんですか?」
「だってこれは・・・・さっきの・・・」
羞恥心と快感で真っ赤になりながら、ナナセは泣きそうな顔で弁明した。
そんなナナセを見て、ルカはにっこりと微笑む。
「わかってますよ。さっきのゲームで感じちゃったんですよね。」
笑顔でさらりと言い放ったルカは、ゆっくりとショーツの中から手を引き抜いた。
その手にはとろりと愛液が絡みつき、ナナセは恥ずかしさから思わず顔を背けた。
「・・・気に入りません」
「え?」
「だってナナセさんを気持ち良くするのは僕なんですから」

ナナセの履いていたパンツをショーツごと引き抜くと、ルカはナナセの足を大きく開脚させ、
そのまま躊躇無くナナセの一番敏感な場所に口付けた。
「だっ!だめぇっ!ルカ君っ・・・!!」
予想外のルカの行動に、ナナセは慌てて足を閉じようともがいた。
しかし華奢に見えるルカの手は、ナナセの足を押さえたままびくともしない。
(舐めてる・・!ルカ君が、私のアソコ・・・舐めてる・・!!)
信じられない光景にナナセはクラクラした。
恥ずかしくて目から火花が出そうだが、自分の股間を舐めるルカから目が離せない。


ルカの舌がナナセの割れ目を下からゆっくり舐め上げる。
「あっ・・・・!あぁぁっっ・・・!!」
ゾクゾクと快感がナナセの背筋を駆け上がった。
チラリと見上げたルカの視線がナナセのそれと絡み合う。
ナナセを見つめたまま、ルカはクリトリスに舌を引っかけるように絡ませ、チュルリと音をたてて舐め上げた。
「ひうっ!」
ナナセの腰がビクリと跳ねた。
恥ずかしくて気持ち良くて、もう訳が分からない。
ルカはナナセの様子に満足したように微笑むと、また行為を繰り返す。

何度もナナセの秘部を舐め上げると、ナナセの腰が跳ねる度に割れ目からは愛液がトロトロと溢れだした。
ルカはそれを指ですくうと、その指をナナセの中にゆっくりと差し込んだ。
指をゆっくり出し入れされながら、クリトリスを吸い上げられ、舌で転がされ、
もはやナナセはルカの髪をくしゃくしゃとかき回しながら腰をくねらせ、甘く喘ぐ事しかできなくなっていた。
いつの間にか差し込まれた指は2本、3本と増やされ、ナナセの内側を擦り、責め立てていた。

「あっ・・!あっ・・!あっ・・!」
しばらくするとナナセの呼吸は短くなり、ルカは指がきつく締め付けられるのを感じた。
「ナナセさん、イクんですか・・?」
「ルカ君っ・・!ルカく・・・っ!・・・あっ・・!イッちゃ・・・!イッちゃうっ・・!!」
指がさらにぎゅうぎゅうと締め付けられ、ナナセの身体がガクガクと震えだした。
ルカは指のピストンを早め、一定のリズムになるように気をつけながらチロチロとクリトリスを舐めた。
「あんっ!あんっ!あんっ!ルカくん、ルカくんっ!!
イク、イク、イク、イ・・クッッ・・・・・あ、あぁぁーーーーーーっ!!!!」
身体を弓なりにしならせ、ナナセは絶頂を迎えた。
ルカはナナセの身体の震えが収まるまで優しくクリトリスを吸い、
ナナセの身体がぐったりとシートに沈むのを確認すると、名残惜しそうに口を離した。
ヒクヒクと痙攣する秘部からゆっくりと指を引き抜くと、白く泡だった愛液が糸を引いて滴り落ちた。

「・・気持ち良かったですか?」
口を手の甲で拭うと、ルカはズボンのベルトを外し始めた。
放心状態でそれを見つめていたナナセだったが、ルカがズボンの中から自身を取り出した時、目を見開いた。
(・・・大きい・・!)
小柄なルカにはおおよそ不釣り合いなパンパンに張ったそれは、よく今までズボンに収まっていたと思えるほど
大きく、天に向かってそそり立っていた。
ナナセの視線に気が付いて、ルカは少し恥ずかしそうに微笑み、
それからナナセに覆い被さると、そっとナナセの股間に自分自身を擦りつけた。
「んっ・・!」
くちゅりと粘膜の擦れ合う音が響き、ナナセは鼻を鳴らした。
「・・・今からこれをナナセさんに入れます」
クチュクチュと性器を擦り合わせながらルカは言った。
「僕はもう我慢なんてできませんけど・・・でも聞きますよ?・・本当にいいですか?」
ルカの真っ直ぐな視線と、ナナセの不安げな視線がぶつかる。
と、ナナセは手を伸ばしてルカの身体を捕らえ、ぎゅうっとその背中を抱きしめた。
身動きのとれなくなったルカの肩に顔をうずめ、ナナセは小さくささやいた。
「ルカ君・・・私、ルカ君のこと・・・好きです・・。だから・・・」


それは長い間、求めてやまなかったナナセの一言だった。
ルカの瞳が一瞬大きく見開かれる。嬉しくて嬉しくて、自らもナナセを強く抱きしめ返す。
それから真っ赤に染めた顔を見られまいと肩にしがみつくナナセをゆっくり引きはがした。
「・・・ナナセさん、大好きです。」
「・・・私も、大好きです・・ルカ君。」
恥ずかしそうに微笑むナナセに、今度は優しくキスをした。
「んっ・・」
浅く口づけるだけのキスは徐々に深くなり、それと同時にルカは腰を沈め始めた。

「ん゛!!」
下半身に熱い鉄の塊が入ってくるような鈍痛を感じ、ナナセの身体が硬直した。
(い、痛い・・!!)
「ナナセさん、力を抜いて下さい・・」
ナナセは必死に下半身の力を抜いた。しかし痛みは激しさを増し、ナナセは歯を食いしばった。
涙が溢れ始めて止まらなくなる。
「ぐぅっ・・!」
爪はシートにぎりぎりと食い込み、額には玉のような汗が浮かぶ。
「ナナセさん、痛いですか?」
ナナセの苦しみを少しでも軽減したくて、ルカはゆっくりゆっくり腰を進めた。
ルカ自身はもう気が狂いそうな快感の中にあり、本心はナナセを一気に貫いてしまいたかった。
しかし何とかその誘惑に耐え、ナナセに優しくキスを落としながらじりじりと進入していく。

とうとうナナセの奥にたどり着いた時、ナナセは痛みに呼吸もままならない状態だった。
「ナナセさん、落ち着いて下さい・・ゆっくり呼吸して」
肩をさすられ、我に返ったナナセが見たルカの顔は苦しそうに歪み、額には汗が光っていた。
「全部入りました・・・痛いですか?」
「・・・痛いです・・・」
「・・・すみません、ナナセさん。僕ばっかり気持ち良くて・・」
「・・?・・ルカ君は・・気持ち・・いいんですか・・?」
ルカの苦しそうな顔が気になってナナセは尋ねた。
「・・さっきからもう、気持ち良すぎて・・おかしくなりそうです」

「よかった・・・嬉しい・・」
ポロポロと涙をこぼし、それでもナナセはルカに微笑んだ。
「ナナセさん!」
ルカは自分の中で何かが爆発したような気がした。
ナナセの身体をきつくきつく抱きしめる。
「ナナセさん・・・!!」
この気持ちを、この愛しさを、この喜びを、どう伝えればいい?
いっそ身体から伝わればいいのにと、ルカはナナセをさらに強く抱きしめた。

そんなルカをナナセは優しく抱きしめ返し、額にキスをした。
「ルカ君・・動いていいですよ」
「ナナセさん・・」
「私なら大丈夫です・・だから・・ね?・・・もっと気持ち良くなって下さい・・」


ルカは身を起こすと、ゆっくりと挿送を開始した。
ギチギチと締め付けるナナセの膣に擦られ、腰の動きを早めてしまいたくなる衝動に駆られる。
しかし苦しそうなナナセを前に、その衝動を抑え込む。
「ふぅっ・・!くぅっ・・!」
眉をハの字に寄せ、必死に耐えるナナセの身体は汗に濡れてきらきらと光り、
ルカはそれを綺麗だと思った。

「あふ・・!あんっ・・!あはっ・・!」
少しずつナナセの声に甘い響きが加わる。
それに合わせてルカも腰の動きを早めていった。
「ナナセさん、まだ痛いですか?」
「痛い・・・です・・痛い・・けど・・」
明らかに痛みとは違う感覚がナナセの身体を襲っていた。
ナナセはそんな自分の身体の変化が信じられず、恥ずかしさからポロポロと涙を落とした。
「・・・どうしよう・・気持ちいい・・!気持ちイイです・・!」
ルカの顔がぱぁっと明るくなる。
腰を早め、ナナセを突き上げる。
「あん!あん!あん!あん!」
ドームの中はナナセの嬌声と、肉のぶつかり合う音で満たされた。
自分の身体に貫かれ、甘い声を上げて身体をくねらせる愛しい人。
もっと感じて欲しくて、ルカはナナセの奥の奥まで自身を滑り込ませ、粘膜を擦った。

キュウキュウ締め付けるナナセに、ルカ自身も限界が近かった。
「・・っ!・・くっ・・!」
思わず声が漏れる。
(ルカ君・・・感じてる・・?)
「ナナセさん・・!」
突き上げながら耳元でささやくルカの声は低く、いつもと違うその声はナナセをゾクリと痺れさせた。
ふと目が合い、吸い込まれるように口を重ね合う。
重ねた唇から唾液がこぼれ落ち、舌と舌が絡まり、快感はさらに高まっていく。

「・・・あ!あ!ルカ君!だめぇっ!」
ナナセの身体がガクガクと震え出す。
「・・ナナセさん?」
「だめっ・・!また、イッちゃう!イッちゃうぅぅっ!」
「いいですよ、ナナセさん、イッて下さい!」
ルカは、とっくに限界を迎えている自分自身をさらに加速させる。
ナナセの中はさらに締まり、両足はピンと伸びて身体は弓なりにしなった。そして-------
「ルカくんっ!ルカく・んっ!ルカくっ・・!イク、イク、イクぅぅぅっっっ!!!」
「くぅっ・・!ナナセ・・さ・・・!」
ナナセの膣がリズミカルに収縮を始め、ルカはたまらず欲望をナナセの中に吐きだした。
「あっ!!あっっ!!あぁぁぁーーーーーーー・・・・・・!!!」
ビュクビュクと身体の奥で熱い精液がほとばしるのを感じ、ナナセは意識を失った。

荒い呼吸の他は何も聞こえない。
しばらくしてルカはゆっくりと身体を起こした。
「・・・ナナセさん・・・?」
ぐったりと横たわるナナセを心配そうに覗き込んだルカだったが、規則的な呼吸音にほっと胸をなでおろす。
どうやら気絶して、そのまま眠ってしまったようだ。
ナナセの中からゆっくりと自身を引き抜くと、一呼吸置いてナナセの秘部から精液がコポリと溢れ、トロトロと流れ出てきた。
その光景に、また身体が熱くなるのを感じたルカだったが
今度こそそれを抑え、ルカは着ていたシャツをそっとナナセにかけた。


ナナセが目を覚ましたのは医務室のような部屋のベッドの上だった。
身体は服こそ着ていないが、きれいに拭かれており、清潔なシーツにくるまれていた。
「・・・?」
一瞬事態が飲み込めず、身を起こし、辺りを見回す。
だんだんと記憶がよみがえり、ナナセの頬が紅く染まり始めたその時
「ナナセさん?気が付きました?」
カーテンの隙間からルカが顔を覗かせた。
「ルッ・・!ルカくん・・!」
慌ててシーツを胸元に引き寄せる。
「わぁっ!失礼しました!」
ルカも慌てて顔を引っ込める。
ナナセは横のカゴに服がきちんと畳まれて入っているのに気が付き、急いでそれを着た。
「・・・ルカ君、もういいですよ」
「・・失礼します」
頬を染めながらルカがカーテンを開いた。
「身体は大丈夫ですか?」
「・・・!!」
言われて改めて先刻の情事を思いだし、ナナセの顔がさらに紅く染まった。
そんなナナセを見てルカもますます顔を赤らめる。
「・・・大丈夫・・です。・・・あの・・ルカ君が、ここまで運んでくれたんですか?」
自分より長身のナナセを運んでくるのはさぞかし大変だったろう。
しかしルカは苦笑しながらちらりと視線を泳がせ、その先にはEX-ギアが鎮座していた。
「あ・・・」
「・・すみません、非力で・・」
気まずそうに頭をかくルカに、ナナセは思わず吹き出した。
つられてルカも笑い出す。

ベッドに腰掛けているナナセの横にルカはちょこんと座り、心配そうに顔を覗き込む。
「・・どこか痛くないですか?」
「・・・少し痛いです・・あの・・」
再び真っ赤になって俯くナナセをルカはそっと抱き寄せた。
「・・・ありがとうございます。僕の気持ちに応えてくれて」
ナナセはルカの肩に頭を預けた。
「・・ごめんなさい、なかなか伝えられなくて」
「いいんです。僕は待った甲斐がありました。今こうして僕を好きと言ってくれるだけで本当に嬉しいんです。」
ナナセを抱く腕に少し力が入る。
「・・・・・ナナセさん、さっきイク時に僕の名前何度も呼んだでしょう?あの瞬間、僕がどれだけ幸せだったかわかります?」
ルカは身体を少し離し、顔から火が出そうになっているナナセの顔を見つめ、
わかんないだろうな、と苦笑すると優しく唇を重ねた。


柔らかいルカの唇を感じ、再びここで押し倒される予感にナナセの胸が甘く疼いた。
しかしルカはあっさりと身を引くと、
「それじゃ、もう帰りましょうか」と言ってにっこり笑った。
「え・・」
肩すかしをくらったナナセは面食らう。
そういえばまだあのゲームもちゃんと体感していない。
「・・・でも、もう夜ですよ?」
「えぇっ!?」
慌ててカーテンを開くと、窓の外は闇に包まれ、眼下にはフロンティアの街の灯りが瞬いていた。
いったい自分はどれだけ長い時間気絶していたのか。
色々とショックを受けたナナセはルカになだめられながら帰路についたのだった。


「ナナちゃん、ルカ君のゲームはどうだった!?」
次の日、興味津々で聞いてくるランカにナナセはしどろもどろになり、
対してルカはやけに上機嫌で、
そんな二人の様子に大体の事情を察知したミシェルとシェリルはさんざんルカをからかい、
後輩に先を越された事を知ったアルトはショックから紙飛行機を飛ばしまくり、
一人だけよく分かっていないランカは、アルトの隣でアイモを熱唱するのであった。

「ルカ君とナナちゃん、付き合うことになったんだね!
ルカ君ってずっとナナちゃんの事好きだったんだもんね・・・良かったね、アルト君!」
「・・・・・・お前なぁ、付き合うって具体的にどうとか分かってんのかよ?」
「分かってるよ!毎日デートして、おしゃべりして、・・・手とかつないじゃって、
さよならの時には・・キ・・・キキキキスとか・・・?きゃっ☆」
(こいつ、やっぱり分かってねぇ・・)


おしまい。
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