マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

6-345

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
345 :無題:2009/02/24(火) 16:45:04 ID:+SKdrkV6
・・・スミマセン、通ります。以下ダメな方、スルー願います。
・・・エロくもなければ、大作でもない。ミハクラですらない。
ミシェル生還を祈念して・・・


白い霧の中だ・・・。
独りで立っている・・・。
ここはドコだろう・・・?・・・なんで、俺こんな処にいるんだ?-------溜息。

・・・・・・ ミシェル・・・
誰かに呼ばれた気がした。
・・・・・・ 自分の名前?だっけ・・・?

・・・・・・ ミシェル・・・
どうやらそうらしい・・・。
俺の名前って、みしぇる・・・だっけ?

ミシェル・・・ミシェル・・・
そうだっけ-----姉さん?

「-----そうよ、ミシェル。忘れたの?」-------苦笑い。

・・・・・・ ああ、ごめん姉さん。・・・・忘れた、のかなぁ?

ミシェル--------・・・・
じゃあ、あの声は誰だろう?
姉さんの声とは違う・・・よなぁ?

・・・・・・ クスクスクス「可笑しな子ねぇ・・・ミシェル。あの子を、忘れてしまったの?」
「忘れたりしてないよ!!姉さん!」--------・・・・・誰だっけ・・・?

ミシェル-----!!!!
「---わぁっ!ごめん!悪かった!!」
「俺が悪かったから、そんなに怒るなヨ。」
・・・・・・ あれ・・・?
・・・・・・ 誰だっけ・・・

ミシェル・・・・・・
「泣くな!!泣くんじゃない!!」
「俺が泣かせたみたいじゃないか?!」
「・・・・・もう、泣くなよ・・・」---あれ?誰?

「ミシェル?本当にしようのない子ねぇ・・・」-----クスクスクス
「姉さん!良かった!そこに居たんだね!」
「ミシェル?思い出して。あの子を本当に忘れてしまったの?」
「忘れてないよ!!」
・・・・・・ クスクスクス「・・・じゃあ、ちゃんと思い出して。あなたと手を繋いでいてくれる子は、誰?」


手---・・・?
俺は手を見る。あれ?小さい?
姉さんを見上げる。・・・笑ってる。
姉さんと手をつないでる。嬉しい。
・・・・・・ もう片方の手もつないでる。誰と?
反対を振り返って、見上げる。霞んでる・・・・・

誰だっけ・・・・・・・・・?

でも、確かに、つながってる。安心する。-----思い出せ!忘れるな!忘れたりするものか!!
青い髪の友達。
・・・・・・ 大好きな、青い髪の持ち主。宝物だったんだ・・・綺麗な、淡く光る、不思議な。


「・・・だ・・・・好・・き・・・・・な」
・・・・・・ クラン。
そうだ-----!思い出した!クランだ!--------姉さん!!
思い出したよ!姉さん!

「・・・・・そう、良い子ね。ミシェル・・・・・」
「あなたと手を繋いでいるのは、私だけじゃ無いでしょう?」

・・・・・・ ああ、そうだね。姉さん。

思い出せて良かった。
これで、安心して寝られる。
眠い・・・・・。もう、気にする事も無い。
眠い・・・・・。気分がいい。
眠い・・・・・。


「-----寝るな!!!この、馬鹿者ーーー!!!」
!!!!!・・・何だ?!突然。・・・雷みたいだ!
バカって言う方が、バカなんだぞ?知らないのか?!

「目を覚ませ・・・・・ミシェル!!」


ゆるやかに覚醒する意識。
それと共に体中に痛みが周り始める。
「・・・っ痛ぇ・・・」
「ミシェル!」
ひとをバカにしているかの様に、明るい声。
俺は痛いんだ。明るくひとの名前呼ぶな・・・
「・・・・・バ・・カ・・・・・クラ・・ン」

「・・・ミシェル・・・」
あれ?今度は声の感じが、少し違う・・・?
何か震えてるような・・・?・・・痛い・・・
「みしぇるぅ・・・・・」
・・・・・・ !泣いてる!!ヤバイ!姉さんに怒られる!!早く謝らないと、マズイ!

視界がクリアになる。
目の前に、無機質な白い天井。だよな、多分。--------痛みが、増した。
ああ、それより、泣いてるアイツをなだめないと!
クラン!ごめん!クラン・・・・・泣くんじゃない・・・
・・・・・・ あれ・・・・・?声?
「・・・無理するな。みしぇる・・・」-----ぐすッ
無理なんかしてない。それより、泣き止め!・・・・・ひでぇ顔だぞクラン。グシャグシャだ。

泣きながら、笑ってるのか・・・・・?なんで?・・・・・痛い。
体中。腹が、痛い。


「・・・・・・ク・・ラ・ン・・・・・・・お・・・・れ・・・・・?」
「喋るな!今、ドクターを呼ぶから。」

自分の声とは思えないような、シワ嗄れた、鈍い響きの・・・声。
上手く話せない。
・・・・・・ 何だ?何が起こった?
俺は、宇宙へ放り出された筈だ。そうだ・・・・・あの時・・・・・・・死んだのか?
・・・・・・ ・・・・・痛い。
死んだら、もう少し楽になってても良さそうだ。・・・・・・・・・・・・生きてるのか?
・・・・・・ 痛い。
死んでた方がマシだったか?

・・・・・・ いや。それは無いな。・・・・・コイツの顔が見られたんだ。
生きてる方が絶対良い。-----・・・・・痛い、けど。

「・・・ク・・ラ・・・ン・・・・・」
それだけ口走るのが、精一杯だった。
もっと、伝えたい事が、有る。


看護師が医師と共に入って来て、手短かに何かをクランに説明しながら、俺の腕に何かを打った。
痛みと意識が、薄くなる・・・
クランの、半泣きの笑顔が目に入った。---・・・これは、これで、イイモン見られたのかも知れない。

意識が落ちる間際に、思った。
今度目が覚めたら、伝えよう。
泣かせてしまった事への謝罪を。手をつないでいてくれた事への感謝を。再び逢えた嬉しさを。

・・・・・・ あの言葉の、続きを。

今度こそ、きっと。
今度こそ、必ず。
今度こそ・・・・・・・。

・・・<了>です。

※続きは6-445
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