マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

1-765

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
765 584の続編-お笑い編 2008/05/31(土) 15:40:48 ID:jr3Gc75u
美星学園の学食。
天然素材配合率の高さが体によいと評判で、今日のランチタイムも満員だ。

「アルト!これを見なさい!」
その声に、アルト、ミシェル、ルカ、ランカ、ナナセの5人が振り向いた。
一同の座ったテーブルの横に仁王立ちになったシェリルが、右手に持ったハシで、
タテになった大豆を器用につまんで、誇らしげな表情をしている。
「・・何やってんだ。お前。何となくわかるけど」あきれ顔のアルトが言った。
「私、ハシ・スティックの使い方を完全にマスターしたの。
ハードなトレーニングだったけど、でもこれで私に食べられないジャパニーズフードはないわ!」
「でもシェリルさん、こないだナットー食べて、トイレに走ってったじゃ・・」
笑いながらそう言ったルカに、シェリルの鋭い視線がニードルガンの弾頭のように突き刺さり、
思わずルカの手からクラブハウスサンドが床にポトッと落ちた。
「・・すいません、ボクが悪かったです」
ナナセが涙ぐみそうになったルカをよしよしと慰めて、同じクラブハウスサンドを1つ分けてあげた。

「あのナットーはアクシデントよ。今の私にとって最強のライバルね。ナットーは」
「俺がやめとけって言ったのに、思いっきり食ったのはお前だろ。ルカをいじめんな!」
「とにかく私、いまジャパニーズフードにすっごく興味があるのよ。
理想的な低カロリーと高タンパク。それを食べるためにハシをマスターしたの」
「フォーク一本でも食えるって教えたじゃねえかよ・・」
「・・シェリルさん・・」
アルトの横に座っているランカのシェリルへの視線は、
これと思ったら極め尽くすアーティストの情熱に対する共感に満ちている。
「ランカちゃん・・そこでリスペクトはないと思うよ」
ミハエルが言い、うんうんとうなずいたアルトは、食事を続けようとした。
「ところでアルト、今日は何を食べてるの?」
「・・ざるソバだよ。それからな」
アルトは驚くシェリルの目の前で、彼のとなりに座ったランカが食べていた天津丼のドンブリから、
すばやく米をひと粒づつつまみ、あっという間に米を10粒並べ、ニヤッと笑ってみせた。
「ハシをマスターしたって言うのは、これぐらいやってから言うんだ」
「さすがアルトね。私はまだトレーニングが足りないみたいだわ」
「あのな。俺は日本人だぞ!17年ハシで食ってんの!お前も早く食わないと、終わっちまうぞ。ランチ」
「いけない。何だったっけ。ザルソバ?有名なジャパニーズフードね」
シェリルはざるソバを持ってテーブルに戻ってくると、みんなが注目する中、しげしげとそれを眺めた。
「このスープで食べるのね。みんな、私のハシさばきを見なさい!」
そう言ったシェリルは、そばつゆの入った小さな器を持つと、
つゆをザル全体に一気にぶっかけた。

「ちょっと待てお前!その食い方はそうじゃないって・・」アルトが止めようとしたが、遅かった。
ザルの下からつゆが全部テーブルの上に流れ出してくると、
6人は軽くパニックになりながら、そばつゆの洪水をなんとか始末した。
「びっくり・・何これ!なんで下からスープが出てくるの?」
「食い方が逆なんだよ!かけるんじゃなくて、つけて食べるの!」
「知らなかったわ・・ジャパニーズフードってやっぱりディープ。デカルチャーだわ」
「お前・・何でもデカルチャーで済まそうとしてるだろ・・」
「シャラップ!きょうもアクシデントがあったけど、明日もチャレンジするわよ」
「・・シェリルさん・・」

「だからね、ランカちゃん。そこでリスペクトは・・普通ないよね?」

こうして今日も、いつもの美星学園のランチタイムは過ぎていく。

584が学食ストーリーの1作目です
ウィキ募集バナー