DMSC-02 「クロニクル・アドバンスデッキ 禁断!! レッドゾーン・イグニッション」

クロニクル・アドバンスデッキ 禁断!! レッドゾーン・イグニッション

DMSC-02 「クロニクル・アドバンスデッキ 禁断!! レッドゾーン・イグニッション」
作者:SCA6

概要

 「赤青レッドゾーン」をテーマとしたクロニクルデッキ。コンセプトは「バサラとナンバー2、二人の戦略の融合」
 20××年×月×日発売。全25種48枚入り。価格は4800円(税抜)。メインデッキ用の特性使用オーバースリーブが40枚付属、サイキッククリーチャー用の両面スリーブが8枚付属。

 「アドバンス」の名称の通り主にアドバンス構築で遊ぶことを想定しており、サイキック・クリーチャーだけでなく「ゲーム開始時にバトルゾーンに置かれるカード」にフィーチャーしたデッキとなっている。
 クロニクル最終決戦デッキの流れをくむデッキでもあり、値段もそちらと同額に設定。ド派手な大型サイキックやドラグハートをコンセプトにしていたあちらに対して、どちらかといえば小型~中型の汎用サイキックをテーマにしているのが特徴。


 例年のクロニクルデッキの仕様に合わせて、メインデッキのキラカードは10枚、超次元ゾーンは6枚に設定されている。

 長らく再録が望まれていたカードが多数収録されており、特に《熱き侵略 レッドゾーンZ》がうれしいところ。バイクの必須パーツである《超音速 ターボ3》や《暴走獣斗 ブランキー》も初再録を果たしたが、商品の構築制限ゆえにいずれもピン投に留まっている。とはいえリソース確保や打点確保につながる新規カードが多数収録されているため、そもそもデッキコンセプトとあまり嚙み合っていないので問題はないか。
 汎用カードである《瞬閃と疾駆と双撃の決断》も収録されているが、踏み倒しの対象になる3コストのコマンドが1体も収録されていないためデッキとのシナジーは薄め。

 《轟速 ザ・レッド》、《轟速 ザ・ゼット》も1枚ずつだがフレーバー再録されている。実はこれが初再録となる《轟速 ザ・ゼット》だが、もはやインフレの波に置いて行かれた感が強くもはや時機を逸したとしか言えないだろう。
 デッキの完成度よりもヒーロー性や背景ストーリーの再現に寄せられている感が強く、その構築はDMBD-14 「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」に近いものがある。とはいえ「侵略」というギミックがそもそも完成されすぎたパッケージであり、過剰な変化を必要としていないことも大きい。

 それよりも目を見張るべきは収録されているサイキック・クリーチャーの豪華さ。
 後述の諸事情ゆえに再録が絶望的と考えられていたDMEX-08 「謎のブラックボックスパック」のコラボカードが惜しむことなく一気に収録されている。シングル価格でパーツ一式を揃えるにはハードルが高かった汎用パーツであるギャンパレコラボのカードが一気に収録されているのも非常にうれしい。イラストはデュエマ調に一新されており、元のイラストがあまり好きでなかったというプレイヤーにとっても朗報だろう。

  • 余談だが、全デュエマユーザーを困惑させる謎コラボを果たした「GANG PARADE」。DMEX-08が発売して半年もたたず解散していることを皆さんご存じだろうか。超次元を使ううえでの必須パーツとなった現在の勝利セットとも言うべき3枚だが、もはや現状において再録が望み薄なのは言うまでもない。正直このコラボで誰が得をしたというのか。わざわざ超汎用サイキックとして収録する好待遇の意味はあったのか。つーかこの人たちそもそも誰?と思いながら使っているのは僕だけじゃないはず。

■収録カード(★はキラカード仕様) 枚数
■火文明 (20)
《禁断〜封印されしX〜/伝説の禁断 ドキンダムX》(新規イラスト)★ 1
《轟く侵略 レッドゾーン》(新規イラスト)★ 3
《熱き侵略 レッドゾーンZ》★ 1
《超音速 ターボ3》★ 1
《暴走獣斗 ブランキー》★ 1
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》★ 1
《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》 4
《ジ・エンド・オブ・エックス》 2
《単騎連射 マグナム》 1
《超次元キル・ホール》 2
《轟速 ザ・レッド》 1
《轟速 ザ・ゼット》 1
■水文明 (12)
《超改速 ランナーアップ》 2
《超次元バイクオウ・ホール》 4
《終末の時計 ザ・クロック》 3
《異端流し オニカマス》 2
■火/水文明 (9)
《仰ぐ侵略 レッドゾーンC》 2
《轟改速 ザ・チェイス》 4
《禁断の連射 オニカマス》 3

超次元ゾーン
■収録カード 枚数
《時空の侵略ブルーフラッグ》/《侵略の覚醒者ブラックフラッグ》 2
《STARSCREAM -ALT MODE-》/《STARSCREAM -BOT MODE-》(新規枠・イラスト)★ 1
《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》/《エンジョイプレイ!みんなの遊び場!GANG PARADE!》(新規イラスト)★ 1
《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》/《エンジョイプレイ!みんなの遊び場!GANG PARADE!》(新規イラスト)★ 1
《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》/《エンジョイプレイ!みんなの遊び場!GANG PARADE!》(新規イラスト)★ 1
《イオの伝道師ガガ・パックン》/《貪欲バリバリ・パックンガー》 1
《時空の戦猫シンカイヤヌス》/《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》 1

基本的な戦い方

「レッドゾーン」というアーキタイプの長年の欠点であった「リソース確保」という問題を「封印回収」という方法で解決したナンバー2らしいデッキ。
基本的に手札が切れることがまずなく、常に3枚以上の手札をキープして戦い続けることが可能。

とはいえ直線的な攻め方しかできないことには変わりなく、「物量」という点ではライバルであるドギラゴン系統のデッキにやはり一歩劣るのは否めない。
シールドが残っている状況で禁断解放してゴリ押す場面が非常に多く、かなりハイリスクかつピーキーなバサラらしいデッキにも仕上がっている。

バイクデッキにおいて長年4積み鉄板であった一撃奪取サイクルは大胆にも全カットされている。2→4の動きを捨て、2ターン目はメタクリーチャーの展開に徹し、3ターン目に3コストの超次元呪文からコマンドを展開するという動きを主軸としている。
正直4コストのコマンドから侵略すること自体が現代デュエマではあまりにも悠長であり、改造するとなったら真っ先に抜くことになるのが《ザバイク》と《ザ・チェイス》となるか。


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最終更新:2023年07月16日 13:48
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