マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

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匿名ユーザー

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584 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/27(火) 08:15:08 ID:N6IDdRt+
美星学園の学食。
天然素材配合率の高さが体によいと評判で、ランチタイムは常に満員だ。
「シェリルさんって、熱気バサラに会ったことありますか?」
ナナセがシェリルに話題を振った。
「バサラさん?番組で共演したけど、すごいわよあの人。40代とは思えないパワー。リスペクトだわ」
ポテトサラダをつつきながらシェリルが答える。
「ですよねー。前のアルバム"ニューロマンサー"、朝起きるときに聴くと最高で・・」
ルカがそんなナナセをウットリと眺めている。いつものランチタイムの風景だ。

アルトは、横で盛り上がる会話にも興味なさそうに塩シャケ定食を食っていた。
さすが日系の出身なので、その箸使いは見事なもので、魚をきれいに分解しては口に運ぶ。
シェリルにとっては、その不思議な食器を使って食事ををする彼の手の動きは、とても優雅に見えた。
「・・ねえアルト。その棒で食べるの、ちょっとやらせてよ」
「棒って、ハシのことか?」
「ハシって言うのね。見てて、面白そうだったから」
「・・ほらよ」ハシを渡されたシェリルは、アルトがやっていたように片手でうまく二本の棒を持とうとしたが、当然うまくいかない。
EXギアをつけて生卵を持とうとしていたときのような、かなり難しい顔をしている。
見ていると、皿の上からジャガイモがあっちへ飛び、こっちへ飛び、大変なことになり始めている。

「あーもうっ!こうだ!こう持つんだ!ほんっとに不器用だな、お前!」
立ち上がったアルトはシェリルの後ろに回って、彼女の右手のハシの握りを直してやる。
「初めてなんだからしょうがないでしょ。アルトのくせに、えらそうなこと言わないでよね」

アルトにこうしてかまってもらうと、シェリルはとてもうれしさを感じる。
もういい加減、自分はこの男に恋をしているのだと認めなければならないのだろう。
この宇宙でおそらく彼女を「お前」と呼び捨てるただ一人の男を。
彼がすること、話すこと、すべてが彼女にとっては新鮮だ。

「ハシを使うときの力加減は、EXギアをコントロールするときにも通じるんだ。だから、練習するのも悪くないぜ」
上手に小さなジャガイモをつまんで食べることができたシェリルは、歓声を上げた。
「キャー!やった!デカルチャー!」
「最初にしてはうまいもんだ。そう不器用でもないかもな。お前」

ミハイルがテーブルの端の方から笑いながらアルトとシェリルを見ている。
彼女がアルトの使っていたハシで食事をしたと言うことの意味を、
ミハイルはちょっと面白がって考えていた。
(・・・銀河の歌姫とか言いながら、けっこうかわいいとこあるじゃないの)

「ねえアルト、次は、その豆の食べ物をちょうだいよ」
「いっ!?納豆か?これは・・・まだやめといたほうが・・・」
「何よ!アルトが食べれて、私に食べられないものなんてこの宇宙に存在しないのよ!」

いつもの、美星学園のランチタイムは過ぎていく。



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